• 検索結果がありません。

ブレードサーバに対するネットワーク設定(物理/仮想L-Server)

ドキュメント内 設計ガイド (ページ 141-144)

第9章 ネットワーク環境の決定と設定

9.4 本製品でのネットワーク環境に対する事前準備作業

9.4.1 ネットワークを自動設定する場合

9.4.1.2 ブレードサーバに対するネットワーク設定(物理/仮想L-Server)

ネットワークの自動設定

L-ServerのNICとネットワークリソースの接続を契機にネットワークの自動設定を行います。

ここでは、LANスイッチブレードを冗長化していない構成で説明します。冗長化構成を含む自動設定の項目については、「表9.1 ブ レードサーバに対するネットワーク設定一覧」を参照してください。

自動設定の契機については、「表2.5 ネットワークの設定が自動的に行われる契機(スイッチ関連)」を参照してください。

本製品で自動設定をサポートしている構成については、以下を参照してください。

・ 物理L-Serverの場合

「導入ガイド CE」の「7.3.1 ネットワーク自動設定」の「本製品でネットワーク設定の自動化をサポートする物理サーバ(ブレードサー バ)の構成」を参照してください。

・ 仮想L-Serverの場合

【VMware】

「導入ガイド CE」の「8.2.4 ネットワークの自動設定」の「本製品でネットワーク設定の自動化をサポートするデフォルトのブレードサー バ構成」を参照してください。

【Hyper-V】

「導入ガイド CE」の「8.3.4 ネットワークの自動設定」の「本製品でネットワーク設定の自動化をサポートするデフォルトのブレードサー バ構成」を参照してください。

参照

・ rcxadm nicdefctlコマンドの詳細は、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「5.15 rcxadm nicdefctl」を参照してください。

・ サーバNIC定義については、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「15.13 サーバNIC定義」を参照してください。

図9.16 ブレードサーバに対するネットワーク自動設定

表9.1 ブレードサーバに対するネットワーク設定一覧

物理L-Server

仮想L-Server

VMware Hyper-V

RHEL5-Xen

RHEL-KVM

OVM for x86 2.2

Solaris ゾーン

OVM for SPARC

Citrix XenServ

er

OVM for x86 3.x 冗長化

(注1)

冗長化 (注1)

冗長化 (注1)

冗長化 (注1)

冗長化 (注1)

冗長化 (注1)

冗長化 (注1)

冗長化 (注1)

冗長化 (注1)

冗長化 (注1) なし あり なし あり なし あり なし あり なし あり なし あり なし あり なし あり なし あり なし あり

a

仮想スイッチ の作成とNIC への接続 (注 2)

-

-○ ( 注 3)

○ ( 注 3)

○ ( 注 4)

× × × × × × × × × × × × × ×

b

L-Serverの 仮想NICと仮 想スイッチの 自動接続 (注 5)

○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○

c

L-Serverの 仮想NICに 対する VLAN IDの 自動設定

- - ○ ○ ○ ○ × × × × × × × × × × × × × ×

d

LANスイッチ ブレードの サーバブ レード側の ポートへの設 定

○ ( 注 6)

○ ( 注

3、

注 7)

○ ( 注 7)

○ ( 注

3、

注 7)

○ ( 注

4、

注 7)

× × × × × × × × × × × × × ×

物理L-Server

仮想L-Server

VMware Hyper-V

RHEL5-Xen

RHEL-KVM

OVM for x86 2.2

Solaris ゾーン

OVM for SPARC

Citrix XenServ

er

OVM for x86 3.x 冗長化

(注1)

冗長化 (注1)

冗長化 (注1)

冗長化 (注1)

冗長化 (注1)

冗長化 (注1)

冗長化 (注1)

冗長化 (注1)

冗長化 (注1)

冗長化 (注1) なし あり なし あり なし あり なし あり なし あり なし あり なし あり なし あり なし あり なし あり

e

外部のL2ス イッチと接続 する外部接 続ポートに対 するVLAN IDの自動設 定 (注7)

