第 4 章 システムコンソールの管理
4.4 ネットワーク設定の変更
本体装置、システムコンソールの IP アドレスやホスト名を変更する手順について説明します。
なお、以下のような変更については「4.5 本体装置およびシステムコンソールの移設」で説明する手順に従ってくだ さい。
● 本体装置側、システムコンソール側の両方の設定を変更する場合
● システム制御 LAN(システムネットワーク)、管理 LAN のサブネットやネットマスクを変更する場合
4.4.1 本体装置側の変更
本体装置のパーティションで、以下の設定を変更する手順について説明します。
● 管理 LAN 上のホスト名
● 管理 LAN 上の IP アドレス
● ノード名を管理 LAN 以外のインタフェースのホスト名に変更したい場合には、「7.3.9 手動設定する環境」を 参照してください。
この作業にはシステムコンソールと対象パーティションの root 権限が必要です。
1. システムコンソールで端末エミュレータを開き、root 権限になります。
# su ‑ <Return>
2. システムコンソールの/etc/inet/hosts に記述されている各パーティションの IP アドレス・ホスト名を修正し ます。
# vi /etc/inet/hosts <Return>
3. システムコンソールの/etc/ethers 内に記述されている各パーティションのホスト名を修正します(MAC アド レスは変更しません)。
# vi /etc/ethers <Return>
4. システムコンソールで RC2000 のホスト一覧から対象パーティションのコンソールを開きます。
5. RC2000 から対象パーティションに root でログインし、sys‑unconfig コマンドを実行します。
# /usr/sbin/sys‑unconfig <Return>
6. 以下の問い合わせに、y を入力します。
# Do you want to continue (y/n) ? y <Return>
7. 自動的にシャットダウンが実行され、ok プロンプトが表示されます。
8. パーティションを再起動します。
{?} ok boot <Return>
9. システム情報の再設定メニューが表示されます。指示に従って設定を行ってください。設定内容の詳細につい ては、Solaris OS の sys‑unconfig, sysidtool の man ページを参照してください。
10. ダンプ採取格納場所を変更します。
# cd /var/crash <Return>
# mv 変更前のホスト名 変更したホスト名 <Return>
# dumpadm ‑s /var/crash/変更したホスト名 <Return> (注)
# rm /var/opt/FJSVdmp/dashare <Return>
注) 2.6 OS の場合、このコマンドを実行する必要はありません。
11. 対象のパーティションをリブートします。
# /usr/sbin/shutdown ‑g0 ‑y ‑i6 <Return>
12. 他のパーティションや他のマシンの/etc/inet/hosts にも対象パーティションの IP アドレスを設定している場 合、それぞれ修正します。
13. 対象パーティションがブートできたら、システムコンソールの端末エミュレータでシステムコンソール側の設 定を反映させます。
# /etc/init.d/FJSVscsl restart <Return>
14. システムコンソールで RC2000 の「ファイル」メニューから「表示更新」を選び、ホスト一覧の表示を更新し ます。
15. Web‑Based Admin View の設定を変更します。
1) Web‑Based Admin View を停止します。
# /etc/init.d/fjsvwvcnf stop
# /etc/init.d/fjsvwvbs stop
2) Web‑Based Admin View の VL を確認します。
# pkginfo ‑l FJSVwvbs
表示された VERSION:の情報を確認します。
2.X.X,REV=XXXX.XX.XX00 ならば、V2.0 系。
1.X.X,REV=XXXX.XX.XX00 ならば、V1.0 系。
と判断します。
3) V2.0 系の場合、かつ、IP アドレスを変更した場合。
以下のように変更します。
# /etc/opt/FJSVwvbs/etc/bin/wvSetparam mip <変更する IP アドレス>
# /etc/opt/FJSVwvbs/etc/bin/wvSetparam httpip <変更する IP アドレス>
詳細については、『Web‑Based Admin View 操作手引書』を参照してください。
3') V1.0 系の場合、かつ、ネットワークインタフェースを変更した場合。
以下のように変更します。
# /etc/opt/FJSVwvbs/etc/bin/wvSetparam acsif <変更するネットワークインタフェース (hme0 など)>
# /etc/opt/FJSVwvbs/etc/bin/wvSetparam httpdif <変更するネットワークインタフェース (hme0 など)>
詳細については、パーティションにインストールされている Enhanced Support Facility に添付される『マシ ン管理説明書』を参照してください。
4) 変更したパーティションが Web‑Based Admin View のプライマリ管理サーバ、またはセカンダリ管理サーバ となっている場合、各パーティションで以下のコマンドを実行します。
# /etc/opt/FJSVwvbs/etc/bin/wvSetup <プライマリ管理サーバ IP アドレス> <セカンダリ管 理サーバ IP アドレス>
5) Web‑Based Admin View を再起動します。
# /etc/opt/FJSVwvbs/etc/bin/wvCntl restart
# /etc/init.d/fjsvwvcnf restart
16. パーティション側のユーザ(管理)LAN インタフェース名を hme0 以外で使用する場合、あるいは、これまで 使用していた場合、以下のコマンドをパーティション側の OS 上で実行します。
