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ISS の現在までの組立て状況 (1)2A(STS‑88)

1.3.2 ISS の現在までの組立て状況

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EVA クレーン

 

2A.1 では、ロシアとアメリカの2つの EVA クレーンが輸送され、ISS に取り付 けられました。

 

‑STRELA:ロシアの EVA クレーン

 

(2A.1, 2A.2aで分割して輸送。:2A.1 では、台座、支柱部のみを運搬。)

 

このクレーンは、機器だけでなく宇宙飛行士を乗せて移動させることも可能で あり、実際にミールでも使用されました。3.0m から最大 15m まで伸ばすことが 可能です。重量は約 294kg です。

 

‑OTD(ORU Transfer Device):アメリカの EVA クレーン

この米国製のクレーンは、STS‑87 で土井宇宙飛行士がテストしたものと同じタ イプのものです。

(3)2A.2a

2A.2a(STS‑101)は、ズヴェズダ・モジュールの打上げ延期を受けて追加された飛行で す。軌道上を周回しているザーリャ・モジュールはズヴェズダとのドッキング後には、

ほとんどの機器を停止する計画になっていたため、主要機器の寿命は約 500 日で設計 されていました。このため、ズヴェズダのドッキング時までザーリャの寿命を延長さ せるため、2A.2a でザーリャ内の機器の交換修理を行いました。

STS‑101(2A.2a)で搭載された主なペイロードは以下の通りです。また、2A.2a フライ トでは、1 回の EVA が行われました。

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スペースハブ・ダブルモジュール

 

 ザーリャの修理のための機器(ザーリャのバッテリや消火器など)や、滞在クル ーが使用する予定の運動用の機器など約 1.5 トンの補給物資を運搬しました。

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ICC(Integrated Cargo Carrier) 曝露機器の輸送用キャリア

 

    ‑STRELA:ロシアの EVA クレーン(2A.2a では伸展式のメインブーム部等を運搬)

 

2A.1 で運んだパーツと組み合わせて、軌道上で STRELA クレーンを完成させまし

た。

(4)1R ズヴェズダ(サービス・モジュール)

ズヴェズダは、2000年7月にカザフスタンのバイコヌール宇宙基地からロシアのプロ トンロケットで打ち上げられました。

打上げ後、ズヴェズダ・モジュールはザーリャ・モジュールと軌道上で無人状態のま まドッキングします。ズヴェズダの全長は約13.1m、重量は約19.0tであり、ミール

<E改訂>

宙ステーションの中核のモジュールとほぼ同じ設計のモジュールです。ズヴェズダは、

後方に1つ、前方に3つの合計4箇のドッキング・ポートを持っています。(ミールは、

後方に1つ、前方に5つの合計6箇持っています。)

ズヴェズダには、睡眠用の個室、トイレ、冷蔵冷凍庫を含む調理設備、食事用のテ ーブル等が装備されています。このため、米国の居住モジュールが打ち上げられるま での宇宙飛行士の居住区として使われます。

ズヴェズダの詳細につきましては、「ズヴェズダ(サービスモジュール)打上げに関 するプレスキット」がありますので、そちらを御参照下さい。

図1.3‑4 ズヴェズダ概観図

(5)2A.2b

2A.2b(STS‑106)は、ISS への荷物の運搬とズヴェズダ内の機器の起動・点検作業を 行う飛行で、クルーは ISS とのドッキング後にズヴェズダ内へ入り、ズヴェズダを打 上げる際に各機器やパネル等を取り付けていた固定用ボルトの取り外しや、重量削減 のために取り外されていた機器や補給品など約 2.5t をシャトル及び、ズヴェズダの さらに後ろにドッキングしたプログレス M1 補給船から搬入しました。

NASDA の材料曝露実験装置 (軌道上で今後、取付けを予定)

1.3.3 3A フライト後の ISS

3A フライト終了後には、ソユーズ TM 宇宙船(2R)が打ち上げられ、米国人 1 人と ロシア人2人の計 3 人(第1次滞在(Expedition 1)クルー)が宇宙ステーションへの 滞在を開始します。これ以降、約 3 ヶ月交代で 3 名が常時軌道上に滞在します。

また、4A フライトでは、アメリカの太陽電池パドルが、また 5A フライトでは米国の 実験モジュール「デスティニー」が打ち上げられ、5A.1 でデスティニーのラックが搬 入されると初期段階の基本機能がほぼそろい、実験運用も開始されます。

第 1 次 ISS 滞在クルーの経歴

William M.(Bill) Shepherd ( ウイリアム・M・シェパード)

米国海軍大佐。国際宇宙ステーション(ISS)コマンダーを担当。1949 年 7 月テ ネシー州生まれ。1984 年に NASA の宇宙飛行士に選抜される。今回が4回目の 飛行。シェパードは、最初の飛行クルーに指名されるまでは、1993 年から 1996 年まで国際宇宙ステーション計画の副部長をつとめた。彼のシャトル飛行経 験は、1988 年 12 月の STS‑27、1990 年 10 月の STS‑41、1992

       年 10 月の STS‑52 であり、440 時間以上の宇宙滞在を記録している。

Yuri Pavlovich Gidzenko(ユーリー・P・ギドゼンコ)

 ロシア空軍副大佐。ソユーズ・コマンダーを担当。

ギドゼンコは、1989 年にロシアの宇宙飛行士の訓練に加わった。彼は 1962 年 3 月にロシアのニコラエフ地域のエラネツキ地方で生まれた。今回は2 回目の飛行となる。ギドゼンコは、1995 年 9 月から 1996 年 2 月までミー ル宇宙ステーションでユーロ・ミール‑95ミッションに参加

        し、180 日以上の宇宙滞在を記録している。

Selgei Konstantinovich Krikalev(セルゲイ・K・クリカレフ)

フライト・エンジニアを担当。1985 年にロシアの宇宙飛行士に選抜され る。クリカレフは、1958 年 8 月にロシアのレニングラード(現在のセント・

ペテルスベルグ)で生まれた。今回で5回目の飛行となる。彼は、1998 年 11 月から 1989 年 4 月まで行われたミール宇宙ステーションでの2回目のソ ビエト−フランスの科学ミッションにフライトエンジニアとして参加した。

1994 年 2 月の初めてのアメリカとロシアの共同シャトル

       飛行となった STS‑60 で、クリカレフは初めてシャトルで飛行したロシアの宇 宙飛行士となった。さらに、1998 年 12 月の初めての国際宇宙ステーション組 立ミッションとなった STS‑88 で飛行した。1年3ヶ月以上の宇宙滞在を記録 しており、この間、7回の船外活動を経験している。