Fast Mirror Resynchronization (FMR) は、Veritas Volume Manager の別の 製品です。
3 メディアサーバーまたはサードパーティコピー方式を使用する場合は、ディスクグ ループを構成するディスクが特定の要件を満たしている必要があります。
p.245 の 「メディアサーバー方式とサードパーティコピーデバイス方式のディスク要 件」 を参照してください。
VxVM インスタントスナップショットについて
Snapshot Client では、Volume Manager 4.0 に含まれる 2 種類のスナップショットボ リューム (フルサイズスナップショットと領域最適化スナップショット) もサポートされていま す。これらのボリュームには、従来のサードミラースナップショットと比較して、すぐに使用 できる、構成と管理が簡単である、などの利点があります。
■ フルサイズスナップショット
この形式のスナップショットボリュームは、VxVM サードミラーボリュームスナップショッ トモデルの 1 つです。スナップショットプレックスが作成された直後に、スナップショッ トボリュームがアクセス可能になります。このボリュームは、従来のサードミラーボリュー ムと同様に、再同期化後に別のディスクグループに移動したり、独立したボリュームに 変更できます。
■ 領域最適化スナップショット
この形式のスナップショットボリュームには、スナップショット作成中に変更されたブロッ クだけが含まれます。変更されたブロックは、ストレージキャッシュ (キャッシュオブジェ クト) に格納されます。このキャッシュのサイズは、スナップショットの作成時に構成で きます。このボリュームは、非常に高速に作成でき、ディスク領域が最小限で済みま す。このボリュームは、別のディスクグループに移動したり、独立したボリュームに変更 できないことに注意してください。
インスタントスナップショットボリュームの詳細および構成方法については、『Veritas Volume Manager 管理者ガイド』を参照してください。
VxVM ボリュームを構成し、NetBackup のスナップショット方式として VxVM、FlashSnap または VVR を選択すること以外に、NetBackup では特別なパラメータは必要ありませ ん。
領域最適化スナップショット
VxVM の領域最適化スナップショット機能を使用する場合、スナップショット用のキャッシュ
オブジェクトを作成する必要があります。
p.111 の 「領域最適化スナップショットの作成」 を参照してください。
FlashSnap について
FlashSnap では、Veritas Volume Manager (VxVM) の Persistent FastResync 機能、
およびディスクグループの分割および結合機能が使用されます。
FlashSnap スナップショット方式は、分割ミラー構成での代替クライアントによるバックアッ
プだけに使用できます。
p.28 の 「代替クライアントによるバックアップの分割ミラーの例」 を参照してください。
FlashSnap では、VxVM フルサイズスナップショットはサポートされていますが、領域最 適化スナップショットはサポートされていません。さらに、FlashSnap は共有ディスクグ ループの VxVM ボリュームをサポートします。サポート構成については、『NetBackup 7.x Snapshot Client 互換性リスト (NetBackup 7.x Snapshot Client Compatibility List)』
を参照してください。
FlashSnap のボリュームのテスト
FlashSnap スナップショット方式を使用して代替クライアントによるバックアップを実行す る前に、この項で示す手順に従って FlashSnap ボリューム構成をテストします。ボリュー ムを含むディスクを代替クライアントに移動 (デポートおよびインポート) しても、エラーが 発生しないことを確認する必要があります。
たとえば、バックアップボリュームを含んでいるディスクに、バックアップディスクにはない ディスクにもまたがるボリュームの一部が含まれる場合に、バックアップディスクは新しい ディスクグループには分割できず、デポートできません。ディスクグループをデポートする と、そのディスクグループにアクセスできなくなります。
ディスクグループのデポートについて詳しくは、『Veritas Volume Manager 管理者ガイ ド』を参照してください。
次の手順について詳しくは、『Veritas FlashSnap ポイントインタイムコピーソリューション 管理者ガイド』を参照してください。
UNIX で FlashSnap のボリュームをテストする方法 1 プライマリホストで、次の手順を実行します。
第 7 章 ソフトウェアベースのスナップショット方式の構成 147 ソフトウェアベースのスナップショット方式
■ ボリュームに DCO ログを追加します。
vxassist -g diskgroup addlog volume logtype=dco
■ ボリュームで FastResync を有効にします。
vxvol -g diskgroup set fastresync=on volume
■ 新しいスナップショットミラーを作成します。
vxassist -g diskgroup -b snapstart volume
■ プライマリボリュームからスナップショットボリュームを作成します。
VxVM 5.x で作成されたディスクグループの場合:
vxassist -g diskgroup snapshot volume snap_volume
メモ: 15 文字未満のボリューム名を選択します。ボリューム名には文字の接頭辞 または接尾辞が付加されるため、ボリューム名の長さが増えます。長いボリュー ム名を選択すると、スナップショットジョブが失敗する場合があります。
VxVM 4.x で作成されたディスクグループの場合:
