• 検索結果がありません。

OBS     O.20     0.17 0.10

ドキュメント内 甲南女子大学学術情報リポジトリ (ページ 102-119)

‑0.28 *   ‑0.31 **  ‑0.10 0.28 *    0.29 *    0.15

‑0.15

‑0.18

‑0.05 0.52 **

0.35 **

0.44 **

‑0.22

020

‑0.25 *

‑0.25 *

‑0.06 0.49 **

0.41 **

0.47 **

‑0.30 **

0.16

0.06

‑0.01

‑0.03 0.42 0.15 0.27

‑0.27

‑0.37

‑014

0.45 0.33 0.47

‑0.28

‑035

‑0.07 0.44 0.30 0.45

‑0.37

‑0.05

‑0.13

‑0.25

‑0.19 0.27 0.24 0.29

‑003

‑0.13

‑0.06 0.18 0.17 0.17

‑0.05 0.41 **

**

※ BET:外部 へ の広 い注意,BI丁 :内部 へ の広 い注意,INFP:情報処 理,NAR:注意 の狭 い焦 点,

0圧T:外部 刺 激 によるオーバ ーロード,01T:内部刺激 によるオーバー ロー ド,RED:注意 の焦 点 の縮小,

BCON:行

動 のコントロール,CON:コントロー ル,OBS:執着 性

*:p〈.05,**:pく

.01.lrl≧

.40のものは大字で示した.

【 考 察 】

TAISで

捉 え られ る注 意 の特 徴 と関連 が み られ た の は, ア ク シ ョンス リ ッ プ

"と

認 知 の 狭 窄

"で

あ っ た

.ま

ア ク シ ョンス リップ

"は OET,OIT, REDの 3尺

度 と有 意 な正 の相 関 を示 した 。これ らの尺 度 は そ れ ぞれ

,外

界 の情 報 に よ つ て 注 意 が と らわ れ や す い傾 向

(OET), 

自己 内部 の情 報 に注 意 が と ら われ や す い傾 向

(OIT),注

意 を狭 く しす ぎて 必 要 な情 報 の統 合 に失 敗 す る傾 向

(RED)を

示 し

,全

体 と して は注 意 の 不適 切 な焦 点化 の傾 向 を示 す と され て い る (加藤・ 細 川

,1995).従

つ て ア ク シ ョンス リップ

"得

点 の 高 い者 ほ ど

,自

己内部 にせ よ外 界 にせ よ

,進

行 中 の行 動 以 外 の対 象 に注 意 が と らわれ や す く,

そ の た め に失 敗 行 動 が 生 じや す くな る と解 釈 で き る。しか しこの傾 向 は特 に も

れやすさ

 

とらわれ

の 忘れ

"に

あ て は ま り, 放 心

"で

OIT,REDと

の相 関 はそれ ほ ど高 い もの で は な い.

次 に 認 知 の狭 窄

"は ,OET,OIT,REDの 3尺

度 に加 え て さ らに い くつ か の 尺度 と有 意 な相 関 を示 した

.ま

BET,BIT,INFPは

外 界 か らの 情 報 や 自 己 内部 の アイ デ ア な ど多 くの情 報 を処理 で き る注 意 の広 さを示 す 尺 度 で あ るが,

認 知 の狭 窄

"得

点 は これ ら とは有 意 な負 の相 関 を示 した

.つ

ま りこの得 点 が 高 い者 は

,注

意 が逸 れ や す い だ け で は な く

,も

とも と内外 の情 報 の 多 さを処 理 しきれ ない特 徴 を持 って い る と考 え られ る

.し

か しこの傾 向 は 妨 害 され や す さ"に はみ られ るが, と らわれ"では これ らの相 関 は低 くな っ て い る。ま た 妨 害 され や す さ

"が

高 い者 は

,対

人 場 面 にお い て 自分 の行 動 や 状 況 を コン トロー ル す る こ と

(CON)が

難 しい と考 え て い る よ うで あ る (r=‐

.315,p<.01).

最 後 に 衝 動 的 失 敗

"は

先 の

2つ

の失敗 傾 向 とは異 な り

,TAISの

下位 尺 度

とは ほ とん ど相 関 が な く

,衝

動 的 な行 動 を と りや す い傾 向

(BCON)と

の み 有 意 な相 関 を示 した 。先 に述 べ た よ うに, 衝 動 的 失 敗

"が

あ る時 点 で の 注意 の不 適 切 さに よ る もの で は な く

,意

志 的 な統 制 の欠 如 に よ る もの だ とす れ ば

,こ

も妥 当 な結 果 で あ ろ う.

