第 7 章 本体装置のパーティションの運用
7.3 パーティションへのインストール
7.3.5 ETERNUS ディスクアレイの接続操作
7.3.5.2 ETERNUS マルチパスドライバの設定
ETERNUS マルチパスドライバ (ETERNUS ディスクアレイ用サーバノードドライバ) の機能によりサーバノード側の以 下の定義ファイルを自動設定し、デバイス用インスタンスを自動生成します。
● ファイバチャネルドライバ構成ファイル fjpfca.conf
● ディスクドライバ構成ファイル sd.conf,mplbt.conf
● マルチパスドライバ構成ファイル mplb.conf,mplbh.conf
本機能は Solaris OS インストール時のネットワークブートの延長で実施します。
本機能が呼び出されるタイミングについては、「7.3.2.4.4 Solaris OS と各製品のインストール」、「新規設定イン ストール」の項番 19 を参照してください。
ETERNUS マルチパスドライバの設定操作中、オペレータに対して次の問い合わせがあります。
● ホストアフィニティの設定に関する確認
● アクセスパスの選択方式の問い合わせ
● アクセスパスの手動選択
● クラスタシステムの共用ディスクとして使用するかどうかの確認
● アクセス特殊ファイルの問い合わせ
● マルチパス構成処理でエラーが発生した場合の問い合わせ
● マルチパス構成処理以外でエラーが発生した場合の確認
● 処理中断時の最終確認の問い合わせ
これらの問い合わせに対する手順について、以下に説明します。
7.3.5.2.1 ホストアフィニティの設定に関する確認
ETERNUS マルチパスドライバ設定の前提として、対象 ETERNUS ディスクアレイ装置のホストアフィニティの設定が済 んでいなければなりません。そのため本設定機能の操作の最初に以下のようなメッセージを出力して、オペレータに 確認をとります。
[メッセージ]
システムに定義するアクセスパスの選択と設定を行います。
デバイスを検索中です ...検索終了後、デバイス一覧、アクセスパス一覧を表示します。
switch WWN device slot/port
‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑
1 100000000e244187 fjpfca5 PCI#1 1 100000000e244543 fjpfca4 PCI#1 1 280000e000a80236 E3000 CM1CA1P1 3 100000000e24418d fjpfca3 PCI#1 3 100000000e24522f fjpfca0 PCI#1 3 210000000eba0528 GR740 IOB00SLOT0 3 211000000eba0528 GR740 IOB10SLOT1 3 220000e000a80236 E3000 CM0CA0P1 3 251000000eba0528 GR740 IOB11SLOT0 3 261000000eba0528 GR740 IOB11SLOT1 *GR740:GR740/820/840
Adapter Switch ETERNUS(GR) Status instance WWN WWN product
‑‑‑‑‑+‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑+‑‑‑‑‑+‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑+‑‑‑‑‑‑
[ ] 1 fjpfca0 100000000e24522f 3 220000e000a80236 E3000 CM0CA0P1 New [ ] 2 fjpfca0 100000000e24522f 3 211000000eba0528 GR740 IOB10SLOT0 New [ ] 3 fjpfca0 100000000e24522f 3 261000000eba0528 GR740 IOB11SLOT1 New [ ] 4 fjpfca0 100000000e24522f 3 210000000eba0528 GR740 IOB00SLOT0 New [ ] 5 fjpfca0 100000000e24522f 3 251000000eba0528 GR740 IOB11SLOT0 New [ ] 6 fjpfca3 100000000e24418d 3 211000000eba0528 GR740 IOB10SLOT0 New [ ] 7 fjpfca3 100000000e24418d 3 261000000eba0528 GR740 IOB11SLOT1 New [ ] 8 fjpfca3 100000000e24418d 3 210000000eba0528 GR740 IOB00SLOT0 New [ ] 9 fjpfca3 100000000e24418d 3 251000000eba0528 GR740 IOB11SLOT0 New [ ]10 fjpfca4 100000000e244543 1 280000e000a80236 E3000 CM1CA1P1 New
アクセスパス一覧を参考にして、アクセスパスの選択をETERNUSのホストアフィニティ設定と スイッチのゾーン設定で実施してください。
