下 に F 上
風 日 日 日
□
岬 ‥
V
(瓦中央で)平瓦
出
災斗瓦
厚は各瓦 とも概ね中央で計測
(輪違いのみ下端の厚)
甲 畠
川 用 皿 習 矛 砲
f 匠ヨ器 □
図
71
瓦の計測部位Fig.71 Points of rneasurement on roof tiles
伊達家家紋
三 引両 文 0
図
72
二の丸跡 第5地点出上軒丸 瓦類・ 軒桟 瓦小 巴の瓦 当文様 Fig 72 Designs of round eaves tile end pieces from NA/15連珠巴文 軒桟瓦小巴の巴文
巴文系 。家紋系のいずれの もの も、③層から
2a層
まで各層か ら出上があ り、元禄期 をさか のぼるI期か ら存在 していることが確かめられるのみで、各類が排他的に入れ替わっている様 相 は捉 えられない。菊花文 については資料 自体が少ないが、元禄年間以前の層か らのみ出土 している。
③
文様構成 と形態
文様種類の構成 についてみると、いずれ もこれ までの仙台城調査例で知 られていた もので、
二の丸跡ではこのほかに第
7地
点で桐文の出上がみ られる (年報4、4区
溝埋±1層)が
1点 のみで ご く少量であ り、二・三の丸で主体 を成すのはここにあげた5種
類であった とみ られる。細か くみると二の丸資料 のほうが巴文の細部形態に多様性がある。
丸瓦部 を含 めた全体が判明す るのは瓦当文様が不明の もの しかない。家紋系文様 との対応が わかるものは第
7地
点の出土品にあるのでそれを参考 にす ると、三引両文 (直径16.8cm)・九曜 文 (直径16.6cm)と も第5地
点出土丸瓦の平均的な ものよりはかな り胴長が長 く、いずれ も釘 穴 を玉縁 よりに2ケ所有 している。完形の丸瓦 を観察する限 りでは、釘穴 は1個もないか1個 のみであることか ら、軒丸瓦の場合のみ 2ケ 所に必要であった と考 えられる (軒丸瓦の丸瓦部 すべてに2ケ所の釘穴があるわ けではない)。 とすれば年報6の図77‑12は
軒丸瓦である可能性 が高い。三の丸で報告 されているものにも九曜文で同様の ものがある。巴文では全体 をうかがい知れ るものはいまの ところ皆無である。三の丸跡資料では上記の家 紋系 とは異なって釘穴1ケ所でやや短い もののようである。
九曜文 を鳥伏間 に用いた例が
2点
確認 されるが、第7地
点では三引両文が鳥伏間 に用い られ た例がある。瓦当直径 は、九曜文 に17cm前後の
1種
類 しかな く、三引両文では15cm弱の ものが圧倒的に多 い といえるが、第7地
点で は三引両文で17cm近い ものが多 く、九曜文 にも小 さいものが確認 さ れている (年報5)。 第3地
点の例 (年報1図69‑4)も
九曜文で直径15cm程度の ものである。また二の丸跡資料では、三引両文の瓦当直径 は14.5〜16.6cm、 九曜文では13〜 20cmま で幅広い。
瓦当直径 は屋根全体 のデザインおよび組み合 う平・ 丸瓦の大 きさと密接に関わ り、従って個別 の建物 に応 じてそれ にふ さわ しい ものが選ばれていると考 えられる。 またそれが時期差である こともあ りうる。遺跡 ごと、地点 ごとに同じ文様で も異なる大 きさが認められ るのは、同時期 であれば建物 の型式 。規模の違いを表す ものであろう。二の丸跡出土例では、瓦当直径で家紋 両者 に同様 に
2種
類 のサイズが存在す ることをここでは確認 してお きたい。修
)軒
平瓦類①
文様の分類 と特徴
桟瓦の垂れ部 を含 めた軒平瓦類 の瓦当文様 は、均整唐草文の範疇で捉 えられ るもので、中心 飾 りと唐草の部分 にそれぞれ細かな違いがある。中心飾 りはモチーフで大別す ると、笹文、花 文、家紋の
3種
類があ り、唐草文 には先端の形状 と構成か ら大別 して5種
類が認め られる。【中心飾 り】
笹文 は三枚 の葉が左右対称 に配 され るもので、雪が積 もっている様 を表現 しているとみ られ る付加文様 を上部 に もつ雪持笹 とそれのない三枚笹 とがあ り、前者 は葉の細い もの と太い もの に区別 される。
花文 には五弁の ものに梅文、桔梗文があ り、後者 は花弁の形態 により細桔梗文、剣形桔梗文、
三 日月形の付加文様 をもつ特殊桔梗文がある。四弁のものは特定の名称 を与 えられないが、先 端の尖 ったふ くらみのある花弁の ものである。 これ らの うち梅文 については中心の葵の表現が み られるが、その他 にはない。
家紋で確認 されているのは三引両文のみである。
【唐草文】
唐草
1類
は、3回
反転 す るもので先端 の突出がa明
確な もの、b不
明確 な ものが認 められ、aは
ともか くbに
ついては もはや唐車文 と呼ぶ ことを躊躇 して しまうほ ど変形 した ものであ る。唐草
2類
は2回
反転す るもので、a先
端 に明確 な くびれがあって巴文の頭の ように円形 にな るもの、b先
端が明確 に区別 されない もの、が認 め られ る。唐草
3類
は各葉が独立 しているもので、3a・ 3b・ 3d類
は2葉
で中心 よりが上向 き、外 側が下向 きに巻 いているもの、3C類
は1葉
のみで上向 きの巻 きの ものである。唐草
4類
は周縁部 の2葉
が確認 され るのみで全体 は不明。唐草
5類
は3回
反転す る唐草文が細 い突線で表現 され るものである。【中心飾 りと唐草文の組合せ】
本体 区報告で確認 した10種類がある。
A
三枚笹文 十唐草1類
B
雪持笹文 十唐草2類
Bl
雪持笹文 (細葉)十唐草2類
(a)B2
雪持笹文 (太葉)十唐草2類
(b)C
梅文+唐
草3a類 D
桔梗文 十唐草3類
Dl
剣形桔梗文 十唐草3b類
D2
細桔梗文 十唐車3b類
A類
鱒
轟 ご q)'轟
)
(唐革
lb類
)(220) (158)
(唐車
la類
)G類