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N=17 RTl=11220

ドキュメント内 甲南女子大学学術情報リポジトリ (ページ 191-195)

7‑4‑3 

誤答数・反応時間の中央値分割による 参加者の分類と平均値

N=10

低 さに よって,ま

FA群

Eス

コアの高 さ

,SI群

Eス

コアの低 さに よつて 記述す るこ とがで きる

(Kogan,1976).

1.95 (1.44)

0.09 (0.97)

1.21 (0.37)

0.26 (0.73)

‑0.78 (0.60)

衝動型

>FA,SI>熟

慮型*

FA>衝

動型,熟慮型>Sト

1要 因分 散 分 析 を行 って4群の衝 動性・反 応 効 率性 ス コア を比較 した ところ, どち らの ス コア で もグル ー プの主効 果 が

1%水

準 で認 め られ(Fs=40.42,13.70), 多 重 比 較 を行 つ た とこ ろ

Koganの

述 べ た群 間 の差 が

5%水

準 で有 意 で あ つ た 。

2.失

敗 傾 向 と

MFFTに

お け る遂 行 との 関係

失 敗 傾 向 と

MFFTに

お け る遂 行 の指標 との相 関 を求 めた ところ,反 応 効 率性 と 認 知 の 狭 窄

"及

び と らわれ

"の

間 に 有 意 な相 関が み られ た (rs=‐0.33,

0.32;p<.05).ま

,誤

答 数 と 衝 動 的 失 敗

"の

間 に は ご く弱 い正 の相 関 が認 め られ た (r=0.24,p<.10).

7‑4‑6失

敗傾 向得点とMFFTにおける遂行の指標 との相関係数 (N=50) 表7‑4‑54群の衝動性・反応効率性スコアの平均値(下段はSD)

FA 衝動性スコア

    1.70

失敗 傾 向

  

アクションスリップ 認 知 の狭窄 衝動 的失 敗

MFF丁

      

もの忘れ

  

放心

       

妨害されやすさ

 

とらわれ

言呉響事姿女       ‑0.15     ‑0.20      0.01      0.14      0.12      0.13      0.24 + 初発 反応 時 間

   020   0.19   0.14   0.12   0.12   0.10  ‑0.14

衝 動 性 スコア

    

0.23   ‑0.23   ‑012   ‑001   ‑001   ‑0.02   020

反応 効 率性 スコア

 