はい ‑‑‑> 'y' 設定済み ‑‑‑> 'n' 中止 ‑‑‑> 'q'
キーを入力してください。 [y,n,q]
上記表示メッセージのうち、装置情報に関する各項目の意味は次のようになります。
前半の出力内容の意味は以下のとおりです。
switch
ディスクアレイ装置が接続されている fabric switch の番号 (ドメイン ID) を表します。AL 接続の場合は
"‑" が表示されます。
WWN
device の WWN (World Wide Name) を表示します。
device
サーバに実装されている GP7B8FC1、または PW008FC2、PW008FC3 ファイバチャネルカードのインスタンス名 と、ディスクアレイ装置の機種名を表示します。
後半の出力内容の意味は以下のとおりです。
Adapter
ファイバチャネルカードのインスタンス番号と WWN を表示します。
Switch
ファイバチャネルカードおよびディスクアレイ装置が接続されたファイバチャネルスイッチハブのドメイン ID を表示します。ドメイン ID が "‑" で結合して表示されている場合は、ファイバチャネルカードとディス クアレイ装置が異なるスイッチに接続されていることを表します。
たとえば "3‑2" と表示されている場合、ファイバチャネルカードからドメイン ID が 3 のファイバチャネル スイッチハブに接続され、ファイバチャネルスイッチハブ間のカスケード接続を経由して、ドメイン ID が 2 のファイバチャネルスイッチハブに接続されたディスクアレイ装置にいたる経路を表しています。
ETERNUS(GR)
ETERNUS, GR ディスクアレイ装置の WWN、機種名 (product)、ディスクアレイ装置側の接続先を表示します。
GR710、GR720、GR730 の場合、装置側の接続先は "‑" で表示されます。
Status
この装置の組み合わせが fabric switch に新規追加された場合は "New"、既存のものであれば "Exist" を表 示します。また、AL 接続の場合は "AL" を表示します。すでに存在するアクセスパス ("Exist" 状態) は、
LUN 増設の対象となります。AL 接続のすべての装置は、常に LUN 増設およびマルチパス組み込み操作の対象 になります。
ETERNUS、 GR ディスクアレイ装置の機種名は以下のように表示されます。
GR720
GR720, GR730 GR740
GR740, GR820, GR840 M50
GR710, E3000M50 E3000
E3000 (M50 を除く) E6000
E6000
[意味]
ETERNUS マルチパスドライバ設定機能 (grmpdautoconf) を利用するには、ETERNUS ディスクアレイ装置のホストアフ ィニティ設定が済んでいなければなりません。
ホストアフィニティの設定をここで行いますか?
[対応]
1. ホストアフィニティの設定をここで実施する場合 'y' キーを入力します。
⇒"ホストアフィニティの設定が済んだらリターンキーを押してください" という趣旨のメッセージが表示さ れます。 (ここでリターンキーを押すと再度上記メッセージを表示します)
2. ホストアフィニティの設定が済んでいる、または設定しない場合 'n' キーを入力します。
⇒処理が次のステップに進みます。
3. ETERNUS マルチパスドライバの設定を行わない場合 'q' キーを入力します。
⇒本当に終了してよいかどうかの最終確認メッセージが表示されます。(「7.3.5.2.10 処理中断時の最終確認 の問い合わせ」を参照)
そこで'y'キーを入力すると ETERNUS マルチパスドライバの設定を中止します。
'n'キーを入力すると再度上記メッセージを表示します。
シングルパス接続とマルチパス接続の混在環境の設定を行う場合、次の条件を満たすようにディスクアレイ装置のホ ストアフィニティ設定を行う必要があります。
● シングルパスとして設定したいパスから見える LUN が、他のパスから見えないこと。
SAN 環境で、アクセスパスを設定している環境では、ホストアフィニティは設定済です。
この場合は、'n' キー (設定済み) を入力します。
7.3.5.2.2 アクセスパスの選択方法の問い合わせ
ディスクアレイ装置へのアクセスパスの決定方法として、自動選択、手動選択の 2 通りの方法があります。そのため、
以下のメッセージを表示してオペレータに問い合わせを行います。
[メッセージ]
アクセスパスを自動選択しますか、手動選択しますか?
** 自動選択とした場合、"New" と表示されたすべてのアクセスパスがシステムに登録されます。
** ETERNUS,Switchの設定で適切にアクセスパスが選択されている場合は、自動選択を選んでください。
** "Exist" と表示されたすべてのパスは LUN 増設処理の対象になります。
** AL 接続のすべての装置は LUN 増設および装置増設の対象になります。
手動選択 ‑‑‑> 'm' 自動選択 ‑‑‑> 'a' 中止 ‑‑‑> 'q'
キーを入力してください。 [m,a,q]
[意味]
ディスクアレイ装置へのアクセスパスの選択を自動で行いますか、それとも手動で行いますか?
