• 検索結果がありません。

(図表24)まず、医師の的確な診断をもとに 適切な処方がなされる。それをもとに、薬剤 師が調剤をし、 服薬に関する管理・ 支援を 行っていく。その際、看護師、ヘルパーなど の多職種による連携・支援により、適切な服 薬の支援を行いつつ、副作用のモニタリング も行っていく。医師は、これらの報告を薬剤 師から受け取り、効果・副作用の評価を行い、

それ以後の診断・処方に活かしていくことに なる。

服薬管理における医師・薬剤師の役割

160821

的確な診断

処方

調剤 服薬管理・支援

副作用モニタリング 効果と副作用の評価

訪問看護師、ヘルパーなど多職種からの支援 医師

薬剤師

日医 地域包括診療加算・地域包括診療料に係る かかりつけ医研修会9.「服薬管理」 図表24

図表24

1.患者が薬を飲む様子から、服用に困難がある状況がわかる。

2.「(飲むと)体調が悪い」、「本当は飲みたくない」、

「実際には飲んでいない」といった訴えは、医師以外の 職種に伝えられることが多い。

3.医療環境の変化に伴い、処方・調剤の誤りが起きやすい。

4.疑問を感じたら、とにかく確認を!

コメディカルがエラーを防ぐ最後の砦である。

医師以外の職種だからできること

東京⼤学 秋下雅弘先生提供

160821 日医 地域包括診療加算・地域包括診療料に係る かかりつけ医研修会9.「服薬管理」 図表25

図表25

参考文献

1) 平成19年度老人保健事業推進費等補助金「後 期高齢者の服薬における問題と薬剤師の在宅 患者訪問薬剤管理指導ならびに居宅療養管理 指導の効果に関する調査研究」報告書 日本 薬剤師会 平成20年

2) 早川達【監】「在宅アセスメント」虎の巻 日 経BP社 平成25年

3) 日本薬剤師会 在宅服薬支援マニュアル改訂 版(H21.9.29)

4) 秋下雅弘「高齢者の服薬管理」 日老医誌47:

134-136、2010

5) 提言―日本のポリファーマシー  徳田安春  編 尾島医学教育研究所 2012

6) 高齢者の安全な薬物療法ガイドライン2015  日本老年医学会、日本医療研究開発機構研究 費・高齢者の薬物治療の安全性に関する研究 研究班 編 日本老年医学会 2015

7) レジデントノート 2月号「ポリファーマシー  その症状は薬のせい!?」 羊土社 Vol.17, No.16, 2016

平成 28 年度 地域包括診療加算・地域 包括診療料に係る かかりつけ医研修会

平成28年8月21日 発行

・発行  公益社団法人 日本医師会

     〒113-8621 東京都文京区本駒込2-28-16      電話(03)3946-2121(代表)

・担当  保険医療部 医療保険課・介護保険課