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Abemaciclib, a CDK4/6 inhibitor, exerts preclinical activity against aggressive germinal center derived B-cell lymphomas

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Academic year: 2021

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田中 佑加 審査結果の要旨

論文審査の結果の要旨

申請者:田中 佑加 指導教員:木崎 昌弘(代表指導教員)、多林 孝之、百瀬 修二 日時:2020 年 2 月 4 日 18 時~19 時 場所:日高キャンパス教員棟 1F カンファレンスルーム 審査委員:堀江 公仁子(主査)、中村 裕一、塚崎 邦弘、茅野 秀一 審査内容: 申請者の研究歴、研究倫理に問題がないことが確認された上、申請者から研究内容についてス ライドを用いてプレゼンテーションが行われた。

申請論文は胚中心由来の高侵襲性 B 細胞リンパ腫(high-grade B-cell lymphoma, HGBL)由来の 細胞株に対する cyclin 4/6 (CDK4/6)阻害薬の抗腫瘍効果について細胞生物学的・分子生物学的解析 を行った内容であり、2019 年 12 月 9 日に Cancer Science 誌(IF: 4.751)に受理された。B 細胞リ ンパ腫のうち、diffuse large B-cell lymphoma (DLBCL)に対する標準的免疫化学療法として R-CHOP 療法があるが、オンコジーンである MYC 遺伝子転座による MYC 過剰発現がある高悪性度 B 細胞 リンパ腫の Burkitt リンパ腫 (BL)や HGBL は R-CHOP 療法抵抗性を示す。特に、MYC 転座の他、 BCL2 か BCL6 のいずれかもしくは両方の転座を有する「double hit (DH)/ triple hit (TH)」の HGBL (HGBL-DH/TH)の病型は予後不良であり、代替療法の開発が求められている。近年、Momose らは B 細胞非ホジキンリンパ腫において、細胞周期促進因子の cyclin D3 (CCND3)遺伝子変異と MYC 過剰発現性が相関することを見出した[Leukemia, 2015]。cyclin D3 の発現抑制は胚中心由来 B 細胞 リンパ腫に対して細胞死を誘導し、cyclin D3 は胚中心由来 B 細胞リンパ腫における基盤を成す分 子病態の一つと考えられることから、本研究においては HGBL 由来細胞株における cyclin D3 と複 合体を形成する CDK4/6 をターゲットとした分子標的薬の効果検討を目的とした。 方法として構造的に異なる 2 種の CDK4/6 阻害薬 palbociclib と abemaciclib を用い、胚中心由来 の HGBL 由来細胞株に対する細胞増殖やアポトーシス作用への効果を検討した。abemaciclib は検 討した全ての細胞株において著明な細胞増殖抑制とアポトーシス作用をもたらした。しかし、 abemaciclib の効果は活性化 B 細胞型 DLBCL 由来細胞株では限定的であった。palbociclib の効果 は abemaciclib と比較して部分的であった。さらに、既存の高侵襲性 B 細胞リンパ腫の遺伝子発現 解析の結果から、abemaciclib の効果は cyclin D3 の発現に依存していることが示唆された。以上か ら、本研究により、HGBL を含む難治性の胚中心由来の高侵襲性 B 細胞リンパ腫に対し、CDK4/6 阻害薬、特に abemaciclib が有望な分子標的治療の選択肢となり得る可能性が示された。 発表の後、審査委員から以下のような質問がなされた。 • HGBL or DLBCL において、cyclin 2 と cyclin 3 の発現異常は排他的か。 • BL 細胞株には cyclin 3 の発現量が高くないものもあるが、これらに対しても abemaciclib は細 胞増殖抑制やアポトーシス誘導効果を示したか?

• Western blot 解析によれば abemaciclib 処理により細胞株においてリン酸化 RB は減少している が、RB の蛋白量自体も減少しているのか?

• BL や HGBL において、染色体転座による MYC の発現異常が本質的な分子病態と考えられる が、CCND3 の異常は MYC 発現性と関わっているか?

CCND3 遺伝子と cyclin D3 蛋白質の関係についてはどうか?

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田中 佑加 審査結果の要旨 は何か? • 今後、高侵襲性 B リンパ腫の病理学的検査として、MYC, BCL2、BCL6 の FISH 検索の必要 性が高まる可能性は考えられるか? • HGBL と DLBCL の細胞形態は組織学的には異なるが、細胞株での形態の違いはどうか? • MYC 陽性 HGBL で変異頻度が多い SMARCA4 はどのような分子か? • 細胞株の識別同定・起源確認ではどのような解析が一般的であるか? • 使用した細胞株に Biosafety Level が 2 のものがあるが、それは何故か?またその取扱いの注 意点は何か? • Sanger シーケンス法の原理と次世代シーケンス法の違いは何か?

• アポトーシス解析での Annexin V 陽性とpropidium iodide陽性の意味は?

参照

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