5 4 1 3
0 1m
1.黒色粘土(粘土粒)
2.暗灰色粘土(粘土粒)
3.暗黄灰色粘土(炭)
4.暗黄灰色粘土(炭)
5.暗黄灰色粘土(堅果類僅少)
図14 SPO7(縮尺1/30)
写真11SPO7(南から)
a:完掘状況、b 土層断面
SPO8(図15、写真12、表1)
c1区において、20層上面で確認した。検 出レベルは標高1.35〜1.4mで、青みを帯び る暗灰色粘質土のベースに黒色粘土が落ち込 み、明瞭に検出された。SPO7の約0.6m北、
河道の北側緩斜面下端付近の緩やかな地形に 位置している。
検出面での径は108〜128cmを測り、やや歪 んだ円形を呈する。深さは32〜35cmを測る。
掘り形は、浅めのボール状を呈する。底部は 径30〜37cmである。
埋±は全て灰色系の粘土〜粘質土で共通す る。壁際には、基盤層に起因すると見られる 粘土ブロックの混入が全体的に含まれるのが
目立つ程度で、特徴的な包含物は、他に は認められない。こうした状況から、埋 土は全て流入土と判断される。しかし、
詳細に検討すると、粘性などから1〜3 層、4・5層、6・7層に三分される。
堆積時期の差を示すものかもしれないが灘 確定できない。堅果類は6層および7層 下面に僅かに含まれる。
種子はイネ科が目につく程度で全体に 少ないが、そうした中でクワ・カジノ
な植物も含まれる点は注目される。(表
1)。
遺物は全く出土しなかったが、土層関 係あるいは他の貯蔵穴との関係から、後 期前半に属すると判断される。
6 1.5m 2 7 5 一
0 1m
1.黒色粘土 2.暗灰色粘土 3.灰色粘土 4.暗灰色粘質土
図15
5.淡緑灰色粘質土(粘土ブロック)
6.暗灰色粘質土(堅果類僅少)
7.暗灰色混砂粘質土 (粘土粒、底に堅果類僅少)
SPO8(縮尺1/30)
嚢㌫
1・二b
写真12 SPO8(南から)
a:完掘状況、b:土層断面
SPO9(図16、写真13、表1)
c1区、20層上面で確認した。検出レベルは標高1.55〜1.7mで、青みを帯びる暗灰色粘質土 のべ一スに緑灰色粘質土が落ち込み、検出は困難であった。位置は河道北側の緩斜面で、SP O8の東北10cmに接するように存在する。
検出面での径は95〜103cmを測り、やや歪んだ円形を呈する。深さは27〜35cmを測る。掘り形 は、逆台形を呈する。底面は径50〜55cm、標高1.28mである。
埋土は最下層の8層以外は暗灰色系の粘質土で類似性が高い。基盤層プロヅクの混入の度合 いが高い1〜5層とほとんど含まない6・7層に分層可能ではあるが、基本的にはいずれも流 入土的な堆積土として捉えられるかもしれない。8層は砂質土で底面に堅果類が少量溜まった 状態が確認された。上層とはやや異なった性格を窺うことができる。
種子の包含は全体的に少ないが、イネ科・カヤツリグサ科のほかにはクワ科・キイチゴ属・
マタタビ・こワトコなど利用可能植物が確認される(表1)。
本遺構の所属時期は、土器が出土していないため不明確であるが、土層あるいは他の貯蔵穴 との関係から、後期前半と思われる。
旦m
0 1m
1.緑灰色粘質土 6.暗灰色粘質土 2.暗灰色粘質土 7.暗灰色粘質土 3.暗灰色粘質土 8.暗灰色砂質土 4.暗灰色粘質土 (底に堅果類)
5.暗灰色粘質土
図16 SPO9(縮尺1/30)
℃。一
\ 一= ユ『で㌣ ,、/
/夕三二甑\°}ふ\ ノ
へ :㌣
写真13 SPO9(東から)
a:完掘状況、b:土層断面
SP10(図17、写真14、表1)
c1区において、20層上面で確認した が、実際は10cm程度下がった標高1.60m前 後において検出した。青みを帯びる暗灰色 粘質土のベースに淡暗灰色粘質土が落ち込 み、検出はかなり困難だった。位置はSP O8の東0.4m、 SPO9の南東0.4mで、河道の 北側の緩斜面下端付近である。検出面での 径は88〜127cmを測り、歪んだ楕円形を呈 する。深さは29〜34cmを測る。掘り形は、
凹凸のあるボール状を呈するが、北西側で は若干袋状を成す部分もある。底面は径 60〜93cmで、標高1.22mに位置する。
埋土は全て灰色系の粘質土を主体とし、
灰色粘土と暗灰色粘質土が互層堆積を示 す。包含物は3層に基盤層の粘土粒が多く 認められる程度で類似性は高く、いずれも 流入土と判断される。5層には砂がかなり 含まれている。底からは焼けた小石が数個
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