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第10項: 恣意的逮捕と拘禁および第17項: 反対派集団と反対政治勢力も参照のこと。

14.01 USSD 2006 報告書の述べるところによれば、「法は恣意的逮捕および拘禁を 非合法化するが、政府当局は予防的拘禁以外の拘禁事件でも、多くの場合この

規定に違反した。 法は規定された防護策を伴う予防的拘禁を明確に許可し、

治安判事または令状による命令がない場合の犯罪行為容疑者の拘禁を規定す る。」 [2a] (1d項)

予防的拘禁とその法的枠組み

14.02   USSD 2006 報告書の中で言及されたように、「 政府は個人を恣意的に逮

捕および拘禁し、1974 年の特別権限法(SPA)を初めとする国家保安立法を 利用して、正式な告訴または具体的な申し立てなしに国民を拘禁した。」

[2a] (1d項) 報告書の続きによれば、

「法はすべての事件において令状の使用を規定するわけではない。刑事訴訟

法第54節およびDhaka警視庁(DMP)条例第86節は、治安判事または令状

による命令がない場合の、犯罪行為容疑者の拘禁を規定しており、政府は正式 な告訴または具体的な申し立てなしに個人を逮捕した。第144節は4人を超え る集会を制限する。 2006年には、当局による条例の誤用が目立ち、多くの場 合政治的動機付けによる大規模な逮捕が立て続けに発生した。た。… Odhikar によれば、警察はその年、第54節に基づいて3900人を超える個人を逮捕し た。現地人権組織Ain o Shalish Kendro (ASK)によれば、政府はその年、第144 節を利用して4人を超える集会を164回にわたり禁止した。」[2a] (1d項)

「政府当局は政府関係者の批判的見解または異見の表明を阻止する目的で、

第54節および86節を利用して冤罪者を拘禁した。ASKによれば、Dhakaの 各警察署は[2006年]を通じて、野党大会に先立つ野党党員の一斉逮捕を行った。

法は裁判所の決定を推進する権利を規定する。ただし、これはほとんど実施さ れなかった。Odhikarによれば、警察はその年を通じて、2万8651人を大量 逮捕した。6月11日、政府は野党大会に先立ち、Dhakaにおける一斉逮捕計 画を開始した。…Dhakaにおける野党抗議運動を懸念した政府は、9月に反対 勢力およびNGO支持者を含む数百人を、古い事件や窃盗などの濡れ衣で無差 別に逮捕した。被拘禁者の多くは数日以内に釈放された。」[2a] ( 1d項)

USSD 2004 報告書の記録によれば、2003年4 月、最高裁判所は法定代理

人が第54節の下に逮捕者を訪ねることを可能にする命令を公布した。[2d] (1d

項) しかし、USSD 2005 報告書によれば、「法定代理人は第54節の下に依頼 人への接見許可を与えられるが、実際には同節の下に逮捕された依頼人と弁護 士の協議を警察が許可することはほとんどなかった。 」 [2f] ( 1d項)

14.03   カナダ移民・難民委員会(IRB)の1998年の報告書『バングラデシュ: 国家 保護』が伝えたところによれば、 刑事訴訟法(ICrPC) 第107節は、当局が治 安紊乱の強いおそれがあるとみなす場合に予防的拘禁を許可する。CrPC第54 節はすべての警官に「治安判事または令状からの命令なしに、裁判権内のすべ ての犯罪に関与する者、あるいは妥当な告訴が行われた対象者、あるいは信頼 可能な情報が受理された対象者、あるいは本人が強く関与した犯罪が存在する 者をすべて逮捕する権限を与える。」CrPC 第 54 節は逮捕の実施と同時に遵 守されるべき特定の手続を規定する。これには容疑者は 24 時間以内に治安判 事の前に出頭しなければならないこと、また警察が拘禁延長を要求する場合は、

治安判事は事前許可を与えなければならないことなどが含まれる。しかし伝え られるところによれば、上記の防護策にもかかわらず、第 54 節は警察がすべ

ての時点で、またほぼすべての理由について、いかなる者も逮捕することを有 効に許可しており、バングラデシュの法制度の中で最も濫用され易い規定の1 つである。 [3f] (p4)

特別権限法(SPA)

14.04   1998 年のカナダ IRB 報告書で説明されたように、1974 年の特別権限法

(SPA) は、『有害行為』の遂行を防ぐ目的で、正式な告訴または具体的な申し

立てなしにすべての者を 30 日間まで拘留する権限を政府に与えるものである。

有害行為は「国の尊厳と防衛、国内治安、国の公共秩序または経済的利益を損 ない得るすべての行為」と大まかに定義される。」 [3f] (p5) UNDP 2002 の意 見によれば、同法で規定される『有害行為』の定義は、曖昧で広範囲の解釈を 受け入れる用意がある。SPAに基づく拘留は保釈可能性を除外する。[8b] (p17)

