第 4 章 システムコンソールの管理
4.1 システムコンソールの導入
システムコンソールの導入作業のうち、以下の初期作業については、『GP7000F System Management Console (SMC) 取 扱説明書』、『PRIMEPOWER System Management Console (SMC) 取扱説明書』、『PRIMEPOWER100 取扱説明書System Management Console model』または『PRIMEPOWERXXXX インストレーションガイド』を参照してください。
● Solaris OS のインストール
● System Console Softwareのインストール
● 工場出荷時は、上記はインストールされています。
ここでは、上記が完了した後の管理LANの設定と初期アカウントの設定について説明します。
4.1.1 コンソール接続装置の設定
コンソール接続装置はパーティション上のシステムボードからRS‑232CをLANインタフェースに変換して、システムコ ンソールに接続させる中継装置です。
ここでは、各パーティションのコンソール画面を、RC2000 で表示させるための中継装置であるコンソール接続装置の 接続に必要な設定について説明します。
システムコンソールでは、本体装置単位およびコンソール接続装置単位に設定を行ないます。
コンソール接続装置の設定は、以下の手順で行います。
1. マシン管理メニューのメインメニューから、「本体装置の選択」を選択します。
2. 本体装置選択メニューで、表示する本体装置を選択します。
3. 選択した本体装置のメニューが表示されます。
4. メニューから、「コンソール接続装置設定」を選択します。
コンソール接続装置を冗長化する場合は、「コンソール接続装置二重化設定」を選択します。
5. 接続可能な装置の一覧が表示されます。設定を行なうコンソール接続装置の番号を選択します。
通常は、main0 からmain3 を使用します。
コンソール接続装置を冗長化する場合は、main0 からmain3 をシステムネットワーク 0 系で使用し、sub0 から sub3 をシステムネットワーク 1 系で使用します。
6. 選択した装置の情報が表示されます。
ここでは、以下の情報を設定します。
No. 設定情報 設定内容
1 MAC コンソール接続装置の MAC アドレスを設定します。
コンソール接続装置の背面に記載されている"ethernet address"で す。
設定を削除したい場合は、"d"を選択してください。
2 P1 3 P2 4 P3 5 P4 6 P5 7 P6 8 P7 9 P8
コンソール接続装置の RS‑232C 接続部分の PX(X:1〜6)と、物理的に 接続したシステムボード番号を設定します。
システムボード(SB)番号は、"SBxx"または "SBxx‑n"で設定します。
xx は、以下の通り。
00‑07:キャビネット 0 の SB 番号 10‑17:キャビネット 1 の SB 番号 20‑27:キャビネット 2 の SB 番号 30‑37:キャビネット 3 の SB 番号
設定を削除したい場合は、"d"を選択してください。
本体装置が PRIMEPOWER800/1000/2000, GP7000F モデル 1000/2000 の場合、No.8,9 は設定しないでください。
本体装置の OS およびソフトウェアが、以下の条件の場合、コンソール接続装置を冗長化することにより、コンソール パスで異常が発生した場合は、異常を認識しパス切り替えを行ないます。
OS Solaris 8 OS
ソフトウェア Enhanced Support Facility の 1.7.1 以降がインストールされている こと。
異常の認識と切り替え機能は、OS 稼動中のみ有効になります。
以下に接続例を示します。
設定は、上記手順により、各装置の設定後、以下の手順で組み合わせの設定を行ないます。
1. 上記手順 4 のメニューから、「コンソール接続装置二重化設定」を選択します。
2. 二重化設定されているコンソール接続装置, Port, SB の組み合わせ一覧が表示されます。
3. "a"を入力することにより、登録の追加を行ないます。
4. 設定可能な SB の一覧が表示されます。コンソールパスを二重化構成にする SB を選択してください。
5. 二重化構成が可能な SB の一覧が表示されます。4.で選択した SB と二重化構成とする SB を選択してください。
● コンソール接続装置を二重化する場合は、HUB が 2 個必要です。
4.1.2 管理 LAN の初期設定
システムコンソールは、導入直後は以下のノード名を持っています。
dummy