6‐

自己評 価 との 関係

3節

で は大 学 生男 子 群 にお い て抑 鬱 や 自 己批 判 とす べ て の失敗 傾 向 の間 に 中 程 度 の正 の相 関 が認 め られ

自己評 価 が ネ ガ テ ィブ な者 ほ ど 自己 に関す るネ ガ テ ィブ な情 報 を多 く報 告 す る とい う先 行研 究 か ら

,女

子 に較 べ る と男子 は失敗 をネ ガ テ ィブ な もの と して捉 え て い るの で は な い か とい う可能 性 が示 唆 され た. こ こで 用 い た

FFPQの

抑 鬱 や 自己批 判 の 下位 尺 度 は「私 は欠 点 だ らけ の 人 間 だ 」

「落 ち込みやす い」「何 か が うま くい か ない と自分 を責 め る」な どの質 問項 目か ら構 成 され てお り

,全

般 的 な 自己評 価 のネ ガ テ ィブ さを示 す と考 え られ る。 そ こで 本 節 で は 自己評 価 をい くつ か の側 面 か ら捉 え

,そ

れ ら と個 々 の失 敗傾 向 と の 関係 を調 べ る こ とで

3節

の結果 を よ り詳 細 に検 討す る こ とを 目的 とす る。

自 己評 価 を測 る 方法 の 中 で最 も広 く用 い られ て い るの は

Rosenberg(1965)

の 自尊感 情 (sel■

esteem)尺

度 で あ ろ う。

Rosenbergの

い う自尊感 情 とは 「自

分 は これ で よい (good enough)」 と感 じる こ とで あ り

,尺

度 は 「私 は 自分 に満 足 して い る」「私 は少 な くとも他 人 と同 じく らい の価 値 が あ る人 間 だ と思 う」な ど

10項

目か ら構 成 され る (翻訳 は桜 井(2000)に よ る

).自

尊 感 情 尺 度 の 因 子 構 造 に つ い て は

2因

子 解 を唱 え る者 もあ るが

,概

ね は

1因

子 構 造 と見 な し

,単

の 自尊感 情 得 点 を算 出す る方法 が と られ て い る。従 って この場合 の 自己評価 と は 全 般 的 な 自己受容 の程 度 を示 す もの であ り

,失

敗傾 向 とそ の報 告 に影 響 す る の が 自己評 価 の どの よ うな側 面 で あ るか を調 べ たい とい う本 節 の 目的 に は合 致

しな い。

そ こで こ こで は 自己評 価 を捉 え る手 段 と して ラス ム ッセ ンの 自我 同 一 性 尺 度

(Rasmussen's Ego ldentity Scale;以

REISと

す る

)の

日本 語 版 (宮 下,1987)を 用 い る。自我 同一性 尺 度 はエ リク ソンの発 達 段 階 の理 論 に沿 って作 成 され た 自己報 告 形 式 の質 問紙 で

,最

初 の

6段

階 にお け る心 理 社 会 的 発 達 課 題 を解 決 して い る程 度 を測 ろ うとす る もので あ る。その

6段

階 とは,(1)基 本 的信 頼 vs.基本 的 不信,(2)自 律性 vs.恥 。疑 惑,(3)自 主性 vs.罪悪 感

,(4)勤

勉 性 vs.

劣 等 感,(5)同 一性vs。同一性 混 乱,(6)親 密 vs.孤立 で あ る

.質

問紙 は これ らの 6 段 階 に対応 した

6下

位 尺 度 か ら構 成 され

,高

得 点 ほ ど各 段 階 にお け る課題 を達 成 して い る程 度 が 高 い こ とを示 す よ うに配 点 され て い る.

