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フロンの回収・破壊フロンの回収・破壊

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気候変動への対応

89 -冷媒回収の様⼦

1.気密・耐圧検査 2.ガス漏れ検査 3.出荷前確認検査

⽣産時の取り組み

フルオロカーボン回収装置を整備し、適正に破壊処理を実施(化学部⾨)

化学部⾨の⽣産⼯程で排出されるフルオロカーボン類は、フッ素化学製品の原料として使⽤するものと、副⽣物とし て発⽣するものとがあります。排出を防⽌するために、⽣産⼯程に回収装置を順次整備し、回収したガスは適正に破壊 処理しています。また、破壊処理の際に⽣成される蛍⽯は、フッ素化学製品の原料として再利⽤しています。

2015年度には淀川製作所の破壊処理施設を増設しました。また、製造プロセスで副⽣する温暖化係数が極めて⾼い HFC23の抑制に取り組み、排出量を削減しました。

フルオロカーボン類の排出規制がない海外でも、⼯場ではガスを⾃主回収して、各⼯場内の設備もしくは委託先で破 壊しています。2015年度はダイキンアメリカ社でパーフルオロヘキサンの代替を進めるとともに、PFC318の回収強 化に取り組み、排出量を⼤幅に削減しました。

今後ともフルオロカーボンの代替化を進め、環境負荷低減に努めていく⽅針です。

空調機に充填する冷媒の排出防⽌を徹底(機械部⾨)

空調機⽣産⼯程においても、充填する冷媒(HFC、HCFC)の排出率 削減に努⼒しています。

排出量削減の取り組みとして、

製品への冷媒充填前の、確実な配管漏れ検査の実施。

運転検査などの結果、⾒直しが必要と判断された製品については、

確実に冷媒を回収した後、確実に⾒直す。

冷媒充填作業は⼤気に漏れないよう細⼼の配慮のもと実施。

低GWP冷媒へ切り替え。

などを実施しています。これらは作業要領書(マニュアル)に基づ

いて、認定作業者が実施することを徹底しています。また、作業者には毎年、作業要領書に基づく教育を実施していま す。

2015年度の充填する冷媒の排出率は、国内で0.2%、海外は0.7%となりました。なお、低GWP冷媒への切り替えに よりCO2換算排出量を削減しています。

また、検査⼯程で使⽤するガスについても、オゾン層を破壊せず温室効果のないヘリウムガスに転換しています。

空調機製造⼯程での冷媒漏れ検査

ダイキン⼯業の住宅⽤・業務⽤エアコンの⽣産⼯程では、3回の冷媒漏れ検査を実施しています。これらの厳しい検 査によって信頼性の⾼い製品を市場に送り出すことで、製品不良による冷媒の排出を防⽌しています。

冷凍・空調製品で冷媒の「⾒える化」表⽰

空調製品に使⽤されている冷媒は無⾊透明かつ無味無臭で⼈体には無害ですが、温暖化影響が⾼いことから、⼤気へ の排出をあらゆる⼿段で防⽌せねばなりません。⼀般社団法⼈⽇本冷凍空調⼯業会は2009年に、冷凍・空調機器に使

⽤する冷媒についての温暖化影響を表⽰する「⾒える化」の実施⽅針を発表しました。

以後、ダイキングループも⽇本市場向けの冷凍・空調機器に「フロンの⾒える化」の表⽰シールを貼って出荷してい ます。フロン排出抑制法の施⾏により、2015年4⽉から「フロンの⾒える化」銘板に冷媒のGWP値を記載して、フロン の回収を喚起しています。海外拠点で⽣産し、⽇本に輸⼊する製品についても、同様にシールを貼付しています。

表⽰⽅法を⼯夫したり、シールを貼る位置までも計算・考慮に⼊れて設計することで、ユーザーや機器設置事業者の 理解を⾼め、回収率の向上に取り組んでいきます。

「フロンの⾒える化」シール(室内機⽤)

修理時・廃棄時の取り組み

フロン回収ネットワークシステムを構築、運⽤

国内では、業務⽤冷凍空調機器からのフロン(冷媒)の確実な回収に取り組んでいます。冷媒の回収量や、破壊業者 が破壊した量など、回収から破壊までの全⼯程の情報を⼀元管理できるネットワークシステムを構築。冷媒の回収量、

破壊業者が破壊した量などの情報を⼀元管理することが可能になりました。2015年4⽉施⾏の「フロン排出抑制法」に 合わせてシステムを更新しました。

冷媒の回収業者・破壊業者は回収・破壊量などを集計して、都道府県に毎年報告していますが、その報告書もシステ ムにて作成⽀援ができるので、当システムは利⽤業者の事務効率向上にも貢献しています。

