第8章 サーバ環境の決定と設定
8.2 サーバ環境の設定
8.2.3 PRIMEQUEST の設定
電源操作の監視タイムアウト値
電源操作の監視タイムアウト値を変更する場合、「運用ガイド CE」の「付録A 運用時の留意点」の「物理サーバの電源操作の監視 タイムアウト値の変更」を参照してください。
注意
異なるシャーシ間でサーバ切替え、クローニングを行う場合、各シャーシのSNMPコミュニティー名に同じ値を使用してください。
8.1.2 ラックマウント型サーバとタワー型サーバの設定値
本製品では、サーバを管理するために、以下のリモートマネジメントコントローラーを利用しています。
・ PRIMERGYの場合
iRMC
・ HPサーバの場合
iLO2(integrated Lights-Out)
・ DELL/IBMサーバの場合
BMC(Baseboard Management Controller)
リモートマネジメントコントローラーの設定値
リモートマネジメントコントローラーに設定する以下の値を用意します。
IPアドレス
管理サーバと通信できるIPアドレスです。
ユーザー名
リモートマネジメントコントローラーから管理対象サーバを操作するために使用する認証用ユーザー名です。
リモートマネジメントコントローラーで管理者以上の権限を持つユーザー名を指定します。
半角英数字と記号(ASCII文字(0x20~0x7e))で構成された16文字以内の文字列です。
すでに17文字以上のユーザー名を登録済みの場合、新規ユーザーを追加するか、16文字以内に再設定してください。
パスワード
上記のユーザー用の認証用パスワードです。
半角英数字と記号(ASCII文字(0x20~0x7e))で構成された16文字以内の文字列です。
すでに17文字以上のパスワードを登録済みの場合、新規ユーザーを追加するか、16文字以内に再設定してください。
SNMPトラップ送信先
リモートマネジメントコントローラーから発行されるSNMPトラップの送付先になる管理サーバのIPアドレスです。
電源操作の監視タイムアウト値
電源操作の監視タイムアウト値を変更する場合、「運用ガイド CE」の「付録A 運用時の留意点」の「物理サーバの電源操作の監視 タイムアウト値の変更」を参照してください。
サーバ管理ソフトウェア(ServerView Agents)の設定値
サーバがPRIMERGYの場合、サーバ管理ソフトウェア(ServerView Agents)経由で状態監視ができます。以下の値を用意します。
SNMPコミュニティー名
管理対象サーバ上のサーバ管理ソフトウェア(ServerView Agents)とSNMP通信を行うためのSNMPコミュニティー名です。
半角英数字、アンダースコア("_")およびハイフン("-")で構成された32文字以内の文字列です。
電源操作の監視タイムアウト値
電源操作の監視タイムアウト値を変更する場合、「運用ガイド CE」の「付録A 運用時の留意点」の「物理サーバの電源操作の監視 タイムアウト値の変更」を参照してください。
注意
サーバ切替え、クローニングを行う場合、各サーバのSNMPコミュニティー名に同じ値を使用してください。
8.1.3 PRIMEQUESTの設定値
マネジメントボードに設定する以下の値を用意します。
シャーシ名
管理サーバ上でPRIMEQUESTのシャーシを特定するための名前で、システム全体で一意な名前です。
先頭文字を英字とし、半角英数字とハイフン("-")で構成された10文字以内の文字列です。
管理用IPアドレス(マネジメントボードの仮想IPアドレス) 管理サーバと通信できるIPアドレスです。
ユーザー名
リモートサーバマネジメントから管理対象サーバを操作するために使用する認証用ユーザー名です。
リモートサーバマネジメントで管理者以上の権限を持つユーザー名を指定します。
半角英数字で構成された8文字以上16文字以内の文字列です。
パスワード
上記のユーザー用の認証用パスワードです。
半角英数字で構成された8文字以上16文字以内の文字列です。
SNMPコミュニティー名
半角英数字、アンダースコア("_")およびハイフン("-")で構成された32文字以内の文字列です。
SNMPトラップ送信先
管理サーバのIPアドレスを設定します。
電源操作の監視タイムアウト値
電源操作の監視タイムアウト値を変更する場合、「運用ガイド CE」の「付録A 運用時の留意点」の「物理サーバの電源操作の監視 タイムアウト値の変更」を参照してください。
注意
・ 異なるシャーシ間でクローニングを行う場合、各シャーシのSNMPコミュニティー名に同じ値を使用してください。
・ PRIMEQUEST 2000シリーズの場合、以下のパーティションが管理対象サーバとして登録できます。
- "Extended Partitioning Mode"がDisableのPPARパーティション
- "Extended Partitioning Mode"がEnableのPPARパーティション上に構成されたExtended Partition
サーバの登録後に、Extended Partitioning Mode、またはPPARのExtended Partition構成を変更しないでください。
サーバ登録後にExtended Partitioning ModeをEnableに変更したPPARは、"Extended Partitioning Mode"と表示されますが、その ままでは使用できません。
Extended Partitioning Mode、またはExtended Partition構成を変更する場合は、RORコンソールで管理対象サーバからサーバを削 除したあとに行ってください。Extended Partitioning Mode、またはExtended Partition構成を変更したあと、サーバを再登録してくだ さい。
8.1.4 SPARC Enterprise M3000/T5120/T5140/T5220/T5240/T5440、および SPARC M10-1/M10-4/M12-2の設定値
本製品では、SPARC Enterpriseのサーバを管理するために、リモートマネジメントコントローラーとしてM3000はXSCF、Tシリーズは ILOMを利用しています。
SPARC Enterprise M3000
