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ネットワーク構成情報(XML定義)を作成する場合

ドキュメント内 設計ガイド (ページ 150-162)

第9章 ネットワーク環境の決定と設定

9.4 本製品でのネットワーク環境に対する事前準備作業

9.4.8 ネットワーク機器をリソースとして管理する場合

9.4.8.1 ネットワーク構成情報(XML定義)を作成する場合

【OVM for x86 3.x】

「導入ガイド CE」の「8.10.4 ネットワークの手動設定」を参照してください。

ポイント

・ 物理L-Serverを作成する場合

ネットワーク構成例については、「付録D 物理L-Server作成のための事前準備」を参照してください。

・ 仮想L-Serverを作成する場合

ネットワーク構成例については、「付録E 仮想L-Server作成のための事前準備」を参照してください。

・ ネットワークデバイスとしてリソース登録

詳細については、「操作ガイドインフラ管理者編 (リソース管理) CE」の「5.7 ネットワークデバイスの登録」を参照してください。

ネットワークリソースの作成時、ポートプロファイル設定が有効の指定があるイーサネット・ファブリックスイッチ(Converged Fabric)に対し てVLANポートプロファイルを作成します。

VLANポートプロファイルを作成することで、L-Serverでポートプロファイルのマイグレーション機能(以降、AMPP)が利用可能になりま す。

AMPPによって、L-Serverのマイグレーションと連動して、イーサネット・ファブリックスイッチ(Converged Fabric)の物理ポートのVLAN設 定がマイグレーション先のサーバに隣接しているイーサネット・ファブリックスイッチ(Converged Fabric)の物理ポートに自動的に移動し ます。

参考

本機能による自動設定の対象機器は、以下のとおりです。

・ Fujitsu PRIMERGYコンバージドファブリックスイッチブレード(10Gbps 18/8+2)

・ Fujitsuコンバージドファブリックスイッチ

図9.18 イーサネット・ファブリックスイッチ(Converged Fabric)に対するネットワーク自動設定

表9.7 仮想L-Serverに対するAMPP対応一覧

プロファイル

物理L-Server 仮想L-Server

ラックマウント型 サーバ/タワー型

サーバ

ブレードサーバ

ラックマウント型サーバ/タワー型サー

バ ブレードサーバ

VMware、Hyper-V その他 VMware、Hyper-V その他

VLANポート - - ○ - ○

-○: 本製品が設定する

×: 本製品は設定しない -: 該当なし

表9.8 イーサネット・ファブリックスイッチ(Converged Fabric)に対するネットワーク設定一覧

物理L-Server

仮想L-Server

VMware Hyper-V

RHEL5-Xen

RHEL-KVM

OVM for x86 2.2

Solaris ゾーン

OVM for SPARC

Citrix XenServ

er

OVM for x86 3.x 冗長化

(注1)

冗長化 (注1)

冗長化 (注1)

冗長化 (注1)

冗長化 (注1)

冗長化 (注1)

冗長化 (注1)

冗長化 (注1)

冗長化 (注1)