REISを

用 い る理 由 は

,こ

の 尺 度 が

,ど

の よ うに 自我 同一性 が確 立 され て い るか を 自己報 告 に よっ て複 数 の側 面 か ら捉 え る こ とを 目的 と して お り

,こ

れ ら

を参 加 者 自身 の 自己評 価 の指標 と して用 い る こ とが で き る と考 え た か らで あ る 。 ま た 自律 性vs.恥・疑 惑 の下位 尺 度 で は

,大

便 の排 泄 に 関す る トレー ニ ン グの過 少 あ るい は過 剰 に よつて 生 じる挫 折感 か ら恥 や 失敗 の感 覚 が 生 じる とい う理 論 的 背 景 か ら,「私 は授 業 な どで 指 され るの で は な いか と心 配 で あ る.も し答 え ら れ な い と他 人 が 私 の こ とを どん なふ うに思 うか気 に な るの で (逆転 項 目)」,「何 か した後 で 、 それ が正 しか つた か ど うか心配 にな る こ とが多 い (逆転 項 目)」,

「友 人 の前 で失敗 して も

,別

に くよ くよ しな い」 な どの質 問 が含 まれ てお り, 個 人 が失 敗 を どの ぐ らい脅威 と感 じて い るか を捉 え られ るの で は な い か と思 わ れ る。失 敗 をネ ガテ ィブ な もの と捉 えて いれ ば

,自

己評価 の低 さ と失 敗 の報 告 の 多 さ との 間 に相 関が 見 られ るだ ろ う。 自己の どの よ うな側 面 で そ の 関係 が見 出せ るの か

,ま

た前節 の結果 か ら男子 にお い てそ の関係 が顕 著 で あ る と予 測 で

きるので

,こ

こではその性差について も検討 してみ る.

【 方 法 】

調 査 日時

:2001年

6月

参 加 者 :失敗 傾 向 質 問 紙

,FFPQ(5因

子 性 格 検 査

)第 6版

に 回 答 した グル ー プ

9の

大 学 生 男 女 に 対 して 講 義 中 に 集 団 で

REIS(ラ

ス ム ッセ ン の 自我 同 一 性 尺 度 日本 語 版

)を

実 施 した 。 す べ て の 調 査 に お い て 有 効 な 回 答 が 得 ら れ た の は 男 子

45名 ,女

42名

の 合 計

87名

で あ る 。 参 加 者 の 年 齢 は 18〜

22才

(平均 18.5才

,SD=0.8)で

あ る 。

実 施 した 尺 度 :失敗 傾 向 質 問紙

,FFPQ(第 6版 )に

つ い て は 先 に述 べ た

.REIS

6下

位 尺 度・

67項

目か ら構 成 され る 自 己報 告 形 式 の 質 問 紙 で,日本 語 版 は 官 下

(1987)に

よ つ て信 頼 性 と妥 当性 の 検 討 が 行 わ れ て い る

.回

答 形 式 は 「非 常 に そ う思 う」,「か な りそ う思 う」,「 や や そ う思 う」,「 ど ち ら と も 言 え な い 」,「 や や そ う思 わ な い 」,「 か な りそ う思 わ な い 」,「 ま つ た くそ う 思 わ な い 」 の

7件

法 で

,得

点 化 の 際 に は これ らの 回 答 に順 に 7〜

1点

を 与 え た

.教

示 や 各 下 位 尺 度 の 項 目例 は 以 下 の 通 りで あ る.

教 示 :次の項 目のそれ ぞれ について,あ なたにどの程 度 あてはまるかを考 え,あてはま る選 択 肢 の 数 字 を○で囲 んで下 さい.

項 目の例:

基 本 的信 頼 感vs.不信 感(11項 目)

「普 通,人間 はお互 いに正 直 に,かつ誠 実 に関わ りあつている」

「将 来うまくいくかどうかを考 えると今 まで絶 好 のチャンスを逃 してしまつてきたように 思 う」

自律 性vs.恥・疑 惑(11項 目)

「友 人 の前 で失敗 しても,別 にくよくよしない.」

「私 がこれまで下 した判 断 や決 断 は,だ いたいにおいて正 しかつた」

自主 性 vs.罪悪 感(11項 目)

「隠 しておけるなら,家族 や 自分 の育ちについて他 人 にしやべ りすぎないほうがいい」

「私 はこれ まで,学校 の クラブ活 動 や 生 徒 会 活 動 に進 ん で参 加 す るほうで はなか つ た」

勤 勉 性 vs.劣等 感(12項目)

「働 くということは,人間 が生 きていくために我 慢 しなけれ ばならない必 要 悪 である」

「もし必要 ならば

,1つ

の ことに注意 を集 中するの は難 しいことではない」

同一 性 vs.同一 性 拡散(12項目)