ダイキングループのフロン回収・破壊管理システム

冷媒回収1件ごとに、回収対象となった機器の種類や台数、実際に回収された冷媒量を⼊⼒し、管理することで、冷 媒回収率を的確に把握することが可能となります。

- 91 -破壊処理施設(淀川製作所)

回収・破壊を24時間・365⽇体制で受け付け(フロン回収破壊事業)

販売店様などからの依頼によるフロン(冷媒)の適正な回収・破壊も⾏って います。依頼は、ダイキンコンタクトセンターで24時間・365⽇受け付け、回 収したフロンは淀川・⿅島製作所のほか、全国の提携破壊処理施設で確実に破 壊処理しています。

2015年度のフロン回収・破壊事業における破壊処理量は国内グループ全体 で401トンでした。

フロン回収・破壊事業における破壊処理量

注 当社淀川・⿅島製作所を含む全国の提携破壊処理施設で破壊処理した量。

注 2013年度まではダイキン⼯業単体、2014年度からは国内グループの数値。

確実に冷媒を回収してからメンテナンス作業

空調機器は、メンテナンス時に冷媒関連の部品を交換する際などに、機器内の冷媒が⼤気中へ排出される恐れがあり ます。これを防⽌するため、ダイキングループでは、メンテナンスに携わる⽇本全国のサービスステーションに冷媒回 収装置を配備し、あらかじめスタッフが機器内の冷媒を回収してからメンテナンス作業をしています。

2015年度は、ダイキン⼯業単体で計293トンの冷媒を回収しました。

修理時のフロン回収量内訳(ダイキン⼯業単体)

お客様の冷媒漏えい管理作業をサポート

⽇本では、2015年4⽉にフロン排出抑制法が施⾏され、業務⽤エアコンのユーザーや管理者に対し、使⽤時の冷媒漏 えいに関して厳しい管理が義務付けられるようになりました。

そこで、スマートフォンWEBアプリ「ダイキンフロン点検ツールDfct」を2015年10⽉から無償で配信し、お客様の 点検作業をサポートしています。

冷媒配管施⼯技術者研修

冷媒回収、施⼯する技術者を育成

冷媒を回収するには専⾨知識・専⾨技術が必要です。ダイキン⼯業では、営業・技術、⼯事、サービスなど各職種・

取引先様向けに冷媒回収に必要な専⾨知識・技術について研修を実施しています。

その⼀つ、「冷媒回収技術者」養成コースでは、講習会後の資格登録試験に合格すれば冷媒回収推進・技術センター 認定の「冷媒回収技術者」として登録されます。2015年度は販売店様や⼯事店様を中⼼に1,567名が受講し、受講者数 全体の53%を当講習会の受講者が占めます。

2015年4⽉にフロン排出抑制法が施⾏され、使⽤中の機器から冷媒が漏れないよう厳しい管理が求められるようにな りました。管理者による機器の点検や、充填作業の作業者には新たな資格取得が義務付けられました。ダイキンでは、

これらに対応して、「第⼀種・第⼆種冷媒フロン類取扱技術者」資格取得者講習会を実施するとともに、ビル・⼤型店 舗法⼈・保守契約先に対して、フロン排出抑制法に関するセミナーを開催しています。

ダイキン研修部が開催した「第⼀種・第⼆種冷媒フロン類取扱技術者講習会」には、2015年度は全国で6,977名が受 講しました。

「ダイキン冷媒配管施⼯技術認定制度」を開始 

製品使⽤時の冷媒漏えいの原因の⼀つである施⼯不良を防⽌するた めに、2011年4⽉から「冷媒配管施⼯技術者」研修コースを開催して います。同時に、メーカーとして初めて、優れた知識・技術・技量・

モラルを有する技術者を独⾃に認定する制度「ダイキン冷媒配管施⼯

技術認定制度」を開始しました。

2015年度末で累計1,069名の販売店様・⼯事店様が認定されていま す。

冷媒回収装置を配備し、研修を実施

欧州では、冷媒の回収が義務付けられており、特にフランスやイタリアでは、ガス溶接やフロンガス取扱いの国家資 格を付与できる研修を従業員や販売店向けに実施しています。

また、中国・アジアでは各国販社サービス部⾨に冷媒回収装置を配備しています。作業者全員が重要な環境対策であ ることを認識して、お客様の要求に応じた冷媒回収作業を実施しています。

- 93 -製品での資源の有効活⽤

リデュース、リユース、リサイクルの 3Rにリペア(修理)を加えた「3R&

リペア」を指針として、製品での資源 の有効活⽤に取り組んでいます。

廃棄物の削減

廃棄物発⽣量を削減するとともに、

「廃棄物ゼロ化」に取り組んでいま す。

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