NetBackup Snapshot Client には、次のコンポーネントが必要です。
■ NetBackup Snapshot Client サーバーソフトウェアがインストールされたマスターサー バー。
■ NetBackup Snapshot Client ソフトウェアがインストールされ、Solaris、HP、AIX、
Linux または Windows を実行しているクライアント。
サーバーとクライアントの両方に、オペレーティングシステムとデバイスの特定のパッ チ (ホストバスアダプタ用など) が必要となる場合があります。
p.43 の 「Snapshot Client の補足情報」 を参照してください。
次の要件にも注意してください。
■ VxFS_Checkpoint スナップショット方式では、すべてのクライアントに、Storage
Checkpoint 機能を備えた VxFS 3.4 以上が必要です。
■ Snapshot Client を使用して VxFS ファイルシステムをバックアップするには、クライ
アントの VxFS ファイルシステムに、ダイナミックリンクライブラリ (DLL) のパッチを適 用している必要があります。
■ VxVM スナップショット方式では、すべてのクライアントに VxVM 3.1 以上が必要で
す。
■ FlashSnap および VVR スナップショット方式では、すべてのクライアントに VxVM
3.2 以上が必要です。それぞれの方式で、VxVM のアドオンライセンスが必要です。
■ ディスクアレイスナップショット方式では、ディスクアレイのベンダーから支援を受ける ことが必要となる場合があります。
■ NetBackup の Oracle ポリシーで、NetBackup Snapshot Client のスナップショット 機能およびオフホストバックアップ機能を使用するには、UNIX クライアントに Oracle8i 以上をインストールする必要があります。
■ HP クライアントでは、デフォルトの JFS ではなく Online JFS ファイルシステムを使
用する必要があります。
第 1 章 概要 36 Snapshot Client の要件
Snapshot Client の制限
サポート情報について詳しくは、次を参照してください。
■ サポートされているプラットフォーム、スナップショット方式、データの種類およびデー タベースエージェントおよびプラットフォームとスナップショット方式のサポートされて いるすべての組み合わせの完全なリストは、次の NetBackup 7.x Snapshot Client の互換性を参照してください。
http://www.netbackup.com/compatibility
■ 詳細情報も利用可能です。
p.43 の 「Snapshot Client の補足情報」 を参照してください。
次の制限事項に注意してください。
■ Snapshot Client では、ポリシーのバックアップ対象リストの ALL_LOCAL_DRIVES エントリはサポートされていません。
■ VxFS_Checkpoint および VxVM スナップショット方式では、VxFS マルチボリューム ファイルシステムのみがサポートされています。
■ NetBackup メディアサーバーまたはサードパーティコピーデバイス方式を使用する
場合、クライアントディスクは、SCSI またはファイバーチャネルデバイスのいずれかで ある必要があります。
■ nbu_snap、VxFS_Checkpoint、または VxVM スナップショット方式でデータムー バーを使ってオフホストバックアップを行う場合、NetBackup メディアサーバーにはス ナップショットを構成するすべてのディスクへのアクセス権がなければなりません。ディ スクは SAN に接続できます。これらのスナップショット方式を使用する場合、次のこと に注意してください。
■ nbu_snap: メディアサーバーは、使用中のディスクとキャッシュディスクにアクセス
できる必要があります。
■ VxFS_Checkpoint: メディアサーバーは、プライマリ (使用中の) ディスクにアクセ
スできる必要があります。
■ VxVM: アクセスに関する要件は、ボリュームグループのレイアウトによって異なり
ます。メディアサーバーは、スナップショットミラーボリュームを構成するすべての ディスクにアクセスできる必要があります。
■ NetBackup メディアサーバー(データムーバー)方式と VxVM または
VxFS_Checkpoint スナップショット方式での AIX 64 ビットクライアントのバックアップ は、NetBackup の状態コード 11 で失敗することがあります。このエラーは、クライア ントボリュームが Storage Foundation 5.0 MP3 で構成されている場合に発生しま す。次のような NetBackup メッセージが、ジョブの[状態の詳細 (Detailed Status)]