、
SPARC M10-1/M10-4/M12-2の場合
M3000では、XSCFに設定する以下の値を用意します。
IPアドレス
管理サーバと通信できるIPアドレスです。
XSCFのlan#0に設定してください。
ユーザー名
XSCFから管理対象サーバを操作するために使用する認証用ユーザー名です。
XSCFでplatadm権限を持つユーザー名を指定します。
先頭文字を英字とし、半角英数字、アンダースコア("_")およびハイフン("-")で構成された31文字以内の文字列です。
システムに予約されているユーザー名は使用できません。別のユーザー名を作成してください。
詳細はXSCFのマニュアルを参照してください。
パスワード
上記のユーザーの認証用パスワードです。
半角英数字、空白(" ")および以下の記号で構成された32文字以内の文字列です。
"!"、"@"、"#"、"$"、"%"、"^"、"&"、"*"、"["、"]"、"{"、"}"、"("、")"、"-"、"+"、"="、"~"、","、">"、"<"、"/"、"'"、"?"、";"、":"
SNMPトラップ送信先
XSCFから発行されるSNMPトラップの送付先になる管理サーバのIPアドレスです。
SNMPコミュニティー名
XSCFとSNMP通信を行うためのSNMPコミュニティー名です。
半角英数字、アンダースコア("_")およびハイフン("-")で構成された32文字以内の文字列です。
電源操作の監視タイムアウト値
電源操作の監視タイムアウト値を変更する場合、「運用ガイド CE」の「付録A 運用時の留意点」の「物理サーバの電源操作の監視 タイムアウト値の変更」を参照してください。
Tシリーズの場合
Tシリーズでは、ILOMに設定する以下の値を用意します。
IPアドレス
管理サーバと通信できるIPアドレスです。
ユーザー名
ILOMから管理対象サーバを操作するために使用する認証用ユーザー名です。
ILOMでAdmin権限を持つユーザー名を指定します。
先頭文字を英字とし、半角英数字、アンダースコア("_")およびハイフン("-")で構成された4文字以上16文字以内の文字列です。
パスワード
上記のユーザーの認証用パスワードです。
半角英数字、空白(" ")および以下の記号で構成された8文字以上16文字以内の文字列です。
"!"、"@"、"#"、"$"、"%"、"^"、"&"、"*"、"["、"]"、"{"、"}"、"("、")"、"-"、"+"、"="、"~"、","、">"、"<"、"/"、"'"、"?"、";"、":"
SNMPトラップ送信先
ILOMから発行されるSNMPトラップの送付先になる管理サーバのIPアドレスです。
SNMPコミュニティー名
ILOMとSNMP通信を行うためのSNMPコミュニティー名です。
半角英数字、アンダースコア("_")およびハイフン("-")で構成された32文字以内の文字列です。
電源操作の監視タイムアウト値
電源操作の監視タイムアウト値を変更する場合、「運用ガイド CE」の「付録A 運用時の留意点」の「物理サーバの電源操作の監視 タイムアウト値の変更」を参照してください。
8.1.5 SPARC Enterprise M4000/M5000/M8000/M9000、およびSPARC M10-4S/
M12-2Sの設定値
本製品では、SPARC Enterprise M4000/M5000/M8000/M9000、およびSPARC M10-4S/M12-2Sのサーバを管理するために、リモート マネジメントコントローラーとしてXSCFを利用しています。
XSCFに設定する以下の値を用意します。
シャーシ名
管理サーバ上でSPARC Enterprise M4000/M5000/M8000/M9000、およびSPARC M10-4S/M12-2Sのシャーシを特定するための 名前で、システム全体で一意な名前です。
先頭文字を英字とし、半角英数字とハイフン("-")で構成された10文字以内の文字列です。
管理用IPアドレス
管理サーバと通信できるIPアドレスです。
XSCFのlan#0に設定してください。
ユーザー名
XSCFから管理対象サーバを操作するために使用する認証用ユーザー名です。
XSCFでplatadm権限を持つユーザー名を指定します。
先頭文字を英字とし、英小文字、数字、ハイフン("-")およびアンダースコア("_")で構成された31文字以内の文字列です。
システムに予約されているユーザー名は使用できません。別のユーザー名を作成してください。
詳細はXSCFのマニュアルを参照してください。
パスワード
上記のユーザーの認証用パスワードです。
半角英数字、空白(" ")および以下の記号で構成された32文字以内の文字列です。
"!"、"@"、"#"、"$"、"%"、"^"、"&"、"*"、"["、"]"、"{"、"}"、"("、")"、"-"、"+"、"="、"~"、","、">"、"<"、"/"、"'"、"""、"?"、";"、":"
SNMPトラップ送信先
XSCFから発行されるSNMPトラップの送付先になる管理サーバのIPアドレスです。
SNMPコミュニティー名
XSCFとSNMP通信を行うためのSNMPコミュニティー名です。
半角英数字、アンダースコア("_")およびハイフン("-")で構成された32文字以内の文字列です。
SPARC M10-4S/M12-2Sの電源操作の監視タイムアウト値の変更
SPARC M10-4S/M12-2Sの場合、Building Block構成の規模が大きくなるにつれて、電源操作開始から完了までの時間が増加しま す。このため、Building Block構成の環境構築後に実機で電源操作を行い、実測値をもとにタイムアウト値を見積ってください。
マネージャーが管理するすべてのM10-4S/M12-2Sに対してタイムアウト値が変更されます。複数のBuilding Block構成のサーバが存 在する場合、規模が一番大きいBuilding Block構成の環境でタイムアウト値を見積もってください。
タイムアウト値を変更する場合、以下の定義ファイルを作成してください。
定義ファイルの格納場所
【Windowsマネージャー】
インストールフォルダー\SVROR\Manager\etc\customize_data