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一 36

ドキュメント内 第6・7次調査 (ページ 94-104)

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0      10cm

:三≡三=二と二

    60 59

   61

62

63

法  量(c皿)

番号 器種 口径 底径 器高 形態・手法の特徴ほか 色調 胎  土

38 土師器杯 9.6 6.97.4 2.7 底外面:周縁箆キリ後ナデ?・中心板目痕・粘土紐接合痕、口縁歪み、1/1 (内)淡灰褐(外)暗茶褐 細砂、赤粒、角閃石

39 〃   〃 10.1 7.5 2.6 底外面:箆キリ後ナデ、底内面:押圧・ナデ・付着物?、1/2残存 淡赤褐〜暗灰褐(内底)黒 微砂多、角閃石多

40 ノ   〃 9.5 7.3 2.2 底外面:箆キリ後ナデ、外面:煤少、3/4残存 (暗)黄灰(内底)黒 微砂少、角閃石

41 〃   〃 11.0 8.2 1.6 底外面:箆キリ後ナデ、1/3残存 明赤燈〜黄褐 微砂角閃多、赤粒

42 ノ   〃 10.6 6.6 3.15 底外面:箆キリ後軽いナデ、1/3残存 暗灰褐 微砂多、角閃石

43 〃    7.0 底外面:箆キリ後軽いナデ、1/3残存 赤燈〜黄灰 微〜細砂、角閃石

44 〃   〃 11.4 7.5 3.8 底外面:箆キリ後軽いナデ?、1/4〜2/3残存 黄褐(底)黒褐 微砂、角閃石多

45 〃    

8.3 底外面:箆キリ後軽いナデ、1/4残存 (内)暗〜黒褐(外)灰褐 細砂赤粒・角閃石

46 〃台付杯 13.0 6.4 4.0 底部内外面押圧、硬質、1/4残存 明赤燈 粗砂多、角閃石少

47 〃    13.1 7.0 4.6 外面:押圧・粘土の亀裂、内面:板状工具痕、底:押圧、1/4 暗黄灰 精良、角閃石少

48 〃   〃 8.8 底部内外面:押圧顕著、他は横ナデ、1/4残存 (内)黄褐(外)淡赤燈 精良、赤粒、角閃少

49 〃   〃 10.0 底外面:箆キリ後ナデ、他は横ナデ、内面:煤少、1/4残存 (赤)黄褐 微砂多、角閃石

50 〃    〃 8.6 ナデ、内外面:黒漆塗布、1/2残存 黒(地)淡茶灰 微〜細砂、角閃多

51 〃   〃 6.6 底外面:箆キリ後ナデ、1/4残存 明茶褐〜黄褐 微砂・角閃石多

52 〃   〃 5.9 底外面:箆キリ後ナデ、1/1残存 明黄褐 微〜細砂、角閃少

53 須恵器椀 15.7 7.6 5.9 外:底部箆キリとナデ・下半は押圧(布痕)、内:線刻・押圧・ナデ、3/4 灰(口縁外面)黒変 微砂少、角閃石少 54 土師器〃 14.5 6.6 5.8 ミガキ:密、底外面:ナデ・線刻、高台:段、外:煤、1/4〜1/1 淡灰白 微砂少、均質

55 〃   ∫ノ 15.2 内:ハケ(細)後ミガキ、外:ナデ・押圧後ミガキ(下半に亀裂)、1/4 淡灰白〜淡黄灰白 微〜粗砂、角閃石

56 〃    15.8 9.6 4.8 底外面:箆キリ後押圧・ナデ、内面:ミガキ密、「黒色土器A類」、1/4 (内)銀漆黒(外)赤燈 精良、角閃石多

57 〃   〃 14.2 8.3 5.5 ミガキ密(内面はやや疎)、「黒色土器A類」、1/7残存 (内)黒(外)明黄褐 精良、角閃石多

58 〃    ∫ 14.7 ミガキ密(幅広・浅目)、外面下半:押圧・ナデ、「黒色土器A類」、1/3 (内)黒(外)黄褐 精良、角閃石

59 〃   〃 14.4 内面:ミガキ密、外面下半:押圧・ナデ、「黒色土器A類」、1/3残存 (内)黒(外)灰褐〜赤茶褐 微砂少、角閃石

60 ノ   〃

内外:ミガキ密(口縁は横ナデ)、外面下半:押圧・ナデ、「黒色土器A」 (内)黒(外)黄灰 精良、角閃石

61 〃    〃 内面:ミガキ密、外面:強い横ナデ(ミガキ?)、「黒色土器B類」 精良、角閃石

62 〃   〃 8.6 ミガキ(内面密)、「黒色土器A類」、1/6〜1/7残存 (内)黒(外)明黄褐 精良、角閃石

63 〃    〃 7.9 底部外面:箆キリ後ナデ、「黒色土器A」、底部楕円(7,7×8.1αn)、1/1 (内)黒(外)淡黄褐:赤彩 細砂多、角閃石

図66 SD13出土遺物3(縮尺1/4)