**自動で行う場合、新規追加 ("New 状態") のパスはすべて、操作の対象になります。
**既存 ("Exist" 状態) のパスは常に LUN 増設の操作の対象になります。
**AL 接続のすべての装置は常に LUN 増設およびマルチパス組み込み操作の対象になります
[対応]
1. 手動でアクセスパスの選択を行う場合 'm' キーを入力します。
⇒アクセスパスの選択処理に進みます。 (「7.3.5.2.3 アクセスパスの手動設定」) 2. 自動でアクセスパスの選択を行う場合
'a' キーを入力します。
⇒ファイバチャネルおよびディスクドライバの構成ファイルの設定処理に進みます。 (「7.3.5.2.4 ファイバ チャネルおよびディスクドライバの設定処理」)
3. ETERNUS マルチパスドライバの設定を行わない場合 'q' キーを入力します。
⇒本当に終了してよいかどうかの最終確認メッセージが表示されます。 (「7.3.5.2.10 処理中断時の最終確 認の問い合わせ」を参照)
そこで'y'キーを入力すると ETERNUS マルチパスドライバの設定を中止します。
'n'キーを入力すると再度上記メッセージを表示します。
"自動でアクセスパスの選択" を選んだ場合、「7.3.5.2.1 ホストアフィニティの設定に関する確認」のパスの一覧表 示で "New" or "AL" と表示されたすべてのパスを設定しようとします。そのため自動選択を選ぶ場合、以下のことを 確認してください。
● 適切なゾーン設定、およびホストアフィニティ設定が済んでいる。
● 一覧で表示されたパスすべてを設定して問題ない。
7.3.5.2.3 アクセスパスの手動設定
ホストに接続されたディスクアレイ装置の一覧を表示した後、オペレータにアクセスパス選択を促すメッセージを表 示します。
[メッセージ]
Adapter Switch ETERNUS(GR) Status instance WWN WWN product
‑‑‑‑‑+‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑+‑‑‑‑‑+‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑+‑‑‑‑‑
[ ] 1 fjpfca0 100000000e24522f 3 220000e000a80236 E3000 CM0CA0P1 New [ ] 2 fjpfca0 100000000e24522f 3 211000000eba0528 GR740 IOB10SLOT0 New [ ] 3 fjpfca0 100000000e24522f 3 261000000eba0528 GR740 IOB11SLOT1 New [ ] 4 fjpfca0 100000000e24522f 3 210000000eba0528 GR740 IOB00SLOT0 New
[ ] 5 fjpfca0 100000000e24522f 3 251000000eba0528 GR740 IOB11SLOT0 New [ ] 6 fjpfca3 100000000e24418d 3 211000000eba0528 GR740 IOB10SLOT0 New [ ] 7 fjpfca3 100000000e24418d 3 261000000eba0528 GR740 IOB11SLOT1 New [ ] 8 fjpfca3 100000000e24418d 3 210000000eba0528 GR740 IOB00SLOT0 New [ ] 9 fjpfca3 100000000e24418d 3 251000000eba0528 GR740 IOB11SLOT0 New [ ]10 fjpfca4 100000000e244543 1 280000e000a80236 E3000 CM1CA1P1 New
"New" と表示されたパスのうち、システムに登録したいアクセスパスの番号を入力してください。
** 入力後は再度アクセスパス一覧を表示します。
** 選択したパスには'*'が表示されます。
** 誤った番号を入力した場合は、その番号を再度入力することで選択対象から外れます。
** "Exist" と表示されたパスは、必ず LUN 増設処理の対象になります。
** AL 接続のすべての装置は LUN 増設および装置増設の対象になります。
パス番号入力 ‑‑‑> 数字を入力してください (空白で区切って複数入力できます) 入力完了 ‑‑‑> 'x'
処理中止 ‑‑‑> 'q'
キーを入力してください。 [パス番号,x,q]
上記表示メッセージのうち、装置情報に関する各項目の意味は次のようになります。
Adapter
ファイバチャネルカードのインスタンス番号と WWN を表示します。
Switch
ファイバチャネルカードおよびディスクアレイ装置が接続されたファイバチャネルスイッチハブのドメイン ID を表示します。ドメイン ID が "‑" で結合して表示されている場合は、ファイバチャネルカードとディス クアレイ装置が異なるスイッチに接続されていることを表します。
たとえば "3‑2" と表示されている場合、ファイバチャネルカードからドメイン ID が 3 のファイバチャネル スイッチハブに接続され、ファイバチャネルスイッチハブ間のカスケード接続を経由して、ドメイン ID が 2 のファイバチャネルスイッチハブに接続されたディスクアレイ装置にいたる経路を表しています。
ETERNUS(GR)
ETERNUS、 GR ディスクアレイ装置の WWN、機種名 (product)、ディスクアレイ装置側の接続先を表示します。
GR710、GR720、GR730 の場合、装置側の接続先は "‑" で表示されます。
Status
この装置の組み合わせが fabric switch に新規追加された場合は "New"、既存のものであれば "Exist" を表 示します。また、AL 接続の場合は "AL" を表示します。すでに存在するアクセスパス ("Exist" 状態) は、
LUN 増設の対象となります。AL 接続のすべての装置は、常に LUN 増設およびマルチパス組み込み操作の対象 になります。
ETERNUS、 GR ディスクアレイ装置の機種名は以下のように表示されます。
GR720
GR720, GR730 GR740
GR740, GR820, GR840 M50
GR710, E3000M50 E3000
E3000 (M50 を除く) E6000
E6000