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病療 を起 こして後悔 す る                     0.44

ドキュメント内 甲南女子大学学術情報リポジトリ (ページ 50-54)

田  A

10  病療 を起 こして後悔 す る                     0.44

09 

何か を している時 に話 しか け られ ると聞 き逃す

      0.41

25 

言 お うと していた ことを思 い出せ ない

      0.35

22 

喉 まで出かか つているのに どうしても思 い出せない

        0.35

‑0.09   ‑001

‑0.24    0.01 0.21    000

‑007   ‑001 001    006 0.13    006 0.30   0.20 013    024 0.91    0.04 0.80   ‑0.20 0.47   ‑026 0.45   ‑002 0.44    0.20

0.39   019 0.32    028 0.21    002

‑0.14    0.65

‑0.07    0.63 011    0.45 023   0.44 0.08   0.43 0.03    0.43 0.02    0.38 015    0.33

‑0.11    031

21 

何 か に取 りか か って い る時 に

,つ

い他 の ことが した くな る

19 

何 か 聞 いて いな けれ ば な らな い時 にばん や り空想 して しま う

01 

本 をよ く考 えないで読み過 して しま つたために …

24 

物 を落 とす

03 

道路に出ている看板や標識 に気がつかない

15 

決心す るまでにあれ これ迷 う

05 

人にぶつか る

06 

出か ける時

,明

りや 火 を消 したか

,鍵

をか けたか思い出せない

07 

人 と会 つた時

,そ

の人の名前 を聞 き逃す

13 

スーパーに行 つて …・欲 しい品物 を見つけられない

14 

正 しい意味で言葉 を使 つて いるか急に気 になる

08 

失礼な ことを言 つたか も しれ ない と後で気づ く

20 

人の名前 を思 い出せ ない

11 

大事な手紙 に何 日も返事 を書かない

02 

家の中 を歩 いて きて何 をす るためにそ こに来たのか思 い出せ ない

04 

方向を説明す る時

,左

右 を間違 う

12 

よ く知 っていて も…。どこで曲がればいいか思 い出せない

‑0.24 0.17

027

0.24

‑0.26

‑0.09

‑013

0.15

‑0.02

‑004 002

0.00

008

0.21 0.29 0.07 0.26

当初

BrOadbent et al(1982)は CFQの

失敗項 目を知覚

,記

,行

為 の

3つ

の タイ プに分 け られ る と考えていた よ うだが

,さ

ま ざまなグルー プ に

CFQを

実施 して因子分析 を行 つた ところ

,こ

3つ

に対応す る因子 は得 られず

,ま

グルー プに よって結果 に大 きな違 いがあつた と報告 してい る。 この こ とか ら彼 らは失敗 の下位 カテ ゴ リー を考 えず

,25項

目の合計得点 を全体的 な失敗 しやす さを示す個 人の得点 と して用 いてい る.

CFQの

因 子構 造 に 関 して は

,そ

の後 さま ざま な結果 が報 告 され て い る.

Pollina,Greene,Tunick,&Puckett(1992)は

男 女 大 学 生

387名

の サ ンプル で,

妨 害 され や す さ

,行

為 の誤 り

,空

間 的・ 筋 感 覚 的 記 憶

,対

人 的 知 能

,名

前 の記

憶 の

5因

子 を見 い だ した 。 しか し彼 らは

62才

か ら

75才

の男 女

89名

を対 象 に した調 査 で は これ とは異 な る

5因

子 ―記 憶 の失敗

,誤

つた注意 の焦 点 づ け

,対

人 的 知 能,妨 害 され や す さ,空 間 的 注意 ― を報 告 して い る(Pollina et al.,1993).

一 方

,Larson,Alderton,Neideffer,&Underhill(1997)で

は ア メ リカ海 軍 兵

2379名

CFQを

実施 して,全 般 的 な認 知 的失 敗 と名 前 の処理 の

2因

子 が 得

られ て い る。 ま た

Matthews,Coyle,&Craig(1990)は

大 学 生

475名

CFQ

を実 施 した結 果 か ら

,1,2,7因

子 解 を提 案 して い る。 この うち

2因

子 解 は,

ほ とん どの項 目が 高 く負 荷 す る全 般 的 な失 敗 の 因子 と

,人

の名 前 に 関す る失敗 項 目だ けが負 荷 す る因 子 か らな り

,Larsonら

の結 果 に近 い と言 え るだ ろ う。

Klumb(1995)は

ドイ ツ語 項 目に新 しく

7項

目を付 け加 えて

213名

に調 査 を 行 い

,妨

害 され や す さ と運 動 の失 敗 (ぶつ か る

,つ

まず く

,も

の を落 とす な ど)