「私 には将 来 の はつきりした 目標 や計 画 がない.え らい人 の判 断 に従 つていけば無 難 である」

「今 と違 う顔 つきや体 つきであつてほしいとはめつたに思わない」

親 密 性vs.孤立(10項 目)

「私 はとても話 しやすい人間 のようだし,自 分 でもそう思う」

「私 は,強く感 情 が揺 り動 かされることもあるが,人前 では決 してそれ を悟 られ ないよ うにす る」

【 結 果 と 考 察 】

1.REISの

基本 統計 量

失敗傾 向質 問紙 と

FFPQに

ついては

,既

に前節 で同グループの得点 と標 準デ ー タ との比較 を行 つてい るので

,こ

こでは省 略す る。

REIS各

尺度 の平均得 点 と

,官

(1987)で

報告 され てい る結果 (男女 こみ

)を

合 わせ て表 6‐ 5‐1に示 した。

宮下(1987)

平 均値

  SD

平 均 基 本 的信 頼 感vs.不信 感

自律 性vs.恥・疑惑 自主性vs、罪 悪 感 勤勉 性vs.劣等感 同一 性vs.同一 性拡 散

45.38    8.12    4731     6.21

43.91 887    4038    837 8.50    53.69    7.27 1062    50.67    800 13.04   4976    8.41 8.07    43.64    701

44.8      8.0 54.4      66 53.93

49.98 43.18

530

54.7 44.9

8.8

84

vs.孤7.5

※宮下(1987)は大学生245名(男83名,女子162名 )のデータ

今 回 の サ ンプル の得 点 は

,男

子 の 勤勉性 得 点 を除 けば官 下 のデ ー タ よ りも全 体 に や や 低 か つ た 。 ま た 自律 性 に お い て 男 子 の 得 点 の 方 が 高 い傾 向 が あ つ た

(t(85)=1.91,p<.10)以

外 は

,得

点 に有意 な性 差 は見 られ な か つ た 。

2.失

敗傾 向 と情動性及 び

REISと

の相 関

男女別 に失敗傾 向得 点 と

FFPQの

情動性 の各尺度得点及 び

REIS得

点 との相 関係数 を求 めた (表 6‐ 5‐

2).男

子 の場合

,REISと

アクシ ョンス リップ

"及

表6‑5‑l REIS日本語版の各下位尺度における平均得点とSD

AI

¨

埋. 伸 緊 お∽

︻Ш α 坦.

︱ 匝 お∽

︼Ш α 翠. 製 鋼 ギ∽

︻Ш

∝ 坦. 相 皿 あ∽

︼Ш

∝ 坦. 世 皿 粛∽

︼Ш 匡 樋ヽ 駆 岬 E 終 瑚

∽︻ Шα 熙 熙

↑ ぼ おE Ш

.幕 翠

□ 皿 ギE Ш

.脳 肇 あE Ш

.懸 鵬 高E Ш 埋. 闇 O ШE   騒. К E 昴 に

¨

.即 黙 e 最 朧 芝 o ヽ.

⊃ヽ K ハm ハ ヽ卜 あ く

キ 十 

キ 姜 キ キ COで 0∞

Ю n coせ o o0000

.0.0.〇.〇.〇 .0.0.0.0.0

.0.〇.0Ю.0.〇 .0

Ю

.〇

.0

.〇

Φ

Ю

Ю

.0

.0 Φ.〇 .〇 .0 Φ.0

Ю

Φ

Ю

Ш α Ю

︻Ш

.0.0.0.0.0.0.0.0.0Шα

.0

Ш

OrOCO卜

0001 1 :

尊 羊 尊   羊 キ革

   CO D  Ю

   N

000 0000

       姜 姜

0∞

Φ ∞

ON  ゆ ト

000 000

李 草 キ  華 草  尊 キ

0「

000  

oオ .0 .0 .0

.0

.〇 .〇.0

.0

00

0「

000

∞ 倒 

,00倒

0●

 

∞ 〇

00‑NN 6● 66●

.0

.〇

.〇

,N∞

錠ろ =  』』』』』

︽密=こ中ぶ後軍トパ8=こ中駅後軍=騨収鞍︶輛雄駆早e歴e∽︼Шα.坦耐攣.E堅騒ぶ  N占占憮

ドキュメント内 甲南女子大学学術情報リポジトリ (ページ 102-119)