第 7 章 本体装置のパーティションの運用
7.3 パーティションへのインストール
7.3.2 インストールの前準備
7.3.2.4 パーティションインストーラの実行
インストールサーバでネットワークインストールのためのインストール情報を設定するため、partition̲setup コマン ドを実行します。partition̲setup コマンドを実行し以下の手順にそって、作業してください。
● Solaris OS のアップデートインストールを実行する場合の操作方法については以下のマニュアルを参照して ください。
○ 『PRIMEPOWERXXXX ハードウェアプラットフォームガイド』
7.3.2.4.1 パーティションインストーラの機能
パーティションインストーラでは次の機能を提供します。
● OS インストール
カスタム JumpStart を利用し Solaris OS をネットワークインストールする為の設定を行います。
● OS と製品のインストール
Solaris OS のインストールと製品をインストールするための設定を行います。
本ツールが対応している製品は以下になります。
○ Solaris OS PTF
○ Enhanced Support Facility(1.4 以降)
○ Enhanced Support Facility Manuals And Patches(2.3A40 以降)
○ GR MultiPath Driver(1.0.3 以降)
○ ETERNUS MultiPath Driver (2.0.1 以降)
○ Hard Disk Driver(10.0.1 以降)
○ FUJITSU PCI Gigabit Ethernet(1.4.1)
○ FUJITSU PCI Gigabit Ethernet(2.0 以降)
○ FUJITSU PCI 10/100 Ethernet
○ FUJITSU PCI Quad 10/100 Ethernet
○ FUJITSU ULTRA LVD SCSI Host Bus Adapter Driver
○ Sun SAI/P(3.0 アップデート 2)
○ WebSysAdmin(2.1B10)
○ マルチパスディスク
○ マルチパスディスク制御ロードバランスオプション
○ FUJITSU PCI Fibre Channel
2.2.1 を Solaris 8 OS で使用する場合
Solaris OS のパッチ(kernel update patch 108528‑05 以降)を事前に適用する必要があるため、OS を インストールしパッチを適用した後に、製品の追加形式でインストールしてください。
3.0 の場合
Solaris 10 OS 以降のオペレーティングシステムに製品をインストールする場合には、partition̲setup を実行しインストールサーバに製品 CD イメージの複写を終了した後に、以下の作業が必要となります。
1. ホストのターミナルを新規に開きます
2. FUJITSU PCI Fibre Channel 3.0 の CD イメージ格納ディレクトリ(registered directory)の bin
配下に移動します。
# cd <CD イメージ格納ディレクトリ>/bin 3. シンボリックリンクを作成します。
# ln ‑s FJSVpfcba.res .FJSVpfcba.res
○ SafeDISK
○ SafeFILE
○ SafeCLUSTER(2.0 以降)
○ PRIMECLUSTER(4.1 以降)
○ Solaris Unbundled PTF
上記以外の製品のインストール方法は「7.3.6 製品インストール」を参照してください。
● 参照作成機能
既に設定されたインストール情報を、新たに別のパーティションに設定できる機能です。
1 つのインストール情報で同時に複数の参照作成が可能です。
● 製品の追加インストール
本ツールで Solaris OS がインストールされたパーティションへ製品を後から追加形式でインストールするこ とができます。
● 設定の表示
現在設定されているインストール情報を確認することができます。
● 一括設定
各製品のインストールに引き続き、OS および各製品に対して事前に用意された環境設定(設定スクリプト)を 自動で実行します。
● フラッシュアーカイブ連携
Solaris ソフトウェアのインストールでは、Solaris OS CD を使用したインストール、またはフラッシュアー カイブを使用したインストール(フラッシュインストール)を実施することができます。
フラッシュアーカイブは、Solaris 8 OS 4/01 以降の新規機能です。フラッシュアーカイブの詳細については、
インストールする Solaris OS のバージョンにより以下のドキュメントを参照してください。
○ Solaris(TM) 8 のインストール(追補)
○ Solaris(TM) 8 のインストール(上級編)
○ Solaris(TM) 9 インストールガイド
○ Solaris(TM) 10 インストールガイド
Solaris 8 OS 4/01 以降では、フラッシュアーカイブを使用して、OS インストール済みのノード環境をファイ ルイメージでバックアップし、他のサーバへインストールすることができます。すべての製品を、フラッシュ アーカイブを使用してインストールする場合、マシンの構成を同一にしなければならない等の使用範囲が限定 されます。フラッシュアーカイブの使用を OS インストールから PTF 適用までの部分的に適用することで、イ ンストール時間を短縮します。(OS インストール〜PTF 適用を約 5 分の 1 に短縮)
● 仮 OS(仮ブート)によるハードウェアの確認支援
OS インストール前に、インストールサーバの仮 OS により内蔵ディスク・RAID 装置(ETERNUS)を認識/確認し、
ドライバ設定ファイルを自動構成することができます。
● ソフトウェアインストール・環境設定結果の確認支援
自動実行される内容すべてが、サーバ構築結果の確認の目的で、ファイルにロギングされます。
このログを確認することにより、インストール・環境設定結果を確認することができます。
7.3.2.4.2 パーティションインストーラ実行前の確認
1. 「6.4.4 IP アドレス/ホスト名の設定」を実施しておく必要があります。
2. uname ‑n の実行結果を確認します。