タブに表示されます。
12/09/2010 23:23:23 - Error bpbrm (pid=458874) from client p5201: ERR - bp_map_open, err 2059
第 1 章 概要 37 Snapshot Client の要件
このエラーは、64 ビット AIX の必須な VxVM ライブラリが適切な位置にインストール されていないので起きます。ライブラリは /opt/VRTSvxms/lib/map/aix64/ にイン ストールする必要があります。
cp /usr/lpp/VRTSvxvm/VRTSvxvm/5.0.3.0/inst_root/
opt/VRTSvxms/lib/map/aix64/* /opt/VRTSvxms/lib/map/aix64/
メモ: この問題は、5.0MP3RP3、5.1RP1、5.1SP1 以降の Storage Foundation バー ジョンで解決されました。
■ NDMP データムーバーオプションを使って、スナップショットをレプリケートするオフホ
ストバックアップの場合、制限事項の一覧については、『NetBackup Replication Director ソリューションガイド』を参照してください。
■ クラスタ環境では、ディスクアレイのスナップショット方式で作成されたバックアップに 対して、インスタントリカバリの指定した時点へのロールバックはサポートされません。
(ディスクアレイのスナップショット方式については、ディスクアレイのスナップショット方 式の構成に関する章を参照してください。)
p.158 の 「新しいディスクアレイスナップショット方式について」 を参照してください。
■ TimeFinder、ShadowImage、または BusinessCopy レガシースナップショット方式
(NetBackup メディアサーバーかサードパーティのコピーデバイスのバックアップ方式
を使用する場合) では、NetBackup クライアントにはクライアントのデータのスナップ ショットを含んでいるミラー (セカンダリ) ディスクへのアクセス権がなければなりませ ん。また、NetBackup クライアントは、プライマリディスクにアクセスできる必要がありま す。NetBackup メディアサーバーは、ミラー (セカンダリ) ディスクだけにアクセスでき る必要があります。
■ TimeFinder、ShadowImage または BusinessCopy レガシースナップショット方式で は、Volume Manager ディスクグループは、同じベンダー製のディスクで構成されて いる必要があります。
■ NetBackup メディアサーバーのオフホストバックアップ方式は、クライアント重複排除
を使うクライアントをサポートしません。クライアントの重複排除が有効になっている場 合は、ポリシーの[属性 (Attributes)]タブの[クライアント側の重複排除を無効化する (Disable client-side deduplication)]を選択する必要があります。
■ NetBackup メディアサーバーまたはサードパーティのコピーデバイスのバックアップ
方式を使用する場合、ディスクは、シリアル番号の照会に対して SCSI シリアル番号 を戻す (シリアル化) か、または SCSI Inquiry コマンドでページコード 0x83 をサポー トしている必要があります。
■ サードバーティコピーデバイスのオフホストバックアップでは、多重化はサポートされ ていません。
第 1 章 概要 38 Snapshot Client の要件
■ 代替クライアントによるバックアップでは、プライマリクライアントおよび代替バックアッ プクライアントが、ファイルのユーザーおよびグループの識別番号 (UID および GID) を取得できる必要があります。
■ サードパーティコピーデバイスのオフホストバックアップでは、インラインテープコピー (Vault では複数のコピーと呼ばれる) はサポートされていません。
■ AIX (4.3.3 以上) を実行しているメディアサーバーの場合、次のことに注意してくださ
い。
■ クライアントは Solaris、HP または AIX である必要があります。
■ バックアップで Extended copy コマンドを送信する場合は、テープまたはディス クの LUN を使用する必要があります。
■ テープは、サードパーティコピーを実行可能な、ファイバーチャネルと SCSI 間の ルーターに接続する必要があります。ルーターは、テープの LUN に送信された Extended Copy コマンドをインターセプトできる必要があります。
■ mover.conf ファイルに、コントローラパスではなく、テープパスが定義されている 必要があります。
Snapshot Client の用語
表 1-4 に、NetBackup Snapshot Client で使われる用語を示します。NetBackup の他 の用語については、NetBackup オンライン用語集を参照してください。
