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STONITHの構成

ドキュメント内 High Availability ガイド (ページ 96-101)

フェンシングを構成するには、複数のSTONITHリソースを構成する必要があ ります。stonithdデーモンでは構成は不要です。すべての構成はCIBに保存さ れます。STONITHリソースはクラスstonithのリソースです(17.1項 「サポー トされるリソースエージェントクラス」(201 ページ)を参照)。STONITHリソー スはSTONITHプラグインのCIBでの表現です。フェンシング操作の他、

STONITHリソースはその他のリソースと同様、開始、停止、監視できます。

STONITHリソースの開始と停止とは、この場合STONITHの有効化と無効化を

意味します。開始と停止は管理上の操作であるため、フェンシングデバイス 自体での操作にはなりません。ただし、監視はデバイス状態に反映されます。

STONITHリソースはその他のリソースと同様にして構成できます。リソース

の構成については、4.3項 「STONITHリソースの作成」

(38 ページ)または5.4

項 「STONITHリソースの作成」

(67 ページ)を参照してください。

パラメータ(属性)のリストは、それぞれのSTONITHの種類に依存します。特 定のデバイスのパラメータ一覧を表示するには、stonithコマンドを実行し ます。

stonith -t stonith-device-type -n

たとえば、ibmhmcデバイスタイプのパラメータを表示するには、次のように 入力します。

stonith -t ibmhmc -n

デバイスの簡易ヘルプテキストを表示するには、-hオプションを使用します。

stonith -t stonith-device-type -h

8.3.1 STONITHリソースの構成例

以降では、crmコマンドラインツールの構文で作成された構成例を紹介しま す。これを適用するには、サンプルをテキストファイルに格納して(sample

.txtなど)、実行します。

crm < sample.txt

crmコマンドラインツールでのリソースの構成については、第5章

クラスタリ ソースのコマンドラインからの設定

(61 ページ)を参照してください。

警告: テスティングの構成

次の例の一部は、説明およびテストのみを目的としています。テスティン グの構成例を実際のクラスタシナリオで使用しないでください。

8.1

テスティングの構成

configure

primitive st-null stonith:null \ params hostlist="node1 node2"

clone fencing st-null commit

8.2

テスティングの構成 別の構成:

configure

primitive st-node1 stonith:null \ params hostlist="node1"

primitive st-node2 stonith:null \ params hostlist="node2"

location l-st-node1 st-node1 -inf: node1 location l-st-node2 st-node2 -inf: node2 commit

この構成例は、クラスタソフトウェアに関してはまったく問題ありません。

実際の構成との違いは、フェンシング操作が行われないことだけです。

8.3

テスティングの構成

より現実的な例として、次のexternal/ssh構成を挙げます。これもテスト目的の みです。

configure

primitive st-ssh stonith:external/ssh \ params hostlist="node1 node2"

clone fencing st-ssh commit

これもノードをリセットできます。この構成は、null STONITHデバイスを利 用する最初の例と非常によく似ています。この例では、クローンが使用され ています。これはCRM/Pacemakerの機能です。クローンは基本的にショート カットで、n個の同一リソースに別の名前を付けて定義しなくても、1つのク ローンされたリソースで足ります。クローンの最もよく使われる方法は、

STONITHデバイスがすべてのノードからアクセスできる場合、STONITHリ

ソースとともに使用することです。

8.4 IBM RSA

ライトアウトデバイスの構成

実際のデバイス構成とはそれほど違いはありませんが、一部のデバイスには より多くの属性が必要となります。IBM RSAライトアウトデバイスは、次の ようにして構成できます。

configure

primitive st-ibmrsa-1 stonith:external/ibmrsa-telnet \ params nodename=node1 ipaddr=192.168.0.101 \

userid=USERID passwd=PASSW0RD

primitive st-ibmrsa-2 stonith:external/ibmrsa-telnet \ params nodename=node2 ipaddr=192.168.0.102 \

userid=USERID passwd=PASSW0RD

location l-st-node1 st-ibmrsa-1 -inf: node1 location l-st-node2 st-ibmrsa-2 -inf: node2 commit

この例では、STONITH操作は一定の確率で失敗するため、location制約が使用 されています。したがって、実行側でもあるノード上のSTONITH操作は信頼 できません。ノードがリセットされていない場合、フェンシング操作結果に ついて通知を送信できません。これを実行する方法は、操作が成功すると仮 定して事前に通知を送信するほかありません。しかし操作が失敗すると、問 題が発生します。このため、stonithdは通例、ホストの終了を拒否します。

8.5 UPS

フェンシングデバイスの構成

UPSタイプのフェンシングデバイスの構成は、上記の例と同様で、詳細は読

者への演習とします。UPSデバイスはすべてフェンシングに同一のメカニズ ムを採用していますが、デバイス自身へのアクセス方法が異なります。旧式 のUPSデバイス(プロフェッショナル向けとされていたもの)は通常、シリアル ポートが1つだけで、特殊なシリアルケーブルを使用して1200ボーで接続され ています。新型の多くにはまだシリアルポートがありますが、USBインタ フェースまたはEthernetインタフェースも備えています。使用できる接続の種 類は、プラグインが何をサポートしているかによります。

たとえば、apcmasterをapcsmartデバイスと、stonith -t

stonith-device-type -nコマンドを使用して比較します。

stonith -t apcmaster -h

次の情報が返されます。

STONITH Device: apcmaster - APC MasterSwitch (via telnet) NOTE: The APC MasterSwitch accepts only one (telnet) connection/session a time. When one session is active, subsequent attempts to connect to the MasterSwitch will fail.

For more information see http://www.apc.com/

List of valid parameter names for apcmaster STONITH device:

ipaddr login

password

今度は次のコマンドを使用します。

stonith -t apcsmart -h

次の結果が得られます。

STONITH Device: apcsmart - APC Smart UPS (via serial port - NOT USB!).

Works with higher-end APC UPSes, like Back-UPS Pro, Smart-UPS, Matrix-UPS, etc.

(Smart-UPS may have to be >= Smart-UPS 700?).

See http://www.networkupstools.org/protocols/apcsmart.html for protocol compatibility details.

For more information see http://www.apc.com/

List of valid parameter names for apcsmart STONITH device:

ttydev hostlist

最初のプラグインは、ネットワークポートとtelnetプロトコルを持つAPC UPS をサポートします。2番目のプラグインはAPC SMARTプロトコルをシリアル

回線で使用します。これはその他多数のAPC UPS製品ラインでサポートされ ているものです。

8.3.2 制約とクローン

8.3.1項 「STONITHリソースの構成例」 (87 ページ)で、STONITHリソースを

制約、クローン、またはその両方を使用して構成する方法をいくつか説明し ました。構成にどちらの構成を使用するかは、いくつかの要因(フェンシング デバイスの性質、デバイスで管理されるホスト数、クラスタノード数)によっ て決まり、また個人の好みにも左右されます。

まとめると、クローンを構成で安心して使用でき、構成が縮小される場合は、

クローンされたSTONITHリソースを使用します。

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