# uname ‑n <RETURN>
uname ‑n で表示されたホスト名が管理 LAN のホスト名と一致することを確認してください。
異なっている場合は、以下のファイルに記述されているホスト名を管理 LAN のホスト名に変更してください。
/etc/nodename
変更後、インストールサーバで以下のコマンドを実行し、インストールサーバを再起動してください。
# /usr/sbin/shutdown ‑y ‑g0 ‑i6 <RETURN>
パーティションへのインストールが終わりましたら、上記ファイルの内容を元に戻してインストールサーバを 再起動してください。
3. インストールする製品についての情報の確認
インストールする製品のインストール方法(前準備など)や既にパーティションに製品がインストールされて いる場合の資源退避/復元方法などについては、あらかじめ各製品のインストールガイドを参照し、それに従 ってください。
4. RAID 装置の接続確認
インストール設定中に、ETERNUS ディスクアレイ等の RAID 装置を認識/確認し、ドライバ設定を行います。
RAID 装置を使用する場合は、事前に、ターゲットホストと RAID 装置(ETERNUS)が物理的に接続されていること を確認してください。
7.3.2.4.3 partition̲setup の実行
以下のように、partition̲setup コマンドを実行します。
% su ‑ <RETURN>
Password: password <RETURN>
# /opt/FJSVscsl/bin/partition̲setup <RETURN>
7.3.2.4.4 Solaris OS と各製品のインストール
1. パーティションインストーラを実行し、トップメニューを表示します。
2. インストール情報が設定されたパーティションが存在する場合は、参照作成画面が表示されます。参照作成を 行う場合は、11.に進みます。
3. インストールする各製品の CD イメージをインストールサーバ(システムコンソール)上に複写します。
4. インストールするパーティションを選択します。
5. 3.で複写した製品の中から実際にインストールする製品を選択します。
6. 各製品の事前設定を行います。選択した製品の中に事前設定が必要な製品がない場合は 7.に進みます 7. Solaris OS を JumpStart インストールするためのシステム構成情報の事前設定をします。
8. ネットワークブートを実行します。
9. 8.によりプロファイルを作成するための設定を行います。
10. ここまでで、一台のパーティションのインストール情報の基本設定が完了します。次のパーティションのイン ストール情報を行う場合は、10.の完了画面で"New host"を選択します。参照作成を行う場合は 11.に進みます。
参照作成を行わない場合は 4.からの手順を繰り返します。
11. 参照作成を行う場合は、設定が完了されたパーティションの一覧から参照したいパーティションを一個選択し ます。
12. 参照作成するパーティションを選択します。
同じ設定を行うパーティションを同時に複数選択できます。
13. 設定する各対象パーティションの root パスワードを入力します。
14. 選択された各パーティションの設定が完了したら、各パーティションでネットワークブートを実行することで、
ネットワークインストールが開始されます。
[新規設定インストール]
以下は例として、パーティションインストーラが出力するメッセージの流れに沿って、Solaris OS および Enhanced Support Facility 製品を同時に新規インストールする際の手順を説明します。
[操作手順例]
● Solaris OS カスタム JumpStart の詳細については、インストールする Solaris OS のバージョンにより以下の ドキュメントを参照してください。
○ Solaris(TM) 2.6 Solaris のインストール(上級編)
○ Solaris(TM) 7 のインストールガイド(上級編)
○ Solaris(TM) 8 のインストールガイド(上級編)
○ Solaris(TM) 9 インストールガイド
○ Solaris(TM) 10 インストールガイド
● Solaris OS の各設定値の詳細については、インストールする Solaris OS のバージョンにより以下のドキュメ ントを参照してください。
○ Solaris(TM) 2.6 Solaris のインストール(上級編)
○ Solaris(TM) 7 インストールライブラリ(SPARC 版)
○ Solaris(TM) 8 インストールガイド(SPARC 版)
○ Solaris(TM) 9 インストールガイド
○ Solaris(TM) 10 インストールガイド
● CD‑ROM 装置の前に物を置かないでください。CD‑ROM から製品を複写する場合、画面の切り替え処理により CD‑ROM 装置のトレイが自動的に出ることがあります。
● partition̲setup でインストールサーバ(システムコンソール)に複写した製品の CD イメージを削除する場合は、
必ず本手順の項番 7 の"Delete"機能により削除してください。
● partition̲setup での設定が完了してから、パーティションでネットワークブートを実行するまでの間は、イ ンストールサーバ(システムコンソール)の/etc/dfs/dfstab ファイルの編集および share されたディレクトリ の unshare をしないでください。
● インストールサーバが Solaris 10 OS の場合、Solaris 9 OS 以前をインストールする場合には、partition̲setup を起動する前に、以下のコマンドで TFTP サービスを起動してください。
# /usr/sbin/svcadm enable svc:/network/tftp/udp6:default
なお、上記コマンド実行時に、以下のようなメッセージが出力される場合があります。
(LANG=C の場合)
svcadm: Pattern 'svc:/network/tftp/udp6:default' doesn't match any instances
この場合は、/etc/inet/inetd.conf ファイルにおいて、tftp に関する定義のコメントを外し、以下のコマン ドを実行してください。
# /usr/sbin/inetconv