第 4 章 システムコンソールの管理
4.5 本体装置およびシステムコンソールの移設
本体装置およびシステムコンソールの以下の設定を変更する、移設手順について説明します。
● 管理 LAN のネットワークアドレス・ネットマスク
● 管理 LAN 上の各 IP アドレス・ホスト名
この作業にはシステムコンソールおよび各パーティションの root 権限が必要です。
[移設前の作業]
1. RC2000 を使用して、すべてのパーティションを停止させます。
2. システムコンソールを shutdown します。
3. 移設します。
[移設後のシステムコンソール側の作業]
1. システムコンソールマシン管理のメニューを使用して以下の設定を確認し、必要に応じて変更します。 (本設 定は、当社技術員がおこないます。)
○ セグメント ID
○ マシン ID
○ 本体装置名
○ システム制御 LAN(システムネットワーク)のネットワークアドレス
○ 遠隔保守の設定
2. 「4.4.3 システムコンソールのネットワーク再設定」の手順に従い、ネットワークの設定を行います。
3. ノード名を変更した場合に ダンプ採取格納場所を変更します。
# cd /var/crash
# mv 変更前ノード名 ノード名 <Return>
# dumpadm ‑s /var/crash/ノード名 <Return> (注)
# rm /var/opt/FJSVdmp/dashare <Return>
注) Solaris 2.6 OS の場合、このコマンドを実行する必要はありません。
4. NTP の定義ファイルを再作成します。
# /opt/FJSVscsl/bin/partition̲setup ‑n <Return>
5. 必要に応じてシステムコンソールの/etc/defaultrouter に記述されているゲートウェイアドレスを変更しま す。
# vi /etc/defaultrouter <Return>
6. 移設先で他の NTP サーバを peer 指定する場合や、他の NTP サーバのクライアントとなる場合、ntp.conf を変 更します。
# vi /opt/FJSVscsl/etc/ntp.conf <Return>
7. Web‑Based Admin View の設定を変更します。<PRIMEPOWRE100 または Java 版 RC2000 をインストールしている 場合>
1) IP アドレスを変更した場合。
以下のように変更します。
# /etc/opt/FJSVwvbs/etc/bin/wvSetparam mip <移設後の IP アドレス>
# /etc/opt/FJSVwvbs/etc/bin/wvSetparam httpip <移設後の IP アドレス>
詳細については、『Web‑Based Admin View 操作手引書』を参照してください。
2) Web‑Based Admin View のプライマリ管理サーバおよびセカンダリ管理サーバの設定値を変更します。
# /etc/opt/FJSVwvbs/etc/bin/wvSetup <プライマリ管理サーバ IP アドレス> <
セカンダリ管理サーバ IP アドレス>
<プライマリ管理サーバ>、<セカンダリ管理サーバ>には、1)で指定した<移設後の IP アドレス>を指定してく ださい。
8. システムコンソールをリブートします。
# /usr/sbin/shutdown ‑g0 ‑y ‑i6 <Return>
9. RC2000 を起動し、各パーティションのホスト名が正しく表示されていることを確認します。
10. システムコンソールマシン管理のメニューから各パーティションを立ち上げます。
11. RC2000 のホスト一覧から各パーティションをシングルユーザモードで起動し、次に示す「移設後の各パーティ ション側の作業」をそれぞれ行います。
[移設後の各パーティション側の作業]
1. RC2000 から対象パーティションに root でログインし、sys‑unconfig コマンドを実行します。
# /usr/sbin/sys‑unconfig
2. 以下の問い合わせに、y を入力します。
Do you want to continue (y/n) ?
3. 自動的にシャットダウンが実行され、ok プロンプトが表示されます。
4. パーティションを再起動します。
{?} ok boot <Return>
5. システム情報の再設定メニューが表示されます。指示に従って設定を行ってください。設定内容の詳細につい ては、Solaris OS の sys‑unconfig, sysidtool の man ページを参照してください。
6. パーティションの/etc/inet/ntp.conf に定義されているシステムコンソールの IP アドレスを変更します。ま た、システムコンソール以外にも NTP サーバがある場合、その定義を追加します。
# vi /etc/inet/ntp.conf <Return>
7. Web‑Based Admin View の設定を変更します。
1) Web‑Based Admin View を停止します。
# /etc/init.d/fjsvwvcnf stop
# /etc/init.d/fjsvwvbs stop
2) Web‑Based Admin View の VL を確認します。
# pkginfo ‑l FJSVwvbs
表示された VERSION:の情報を確認します。
2.X.X,REV=XXXX.XX.XX00 ならば、V2.0 系。
1.X.X,REV=XXXX.XX.XX00 ならば、V1.0 系。
と判断します。
3) V2.0 系の場合、かつ、IP アドレスを変更した場合。
以下のように変更します。
# /etc/opt/FJSVwvbs/etc/bin/wvSetparam mip <移設後の IP アドレス>
# /etc/opt/FJSVwvbs/etc/bin/wvSetparam httpip <移設後の IP アドレス>
詳細については、『Web‑Based Admin View 操作手引書』を参照してください。
3') V1.0 系の場合、かつ、ネットワークインタフェースを変更した場合。
以下のように変更します。
# /etc/opt/FJSVwvbs/etc/bin/wvSetparam acsif <変更するネットワークインタ フェース(hme0 など)>
# /etc/opt/FJSVwvbs/etc/bin/wvSetparam httpdif <変更するネットワークイン タフェース(hme0 など)>
詳細については、パーティションにインストールされている Enhanced Support Facility に添付される『マシ ン管理説明書』を参照してください。
4) 変更したパーティションが Web‑Based Admin View のプライマリ管理サーバ、またはセカンダリ管理サーバ となっている場合、各パーティションで以下のコマンドを実行します。
# /etc/opt/FJSVwvbs/etc/bin/wvSetup <プライマリ管理サーバ IP アドレス> <
セカンダリ管理サーバ IP アドレス>
5) Web‑Based Admin View を再起動します。
# /etc/opt/FJSVwvbs/etc/bin/wvCntl restart
# /etc/init.d/fjsvwvcnf restart 8. パーティションをリブートします。
# /usr/sbin/shutdown ‑g0 ‑y ‑i6 <Return>
9. パーティションで/usr/sbin/FJSVmadm/scslset コマンドを実行し、システムコンソールの指定を変更します。
# /usr/sbin/FJSVmadm/scslset <システムコンソールホスト名> <Return>
10. パーティションの管理 LAN を hme0 以外で使用する場合、あるいは、これまで使用していた場合、以下のコマ ンドを実行して、新しい管理 LAN のホスト名を指定してください。
# /usr/sbin/FJSVmadm/addevhost "新しい管理 LAN のホスト名"
11. コンソールとの通信を開始させます。
# /usr/sbin/FJSVmadm/cmdevsnd ‑i <Return>
12. パーティションで ntptrace を実行し、NTP が正しく動作していることを確認します。
# ntptrace <Return>
なお、以下のように 127.127.1.0 に対しては Timeout と表示されますが、問題ありません。
# ntptrace <Return>
localhost: stratum 7, offset 0.000046, synch distance 0.13541
XXX.XXX.XXX.XXX: stratum 6, offset ‑0.123247, synch distance 0.01004 127.127.1.0: *Timeout*
[設定情報のバックアップ]
1. 「4.2 システムコンソール情報のバックアップ」に従って設定情報をバックアップします。
[インストール情報の再設定]
1. パーティションインストーラを実行して、再度インストール情報を設定します。(「7.3.2.4 パーティション インストーラの実行」を参照してください)
# /opt/FJSVscsl/bin/partition̲setup <Return>