vxsnap -g diskgroup snapshot volume snap_volume VxVM 3.x で作成されたディスクグループの場合:
vxassist -g diskgroup snapshot volume snap_volume
■ スナップショットボリュームを含むディスクを別の (分割された) ディスクグループ に移動します。
vxdg split diskgroup split_diskgroup snap_volume
ボリュームが適切に構成されていない場合、次のようなエラーメッセージが表示 される場合があります。
host-name# vxdg split lhdvvr lhdvvr_split SNAP-emc_concat vxvm:vxdg: ERROR: vxdg split lhdvvr lhdvvr_split failed vxvm:vxdg: ERROR: emc_dis05 : Disk moving, but not all subdisks on it
■ ディスクおよびディスクに割り当てられたボリュームのレイアウトを再度確認し、必 要に応じて不要なボリュームを他のディスクに再度割り当てます。
第 7 章 ソフトウェアベースのスナップショット方式の構成 148 ソフトウェアベースのスナップショット方式
分割可能なディスクグループと分割できないディスクグループの例については、
『Veritas FlashSnap ポイントインタイムコピーソリューション管理者ガイド』を参 照してください。
■ 分割されたディスクグループをデポートします。
vxdg deport split_diskgroup
2 セカンダリホストで、次の手順を実行します。
■ プライマリホストからデポートされたディスクグループをインポートします。
vxdg import split_diskgroup
■ インポートしたボリュームを有効にします。
vxrecover -g split_diskgroup -m snap_volume
■ ボリュームを起動します。
vxvol -g split_diskgroup start snap_volume
これらのコマンドが正常に実行された場合、ボリューム設定は適切です。
3 このテストを行った後、元の構成を、ボリュームをテストする前の状態に再構成する 必要があります。
■ 代替クライアント上でディスクグループをデポートします。
■ プライマリクライアント上でディスクグループをインポートします。
■ 元のボリュームグループをリカバリおよび結合します。
p.283 の 「削除されないスナップショットの識別と削除」 を参照してください。
Windows で FlashSnap のボリュームをテストする方法 1 プライマリホストで、次の手順を実行します。
■ スナップショットミラーを作成します (作成されていない場合)。
vxassist snapstart ¥Device¥HarddiskDmVolumes¥diskgroup¥volume
■ プライマリボリュームからスナップショットボリュームを作成します。
vxassist snapshot ¥Device¥HarddiskDmVolumes¥diskgroup¥volume DrivePath=C:¥Temp¥Mount SNAP-Volume
■ スナップショットボリュームを含むディスクを別の (分割された) ディスクグループ に移動します。
第 7 章 ソフトウェアベースのスナップショット方式の構成 149 ソフトウェアベースのスナップショット方式
ディスクグループも、このコマンドの実行後にデポートされます。
vxdg -g DskGrp -n SPLIT-DskGrp split
¥Device¥HarddiskDmVolumes¥diskgroup¥snap_volume
2 セカンダリホストで、次の手順を実行します。
■ デポートされたディスクグループがセカンダリホスト上で認識できるように再スキャ ンします。
vxassist rescan
■ プライマリホストからデポートされたディスクグループをインポートします。
vxdg -g split_diskgroup import
■ スナップショットボリュームを空の NTFS ディレクトリに割り当てます。
次の例では、C:¥Temp¥Mount を使用します。
vxassist assign ¥Device¥HarddiskDmVolumes¥split_diskgroup
¥snap_volume DrivePath=C:¥Temp¥Mount
これらのコマンドが正常に実行された場合、ボリューム設定は適切です。
VVR について
VVR スナップショット方式 (UNIX クライアント専用) は、VxVM の別ライセンスコンポーネ
ントである Veritas Volume Replicator に依存しています。Volume Replicator によっ て、リモートサイトのデータの一貫性のあるコピーが保持されます。Volume Replicator について詳しくは、『Veritas Volume Replicator 管理者ガイド』を参照してください。
VVR スナップショット方式は、データレプリケーション構成での代替クライアントによるバッ クアップだけに使用できます。
p.31 の 「データレプリケーションを使った代替クライアントによるバックアップの例 (UNIX のみ)」 を参照してください。
VVR では、VxVM のリモートレプリケーション機能が使用されます。バックアップ処理は、
プライマリホストまたはプライマリクライアントではなく、代替クライアントによってレプリケー ションサイトで実行されます。
VVR では VxVM インスタントスナップショットがサポートされています。
p.146 の 「VxVM インスタントスナップショットについて」 を参照してください。
第 7 章 ソフトウェアベースのスナップショット方式の構成 150 ソフトウェアベースのスナップショット方式