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VSS およびディスクアレイに関する重要な注意事項

VSS 方式で Windows クライアントをバックアップする場合、スナップショットパラメータの 値について、次の点に注意してください。

[プロバイダ形式 (Provider Type)]に 3 (ハードウェア)、[スナップショット属性 (Snapshot Attribute)]に 2 (プレックス) を選択した場合、[最大スナップショット数 (イ ンスタントリカバリのみ) (Maximum Snapshots (Instant Recovery only))]パラメータ で指定した値に応じて、ディスクアレイに適切な数のクローンまたはミラーを構成する 必要があります。[最大スナップショット数 (インスタントリカバリのみ) (Maximum Snapshots (Instant Recovery only))]パラメータを 3 に設定した場合、3 つのクロー ンまたはミラーを構成する必要があります。インスタントリカバリを使用しない場合で、

[最大スナップショット数 (インスタントリカバリのみ) (Maximum Snapshots (Instant 第 3 章 ポリシーの構成 70 スナップショット方式の選択

Recovery only))]パラメータが 1 の場合は、1 つのクローンまたはミラーのみを構成 する必要があります。

また、バックアップを開始する前に、クローンまたはミラーをディスクアレイのソースデ バイスと同期化させる必要もあります。バックアップの開始前にクローンまたはミラーが 同期化されていないと、スナップショットを作成するクローンまたはミラーを VSS が選 択できません。バックアップが失敗する

[バックアップ前にミラーを同期化する (Synchronize mirror before backup)]パラメータ

(これらのデバイスが同期化されていない場合) バックアップを開始する前にプライマリデ バイスおよびミラーデバイスを自動的に同期化するかどうかを指定します。デフォルトは

[いいえ (No)]です。

[はい (Yes)]を指定すると、同期化されていないデバイスを同期化してからバックアップ を開始します。[いいえ (No)]を指定すると、同期化されていないデバイスを同期化せず にバックアップを開始します。プライマリデバイスおよびミラーデバイスが同期化されてい ない場合に[いいえ (No)]を指定すると、バックアップが失敗する場合があります。

スナップショットリソース (Snapshot Resources)

ディスクアレイ方式を構成するには、ディスクアレイのスナップショット方式の構成に関す る章を参照してください。

p.164 の 「ディスクアレイの構成作業」 を参照してください。

バックアップスクリプトの構成

スナップショット方式を使用したバックアップでは、バックアップ対象リストに指示句を追加 することによって、スナップショットの前および後にスクリプトを実行できます。手順は次の とおりです。

バックアップスクリプトを構成する方法

1 マスターサーバーで NetBackup 管理コンソールを開きます。

2 [ポリシー (Policies)]をクリックします。

3 [すべてのポリシー (All Policies)]ペインで、ポリシーの名前をダブルクリックします。

[ポリシーの変更 (Change Policy)]ダイアログボックスが表示されます。

4 [バックアップ対象 (Backup Selections)]タブをクリックします。

5 バックアップ対象リストの先頭に、次の指示句を追加します。

第 3 章 ポリシーの構成 71 バックアップスクリプトの構成

METHOD=USER_DEFINED

6 必要に応じて、次の指示句のいずれかまたは両方を追加します。

DB_BEGIN_BACKUP_CMD=your_begin_script_path DB_END_BACKUP_CMD=your_end_script_path

メモ: DB_BEGIN_BACKUP_CMD と DB_END_BACKUP_CMD の指示句は Windows クラ イアントではサポートされません。

引数は任意です。

たとえば、

この例では、バックアップ前に shutdown_db.ksh スクリプトが実行され、スナップ ショットの作成後に restart_db.ksh が実行されます。

代替クライアントバックアップの使用について

すべてのバックアップ処理が他のクライアントで処理されるため、代替クライアントによる バックアップはオフホストバックアップです。他のクライアントに作業を処理させることによっ て、元のクライアントのコンピュータリソースの負担が減少します。バックアップ I/O 処理は 代替クライアントによって行われるため、バックアップは元のクライアントにほとんど影響を 与えません。

第 3 章 ポリシーの構成 72 代替クライアントバックアップの使用について

代替クライアントによるバックアップの要件

代替クライアントによるバックアップのポリシーを構成する前に、次のことを確認してくださ い。

クライアントデータは、スナップショット方式に応じて構成する必要があります。代替ク ライアントは、スナップショットデバイス (クローン、ミラー、レプリケーションディスクなど) にアクセスできる必要があります。

FlashSnap および VVR スナップショット方式の場合、UNIX では VxVM 3.2 以上、

Linux および AIX では VxVM 4.0 以上、Windows では VxVM 3.1 以上がインストー ルされている必要があります。また、プライマリホストのディスクにボリュームを構成す る必要もあります。VxVM FlashSnap または VVR のライセンスもインストールされて いる必要があります。

プライマリクライアントおよび代替クライアントが、バックアップの対象となるファイルの ユーザーおよびグループの識別番号 (UID および GID) を取得できる必要がありま す。