0.11  ‑0.02

‑0.25 +   ‑0.33 *   ‑0.27 +   ‑0.32 *   ‑015

 **:pく .01,*:pく 05,p〈.10.

予 測 して い た よ うに 認 知 の狭 窄

"と

反 応 効 率性 の 間 には正 の相 関 が認 め ら れ, 認 知 の狭 窄

"得

点 が高 い者 は

MFFTの

課 題 状 況 で は正確 に

,か

つ 速 く反 応 す る こ とが 困 難 で あ つ た こ とを示 して い る.も とも と

MFFTの

課題 状 況 で は

「間違 うこ と」と「反応 が遅れ るこ と」へ の不安 が喚起 され る と考 え られ てい るが,

課 題 状 況 に お け る緊 張 の原 因 を特 定 した参加 者 の 回答 を調 べ て み る と

,27人

11人

が 「反 応 時 間 を測 られ てい る こ と」 をあげ

,10人

が 「間違 うとブザ ー が 鳴 る こ と」 を あ げ て い る

.今

回 の課 題 で は 間違 うと ビー プ音 が 鳴 る とい う手 続 き を とつ た た め に

,エ

ラー に対 す る課 題 状 況 にお け る不 安 や 緊 張 は 一 層 高 め ら れ た 可 能 性 が あ る。 こ う した課 題 状 況 で は

,外

界 か らの ス トレス に 妨 害 され や す い 認 知 の 狭 窄

"の

特 徴 が遂 行 の失 敗 につ なが った と考 え られ る 。

また

,MFFTに

お け る衝 動性 の指標 と 衝 動 的 失敗

"と

の 関係 が認 め られ な か った こ と も先 行研 究 と一致す る結 果 で あ つた。先 に紹 介 した

Blockの

批 判 以 外 に も

,MFFTで

測 られ る衝 動 性 とそ の他 の衝 動 性 指標 の 間 に相 関 を見 出せ な い とす る研 究 は い くつ か 報 告 され て い る。

Davidson(1984)は

大 学 生 を対 象 と して

 MFFT 

と Personality Research ForIInや  California Psychological

lnventoryを

実施 した が

,MFFTに

お け る遂 行 と

,衝

動 性 に関す る尺 度 との 間

に 関連 は見 られ な か つた 。また

Gerbing,Ahadi,&Patton(1987)は

大 学 生 の 参 加 者 に

MFFT,時

間評 価 課 題,単純 反 応 時 間課 題 な どを行 わせ,更に

Eysenck

の衝 動 性 尺 度

,16PF,Barratt lmpulsiveness Scale, Guilford‐ Zimmerman

Temperament Scaleな

どを実施 して,衝動 性 の行 動 的 指 標 と質 問紙 に よ る指 標 の 間 に共 通 の要 素 が 見 出せ るか ど うか を検 討 して い る

.項

ロ レベ ル の 因 子 分 析 を行 つ た と こ ろ

,質

問 紙 に 関す る因子 と して は ス リル の追 求

,決

定 の速 さ

,計

画 を避 け る

,精

力 的

,楽

天 的

,衝

動 の追 及

,落

ち着 きの な さな ど

12因

子 が 見 出 され

,3種

類 の行 動 的 指 標 は それ ぞれ 単独 で

1つ

の 因子 と して抽 出 され た. 以 上 の先 行 研 究 か ら

,衝

動 性 概 念 を構 成 す る要 素 が非 常 に多様 で あ る こ とが わ か る

.他

の 特 徴 にお い て も行 動 的 指標 と質 問紙 に よる指標 の相 関の低 さは指 摘 され て い る が (ミ ッシ ェル

,1992),衝

動 性 の場 合 は多様 な側 面 を捉 え るた め に 測 定 手 段 が 領 域 特 殊 的 な発 展 を遂 げ て きた こ とも

,指

標 間 の相 関 の 低 さの 一 因

に な っ て い る と思 わ れ る 。

なお

,MFFTの

誤 答 数 を概 念 的 テ ンポ の指 標 と して用 い る こ とに 疑 間 を呈 し, 反 応 時 間 と は別 に 取 り扱 うこ とを 主 張 す る研 究 者 もい る

(Block,Gjerde,&

Block,1986)。 こ こで も反応 時 間 と誤 答数 か ら算 出 した衝動性 ス コア と 衝 動 的 失 敗

"と

の 間 に は相 関 が なか つた が

,誤

答 数 を単独 で用 い た場 合 に は弱 い 相 関 が認 め られ て い る。 衝 動 的 失 敗"は決 定 の速 さよ りは熟 考 の不 足 の側 面 を表

して い るの か も しれ ない 。

3.MFFTに

お け る衝 動 的 遂 行 の検 討

こ こで は まず

MFFTで

用 い る

12枚

の 図版 それ ぞれ につ い て

,初

発 反 応 時 間 の平 均 と誤 答数 を算 出 した.

誤答数

初発反応

S08 S06  S01  S02 S07 S09  S04 S03  S10 Sll  S05 S12 7‑4‑4 1激別の初発反応時間と誤答数

7‐ 4‐

4に

は初発反応 時 間 が短 い 図版 か ら順 に呈示 した 。 この 図 か らは誤 答

数 と初 発 反 応 時 間が 必ず しも比 例 関係 に あ るわ け で は な く

,反

応 時 間 は短 い が 誤 答 が 多 い 図版

(2,7な

)や

反 応 時 間 は長 い が誤 答 の少 な い 図版

(5,12な

)が

あ る こ とが わ か る (こ れ らの 図版 の 一部 は資料 と して 添 付 した

).そ

こで 図版 ご とに比 較 刺 激 の種 類 や 誤 答 の度 数 な どを調 べ てみ た 。

比 較 刺 激 は標 準刺 激 の一部 を変 形 させ た もので あ るが 、 そ の操 作 は図形 の あ る一 部 分 の(1)大き さの変 化,(2)形の小 さい変化 (輪郭線 の変 更 :直 線 ⇔ 曲線),

(3)位置 の変 化 (左⇔ 右 ),(4)角 度 の変化,(5)形の 大 きい変化 に分 け られ る。そ れ ぞ れ の 例 を次 に あ げ て お く.

7‐ 4‐

7の

結 果 か ら,(1)図 形 が 単 純 で細 か い部 分 が少 な い 図版

(01,06,08)

で は反 応 時 間 が短 く誤 答 が少 ない こ と,(2)誤 答 は

,形

態 そ の もの が 変 わ る よ う な大 き な 変 化 よ りも

,変

形 箇 所 が小 さい比較刺激 で多 く見 られ る こ と,(3)図 形 が複 雑 で比 較 刺 激 の変形 が小 さ くて も

,正

答 が標 準刺 激 に近 い位 置 に呈示 され る場 合 は誤 答 が少 ない (図

05,12)こ

とな どが わ か る.

7‑4‑7  比較刺激の変形操作と呈示位置,及 び誤答数

a.反応 時間が短く誤答が少ない図版

図版01 形 小

 

5/11       5/11

回 囲 国 蜘 回 酬 国 囲

回 囲

州 回 開

形大    国国国□ 大 匡 コ E四

図版 06  形大    田国圏園  E正 エコ

7/12       0/12

図版09日国圏□

  

形小

   

形小

国 囲 圃

1/12

大 匡 コ Eヨ

4/18 7/18       5/18

b.反応時間が短く誤答が 多い図版

図版

07 

形大

  E形

J:コ

 E大

19/39

位置    □国園□  E亘 亘コ

8/39

圃 □ 蜘

回 仰国 曲

回 m□

c.反応 時間が長く誤答が 多い図版 図版03

図版10

□ 囲

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