冗長化 (注1) なし あり なし あり なし あり なし あり なし あり なし あり なし あり なし あり なし あり なし あり

【ポートプロファイル 設定がEnableの場 合】

VLANプロファイル 作成

○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○

【ポートプロファイル 設定がEnableの場 合】

L-ServerのNICと VLANポートプロファ イルの関連付けによ る、L-Serverの通信 時の内部ポートの VLAN設定

- - ○ ○ ○ ○ - - -

-LANスイッチブレー ドの外部接続ポート に対するVLAN ID の自動設定

- - -

-イーサネット・ファブ リックスイッチ (Converged Fabric) の外部接続ポートに 対するVLAN IDの 自動設定

- - -

-○: 本製品が設定する

×: 本製品は設定しない -: 該当なし

注1) LANの冗長化です。

9.4.2 IBPを利用する場合

IBPを利用する場合、業務LANと管理LANの、IBPのアップリンクセットを事前に作成する必要があります。

・ 物理L-Serverの場合

「D.4 ネットワークの事前準備」を参照してください。

・ 仮想L-Serverの場合

仮想L-Serverの場合、VIOMに関係なく業務LANと管理LANで使用するIBPのアップリンクセットを1つずつ作成したあと、VMホス トに接続してください。

アップリンクセットの名前とネットワークリソースの名前を合わせる必要はありません。

9.4.3 iSCSI LANをiSCSIブートで利用する場合

【物理サーバ】

事前に以下の定義ファイルを作成し、iSCSIブートで利用するネットワーク情報を定義します。

iSCSIブートの操作(rcxadm iscsictl)で登録するiSCSIブート情報と関係します。事前に、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の

「15.4.2 iSCSIブート情報」を参照してください。

なお、CNAを使用したiSCSIブートは利用できません。CNA以外のNICを使用してください。

定義ファイルの格納場所

【Windowsマネージャー】

インストールフォルダー\SVROR\Manager\etc\customize_data

【Linuxマネージャー】

/etc/opt/FJSVrcvmr/customize_data 定義ファイル名

- ユーザーグループ

iscsi_ユーザーグループ名.rcxprop

- システム共通 iscsi.rcxprop 定義ファイルの形式

定義ファイルでは、1行ごとに定義する項目を記述します。以下の形式で記述します。

変数 = 値

コメントは、先頭文字をシャープ("#")で記述します。

定義ファイルの指定項目

表9.9 iSCSIブートのネットワーク定義ファイルの指定項目

変数 意味 値

server_model.モデル 名.boot_nic

サーバモデル名とiSCSIでブートするNICを指定します。

NICは複数指定できます。

指定できるモデルは、以下のとおりです。

・ BX620

・ BX920

・ BX922

・ BX924

・ BX960

なお、デフォルトはアスタリスク("*")を指定します。

以下の形式で指定します。

NIC[index]

index1から始まる整数です。

#Server Section

server_model.BX922.boot_nic = NIC1 server_model.BX924.boot_nic = NIC1,NIC2 server_model.*.boot_nic = NIC1,NIC2

- エントリーは記載した順に評価されます。設定が重複した場合、最初のエントリーが評価されます。

- デフォルトはアスタリスク("*")で指定します。

9.4.4 リンクアグリゲーションを利用する場合

リンクアグリゲーションを利用する場合、リンクアグリゲーションの設定を、事前にLANスイッチブレードとL2スイッチに行う必要がありま す。リンクアグリゲーションの設定の詳細は、LANスイッチブレードとL2スイッチのマニュアルを参照してください。

ネットワークリソースの作成時は、リンクアグリゲーショングループの名前をネットワークリソースの外部接続ポートとして指定します。

詳細は、「C.3 リンクアグリゲーションの利用」を参照してください。

9.4.5 ネットワーク自動設定のデフォルト構成以外のNICを利用する場合

ブレードサーバを利用するときにネットワーク自動設定のデフォルト構成以外のNICを利用する場合、サーバNIC定義を作成し、マネー ジャーに登録することで、自動設定のデフォルト構成以外のNICが利用できるようになります。

作成したサーバNIC定義は、rcxadm nicdefctl commitコマンドによって有効になります。サーバNIC定義では、管理対象のブレードサー バのNICと物理LANセグメントとの関係を定義します。この物理LANセグメントをネットワークリソースから指定することで、ネットワークリ ソースが利用するNICを指定できます。

サーバNIC定義については、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「15.13 サーバNIC定義」を参照してください。

rcxadm nicdefctl commitコマンドについては、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「5.15 rcxadm nicdefctl」を参照してくださ い。