2因

子 を得 て い る。

これ らの研 究 と今 回 の調査 結 果 に共通 して い るの は

,全

般 的 な認 知 的 失 敗 と 解 釈 で き る 比 較 的 大 き い

1因

(

a large general factor";Broadbent, Broadbent,&Jones,1986)が

見 出 され た こ とで あ る

.そ

もそ も

CFQ項

目は

日常 生 活 で慣 れ 親 しん だ行動 の失 敗 で あ り

,2章

で 紹 介 した

Reason(1990)

の 分類 に従 えば これ らの項 目の殆 どは

,進

行 中の 行 動 に 注意 が 向 け られ な か っ た こ とに よ つ て 生 じるス リップ で あ る こ とが わ か る。 現 象 的 に はバ ラエ テ ィに 富 ん だ 内容 の よ うな 印 象 を受 け るの に

,分

析 結 果 が 基 本 的 に は

1因

子 構 造 を示 す の は この た めで は な い だ ろ うか

.つ

ま り

CFQは

全 般 的 な失敗 しや す さ とい うよ りは

,ス

リ ップ を起 こ しや す い傾 向 を測 つて い る と考 えた ほ うが妥 当で は な い か と思 われ る。 従 つ て こ こで も

,BrOadbentら

の方 法 に従 つて

25項

目全 体 の合 計得 点 を

,個

人 の失 敗 しや す さを表 す 指 標 と して用 い る こ とにす る.

調 査

1の

女 子 大 学 生 に お け る

CFQの

合 計 得 点 の 平 均 は

45.9(SD=9.6)で

あ っ た

.得

点 の 分布 は 図 5‐1‐

1に

示 した。

40

35 30 25 20 15 10 5 0

20  25  30 35  40 45  50  55  60  65  70  75  80 5‑1‑1女子大学 生(調査 1)に おけるCFQ得点の分布

会 社 員 にお け る

CFQ合

計 得 点 の 平均 は

41.94(SD=10.06)で

あ る

.男

女 別 に見 る と男 性 の平 均 が

42.2(SD=9.9),女

性 の 平 均 が

41.6(SD=10.1)で

あ り,

性 差 は 有 意 で は な か った (t=0.24).合計 得 点 につ い て Broadbent et al(1982) は看護 学 生 で

52.48,社

会 人 で

35.02,36.65な

どの 平均値 を報 告 して い るが,

これ らは 「過 去 6ヵ 月 間 に」 とい う期 間 の制 限が なか った り

,イ

ン タ ビュー形

式 で行 われ た もの で あ るた め

,今

回 の結 果 と直接 比 較 す る こ とはで きない.

3.信

頼 性 の検 討

25項

目の α係 数 は調 査

1で

α

=.84で

あ り

,尺

度 の 内 的整 合 性 に 問題 は な い と思 われ る 。次 に

,調

1か

ら調 査

3で

繰 り返 し調 査 対 象 とな つ た者 の得 点 か ら再 検 査 信 頼性 を調 べ た

.調

査 1と 調 査

2を

共 に受 けた者 は

124名

お り

,6ヵ

月 の間 隔 をお い た

2つ

の得 点 の 間 にはr=。

72(p<.01)の

相 関 が あ つ た 。調 査 1 と調 査

3(13ヵ

月 間 隔

)を

共 に受 けた者 は

89名

,r=.61(p<.01)の

相 関 が あ った 。

BrOadbent et al(1982)の

結 果 と同 じく

,CFQ得

点 は か な り安 定 し て い る と言 え るだ ろ う。

4.構

成 概 念 妥 当性 の 検 討

先に述べたよ うにス トレスフルな状況で適切な認知ができないことが失敗 に つながるのであれば

,ス

トレスヘの脆弱 さを捉える指標 と

CFQ得

点の間に関 連がみ られ るだろ う

.こ

こでは

,外

的なス トレスに対 して抵抗力が弱 く

,柔

に 対 処 す る こ と が 困 難 で あ る と考 え られ る 外 的 統 制 (externa1 locus of control)と

,や

は り外 的 な刺激 に影 響 され て情 緒 的・認 知 的 に不安 定 に な りや す い傾 向で あ る不安 との関係 か ら

,CFQの

概 念 的妥 当性 を検討す る。このた め に調査

1で

は外 向性 と神経症傾 向 を測 るモー ズ レイ人格検査

(MPI),調

2 では 自我 統 率力 の欠如 (Q3‐

),自

我 の弱 さ (C‐

),パ

ラ ノイ ド傾 向

(L),罪

悪 感

(0),衝

動 に よる緊迫

(Q4)の 5側

面 か ら不安 を捉 えるキャテル不安 尺度

(CAS),調

3で

は統制 の所在 が外的 で あ るか内的で あるか を調べ る

Locus of Control(LOC)尺

度 の

3つ

,CFQと

併せ て実施 した。

CFQに

つ いて は

25項

目全 体 の合計得 点 と

,調

1の

因子分析 結果 か ら得 られ た

3因

子 (言語・

注意 の失敗

,物

理的 な失敗

,対

人場 面の失敗

)そ

れ ぞれ に±

.40以

上 の負荷 量

を持つ項 目の合 計得 点 を求 めた。

5‑1‑4 CFQお

よび

MPI,CAS,LOCの

平均得 点 と標 準 偏差

   