〈石器〉 (図67〜68、図版十一1)

 石器は14点出土した。しかし、いずれも本溝に直接伴うものではなく、縄文時代後期〜弥生 時代のもので、本溝形成時あるいは使用時の混入と考えられる。石材は特記しない限りサヌカ イト質の安山岩である。

 石鎌(S36〜38)lS36は薄い剥片素材で、加工は縁辺部のみである。そのため、両面に大 きく素材面を残している。素材面が摩滅していることから、打製石鍬の刃部片を利用している

      ノ

く:二こ:)    S36

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S40

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ピ≦=コ    S38

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10cm

S44

〈〉 S39

     

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鍵抽

S42

S45

S46

0      5cm

番号 器    種 石   材 長さ(㎜) 幅(㎜) 厚さ(頂皿) 重さ(9) 備         考 S36石鎌 安山岩 (17) 16 3 0.9 打製石鍬刃部片を転用、加工は縁辺部のみ S37石鎌 安山岩 (16) 20 3 0.8

S38 石鎌? 安山岩 (ユ5) 1ユ 4 0.4

S39 石鎌未製品 安山岩 (26) (14) 4 1.3 背面のみに加工

S40 石鎌未製品 安山岩 42 27 4 4.5 左側縁には両面から、右側縁には主剥離面側から加工 S41 模形石器 安山岩 (16) (14) 5 1.0 トーン部分摩滅、打製石鍬刃部片を転用

S42 模形石器 安山岩 22 20 5 2.3 勇断面有す

S43模形石器 安山岩 20 13 5 1.4 勇断面有す

S44喫形石器 安山岩 29 59 13 19.7 勇断面有す

S45 R,F 安山岩 (18) (21) 4 1.4 平坦打面、一側縁に細い剥離痕、スクレーパーの可能性も S46 叩石 ホルンフェルス 22 26 6 2.5 小形、敲打痕、自然石の可能性もあり

図67 SD13出土遺物4(縮尺2/3、 S46は1/2)

と考えられる。S37は加工が進んで、素材面をほとんど残さない。 S38は形態から石錫の可能 性があるものとしてここにあげた。

 石鎌未製品(S39、40):S39は薄い剥片を横位に用いており、背面にのみ浅い角度で加工 している。S40は素材剥片を横位に用いており、左側縁には両面から、また、右側縁には主剥 離面側から、それぞれ浅い角度で加工している。

 模形石器(S41〜44):全て偏平な喫形石器である。 S41はスクリーントーンをかけた部分 が摩滅していることから、打製石鍬の刃部片を転用していると考えられる。S41以外は勇断面

がある。

 微細な剥離痕のある剥片(S45):剥片の一側縁に細かい剥離痕がある。スクレイパーの可

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S47

0 10cm

番号 器    種 石   材 長さ(㎜) 幅(鋤 厚さ(㎜) 重さ(9) 備         考

S47打製石鍬 安山岩 (82) (58) 17 89.5 上下欠損、大形の盤状剥片を素材とする、階段状剥離顕著 S48摩滅痕のある剥片 安山岩 37 49 5 7.6 打製石鍬刃部片

s49摩滅痕のある剥片 安山岩 40 38 5 7.2 打製石鍬刃部片

図68 SD13出土遺物5(縮尺2/3)

能性もあるが、欠損部分が大きく断定できない。

 叩石(S46):小形であるが、ホルンフェルスの円礫の一部に敲打痕らしい跡があることか ら叩き石とした。自然石の可能性もある。

 打製石鍬(S47):上下を欠損する。片面に広く自然面を残す大形の盤状剥片を素材とし、

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   W1(杭83)

※網目部は1次加工面(a)

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W2(杭95)

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W3(杭85)

30cm

番号 器 種 現存長

@(cm) 最大幅

@(cm)

最大厚

@(cm) 樹種 木取り 特      徴

W1 杭(杭83) 71.3 8.5 9.1 アカマツ みかん割 転用材、1次加工面:調整丁寧・先端部に一部、先端加工面:長33cm

W2 杭(杭95) 99.1 13.8 5.5 ヒノキ 割材 先端加工:長さ37c皿以上・加工面は5面

W3 杭(杭85) 110.0 12.8 9.9 モミ属 みかん割 転用材、1次加工面:調整丁寧・先端部に一部、先端加工面:長52cm

図69 SD13出土遺物6(縮尺1/8)

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W4(杭A30) W5(杭3) W6(杭56) W7(杭3D

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W8(杭8)

     30cm

番号 器 種 現存長

@(cm)

最大幅

@(cm)

最大厚

@(cm) 樹種 木取り 特      徴

W4 杭(杭A30) 83.8 5.9 6.1 モミ属 丸木 先端部:長さ10cm・4面・全面加工

W5 杭(杭3) 99.8 6.7 7.3マツ属複維ヌ束亜属 丸木 先端部:長さ8〜12cm・7面・全面加工

W6 杭(杭56) 92.8 8.1 8.2 アカマツ 丸木 先端部:長さ15c組・5面・全面加工

W7 杭(杭31) 70.4 4.4 4.6 アカマツ 丸木皮付先端部:長さ6cm・4面・片面加工

W8 杭(杭8) 123.3 6.0 6.6 アカマツ 丸木 先端部:長さ10cm・8面・全面加工・2〜3回のカット

図70 SD13出土遺物7(縮尺1/8)

