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調査結果より 教師への配慮

第7章  提言

第1節  調査結果より 教師への配慮

   図3 コンピュータの年間

  総使用時数を見ると、現在の   中学校での利用は余りされて   いるとはいえない。

   さすがに技術家庭科での利

  用は図5①ランダムに選ん

  だ学校での教科別コンビュー

  タの利用状況や図6②推薦   された学校での教科別コン

  ビュータの利用状況を見ると

  諏:焦語詞一驚翔

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図34 L,ANシステム導入機の背面

進んでいるようである。しかし、推薦された学校においても、各教科で充分に 利用されているとはいえない状況である。

 技術を除くと、数学、理 科、特活で少し使われてい

る程度であるので、教科毎 に利用を進めるための研修

が必要である。

 また、表5 職員の研修

状況を見ても、ソフト開発 はおろか操作できる教師も 不足しており、教科内では はもちろんのこと、日常コ

       図35整理されたソフトのパッケージ

ンピュータを使えるように

するような教員研修なり、教員の考え方の変更を迫る取り組みが必要である。

 図34 :LANシステム導入機の背面をみても理解できるように、配線は複 雑で断線等のおりには並の技術力では直せない。このことがデメリットのなか でも教師の負担としてあげられているが、高いレベルが要求されるので、技術 力のある教員養成も必要ではないだろうか。

 また、図35整理されたソフトのパッケージのようにソフトの数はソフト の種類×コンピュータの台数+αとなるので、ソフトの管理等は非常な時間と 労力を要するので担当教員の時間措置も必要であろう。

生徒への指導

  また、生徒も図23 生徒の現状

 を見るとキーボードを何とか使える  程度で、ワープロの使用になると少

 し難しいようなので、図24どこ

 まで指導するかで多くの担当者が指  縛するようにワープロなどのアプリ  ケーションを生徒が日常、自由に使  いこなせ、レポートを書いたり、作  文ができる程度に指導する必要があ  ると考えられる。

  文章の入力や基本的な操作が充分  にできないと、学習の中でのフラス  トレーションとなり、生徒の学習意  欲の低下を招くと考えられる。

  図36の生徒は写真ではわからない  が、非常に強くキーを叩いており、

 教室中に音が聞こえるほどであり、

 腱鞘炎の心配やピアノ殺人を連想し  てしまう。ピアノ殺人は特異な例で  あるが、回りの生徒が授業に集中す  るのは難しくなると考えられる。

ユァキポしト      ごしコ  ご  し     ド       みちイ コ がゴコ にベレらドヒなきニズ リペドく ド ズビ  ド    びドニィ  

睡嚢塾懸

lilllliiiiil・illliillilllll

#lgfit/

聾趣韓繕舞

踊36 1本指で打つ生徒

図37 10本指で打つ生徒

 学習の初期についた癖はなかなか抜けないので初期の指導が大切ではないだ ろうか。図書館等でも非常に大きな音でキーを叩いたりする人がいるが、結構 耳障りである。一方、図37の生徒は両手を使っており、ホームポジションは

ともかく、無理なくタイプしており、見ていても能率的で気持ちのいいもので ある。写真では分かりにくいが図38

前屈みで西面を見る生徒は何人かの 生徒が、画面を見るために覗き込ん でおり、無理な姿勢をしている。無 理な姿勢での学習は長続きせず、体 にも負担がかかるので教師が指導す べきではないか。本人たちは非常に 熱心に取り組んでおり、助言されな ければおそらく自ら気が付くことは 少ないと考えられる。

