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考慮した評価法が必要と考えられた.そこで図-2 に示

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Academic year: 2022

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(1)土木学会第66回年次学術講演会(平成23年度). Ⅰ‑520. 局部腐食をともなう 局部腐食をともなう形鋼部材 をともなう形鋼部材の 形鋼部材の簡易な 簡易な圧縮耐荷力評価法 広島大学大学院 学 ○植村俊哉,同 学 福田光央, 新日本製鐵(株) 正 今福健一郎, 新日本製鐵(株) 正 久積和正, 広島大学大学院 正 藤井堅 1. はじめに. 況により,発生位置や座屈長が異なるので,それらを. 近年,経年した鋼構造物の腐食劣化が重要課題となっ. 考慮した評価法が必要と考えられた.そこで図-2 に示. ており,中小スパンの形鋼で構成されるトラス橋にお. すように,部材を長手方向に複数の要素に分割し,連. いても部材が著しく減肉した例が多数確認されている.. 続する要素の繋がりで座屈長を考慮することとする.. このような鋼部材の残存耐荷力を,精度良く評価する. 図-2 で,仮に赤枠で示される部分が局部座屈すると考. ことは難しく,特に局部的腐食を有する圧縮部材の場. えると,この区間の平均板厚と標準偏差を求め,無腐. 合には,腐食状況によって種々の局部座屈形式が生じ. 食の座屈耐荷力曲線を用いて,圧縮耐荷力を算出する.. るため,一層難しい.昨今,局部腐食を有する鋼板,. この場合,図に示すように,断面ではなく部材を構成. 鋼桁を擬似的に再現し,その耐荷力特性の解明や評価. するフランジあるいはウェブの局部座屈により耐荷力. 1),2). が行われている. が決まる場合も考えられるので,これらの板要素につ. が,局部腐食した部材の残存耐荷力評価に関する研究. いての耐荷力も求める.このとき,フランジあるいは. はまだ十分には検討されていないようである.. ウェブの板要素の評価板厚を用いて,無腐食の板の座. 方法の確立を目的とした解析的研究. そこで本研究では,局部腐食した形鋼部材の圧縮耐荷. 屈耐荷力曲線から,板要素の耐荷力を求める.この作. 力評価のために,形鋼を構成する板要素の座屈および. 業を種々の連続する要素の繋がりについて計算し,そ. 形鋼全体の座屈などの種々の座屈形式を考慮した簡易. れらの最小値を残存耐荷力として評価する.. な耐荷力評価法を提案する.. 座屈区間(要素の繋がり)が曲げ座屈を起こして崩. 2. 実験結果. 壊する場合の座屈耐荷力曲線は,無腐食鋼柱の終局強. 実験は,形鋼で構成されたトラス橋から腐食した部. 度評価式(1)により求める. 3). .ここに,λ は細長比パ. 材を切り出して行った.形鋼は,溝形鋼と等辺山形鋼. ラメータである.また,溝形,山型断面を構成する板. である.サンドブラストにより除錆し,ハンディスキ. 要素(フランジ,ウェブ)の局部座屈については,表. ャナにより部材表面座標を計測し,1mm メッシュ間隔. -1 に示すような境界条件を仮定し,福本ら 3)の無腐食. で板厚と中央面の座標を求めた.載荷試験結果から得. の強度曲線(2)および(3)を用いる.これらの式で. られた圧縮耐荷力と部材断面の最大減肉率を図-1 示す. 1. 20. ここで A0 は無腐食時の形鋼部材断面積,Amin は腐食部 材の最小断面積,P0 は無腐食部材の最高荷重,Pcr は腐. 溝形鋼. 1. 00. 山形鋼. 食部材の残存耐荷力(試験結果)である.図から圧縮耐荷 0. 80. P c r /P 0. 力は最大減肉率と相関が強く,残存耐荷力は局部的な 減肉に大きく影響されることが考えられる. 3. 残存耐荷力評価法 残存耐荷力評価法 載荷試験の結果から,図-1 中の直線は,部材が降伏. 0. 60. 0. 40. により耐荷力が決まることを意味し,この直線より上 にある試験体(青破線に囲まれる)は部材の降伏によ り最高荷重が決定されると推察できる.一方,直線よ り下にある(赤破線に囲まれる)試験体は,座屈によ. 0. 20. 0. 00 0. り最高荷重が決まる.実験では,後者の多くは局部座 屈による崩壊が確認された.また,局部座屈は腐食状. 図-1. 20. 40. 60. 80. 100. 最大減肉率(% 最大減肉率 (% ) = (A 0 - A m i n )/ A 0 ×1 0 0 最大減肉率と最高荷重の関係. キーワード 形鋼部材,局部腐食,座屈,圧縮耐荷力 連絡先. 〒739-8527 広島県東広島市鏡山 1-4-1 広島大学大学院工学研究科社会基盤環境工学専攻 TEL 082-424-7792. ‑1039‑.