( )内

がSD

尺 度名

      

調査

1(N=145) 

調 査

2(N=143) 

調査

3(N=112)

407)     1606 (3.99) CFQ一言語・注意 の失敗

CFQ―物理 的失敗 CFQ―対人場面での失敗 CFQ―全体の合計得 点 MPI―外向性(E)

MP卜神経症傾 向(N) MPl―虚偽尺度(L)

CAS―自我統率 力の欠如(03‑) CAS―自我の弱さ(C―)

CAS―パラノイド傾向(L)

CAS―罪 悪 感 (0)

CAS―衝 動 に よる緊 迫 (Q4) CAS―合 計 得 点

LOC

16.45 (3.75)      15.88 930 (330)

5.67 (207)

9.29

5。71

331) 202)

3.73) 2.98) 3.23) 3.25)

349)

12.09)

8.96(315) 5.80 (201) 45.89 (9.67)     45.61 (1134)     45.38 (1100) 31.54 (10.32)

25.71 (9.50) 10.72 (5.03)

8.46 6.31 5.94 10.05 7.64 38.41

49.71 (5.08)

この サ ンプル の特 徴 と して は

,MPIで

は 女 子 大 学 生 の標 準的 なデ ー タ

(MPI

研 究 会

,1984)と

比 較 す る と

E得

点 が

0.5SD程

度 高 く

,CASの

Q3‐

,Q4で

健 常群 の デ ー タ と して示 され て い る値 よ りお よそ

0.3SD高

くな っ て い る。

LOC

は鎌 原 ら

(1987)が

示 して い る女 子 大 学 生 の デ ー タ とほ ぼ 同程 度 の得 点 で あ っ た 。

次 に これ らの 尺 度 得 点 と

,CFQに

お け る

3つ

の 失敗 因子 の尺 度 得 点 との相 関

係 数 を求 め た 。

5‑1‑5 CFQス

コアと各尺度得点との相関係数

CFQ言

語・注意 物理的

   

対人場面

   

合計

‑013

0.18

‑0.15 0.28

022

0.24 0.30 0.20 0.34

‑0.17

*:pく.05,**:pく

01.lrl≧

40の もの は太字 で示 した

CFQ合

計得 点は

MPIの

外向性得 点 とは負 の

,神

経症傾 向 とは正の相 関 を示 した

.ま

CASの

すべ ての下位 尺度 とも有意 な正 の相 関が見 られ た

.こ

の こ とは先 に述べ た不安

(MPIで

は外 向性 の低 さと神経症傾 向の高 さで表 され る) と失敗 の関係 についての仮説 に整合す る結果であろ う。 ここでの

LOC得

点 は 高い ほ ど内的統制で あ るこ とを示す ので

,有

意 な負 の相 関は外 的統制 の者 ほ ど

CFQ得

点 が高 い ことを示 してい る.こ の結果 も外的 な刺激 への影響 されやす さ と失敗 の多 さとの関係 を裏付 ける ものであ り、

Broadbent et al(1982)が

行 つ た調査 の結果 とも一致 してい る。

次 に

CFQの

因子 ご との得点 と各尺度 との相 関を見 る と

,上

に述べ た よ うな

相 関関係 は注意 と言語 の失敗で あ る第

1因

子 で特 に 目立 ってお り

,第 2,3因

子 ではそれ ほ ど顕著 でない ことがわか る

.不

安 は注意 の コン トロール を不安定 に させ,進行 中の処理以外 の刺激 に注意が向きやす くな る

(Eysenck&Eysenck, 1985)と

言 われてお り

,不

安が適切 な状況認 知 を妨害す るのは この よ うな注意 の性質 によ るものであ る と考 え られ る

.CASの

中で も特 にQ3‐ (自 我 統率力 の 欠如

)及

Q4(衝

動 に よる緊迫

)と

1因

子 との相 関が高い こ とか らも

,不

安 と関係す るのは特 に注意 の コン トロール の失敗 であ るこ とが示唆 され る。

【 全 体 の 考 察 】

ここで作成 した CFQ日 本語版はオリジナルとほぼ同じ構成概念妥当性を有

MPI―E MPI―N

MPI―L CAS―Q3‑

CAS―C―

CAS― L

ドキュメント内 甲南女子大学学術情報リポジトリ (ページ 50-54)