表-1 試料の物理特性 図-1 土中引き抜き試験装置 図-2
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(2) り算出した.ここに,T:引抜き力(kN),A:補強材面積(m2), B:補強材幅(m),L:敷設長(m),∆L:引抜き変位(m)である. τ = T⁄(2 × A) (kPa) 2. A = B × (L − ∆L) (𝑚 ). (1) (2). 3.試験結果 図-2 に各V の下における引抜き力 T と ΔL の関 係を示す.ΔL が 12mm~15mm に達するまでは,T は単調 に増加する傾向を示し,その後に定常状態となっている.ま た,T~ΔL 曲線において ΔL の増分に対する T の増分の比率 が変わる変曲点が存在する.これは,剛性の高い補強材にお いて引抜荷重が補強材全体に伝わった段階と見て取れる.ま た,v が大きいほど, T~ΔL 曲線は上方に位置することが わかり,拘束圧依存性があることを確認した.図-3 にと ΔL の関係を示す.本室内試験の結果とともに同じ材料に対する 現場引抜き試験の結果. 図-3 引抜き抵抗と引抜き変位の関係. 3). を記載している.現場引抜き試験に. おける補強材の敷設長は 3.8~4.3mであった.室内試験の~ ΔL 曲線が,敷設長が 10 倍程度の現場引抜き試験のそれとほ とんど変わらないことが確認された.次に,V 別における ΔL と沈下量 ΔH の関係を図-4 に示す.V=10~60kPa において, 引抜き初期,供試体は収縮するが,その後,ΔL=2~5 ㎜の 範囲で膨張に転じている.これは密詰め砂の排水せん断特性 と似た挙動を示している。一方,V=80~120kPa では,引 抜き中,供試体は常に収縮挙動を示している。 図-5 に土被り厚とみかけの摩擦係数の関係を示す.この 結果より,クリンカアッシュの摩擦係数は他の盛土材料 1)と. 図-4 沈下量と引抜き変位の関係. 比べて高い値を示しており,特に土被り厚の小さい範囲でよ り高い値を示している.これは,クリンカアッシュの引抜き 特性が他の盛土材と比較して優れていることがわかる. 4.まとめ. クリンカアッシュは通常の砂質土と比較して,優. れた摩擦抵抗を発揮し,摩擦係数は補強土壁工法における設 計値を大きく上回ることが確認できた.この結果から,クリ ンカアッシュの補強土壁工法への盛土利用は摩擦係数の観点 から設計上有効であることが示唆された. [参考文献] 1) 補強土(テールアルメ)壁工法補強土設計・施 工マニュアル第 3 回改訂版,p.88,2003. 2)田坂他:固化 処理土を適用した帯鋼補強土壁における補強材の引抜き抵抗 特性と補強材長の設計, 土木学会論文集C, Vol. 66, No. 3, pp.516-529, 2010. 3) 若槻他:クリンカアッシュを盛土材 料とした補強土(テールアルメ)壁のストリップの現場引抜 き試験,第 46 回地盤工学研究発表会,2011(投稿中).. 図-5 摩擦係数と土被り厚の関係.
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