9.4.6 ラックマウント型サーバまたはタワー型サーバで仮想スイッチの自動設定を利用

する場合

ラックマウント型サーバまたはタワー型サーバを管理対象サーバにしてVMwareを使用している場合、仮想スイッチとポートグループを 自動設定できます。この場合、サーバNIC定義を作成しマネージャーに登録する必要があります。

サーバNIC定義は、rcxadm nicdefctl commitコマンドによって、マネージャーへ登録します。

サーバNIC定義については、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「15.13 サーバNIC定義」を参照してください。

rcxadm nicdefctl commitコマンドについては、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「5.15 rcxadm nicdefctl」を参照してくださ い。

9.4.7 サービスコンソールとポートグループが同じ場合でもL-Serverを配備する場合

サーバ仮想化ソフトウェアとしてVMwareを利用するときにサービスコンソールとポートグループが同じ場合でもL-Serverを配備する場

合、VMware除外ポートグループ定義ファイルを作成する必要があります。

VMware除外ポートグループ定義ファイルの詳細は、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「15.14 VMware除外ポートグルー プ定義ファイル」を参照してください。

9.4.8 ネットワーク機器をリソースとして管理する場合

ネットワーク機器をリソースとして管理するための事前準備について説明します。

事前準備が必要になる条件 事前準備の内容

ネットワーク構成情報(XML定義)を作成する場合 (必須の準備作業)

ネットワーク構成情報(XML定義)の作成

ネットワーク機器設定ファイル管理機能を使用する場合 ネットワーク機器設定ファイル管理機能の定義設定 外部FTPサーバの登録

ネットワークデバイスのログイン情報の設定

ネットワーク機器設定ファイルの設定値を変更する場合 ネットワーク機器設定ファイル管理機能で利用される定義ファイル の設定値変更

ポートプロファイル設定機能を使用する場合 ポートプロファイル設定機能の定義ファイル作成

9.4.8.1 ネットワーク構成情報(XML定義)を作成する場合

インフラ管理者は、ネットワーク機器の管理者から入手したネットワーク機器の情報(管理IPアドレス、アカウント情報、結線情報など)を 元に、ネットワーク機器をネットワークデバイスとして登録するためのネットワーク構成情報(XML定義)を作成します。

・ ネットワーク機器の設置前にネットワークデバイスとして登録する場合

・ 複数のネットワーク機器をネットワークデバイスとして一括して登録または変更する場合

・ ネットワークデバイスへの自動設定を行う場合

・ Web管理画面機能を提供しているネットワーク機器を登録する場合

・ 冗長構成のネットワーク機器をネットワークデバイスとして登録する場合

・ ネットワークを可視化したい場合

・ 物理L-Serverを配備する場合

・ L2スイッチを登録する場合

・ サポート機種以外のネットワーク機器を登録する場合

・ ネットワークデバイスとして登録するネットワーク機器の状態を定期監視する場合

・ イーサネット・ファブリックスイッチ(Converged Fabric)装置を登録する場合

・ イーサネット・ファブリックスイッチ(VCS)装置を登録する場合

・ IPCOM VXを登録する場合

・ IPCOM VAを登録する場合

ネットワーク機器の設置前にネットワークデバイスとして登録する場合

ネットワーク機器がネットワークデバイスとして登録されると、監視機能によって状態の監視が開始されます。そこで、不要な監視を行 わせないために、Maintenanceタグに"true"を指定し登録します。

この指定によって保守モードが設定され、監視対象外になります。ネットワーク機器が設置され監視対象にする場合、保守モードを解 除します。

Maintenanceタグの指定は、登録するネットワークデバイス単位(Netdeviceタグ単位)に指定できます。

複数のネットワーク機器をネットワークデバイスとして一括して登録または変更する場合

・ 複数のネットワーク機器を一括で登録または変更する場合、結線情報を登録することができます。

この結線情報(Linksタグ配下)に機器情報(Devices)を指定した場合は、ネットワーク機器を接続するポート名を指定する必要があ ります。

ドキュメント内 設計ガイド (ページ 150-162)