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蝉G

ドキュメント内 修士学位論文 (ページ 32-42)

卵。1陣㎞G

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㏄Co1㎜ω

㎏s榊○

o

3

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市nd C00㎜i00

6にnO1、一■1〜■榊・

 肺叫

舳調■心胆9卵πn㎝

    1㎜5,

び其、

ド箇一

客=

隻手・

Fig.3.1,1.EA−1RMSの原理図(左:水素同位体比分析の例)と、写真(右)

3.1.2.EA−lRMSによる分析の検量(キャリブレーション)

 EA−1RMS内における、試料の分解や、ガスのイオン化等のプロセスの間に、同位体分別 が発生するため、単に試料だけを測定しても、正確な同位体比を得ることはできない。そこで、

予め同位体比の決定されているスタンダード試薬を用いて、同位体比の検量線を作成し、キ ャリブレーションを行うことで、試料の正確な同位体比を得る。

 ここで、2.3.2.で述べた、GC−1RMSにおける検量と異なる点として、EA−lRMSにおける検 量線用のスタンダードは、測定対象試料と必ずしも同一の構造を持っている必要はないとい う点が挙げられる。これは、EA−1RMSでは有機分子の状態でのGC等による分離は行わな いため、熱分解または燃焼の効率が著しく異ならなければ、どのスタンダードを用いても同位 体比的1こは差が生じないためである。

 従って、EA−lRMSによる分析では、まず、ラボごとに決められた複数個のスタンダートを測 定し、検量線を作成した後、実際に同位体比を分析したい試料を測定し、検量線を用いて同 位体比をキャリブレーションするという流れになる。また、検量線は測定日の気温や湿度、イ オンソースの状態等の影響を受け、測定日ごとに異なる。そのため、測定日が変わるたびに 新しい検量線を作成し、キャリブレーションを行う必要がある(Satoand Suzuki,2010;

Suzuki and Sato,2010)。

 実際に当研究室で使用しているスタンダードとその同位体比をTable.3.1.2.1こ示す。スタン ダードの種類は、同位体比を測定する元素によって異なる。

Table.3.1.2.当研究室が使用しているEA−lRMS分析用スタンダード 測定対象元素 スタンダート 同位体比%。(Doal」olet値)

P◎1yethy1ene 一100.3 水素★

C36H74 一246.7 Histidine 一10.7

炭素 L−Alanine 一19.6

Glycine 一33.8 Histidine 一7.6

窒素 L−Alanine 20.O

G1ycine 1.3 Dibenzo−24−cr◎wn−8 26.8 Dibenzo−18−crown−6 12.9 酸素

β一D−Ga1act◎se 一〇.1

CloH11N04

一1515

★現時点では、水素同位体比用のスタンダードが2種類しかなく、2点検量となっている。

3.2.EA−lRMSによる脂肪酸試薬および脂肪酸エステル試薬の水素同位体比分析

3.2.1.水素同位体比測定までの準備

・熱分解炉の作成

 EA−1RMSによる水素同位体比分析では、試料をガスに分解するための高温炉を、分析者 自ら作成する必要がある。本研究では、長さ45cm、内径2cm程のセラミック管に、熱分解 炉専用のグラファイト試薬を詰めて、水素同位体比分析用の熱分解炉を作成した。これを EA−lRMSにセットし、14000Cで一夜べ一キングした。翌日、この温度で、そのまま分析を行っ た。この熱分解炉の中で、試料はH2に分解される。

・測定試薬

 用いた測定試薬は、Table.2.3.2.に示したとおり、脂肪酸9種(飽和6種十不飽和3種)と、

GC−1RMSにおける分析に用いる検量線用の脂肪酸エステル試薬18種(メチルエステル9種 十エチルエステル9種)である。試薬は純度の高いものを入手し、厳密に封をして保管している ため、特に前処理は行わなかった。固体の試薬は、適宜、乳鉢ですりつぶし、O.1−0.3mgを 取り、銀製のフィルムに包み、液体の試料は、シリンジで0.1μ1取り、液体試料用の銀フィル ムに包んで、オートサンプラーにセットした。検量線用のスタンダードも、Table.3.1.2.に示し た水素同位体比用のものを、同様にオートサンプラーにセットした。