14.05   「法改正その他の人権保護に向けた改革の差し迫った必要」と題された2003

年 5 月付けアムネスティインターナショナルの報告書が述べたところによれ ば、

「毎年、数千人に上る人々が、司法救済の利用権を否定する行政拘禁関連法 の下に恣意的に拘禁されている。関連法の中で最もよく利用されたのが1974 年の特別権限法(SPA)である。SPAはバングラデシュ法において、24時間 を超える恣意的拘禁を禁じる防護策を無効にする。SPAは政府が拘禁を正当化 する義務なしにすべての者を拘禁することだけでなく、被拘禁者を最初に4ヶ 月まで、また場合によっては告訴なしで無期限に収監することも可能にする。」

[7a] (p2)

14.06 USSD 2003 報告書が述べたところによれば、

「治安判事は被拘禁者に、15日以内の拘禁についてその根拠を伝える義務 があり、内務省は30日以内の拘禁または被拘禁者の釈放について、提示され た根拠に同意する義務がある。政府は被拘禁者を法定犯罪で告訴する必要はな い。実際のところ、被拘禁者が拘留期間を延長された事例もある。被拘禁者は その拘留を不服として上訴することが許され、政府は早期釈放を認めることが できる。たいていは告訴が提出された後だが、被拘禁者は弁護士に相談するこ とが許された。ただし、諮問会議の前に弁護士を法定代理人にする資格は認め られない。被拘禁者は面会を受けることが許される。政府は以前、拘留期間を 延長する代わりに、著名な囚人を隔離拘禁したことがある。[2003]年には掛か る報告は確認されなかった。歴史的に見ると、SPAに基づく立件は極めて薄弱 かつ曖昧で、それゆえに裁判所は保釈を許可する以外に他の選択肢がなかった ため、SPAに基づく被拘禁者の大多数は最高裁判所の命令で釈放された。 」

[2b] (1d項)

USSD 2006 報告書が補足する所によれば、「政府または県治安判事は国の治

安を脅かし得る行為の実施を阻止する目的で、特別権限法の下に、個人を 30 日間拘禁するよう命令することが許される。 しかし、被拘禁者の拘留期間は 延長された。この場合には治安判事は被拘禁者にその拘禁根拠を通達する義務 があり、諮問会議はその被拘禁者の事件を4ヶ月後に検討することが義務付け られている。被拘禁者は上訴する権利を与えられた。」 [2a] (1d項)

14.07   2002年の UNDP 報告書によれば、1974 年から 1995年にかけて最高裁判 所に提出された予防的拘禁事件の約 90%は、「非合法的に」または「合法的 権限なしに」行われたと決定された。この拘禁事件は憲法第 102 条ならびに CrPC第491節の下に裁判所に提出された人身保護令状請求に基づく拘束であ った。 [8b] (pp1 および 18-20)

裁判前の拘禁

14.08   USSD 2006 報告書 の記録によれば、「刑事事件の未済分はDhakaだけで 約 4万3000件に上った。また、法務省の推定によれば、1,200人の刑事囚が 少なくとも6カ月の間出廷していなかった。多くの者が、有罪判決を受け、そ れによって犯罪容疑に課され得る最大判決より長い期間を、裁判前の拘禁に服 していた。」 [2a] (1d項)

14.09   2004年1 月5 日にBBC ニュースが報じたところによれば、高裁は政府に 対し、1 年を超える公判待機囚の人数を公表するよう命令した。[20aq] USSD 2004 報告書が述べたところによれば、「政府は [2004]年を通じて [高裁]に 裁判なしに11年を超えて収監中の16人を初め、10年を超える10人、9年を 超える29人、8年を超える51人、7年を超える111人、6年を超える238人、

5年を超える502人、4年を超える917人、3年を超える1,592人、そして2 年を超える3,673人を掲載したリストを提出した。」2004年8月3日、高裁 会議は政府に対し、裁判を待機し360日間を超えて収監された7400人を超え る被拘禁者を釈放するよう命令した。[2d] (1d項) USSD 2005 報告書によれば、

上記の被拘禁者は2005年末の時点ではまだ釈放されていなかった。[2f] (1d項)

保釈

14.10   USSD 2006が確認したところによれば、2006年には通常裁判所で機能する 保釈制度があったが、特定の治安および犯罪関連法の下に、保釈を認めない拘 留期間が存在した。[2a] (1d項)

4.24項: 保釈権の抑止を参照のこと

『保護管理』 

14.11   2002年のUNDP 報告書が述べたところによれば、「暴行罪の被害者または

証人の成人女性および少女は、身の安全のために『保護管理』という理由で収 留置所に収容されることがよくある。 しかし、女性を『保護管理』下に置く 命令は、治安判事によって公布され、単に裁判所の自由裁量を行使しているだ けで、法に基づくものではない。従って、成人女性および少女を本人の意思に 反して『保護管理』下に置く慣行は、1898 年の刑事訴訟法の諸規定を含め、

いかなる法に基づくものでもなく、違法である。」 [8b] (p25)

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