表 1-4 Snapshot Client の用語 定義
用語
代替クライアントが、別のクライアントの代わりにバックアップを実行します。
代替クライアントによるバック アップ
NetBackup クライアントの代わりにバックアップを管理するホストを示す一般用語。このエージェ
ントは、他のクライアント、NetBackup メディアサーバー、サードパーティコピーデバイスまたは NAS ファイラのいずれかです。
バックアップエージェント (backup agent)「サードパー ティコピーデバイス (third-party copy device)」も 参照。
EMC 社のディスクアレイ内のミラー構成のミラーディスク (「ミラー (mirror)」を参照)。BCV は
「Business Continuance Volume」の略称です。
BCV
SAN ネットワークにおいて、SCSI デバイスをファイバーチャネルに接続する機器。サードパー
ティコピーデバイスは、ブリッジの一部または他のデバイスの一部として実装できます。すべて のブリッジがサードパーティコピーデバイスとして機能するわけではありません。
ブリッジ (bridge)
第 1 章 概要 39 Snapshot Client の用語
定義 用語
コピーオンライトスナップショット方式では、スナップショットの存続中は、個別の作業領域がディ スク上に必要となります。この領域はキャッシュと呼ばれます。このスナップショット方式では、
ファイルシステムの動作によって変更されるクライアントデータブロックのコピーを、キャッシュを 使用して格納します。このキャッシュは、重要なデータが含まれていない raw ディスクパーティ ションである必要があります。キャッシュを使う場合、このスナップショット方式では、キャッシュに 現在格納されているすべてのデータが上書きされます。
p.311 の 「コピーオンライトの動作方法」 を参照してください。
キャッシュ (cache)
「サードパーティコピーデバイス (Third-Party Copy Device)」を参照。
Copy Manager
NetBackup Snapshot Client でサポートされている 2 種類のスナップショットの 1 つ (「ミラー (mirror)」も参照)。ミラーとは異なり、コピーオンライトはクライアントのデータの別コピーを作成 しません。コピーオンライトが有効になった時点以降の、ブロック単位の記録を作成します。こ の記録には、クライアントのデータ内のどのブロックが変更され、どのブロックが変更されていな いかが示されます。バックアップアプリケーションでは、この記録を使用してバックアップコピー が作成されます。また、コピーオンライトスナップショットは、領域最適化スナップショット、領域 効率化スナップショット、チェックポイントなどとも呼ばれます。
コピーオンライト
サードパーティコピーデバイスまたは NetBackup メディアサーバーによって実行されるコピー 操作。
データの移動
NetBackup クライアントの代わりにバックアップを管理するホストまたはエンティティ。データムー バーは、NetBackup メディアサーバー、サードパーティコピーデバイスまたは NAS ファイラの いずれかにすることが可能です。
データムーバー
LUN、論理ボリューム、vdisk、BCV、STD のいずれかを表す一般用語。
デバイス
プライマリディスクとミラーディスクの関連付けなどを行うために編成されるディスクの集合。ベン ダー固有のコマンドを使います。「ミラー (mirror)」および「ボリュームグループ (volume group)」
を参照してください。
ディスクグループ (disk group)
ファイルのために割り当てられた連続するディスクブロックのセット。
■ デバイス識別子
■ 開始ブロックアドレス (デバイスにおけるオフセット)
■ 長さ (連続するブロックの数)
Snapshot Client のマッピング方式によってエクステントのリストが決定され、そのリストがバック アップエージェントに送信されます。
エクステント (extent)
以前の Fast Mirror Resynchronization (FMR)。VxVM FastResync は、ミラーの高速かつ効 率的な再同期化を実行します。NetBackup のインスタントリカバリ機能は、FastResync を使 用して、ある特定の時点での実稼働ディスクボリュームのコピーを作成し、保持します。
FastResync (VxVM)
光ケーブルまたは銅線ケーブルで構成され、ファイバーチャネルプロトコルを使用する高速ネッ トワークの一種。NetBackup Snapshot Client では、アービトレーテッドループ環境とスイッチ 型ファブリック (スイッチ型ファイバーチャネル) 環境の両方がサポートされています。
ファイバーチャネル定義済み
第 1 章 概要 40 Snapshot Client の用語