・リファレンスガスの。n!olfテスHこよる、安定性の確認

 3.1.1.で述べたように、lRMSによる同位体比分析では、試料由来のガスの同位体比は、

直前に1RMS内に導入されたリファレンスガスの同位体比をO%。とし、そこからの差分で算出 される。この際に用いられるリファレンスガスの安定性を、ガススプリットシステムの。n!◎lfテ ストによって確認する。水素ガスの場合、10回連続の。n!olfテストにおける標準偏差が 1.0%。以内になるまで、テストを行う。本測定では、10度のテストで、基準をクリアした。

・H3+ファクターの補正

 1RMSによる水素同位体比の分析では、lEによるイオン化の際、H3+イオンが発生し、m/x

=3に干渉することで、試料やガスの導入量に対して、量依存性を示す。固体試料の導入質 量を厳密にコントロールすることは極めて困難であるため、水素リファレンスガスの導入量を 手動で切り替え、それぞれのピークから算出される水素同位体比を補正する方法が、1RMS のプログラムの中に用意されている。本測定でもこのH3+ファクターの補正を行い、補正値を プログラムに認識させた。

3.2.2.水素同位体比分析結果1:検量線

 検量線用のスタンダードの水素同位体比測定によって得られた検量線はFig.3.2.2.のよう になった。

5D calibratio■11iI1e on EA.1R S

o

o

0

10

…≡…

一250

50

.200 ・150 一100 ・50

y=0,861x・66.2:■。:I−

@   R24

  easored5D va.oes IlDy EA・.R S%o

Fig.3.2.2.EA−lRMSによる水素同位体比分析の検量線

 現状では、Tab1e.3.1.2.に示したように、水素同位体比分析の検量は2点検量となってい る。これは、水素同位体比測定用のスタンダードには、交換性水素の持たないもので、さらに その同位体比がある程度の幅(200%。程度)を持っていなくてはならないため、当研究室では 現在、3つ目のスタンダードを確立できていないためである。そのため、EA−lRMS自体の状 態が極端に悪化した場合等は、本手法では対応できない可能性がある。そこで、検量線用ス タンダードとまでは言えないが、交換性水素を持たないn一アルカン試薬を同時に測定し、測定 値に著しい差が生じていないことを確認している。これまでこの方法で2点検量を採用してき たが、不正確なデータを与えたことはない。従って経験的には、本方法でも現状は問題ないと 考えられる。

 加えて現在、当研究室では、上記のn一アルカンを検量線用のスタンダードに組み込むため に、繰り返し測定による安定性を調査している。検量線用のスタンダードが3つ以上となれば、

より確実な測定が可能になると考えられる。

 以降、EA−lRMSによる脂肪酸試薬および脂肪酸メチル・エチルエステル試薬の水素同位 体比測定では、Fig.3.2.2.の検量線を用いた。

3.2.3.水素同位体比分析結果2:脂肪酸試薬

 Tab1e.2.3.2.示した脂肪酸試薬9種(飽和6種十不飽和3種)の水素同位体比は、Fig.3.2.2.

の検量線を用いてキャリブレーションし、Table.3.2.3.およびFig.3.2.3.のように決定された。

    Tab1e.3.2.3.脂肪酸試薬9種(飽和6種十不飽和3種)の水素同位体比

脂肪酸 水素同位体比(%。)

@  o=5平均

1σ標準偏差(%。)

@   11=5

14:O 一241.05 O.68

16二0 一219.93 0.36

18:0 一211.11 0.52

18:1(n−9) 一264.16 2,86

18:2(hτ9) 一184,90 0−54

1813(n−3) 一199.83 1.16

20:0 一161.49 0.34

22=0 一189.19 0.61

24:O 一200.92 1.00

δD va1ues of original FAs by EA.lRMS

 ■140  ・160  ・180 ま・200

0 0.220

 ,240  ,260  .280

o■■一川■

 14:0  16:0  18:0  18:1  18:2  18:3  20=0 22:0  24:0       ■=atty acids(o■ igi■1a■)

Fig.3.2.3.脂肪酸試薬9種(飽和6種十不飽和3種)の水素同位体比

3.2.4.水素同位体比分析結果3:脂肪酸メチルエステル試薬

 伯b1e.2.3.2.示した脂肪酸メチルエステル試薬9種(飽和6種十不飽和3種:GC−lRMS測 定における検量線用試料)の水素同位体比は、Fig,3.2.2.の検量線を用いてキャリブレーショ ンし、伯ble.3.2.4.およびFig.3.2.4.のように決定された。

Tab1e.3.2.4.脂肪酸メチルエステル試薬9種(飽和6種十不飽和3種)の水素同位体比 脂肪酸メチル 水素同位体比(%。)

@ n=3平均

1σ標準偏差(%。)