両側縁から加工を施している。加工の剥離痕は、階段状剥離が著しく、両側縁の縁辺は潰れて

いる。

 摩滅痕のある剥片(S48、49):トーンの部分が摩滅している。ともに打製石鍬の刃部片で ある。S48は打面が潰れていることから、打製石鍬の刃部片を転用した模形石器から剥離した と思われる。S49は摩滅部からの打撃で剥離していることから、打製石鍬の使用中に刃部が欠 けて剥離したと考えられる。

〈木器〉 (図69〜71、表2、図版五・六)

 本溝に伴う木製品は、杭(図69・70)と人形木製品(図71)である。

 杭は、前述したように、水利施設に伴うもので、総数100本足らずが残存していた。表2はそ の一覧表である。表の法量欄が空欄の杭は、取り上げきれなかったものである。これらの杭 は、大きくみると、6ヶ所の集中箇所にまとめられる(図60)。それぞれの群別に、杭の木取       り・大きさを比較すると、割り材で大形品で       ある1群の杭と、n〜M群にみられるやや小       振りの丸木杭とに分けられる。

      W9

0       20cm

 1群は、その性格上、より強い強度が必要 であることから、大形の割り材が用いられて いる。W1〜3は1群を構成する杭で、図

60・62ではそれぞれ杭83・95・85にあたる。

W1・3は転用材と考えられるもので、割り 面以外には丁寧な表面調整が残存する状態が 確認される(図69−W1・3:網目部分).杭 への転用前の加工と言えよう。先端部の加工 は、W1では長さ約33cm、 W 3では約52cmが 尖らされているが、いずれも、全周しておら ず、2/3面程度のみに留まり、約1/3面に は1次加工面が残存する。W2はW 1・3に 見られるような丁寧な1次加工痕は確認でき ない。先端部の加工は長さ37cm以上で、全面 が5面にカットされて、尖り出される。

 W4〜8は小振りの丸木材である。先端の

番号

WlO

器 種 人形木製品

現存長(cm)

542

最大幅(cm)

104

最大厚(cm)

11

樹 種 モミ属

木取り 板目

表面ケスリ痕(足部→頭部方向)、裏面未調整、股部面取り

図71SD13出土遺物8(縮尺1/6)

加工は、やや大振りなW6で長さ15cm程度におよぶが、大半は長さ10cm前後である。先端部以 外の加工は、枝を払う程度であり、全体的に比較的簡易な作りといえる。

 人形木製品(図71−W9)はSD13の底部の砂層中から出土した。長さは、残存部分で54.2cm を測る。脚部が破損していることから、比較的大形であることが予想される。表面には足部か ら頭部に向かうケズリ痕が明瞭に確認されるが、裏面は割り面を見せており、未調整の状態で ある。頸部のくびれ部あるいは股部には面取りがなされる。全体に簡素化傾向が認められる。

表2 溝SD出土杭一覧表 ()破片で確認できる面数

群 番号 長(cm) 径(cm) 樹   種 先 端

チ工面 備     考 V 1 34.0 4.2 マツ属複維管束亜属 5 丸木

2 49.5 6.1 アカマツ 5 丸木

3 99.8 6.3〜7.3 マツ属複維管束亜属 7 丸木、図70−W5 4

5 67.0 5.0 5

6 79.0 4.8 アカマツ 5 丸木

7 77.5 6.5 マツ属複維管束亜属 (4) 丸木

8 123.3 4.8〜6.6 アカマツ 8 丸木、図70−W8、 A12

9 31.5 5.5 アカマツ (3) 丸木

10 コナラ属クヌギ節 丸木

11 39.2 4.2 マツ属複維管束亜属 4 丸木、A27

12 31.8 4.2 モミ属 4 丸木

13 53.5 3.7〜4.8 マツ属複維管束亜属 5 丸木、A13

14 66.0 4.2 モミ属 4 丸木

15 33.5 4。8〜6.5 アカガシ亜属 割材

16 109.5 5.0 アカマツ (3) 丸木、AO5

17 3.8 3.8 マツ属複維管束亜属 4 丸木 18

19 20 21

M

22 22.5 3.2 コナラ属クヌギ節 (1) 丸木

23 26.5 3.5 コナラ属クヌギ節 (3) 丸木 24 18.0 2.5 コナラ属クヌギ節 (3) 丸木 25

26 20.0 5.0 コナラ属クヌギ節 (3) 丸木 27 22.0 3.7 マツ属複維管束亜属 6 丸木

28 コナラ属コナラ節 丸木

29 コナラ属クヌギ節 丸木

30 35.8 4.2 コナラ属クヌギ節 (2) 丸木皮付き

ドキュメント内 第6・7次調査 (ページ 94-104)