前のコマンドは「プリミティブ」に名前myIPを設定します。クラス(こ こではocf)、プロバイダ(heartbeat)、およびタイプ(IPaddr)が必要 です。さらに、このプリミティブではIPアドレスのようなパラメータを 予期します。アドレスをセットアップに合わせて変更する必要がありま す。
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行った変更を表示して確認します。crm(live)configure# show
XML構造を表示するには、次を使用します。
crm(live)configure# show xml
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変更をコミットして反映させます。crm(live)configure# commit
5.3.1 LSB 初期化スクリプト
すべてのLSBスクリプトは一般にディレクトリ/etc/init.dにあります。い くつかのアクションが実装され、少なくともstart、stop、restart、
reload、force-reload、statusが実装されている必要があります(http://
www.linux-foundation.org/spec/refspecs/LSB_1.3.0/gLSB/gLSB/
iniscrptact.htmlで説明)。
これらのサービスの構成は標準化されていません。LSBをHigh Availabilityと ともに使用する場合、それぞれのスクリプトの構成方法を理解してください。
これについてのマニュアルは、/usr/share/doc/packages/PACKAGENAME の対応するパッケージのマニュアルにあることがあります。
注意: 高可用性で使用されるサービスは変更しないでください
High Availabilityとともに使用する場合、サービスはどのような方法でも変
更してはいけません。ブート、再起動、または手動でも開始または停止も してはいけないということです。ただし、サービスが適切に構成されてい るか確認したい場合は手動で開始しますが、High Availabilityが起動する前 に停止してください。LSBリソースを使用する前に、このリソースの構成が存在し、すべてのクラ
スタノードで同一であることを確認してください。構成はHigh Availabilityに よって管理されません。自分自身で管理する必要があります。5.3.2 OCFリソースエージェント
すべてのOCFエージェントは/usr/lib/ocf/resource.d/heartbeat/に あります。これらはLSBスクリプトと同様の機能を持つ小規模なプログラム です。ただし、構成は常に環境変数で実行されます。すべてのOCFリソース エージェントは少なくともstart、stop、status、monitor、meta-data のアクションを持つ必要があります。meta-dataアクションは、エージェン トの構成方法についての情報を取得します。たとえば、IPaddrエージェント について詳細を知りたい場合は、次のコマンドを使用します。
OCF_ROOT=/usr/lib/ocf /usr/lib/ocf/resource.d/heartbeat/IPaddr meta-data
シンプルなXMLフォーマットに多くの情報が出力されます。出力はra-api-1
.dtd DTDで検証できます。基本的に、このXMLフォーマットには3つのセク
ションがあります。最初ははいくつかの共通の説明、2番目は使用できるすべ てのパラメータ、最後はこのエージェントの使用できるアクションです。この出力は機械が読み取れる形式で、理解は困難です。このため、crmツー ルにはraコマンドがあり、リソースエージェントに関する別の情報を取得し ます。
# crm
crm(live)# ra crm(live)ra#
コマンドclassesは、すべてのクラスとプロバイダのリストを返します。
crm(live)ra# classes stonith
lsb
ocf / lvm2 ocfs2 heartbeat pacemaker heartbeat
クラス(およびプロバイダ)に使用できるすべてのリソースエージェントの概要 を取得するには、listを使用します。
crm(live)ra# list ocf
AudibleAlarm ClusterMon Delay Dummy
Filesystem ICP IPaddr IPaddr2
IPsrcaddr IPv6addr LVM LinuxSCSI
MailTo ManageRAID ManageVE Pure-FTPd
Raid1 Route SAPDatabase SAPInstance
SendArp ServeRAID SphinxSearchDaemon Squid
...
リソースエージェントの詳細情報は、metaで表示できます。
crm(live)ra# meta Filesystem ocf heartbeat
Filesystem resource agent (ocf:heartbeat:Filesystem)
Resource script for Filesystem. It manages a Filesystem on a shared storage medium.
Parameters (* denotes required, [] the default):
...