@  ■1=3 14:O−OMe 一238.93 O.19 16=0−OMe 一203.53 1.73 18:0−OMe 一213.03 O.42

18:1(n−9)一〇Me 一272.93 0.13

!8:2(・二6)卸・ 一187.17 1.37

18:3(n−3)一〇Me 一229.59 1.23

20:0−OMe 一237.62 1.13

22:0−OMe 一187.50 0.11 24:O−OMe 一20β.25 1.68

δD values of FA.O e STD by EA−1RMS  ・160

 ・180  ,200

0・220

10

 ,240  ,260  .280

◆ ◆

     14:0  16:0  18:0  18:1  18:2  18:3  20:0  22:0  24:0       ■=atty acids(・0 e)

Fig.3.2.4.脂肪酸メチルエステル試薬9種(飽和6種十不飽和3種)の水素同位体比

3.2.5.水素同位体比分析結果4:脂肪酸エチルエステル試薬

 Table.2.3.2.示した脂肪酸エチルエステル試薬9種(飽和6種十不飽和3種:GC−lRMS測 定における検量線用試料)の水素同位体比は、Fig.3.2.2.の検量線を用いてキャリブレーショ ンし、伯b1e.3.2.5.およびFig.3.2.5.のように決定された。

Tab1e.3.2.5.脂肪酸エチルエステル試薬9種(飽和6種十不飽和3種)の水素同位体比 脂肪酸エチル 水素同位体比(%。)

@ n=3平均

1σ標準偏差(%。)

@ 11=3

14:0−OEt 一233.58 1.04

16=0−OEt 一216.21 0.88

18:0−OEt 一206.58 0.96

18:1(n−9)一〇Et 一228.75 1.14

181ク(n16)二〇Et 一165.88」 3.77

1813(n−3)一〇Et 一230.47 3.92

20:0−OEt 一154.37 1.30

22=O−OEt 一185.59 1.75

24:0−OEt 一192.13 O,68

δD values of FA−O一≡t STD by一≡A−1R1V1S  ・130

 ,150  ・170

 ・190

0

10

 ・210  ,230  .250

     14:0  16二0  18:0  18:1  18:2  18:3  20=0  22:0  24:0       I=a岨y acids(.0Et)

Fig.3.2.5.脂肪酸エチルエステル試薬9種(飽和6種十不飽和3種)の水素同位体比

3.3.EA−1RMSによる脂肪酸試薬および脂肪酸エステル試薬の炭素同位体比分析

3.3.1.炭素同位体比測定までの準備

・燃焼炉の作成

 EA−1RMSによる炭素同位体比分析では、試料をガスに分解するための高温炉を、分析者 自ら作成する必要がある。本研究では、長さ45cm、内径2cm程のガラス管に、燃焼炉専用 の酸化クロム試薬を詰めて、炭素同位体比分析用の燃焼炉を作成した。これをEA−lRMSに セットし、100ぴCで一夜べ一キングした。翌日、この温度で、そのまま分析を行った。この燃焼 炉の中で、試料はC02に分解される。

・測定試薬

 用いた測定試薬は、Tab1e.2.3.2.に示したとおり、脂肪酸9種(飽和6種十不飽和3種)と、

GC−lRMSにおける分析に用いる検量線用の脂肪酸エステル試薬18種(メチルエステル9種 十エチルエステル9種)である。試薬は純度の高いものを入手し、厳密に封をして保管している ため、特1こ前処理は行わなかった。固体の試薬は、適宜、乳鉢ですりつぶし、0.8−1.0mgを 取り、スズ製のフィルムに包み、液体の試料は、シリンジでO.3μ1取り、液体試料用のスズフイ ルムに包んで、オートサンプラーにセットした。検量線用のスタンダードも、Table.3.1.2.に示 した炭素同位体比用のものを、同椥こオートサンプラーにセットした。

・リファレンスガスの◎n!O市テストによる、安定性の確認

 3.1.1.で述べたように、lRMSによる同位体比分析では、試料由来のガスの同位体比は、

直前にlRMS内に導入されたリファレンスガスの同位体比をO%。とし、そこからの差分で算出 される。この際に用いられるリファレンスガスの安定性を、ガススプリットシステムの◎n/O市テ ストによって確認する。二酸化炭素ガスの場合、10回連続の。n/o市テスHこおける標準偏差 が0.2%。以内になるまで、テストを行う。本測定では、10度のテストで、基準をクリアした。

ドキュメント内 修士学位論文 (ページ 32-42)