パート III ストレージおよびデータレプリケーション 109
12.6 追加情報
OCFS2の使用の詳細については、 OCFS2 project at Oracle [http://oss
.oracle.com/projects/ocfs2/documentation/]
にある『OCFS2 User
Guide [http://oss.oracle.com/projects/ocfs2/]』を参照してくだ
さい。13
クラスタ LVM
クラスタ上の共有ストレージを管理する場合、ストレージサブシステムに行っ た変更を各ノードに伝える必要があります。Linux Volume Manager 2 (LVM2) はローカルストレージの管理に多用されており、クラスタ全体のボリューム グループのトランスペアレントな管理をサポートするために拡張されていま す。クラスタ化されたボリュームグループを、ローカルストレージと同じコ マンドで管理できます。
cLVMを実装するには、Fire Channel、FCoE、SCSI、またはiSCSI SANやDRBD
で提供されている共有ストレージセットアップが使用できなければなりませ ん。cLVMは内部でクラスタスタックのDistributed Lock Manager (DLM)コンポーネ
ントを使用して、LVM2メタデータへのアクセスを調整します。DLMはフェ ンシングなどのスタック内の他のコンポーネントに統合されるので、共有ス トレージの整合性は常に保護されます。cLVMは共有データへのアクセスを自身では調整しません。調整するために
は、OCFS2または他のクラスタ2対応アプリケーションをcLVMの管理対象ス トレージ上に設定する必要があります。13.1 cLVM の環境設定
クラスタ対応のボリュームグループをセットアップするには、次のタスクを 正しく完了する必要があります。
1 LVM2のロックタイプをクラスタ対応になるように変更します。
ファイル/etc/lvm/lvm.confを編集し、次の行を探します。
locking_type = 1
ロックタイプを3に変更し、環境設定をディスクに書き込みます。この 環境設定をすべてのノードにコピーします。
2 clvmdリソースをペースメーカーの環境設定でクローンとして保存し、
DLMクローンリソースに依存させます。これはcrm環境設定シェルの典
型的なsnippetです。primitive dlm ocf:pacemaker:controld primitive clvm ocf:lvm2:clvmd \
params daemon_timeout="30"
clone dlm-clone dlm \
meta target-role="Started" interleave="true" ordered="true"
clone clvm-clone clvm \
meta target-role="Started" interleave="true" ordered="true"
colocation colo-clvm inf: clvm-clone dlm-clone order order-clvm inf: dlm-clone clvm-clone ...
次に進む前に、クラスタ内でこれらのリソースが正しく開始したことを 確認してください。crm_monまたはGUIを使用して、実行中のサービス を確認することができます。
3
次のコマンドでLVMの物理ボリュームを準備します。pvcreate <physical volume path>
4
クラスタ対応ボリュームグループを作成します。vgcreate --clustered y <volume group name> <physical volume path>
5
たとえば次のように論理ボリュームを適宜作成します。lvcreate --name testlv -L 4G <volume group name>
6
ボリュームグループがクラスタ全体でアクティブ化されるようにするに は、LVMリソースを次のように設定します。primitive vg1 ocf:heartbeat:LVM \
params volgrpname="<volume group name>"
clone vg1-clone vg1 \
meta interleave="true" ordered="true"
colocation colo-vg1 inf: vg1-clone clvm-clone order order-vg1 inf: clvm-clone vg1-clone
7
ボリュームグループを1ノードだけで排他的にアクティブ化したい場合 は、次の例を使用します。この場合、クラスタ化されていないアプリ ケーション保護の追加対策として、cLVMはVG内のすべての論理ボリュー ムが複数ノードでアクティブ化されないように保護します。primitive vg1 ocf:heartbeat:LVM \
params volgrpname="<volume group name>" exclusive="yes"
colocation colo-vg1 inf: vg1 clvm-clone order order-vg1 inf: clvm-clone vg1
8 VG内の論理ボリュームは、ファイルシステムのマウントまたはraw用と
して使用できるようになりました。論理ボリュームを使用しているサー ビスにコロケーションのための正しい依存性があることを確認し、VG をアクティブ化したら論理ボリュームの順序付けを行います。
このような設定手順を終了すると、LVM2の環境設定は他のスタンドアロン ワークステーションと同様に行えます。