ビューアはQを押して終了できます。構成の例は、第6章 シンプルなテスティ ングリソースのセットアップ
(77 ページ)を参照してください。
5.3.3 NFS サーバの構成例
NFSサーバをセットアップするには、ファイルシステムリソース、drbdリソー
ス、NFSサーバのグループとIPアドレスの3つのリソースが必要です。次のサ ブセクションでは、セットアップ方法を示します。ファイルシステムリソースのセットアップ
filesystemリソースはOCFプリミティブリソースとして構成されます。開
始および停止の要求時に、デバイスをディレクトリにマウントおよびアンマ ウントするタスクを担当しています。この場合、デバイスは/dev/drbd0で マウントポイントとして使用するディレクトリは/srv/failoverです。使 用されるファイルシステムはxfsです。次のコマンドをcrmシェルで使用して、ファイルシステムリソースを構成し ます。
crm(live)# configure
crm(live)configure# primitive filesystem_resource \ ocf:heartbeat:Filesystem \
params device=/dev/drbd0 directory=/srv/failover fstype=xfs
drbdの構成
drbd High Availability構成を開始する前に、drbdデバイスを手動でセットアッ
プします。基本的には、これは/etc/drbd.confでdrbdを構成し、同期させ ています。drbd構成の正確な手順は、Storage Administration Guideに記載され ています。ここでは、両方のクラスタノードの/dev/drbd0デバイスでアク セスされる、リソースr0を構成したと仮定します。drbdリソースはOCFマスタスレーブリソースです。これはdrbd RAのメタデー
タの説明にあります。ただし、より重要なことは、メタデータのactionsセ クションにはpromoteとdemoteアクションがあることです。これらはマス タスレーブリソースに必須で、その他のリソースでは一般に利用できません。High Availabilityについては、マスタスレーブリソースは別のノードに複数の
マスタを持つことがあります。マスタトスレーブを同じノードに持つことも できます。このため、このリソースをただ1つのマスタとスレーブを持ち、そ れぞれが別のノードで実行するように構成します。masterリソースのmeta属 性でこれを実行します。マスタスレーブリソースはHigh Availabilityでのクロー ンリソースの特殊な種類です。マスタとスレーブはそれぞれクローンとして カウントされます。次のコマンドをcrmシェルで使用して、マスタスレーブリソースを構成しま す。
crm(live)# configure
crm(live)configure# primitive drbd_r0 ocf:heartbeat:drbd params crm(live)configure# ms drbd_resource drbd_r0 \
meta clone_max=2 clone_node_max=1 master_max=1 master_node_max=1 notify=true crm(live)configure# commit
NFSサーバとIPアドレス
NFSサーバを常に同じIPアドレスで使用できるようにするため、マシンが通常
操作に使用するアドレスのほかに追加のIPアドレスを使用します。このIPアド レスは、システムのIPアドレスに加えてアクティブなNFSサーバに割り当てら れます。NFSサーバとNFSサーバのIPアドレスは常に同じマシン上でアクティブにする
必要があります。この場合、開始順序はそれ程重要ではありません。同時に 開始してかまいません。これはグループリソースの代表的な要件です。High Availability RA構成を開始する前に、NFSサーバをYaSTで構成します。
システムでNFSサーバを起動させないでください。環境設定ファイルをセッ トアップするだけにします。この作業を手動で行うには、マニュアルページ のexports(5) (man 5 exports)を参照してください。環境設定ファイルは/etc/
exportsです。NFSサーバはLSBリソースとして構成されます。
IPアドレスをHigh Availability RA構成で完全に構成します。システムではこれ
以外の変更は不要です。IPアドレスRAはOCF RAです。crm(live)# configure
crm(live)configure# primitive nfs_resource lsb:nfsserver
crm(live)configure# primitive ip_resource ocf:heartbeat:IPaddr \ params ip=10.10.0.1
crm(live)configure# group nfs_group nfs_resource ip_resource crm(live)configure# commit
crm(live)configure# end crm(live)# quit