Windows の代替クライアントによるバックアップでは、アーカイブビットベースの増分

バックアップはサポートされていません。代わりに、タイムスタンプに基づいた増分バッ クアップを使用します。

詳しくは、p.78 の 「ミラーベースのスナップショットの増分バックアップについて」 を参 照してください。

プライマリクライアントと代替クライアントは NetBackup の同じバージョンを実行する 必要があります。たとえば、プライマリクライアントで NetBackup の新しいバージョン を使用し、代替クライアントで以前のバージョンを使用することはサポートされていま せん。

プライマリクライアントと代替クライアントでは、同じオペレーティングシステム、ボリュー ム管理システムおよびファイルシステムが実行されている必要があります。これらの各 I/O システムコンポーネントでは、代替クライアントは、プライマリクライアントで使用さ れているのと同じレベルか、それ以上である必要があります。

表 3-2 に、サポート対象の構成を示します。

表 3-2 代替クライアントの要件

代替クライアントで必要な構成 プライマリクライアントの構

プライマリクライアントと同じバージョン以上の Windows Windows

プライマリクライアントと同じバージョン以上の Solaris Solaris

プライマリクライアントと同じバージョン以上の HP HP

プライマリクライアントと同じバージョン以上の AIX AIX

第 3 章 ポリシーの構成 73 代替クライアントバックアップの使用について

代替クライアントで必要な構成 プライマリクライアントの構

プライマリクライアントと同じバージョン以上の Red Hat Red Hat

プライマリクライアントと同じバージョン以上の SUSE SUSE

プライマリクライアントと同じバージョン以上の VxFS VxFS 3.4 以上 (HP の場合

は VxFS 3.3、AIX および Linux の場合は VxFS 4.0)

プライマリクライアントと同じバージョン以上の VxVM。

メモ: VVR 方式では、代替クライアントのバージョンはプライマリク

ライアントと同じである必要があります。

Windows の VxVM の場合、VxVM の最新の Service Pack と更 新がすべて含まれた VxVM 3.1 以降を使用してください。

p.74 の 「代替クライアントによるバックアップの構成」 を参照してく ださい。

VxVM 3.2 以上 (UNIX の場 合)

VxVM 3.1 以上 (Windows の場合)

代替クライアントによるバックアップの構成

代替クライアントによるバックアップのポリシーについて、次の選択を行います。一部のオ プションは、ハードウェアの構成と製品ライセンスによって異なります。

代替クライアントによるバックアップのポリシーを構成する方法

1 [ポリシー形式 (Policy type)]で、[標準 (Standard)]、[FlashBackup]、

[FlashBackup-Windows]、[MS-Windows]、[MS-Exchange-Server]、

[MS-SQL-Server]、[DB2]、[SAP]または[Oracle]のいずれかを選択します。

2 [スナップショットバックアップを実行する (Perform snapshot backups)]をクリックし ます。

3 [オフホストバックアップを実行する (Perform off-host backup)]をクリックします。

4 [代替クライアントの使用 (Use alternate client)]をクリックして、代替クライアントをド ロップダウンリストから選択するか、または入力します。

5 スナップショット方式を選択する場合は、[ オプション (Snapshot Client Options)]

をクリックします。

スナップショット方式: auto 方式か次の方式を選択できます。

FlashSnap: FlashSnap 機能を備えた VxVM 3.2 以上を使用して、ディスクグ ループの分割構成を行う場合に選択します。

VVR: UNIX のレプリケーションホスト用です。VVR 機能を備えた VxVM 3.2 以

上が必要です。

第 3 章 ポリシーの構成 74 代替クライアントによるバックアップの構成

VSS: Windows のボリュームシャドウコピーサービスを使用するスナップショット を作成する場合に選択します。この方式は、Windows クライアントで使用しま す。この場合、クライアントデータは、EMC 社や Hitachi 社などのディスクアレイ または Veritas Storage Foundation for Windows 4.1 以上のボリュームに格納 されます。Exchange がサポートされています。

ディスクアレイ関連のスナップショット方式。

代替クライアントによるバックアップの実行前

使用する予定のスナップショット方式に対して、ボリュームの構成の準備およびテストを行 う必要があります。

ソフトウェアベースのスナップショット方式に関する項を参照してください。

p.136 の 「ソフトウェアベースのスナップショット方式」 を参照してください。

代替クライアントによるバックアップの構成の例

次に構成の例を示します。

表 3-3 代替クライアントによるバックアップの構成 説明

構成

代替クライアント上でバックアップを実行するには、ポ リシー形式に[標準 (Standard)]を選択し、[スナップ ショットバックアップを実行する (Perform snapshot backups)]、[オフホストバックアップを実行する (Perform off-host backup)]および[代替クライアント の使用 (Use alternate client)]を選択します。次に、

代替クライアントを選択します。[スナップショットのオ プション (Snapshot Options)]ダイアログボックスで、

スナップショット方式に EMC 社の TimeFinder を指 定します。

データが Oracle データベースに存在する場合は、ポ リシー形式に[Oracle]を選択します。

クライアントデータが分割ミラーモードで EMC 社のディスクアレイ上に存在する場 合

第 3 章 ポリシーの構成 75 代替クライアントによるバックアップの構成