図38 前屈みで画面を見る生徒

変化への対応

  前述の室長はGUIの利用を提言しており、もちろんその通りであるが、図

 7生徒用コンピュータのビット数,図9生徒用ハードディスクの有無に見

  られるように、現実には16ビット機で、ハードディスクを付けていないGU   Iからは程遠い機種が導入されている状況にあり、表17ハード面から見た

 Windowsの使用の可能性、表18 Windowsの使用状況で示され

 るように6/161校の学校しかGUIを利用していない結果となっており、

 さらに詳細に検討すると、この中でも生徒が使うのは少し無理と考えられる学  校もあり、実際はさらに少ないと考えられる。

  GUIについては理想と現実のギャップを埋める努力が必要であろう。

  ネットワークについては多数の中学校が導入しており、この面での利用は可  能性があるが、ソフトもハードも台湾のように予算措置をして定期的に行う必  要がある。

理科での効果的な活用

  前述の中山が示した「コンピュータの学校での利用方法はこれしかない」と  いう資料では学校におけるコンピュータの利用方法は大きく9つに分類されて  おり、そのうち⑧,⑨は学校事務に関するものなので、本研究における数量化  III類による分析結果と同じ内容のものを扱っているのは①〜⑦と考えられる。

  数量化III類による分析結果では、大きな3つのグループに分類され、理解し  やすい解釈ができ、活用状況の数値化により、学習効果との関係も明らかに  なっている。

  理科の授業をするに当たって、教科全体として目標を設定し、単元の構成や  授業の組立を考え、その中で従来の授業より、コンピュータを使った方が効果  が上がると思われるところへ適宜、コンピュータの授業を入れていくことにな  るだろうが、全体の中でのコンピュータの授業の位置付け、生徒にどのような  学習効果を期待するかによってその取り扱い方は異なると考えられる。

  数量化III類による分析結果では生徒に能動的な活動を求めるときは、図28  数量化m類による理科の事例分析から、計測の後、グラフ・データ処理をする  ような利用方法が効果的であり、これと相対する活動を求めるときはドリル・

 演習が適切であろうと推察され、その他の利用形態については表の数値を参考  にするとよいことがわかる。

  ここでは統計処理によって軸が設定された後に軸の意味を解釈しているので、

 1軸の+域を生徒の能動的な活動、一:域を生徒の受動的な活動と解釈したが、

 解釈の仕方によって多少この結果の取り扱い方に異論をもたれる場合も有るか  も知れない。

  しかし、軸には一定の意味があると考えられるので、常識的な判断をするな  らば一応、このような取り扱い方もできると考えられ、II軸、 III軸についても

同様な利用が考えられるが表33Scores assigned to categories(カテゴ リーに付与する数量)とともに算出された固有値は1軸の0.508に対してII軸 0.359、III軸0.352であり、過度に詳細に分析を記述することよりも、どう利用 すればよいかというのが本論の主旨なので軸の解釈についてはここで止める。

 図28 数量化m類による理科の事例分析からは、22思考力・24情報活用能 力を高めるためには、5計測,7問題解決,8グラフ・データー処理が適切であ

り、23意欲を高めるためには1チュートリアル,2ドリル・演習,4情報検索が 適しており、21理解度を高めるためには3シミュレーション,6プレゼンテー ションとしての利用が適していることが分かる。

 これらの分析結果をもとに、生徒の高めたい能力に合わせて学習たり、利用 形態が画一的になることを避け、変化をつけることにより、より深い学習が可 能となると考えられる。

 現在は理科の授業の中で盛んに使われているという状態では無いが、教科で の利用を通して、コンピュータが道具になったり、教師の代わりをしたり、ビ デオ教材に変わる働きをすることができる便利な機械であることを、教師も生 徒も理解する必要がある。

 また、一般的にドリル・演習は理解を深めるために行うと考えられるが、こ の分析においては、むしろ意欲を高めるという結果が興味深い。理科に対する 生徒の学習意欲を高める為に実験を増やしても実は高まるのは思考力・情報活 用能力であるという結果ともとれるので、この点での研究をさらに深める必要

もあると考えられる。

10台が移動式の箱の上に設置され

ており、机の横にはLANのT型コ

ネクターで職員室のサーバーとつな がるようになっている

図39理科室に設置されたコンピュータ