管理 LAN のインタフェースに対してもこのホスト名が設定されており、IP アドレスとして以下のアドレスが設定され ています。
192.168.0.1
これらの値を以下の手順で変更します。
1. 「4.4.3 システムコンソールのネットワーク再設定」の手順に従い、ネットワークの設定を変更します。
2. ダンプ採取格納場所を変更します。
# cd /var/crash <Return>
# mv dummy ノード名 <Return>
# dumpadm ‑s /var/crash/ノード名 <Return>
# rm /var/opt/FJSVdmp/dashare <Return>
3. 必要に応じて/etc/defaultrouter にゲートウェイアドレスを設定します。
# vi /etc/defaultrouter <Return>
4. NIS/NIS+を使用する場合、nsswitch.conf とドメインを変更します。
# vi /etc/nsswitch.conf <Return>
→初期状態では/etc ファイルだけを参照する設定になっています。NIS/NIS+を参照する必要のある項目に対し て、"files"の後ろに"nisplus"などの定義を追加します。
(例)
hosts files nisplus ドメインを設定します。
# vi /etc/defaultdomain <Return>
5. リブートします。
# /usr/sbin/shutdown ‑g0 ‑y ‑i6 <Return>
4.1.3 アカウントの追加
続いて、本体装置の管理者は、自分のアカウントと、ハードウェア保守者のアカウントを追加します。
1. ツールメニューから端末エミュレータを開きます。
2. 本体装置の管理者のアカウントを追加します。
# useradd ‑d /home/<ユーザ名> ‑g cladmin ‑u <ユーザ id> ‑m <ユーザ名> <Return>
→/etc/passwd にアカウントが作成され、/home/<ユーザ名>というパス名でホームディレクトリが作成されま す。
3. 本体装置管理者のアカウントのパスワードを設定します。
# passwd <ユーザ名> <Return>
New password: <パスワード> <Return>
Re‑enter new password: <パスワード> <Return>
4. 本体装置管理者の共通デスクトップ環境を管理者用に設定します。
# /opt/FJSVscsl/bin/scslowneradd ‑a <ユーザ名> <Return>
5. ハードウェア保守者のアカウントを追加します。
# useradd ‑d /home/<ユーザ名> ‑g cemainte ‑u <ユーザ id> ‑m <ユーザ名> <Return>
6. ハードウェア保守者のアカウントのパスワードを設定します。
# passwd <ユーザ名> <Return>
New password: <パスワード> <Return>
Re‑enter new password: <パスワード> <Return>
7. ハードウェア保守者の共通デスクトップ環境を管理者用に設定します。
# /opt/FJSVscsl/bin/scslowneradd ‑c <ユーザ名> <Return>
4.1.4 その他の設定
1. NTP の定義ファイルを生成します。
# /opt/FJSVscsl/bin/partition̲setup ‑n <Return>
2. 他の NTP サーバがある場合、NTP の定義ファイルをさらにカスタマイズします。
# vi /opt/FJSVscsl/etc/ntp.conf <Return>
3. 変更を反映します。
# /etc/init.d/FJSVscsl restart
→NTP サーバが起動されます。
4. 「4.2 システムコンソール情報のバックアップ」に従って設定情報をバックアップします。
● システムコンソールでは以下のファイルにより、初期状態でルーティングを停止する設定となっています。こ のファイルを削除しないでください。
/etc/notrouter
● システムコンソールでは以下のファイルにより、CD‑ROM 装置をパーティションから利用できるよう自動設定さ れます。このファイルを変更しないでください。
/etc/rmmount.conf
● システムコンソールでは以下のファイルにより、システムコンソール標準のテープ装置を利用できるよう設定 されています。このファイルを変更しないでください。
/kernel/drv/st.conf
● システムコンソールでは以下のファイルにより、必要なディレクトリが各パーティションから参照できるよう 自動設定されます。このファイルを変更しないでください。
/etc/dfs/dfstab