# /usr/sbin/FJSVmadm/addevhost hostname <Return>
# /usr/sbin/FJSVmadm/cmdevsnd ‑i <Return>
hostnameには、ユーザ(管理)LAN インタフェースのホスト名を指定します。
17. システムコンソールの端末エミュレータでパーティションインストーラを実行して、再度インストール情報を 設定します。 (「7.3.2.4 パーティションインストーラの実行」を参照してください)
# /opt/FJSVscsl/bin/partition̲setup <Return>
18. 「4.2 システムコンソール情報のバックアップ」に従って設定情報をバックアップします。
4.4.2 システムコンソール側の変更
システムコンソールの以下の設定を変更する手順について説明します。
● 管理 LAN 上のホスト名
● 管理 LAN 上の IP アドレス
この作業にはシステムコンソールおよび各パーティションの root 権限が必要です。
1. 「4.4.3 システムコンソールのネットワーク再設定」の手順に従い、ネットワークの設定を変更します。
2. ダンプ採取格納場所を変更します。
# cd /var/crash <Return>
# mv 変更前ノード名 ノード名 <Return>
# dumpadm ‑s /var/crash/ノード名 <Return>
# rm /var/opt/FJSVdmp/dashare <Return>
3. システムコンソールをリブートします。
# /usr/sbin/shutdown ‑g0 ‑y ‑i6 <Return>
4. RC2000 から各パーティションに root 権限でログインします。
5. RC2000 から対象パーティションに root でログインし、/etc/inet/hosts ファイルに記述されているシステム コンソールのホスト名、IP アドレスを変更します。
# vi /etc/inet/hosts <Return>
6. 各パーティションの/etc/inet/ntp.conf に定義されているシステムコンソールの IP アドレスを変更します。
# vi /etc/inet/ntp.conf <Return>
7. 他の NTP サーバからシステムコンソールを peer 指定している場合や、他の NTP クライアントからシステムコ ンソールを server 指定している場合、それらのマシンの/etc/inet/ntp.conf も変更します。
8. 各パーティションで ntptrace を実行し、NTP が正しく動作していることを確認します。
# ntptrace <Return>
なお、以下のように 127.127.1.0 に対しては Timeout と表示されますが、問題ありません。
# ntptrace <Return>
localhost: stratum 7, offset 0.000046, synch distance 0.13541 XXX.XXX.XXX.XXX: stratum 6, offset ‑0.123247, synch distance 0.01004 127.127.1.0: *Timeout*
9. パーティションで/usr/sbin/FJSVmadm/scslset コマンドを実行し、システムコンソールの指定を変更します。
# /usr/sbin/FJSVmadm/scslset <システムコンソールホスト名> <Return>
10. コンソールとの通信を開始させます。
# /usr/sbin/FJSVmadm/cmdevsnd ‑i <Return>
11. パーティションインストーラを実行して、再度 NTP の定義ファイルを作成します。
# /opt/FJSVscsl/bin/partition̲setup ‑n <Return>
12. パーティションインストーラを実行して、再度インストール情報を設定します。(「7.3.2.4 パーティション インストーラの実行」を参照してください)
# /opt/FJSVscsl/bin/partition̲setup <Return>
13. 「4.2 システムコンソール情報のバックアップ」に従って設定情報をバックアップします。
14. Web‑Based Admin View の設定を変更します。<PRIMEPOWRE100 または Java 版 RC2000 をインストールしている 場合>
1) Web‑Based Admin View を停止します。
# /etc/init.d/fjsvwvcnf stop
# /etc/init.d/fjsvwvbs stop 2) IP アドレスを変更した場合。
以下のように変更します。
# /etc/opt/FJSVwvbs/etc/bin/wvSetparam mip <変更する IP アドレス>
# /etc/opt/FJSVwvbs/etc/bin/wvSetparam httpip <変更する IP アドレス>
詳細については、『Web‑Based Admin View 操作手引書』を参照してください。
3) Web‑Based Admin View のプライマリ管理サーバおよびセカンダリ管理サーバの設定値を変更します。
# /etc/opt/FJSVwvbs/etc/bin/wvSetup <プライマリ管理サーバ IP アドレス> <
セカンダリ管理サーバ IP アドレス>
<プライマリ管理サーバ>、<セカンダリ管理サーバ>には、2)で指定した<変更する IP アドレス>を指定してく ださい。
4) Web‑Based Admin View を再起動します。
# /etc/opt/FJSVwvbs/etc/bin/wvCntl restart
# /etc/init.d/fjsvwvcnf restart
4.4.3 システムコンソールのネットワーク再設定
ホスト名の変更などにより、ネットワークの再設定を行う場合の手順について説明をします。
設定作業中、「<interface>:Link Down ‑ cable problem?」とメッセージが表示される場合がありますが、設定作業 に問題はありません。(interfaceは管理 LAN のインターフェイスを示します。例: SUNW,hme0)
Solaris 7 OS の場合
1. root ユーザでログインし、sys‑unconfig コマンドを実行します。
# /usr/sbin/sys‑unconfig
2. 以下の問い合わせに、y を入力します。
Do you want to continue (y/n) ?
