製品での資源の有効活⽤
3R&リペア
資源の有効活⽤を重視した製品設計
ダイキン⼯業は、リデュース(省資源化)、リユース(再利⽤)、リサイクル(再資源化)の3Rにリペア(修理)を 加えた「3R&リペア」を指針として、資源の有効活⽤に取り組んでいます。
製品の開発・設計においては、この3R&リペアを重視しています。製品アセスメントに基づいて、製品の⼩型化・軽 量化をはじめ、部品点数やネジ本数の削減、分別や再資源化が容易な素材や構造の開発、メンテナンスのしやすい製品 設計などに取り組んでいます。
環境配慮設計(P121)
3R&リペアの取り組み
リデュース 製品の⼩型化・軽量化 再⽣材の使⽤
リユース 廃棄製品からの部品再利⽤
リサイクル 開発
分別・再資源化の容易な製品設計
・ 再資源化の容易な樹脂の使⽤
・ 素材の表⽰
・ 分離解体が容易な構造 使⽤後 使⽤済み製品のリサイクル
リペア 開発 メンテナンスのしやすさを考えた製品設計
廃棄後 製品を⻑く使っていただくための修理サポート体制の充実 3R&リペア 資源の有効活⽤
- 95 -リサイクル(再資源化)
解体・分離が容易な製品設計
製品設計においては製品アセスメントに基づき、3R&リペアを重視して設計しています。1997年から解体・分離が 容易な構造の製品設計を進めています。
2014年度は、店舗・オフィスエアコン「新FIVE STAR ZEAS」にオールアルミ製のマイクロチャネル熱交換器を採
⽤しました。従来のクロス熱交換器に⽐べて製品から材料の分離が容易になっています。また、2016年2⽉発売の店 舗・オフィスエアコンとS-ラウンドフローカセットは、ODMモータを採⽤することによりターボファンボス部の防振ゴ ムの接着を不要にし、ファンの樹脂・鉄・ゴムの分離が容易にしました。
リデュース(省資源)
省エネ性とのバランスをとりながら製品の⼩型化・軽量化
資源使⽤量の削減(リデュース)には、製品の⼩型化・軽量化が有効です。空調機器の場合は商品の機種ごとに製品 全体・部品の重量削減⽬標を設定し、軽量化に努めています。しかし、省エネルギー性などを低下させずにこれを実現 することは技術的に⾮常に困難です。⼩型化・軽量化の結果、エネルギー使⽤量が増えるのでは、製品トータルでの環 境性が⾼まったとはいえません。
ダイキン⼯業では、通年エネルギー消費効率(APF)を下げない範囲で重量の低減について製品ごとに⽬標を定めて 新製品開発に取り組んでいます。2015年度には店舗・オフィス⽤エアコン「FIVE STAR ZEAS(4〜6HP)」「新・
Eco-ZEAS(4・5・6HPクラス)」の製品重量を、それぞれ1kg軽量化しました。また、家庭⽤エアコン「新うるさら 7Rシリーズ(2.8・3.6・4.0・5.6kW)」ではAPFを向上させながら、室外機の重量をそれぞれ2kg軽量化していま す。さらに2015年度に発売した空気清浄機では、設置⾯積を従来⽐30%、容積⽐・重量⽐14%削減しています。
包装材使⽤量を2010年度⽐5%削減
空調製品の包装材使⽤量を、2015年度は2010年度⽐5%削減することを⽬標に、その達成に向けて取り組んできま した。従来は包装材料を⽊材から段ボールへと薄⾁化したり、部品点数の削減に取り組んだりしてきましたが、2015 年度は包装形態そのものを横置きから縦置きに⾒直したことで⽬標を達成しました。
包装形態の変更は、⼯程の変更が必要になることから、今後さらに製造・設計部⾨との連携を図りながら、包装材の 使⽤量削減をめざしていきます。
製品1台あたりの包装材使⽤量 (⽊材、ダンボール、スチロール等)
(2010年度を100とした場合の値)
埋め込み型エアコンの包装材を50%削減し、「包装部⾨賞(電気・機器包装部⾨賞)」を受賞 エアコンの梱包を横置きから縦置きに変更することにより、底⾯積を縮⼩するとともに、緩衝材の⼩型化によ る包装材50%削減と保管効率の25%向上を実現しました。また、トレイと底緩衝材を⼀体化した薄型底トレイを 開発することで、梱包作業の⼤幅な効率化を図ることができました。
なお、この包装は公益社団法⼈⽇本包装技術協会が主催する「⽇本パッケージングコンテスト2015」において
「包装部⾨賞(電気・機器包装部⾨賞)」を受賞しました。
リユース(再利⽤)
修理交換済み部品を修理⽤部品にリユース
ダイキングループでは、資源の有効活⽤のためにプリント基板など複数の部品を組み込んだ修理交換済み部品を再利
⽤しています。不具合修繕や消耗部品の交換を実施し、機能確認や動作試験を⾏って部品品質を確認したうえで、修理
⽤部品としてお客様の了解を得て再利⽤しています。
- 97 -リペア(修理)
グローバルな修理体制を強化
製品をより⻑く使っていただくことは、資源使⽤量の削減(リデュース)につながります。そこで、ダイキングルー プでは今、世界各国にサービス拠点を設け、修理のご要望をはじめ商品に関する疑問・質問などにも応える体制を強化 しています。
国内では、「ダイキンコンタクトセンター」で24時間365⽇お客様からお問い合わせを受け付け、サービス体制を整 えています。今後⼀層お客様に満⾜していただけるよう、エンジニア認定制度を導⼊しサービスエンジニアの技術⼒向 上とサービスマナーの向上に⼒を注いでいきます。また、お客様からの修理のご依頼に対して、受付対応者が迅速に対 応できるように過去の事例や実践的ノウハウ、経験則を⾔語化し閲覧できるシステムを導⼊しました。お電話⼝で必要 な情報を伺い、適切に案内することで不必要な訪問を回避し、業務効率化と顧客満⾜度向上を図っています。
海外では、製品販売国が世界各地に拡⼤するのに伴い、各国におけるサービス体制の強化を進めています。今後は サービス業務管理システムの導⼊により、業務の効率化を図るとともに、⾃社エンジニアや、協⼒会社の従業員に⾄る までサービス品質を⾒える化し、⾼品質なサービスの提供に努めていきます。
住宅⽤エアコンのリサイクル
家電リサイクル法を上回る90%を再資源化
家電リサイクル法では、メーカーは回収した⾃社製使⽤済み住宅⽤エアコンの80%以上を再資源化し、冷媒(フロ ン)を適正に処理するよう義務付けられています。
2015年度は当社製住宅⽤エアコン約25万台(回収重量10,369トン)を回収、再資源化率は90%、フロン回収量は 160トンでした。
2015年度の住宅⽤エアコンリサイクル実績(⽇本)
資源の有効活⽤