○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○

○: 本製品が設定する

×: 本製品は設定しない -: 該当なし

注1) LANの冗長化です。

物理L-Serverの場合、物理L-Server自身のNICがLAN冗長化の対象です。

仮想L-Serverの場合、仮想スイッチに接続されるNICがLAN冗長化の対象です。

注2) サーバ仮想化ソフトウェアごとに、以下のように読み替えてください。

表9.2 サーバ仮想化ソフトウェアごとの読替え

VMware 仮想スイッチとポートグループの作成

Hyper-V 仮想ネットワークの作成

RHEL5-Xen RHEL-KVM OVM for x86 2.2

仮想ブリッジの作成

Citrix XenServer XenServer上でのネットワークの作成

OVM for x86 3.x 仮想マシン・ネットワークの作成

OVM for SPARC 仮想スイッチの作成

参考

・ サーバ仮想化ソフトウェアとしてVMwareを利用している場合、以下を自動で行えます。

- 仮想スイッチの作成

- 仮想スイッチへのVLAN設定

- 仮想スイッチとNICとのTeaming接続

・ サーバ仮想化ソフトウェアとしてHyper-Vを利用している場合、以下を自動で行えます。

- 仮想ネットワークの作成

- 仮想ネットワークへのVLAN設定

仮想ネットワークとNICとのTeaming接続は、NICに対して事前にチーミングの設定が行われている場合に自動接続されます。

注3) ネットワークを自動設定するためには、設定対象のサーバに合わせたサーバNIC定義を作成し、rcxadm nicdefctl commitコマン ドでマネージャーに反映しておく必要があります。

サーバNIC定義については、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「15.13 サーバNIC定義」を参照してください。

rcxadm nicdefctlコマンドについては、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「5.15 rcxadm nicdefctl」を参照してください。

サーバNIC定義を使用しない場合、手動で設定してください。

注4) Intel PROSetまたはGLSを導入した冗長化構成の場合、自動で設定できます。

注5) サーバ仮想化ソフトウェアごとに、以下のように読み替えてください。

表9.3 サーバ仮想化ソフトウェアごとの読替え

VMware L-Serverの仮想NICと仮想スイッチのポートグループとの接続

Hyper-V L-Serverの仮想NICと仮想ネットワークとの接続

RHEL5-Xen RHEL-KVM OVM for x86 2.2

L-Serverの仮想ネットワークインターフェースと事前に手動で作成済の仮 想ブリッジの接続

Citrix XenServer L-Serverの仮想ネットワークインターフェースとXenServer上でのネットワー

クの接続

OVM for x86 3.x L-Serverの仮想ネットワークインターフェースと仮想マシン・ネットワークの

接続

OVM for SPARC L-Serverの仮想ネットワークインターフェースと仮想スイッチの接続

参考

サーバ仮想化ソフトウェアとしてVMwareを利用し、サービスコンソールとポートグループが同じVLAN IDの場合、VMware除外ポート グループ定義ファイルを作成することで、ポートグループとL-Serverを接続できます。

VMware除外ポートグループ定義ファイルの詳細は、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「15.14 VMware除外ポートグルー

プ定義ファイル」を参照してください。

注6) ポートVLANまたはタグVLANを設定します。設定方法については、「操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理) CE」の「5.4.4.2 内部接続ポートのVLAN設定」を参照してください。

注7) タグVLANを設定します。

管理サーバと同一サブネットアドレスの管理LANに仮想L-Serverを接続する場合、セキュリティのリスクがあるため、本製品は仮想スイッ チの作成を自動で行いません。

管理サーバと仮想L-Server間の通信経路のセキュリティを確保したあと、仮想スイッチの作成を行ってください。

ネットワークの手動設定

本製品で自動設定をサポートするデフォルトのブレードサーバ構成以外の場合、以下を参照し手動でネットワークの設定を行ってくだ さい。

・ 物理L-Serverの場合

「導入ガイド CE」の「7.3.2 ネットワーク手動設定」を参照してください。

・ 仮想L-Serverの場合

【VMware】

「導入ガイド CE」の「8.2.5 ネットワークの手動設定」を参照してください。

【Hyper-V】

「導入ガイド CE」の「8.3.5 ネットワークの手動設定」を参照してください。

ドキュメント内 設計ガイド (ページ 141-144)