3. 自動的にシャットダウンが実行され、ok プロンプトが表示されます。
4. システムコンソールを再起動します。
{?} ok boot <Return>
5. 「Host Name」画面が表示されたら、ホスト名を入力し、F2(Continue)を押します。
6. 「Network Connectivity」画面が表示されたら、「Yes」を選択し、F2(Continue)を押します。
7. 「Primary Network Interface」画面が表示されたら、ユーザ LAN のインタフェースを選択し、F2(Continue) を押します。
8. 「IP Address」画面が表示されたら、ユーザ LAN の IP アドレスを入力し、F2(Continue)を押します。
9. 「Confirm Information」画面が表示されます。表示された情報がこれまでに入力したものと合っている場合 は、F2(Continue)を押します。情報が違っている場合は、F4(Change)を押し、正しい情報を入力し直してくだ さい。
10. 「Name Service」画面が表示されたら、「None」を選択し、F2(Continue)を押します。
11. 「Confirm Information」画面が表示されます。表示された情報がこれまでに入力したものと合っている場合 は、F2(Continue)を押します。情報が違っている場合は、F4(Change)を押し、正しい情報を入力し直してくだ さい。
12. 「Subnets」画面が表示されたら、「Yes」を選択し、F2(Continue)を押します。
13. 「Netmask」画面が表示されたら、サブネットマスクを入力し、F2(Continue)を押します。
14. 「Time Zone」画面が表示されたら、「Asia,Eastern」を選択し、F2(Continue)を押ます。更に「Japan」を選 択し、F2(Continue)を押します。
15. 「Date and Time」画面が表示されたら、正しい日付と時刻を入力し、F2(Continue)を押します。
16. 「Confirm Information」画面が表示されます。表示された情報がこれまでに入力したものと合っている場合 は、F2(Continue)を押します。情報が違っている場合は、F4(Change)を押し、正しい情報を入力し直してくだ さい。
17. root のパスワードを設定します。同じパスワードを 2 回入力してください。
18. 「Do you want this automatic power‑saving shutdown?」と表示されたら、以下のように入力します(2 項目 の質問が出ますが、両方とも n と入力してください)。
[y,n,?] n <Return>
[y,n,?] n <Return>
Solaris 8 OS の場合
1. root ユーザでログインし、sys‑unconfig コマンドを実行します。
# /usr/sbin/sys‑unconfig
2. 以下の問い合わせに、y を入力します。
Do you want to continue (y/n) ?
3. 自動的にシャットダウンが実行され、ok プロンプトが表示されます。
4. システムコンソールを再起動します。
{?} ok boot <Return>
5. 「Select a Language」 の問い合わが表示されたら、「1. Japanese」を選択します。
6. 「Select a Locale」の問い合わせが表示されたら、「0. Japanese EUC (ja)」を選択します。
7. 「Network Connectivity」画面が表示されたら、「Yes」を選択し、F2(Continue)を押します。
8. 「DHCP」画面が表示されたら、「No」を選択し、F2(Continue)を押します。
9. 「Primary Network Interface」画面が表示されたら、ユーザ LAN のインタフェースを選択し、F2(Continue) を押します。
10. 「Host Name」画面が表示されたら、ホスト名を入力し、F2(Continue)を押します。
11. 「IP Address」画面が表示されたら、ユーザ LAN の IP アドレスを入力し、F2(Continue)を押します。
12. 「IPv6」画面が表示されたら、「Yes」を選択し、F2(Continue)を押します。
13. 「Confirm Information」画面が表示されます。表示された情報がこれまでに入力したものと合っている場合 は、F2(Continue)を押します。情報が違っている場合は、F4(Change)を押し、正しい情報を入力し直してくだ さい。
14. 「Configure Security Policy」画面が表示されたら、「No」を選択し、F2(Continue)を押します。
15. 「Confirm Information」画面が表示されます。表示された情報がこれまでに入力したものと合っている場合