(2) 土木学会第66回年次学術講演会(平成23年度). Ⅰ‑520. 表-1. 形鋼の構成プレート別評価方法 座屈部位. 境界条件. 評価式. フランジ. 3 辺単純支持. 式(2). ウェブ. 周辺単純支持. 式(3). 片面のみ. 3 辺単純支持. 式(2). 溝形鋼 山形鋼 座屈長. (λ ≤ 0.2). σ u / σ y = 1.0. ). (. 1 = 2 β − β 2 − 4λ2 2λ β = 1 + 0.224(λ − 0.2) + λ2. 座屈位置. σ u / σ y = 1.0. 図-2 評価法の概要. 0.64. = (0.7 / R ). R は,幅厚比パラメータを示す.細長比パラメータおよ び幅厚比パラメータの評価板厚には,座屈区間の平均. =. 用いて評価板厚 te (=tave-1.0σ)の場合の2種類 とした.. (1). (R ≤ 0.7) (R > 0.7). (2). (R ≤ 0.571). σ u / σ y = 1.0. 板厚 tave を用いる場合と,平均板厚 tave と標準偏差 σ を. (λ > 0.2). (3) 0.968 0.286 0.0338 − 2 − ( R > 0.571) 3 R R R. 4. 評価結果 450. 値)と圧縮試験結果(実験値)を比較して図-3,図-4. 400. に示す.平均板厚による評価(図-3)では,溝形鋼,山形. 350. 鋼ともによく対応しているが,半数の溝形鋼試験体が. 300. 過大評価となった.一方,評価板厚 te (=tave-1.0σ)の場 合は,精度は劣るもののほぼ安全側に評価できている ことがわかる.なお,山形鋼については,腐食形態が ほぼ一様に腐食している部材が多く,局部腐食したも のは少なかった.. 評価値 評価値((kN kN)). 提案する評価法による形鋼部材の圧縮耐荷力(評価. 溝形鋼 山形鋼. 250 200 150 100 50. 5. 結論. 0 0. 1)腐食部材の圧縮耐荷力は,長手方向でみた部材の最. 50. 100. 200. 250. 300. 350. 400. 450. 実験値( 実験値(kN) kN). 小断面積(最大減肉率)と相関が強い. 図-3. 2)本評価法により,局部腐食した形鋼部材の残存圧縮. 平均板厚による評価. 450. 耐荷力を評価できる.. 溝形鋼 山形鋼. 400. 3)評価板厚として te=tave-σ を用いれば,残存圧縮耐荷. 350. 参考文献 1)渡邊他:局部腐食を有する鋼 I 桁の曲げ耐力の解析 と評価方法の検討,土木学会第 56 回年次学術講演 会概要集,I-B125,2001.10.. 評価値 評価値(kN). 力をほぼ安全側に評価できる.. 300 250 200 150. 2)中沢正利:局部腐食を受けた鋼板の圧縮耐荷力特性. 100. 土木学会第 56 回年次学術講演会概要集,I-B210,. 50. 2001.10. 3)土木学会:鋼構造シリーズ 12. 150. 0. 座屈設計ガイドラ. イン改訂第 2 版,2005.10.. 0. 50. 100. 150. 200. 250. 300. 350. 実験値(kN) 実験値 図-4 評価板厚による評価. ‑1040‑. 400. 450.

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