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年齢別栄養管理のギアチェンジ 今後グレーゾーンの設定が必要では!

予防

低栄養

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個別対応

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生活習慣病予防(特定健診)

フレイル予防・介護予防

日本老年医学会 高齢者医療研修スライド 引用 東京大学 高齢社会総合研究機構・飯島勝矢氏資料より 図表24

図表24

(図表25)アルコール消費と生活習慣病等の リスクを見たものである。高血圧、脂質異常 症、脳出血、乳がんなどは消費量と比例関係 を示している。肝硬変はある時期から急速に 危険度が増す。虚血性心疾患、脳梗塞、2型 糖尿病などは一程度のアルコール消費量は危 険度が低下し、それ以後は危険度が増してい る。

(図表26)長野市保健所健康課にて市民に配 布された健康通信である。1日あたりの適度 な飲酒量は、純アルコール量20gまでとして いる。健康相談においてもアルコールは日常 的なテーマであり、20gは表を参考にしてい ただきたい。

あとがき

 健康相談については、新健康概念が必要で あり、新しい健康概念と栄養の問題を基本と とらえる方法の考えとが一致し、細部にわた りご教授いただき、様々な参考文献を使用さ せていただいた。飯島勝矢氏、葛谷雅文氏、

長谷川敏彦氏にこの場を借りて感謝申し上げ る。

厚生労働省 生活習慣病予防のための健康情報サイトより 図表25

図表25

長野市 平成27年度健康通信 12月号より 図表26

図表26

1.はじめに

(図表1)自宅に出向いて病人を診療する往診 は、我が国においても古から行われていた。

戦後も開業医による往診が患者、家族の求め に応じて日常的に行われている。 この事実 は、伝統ある地域の診療所の案内看板に今で も残されている「往診応需」という文言に象 徴される。 さらに、 高齢者が家族の看病に よって、自宅で看取られていたのは、往診に よる自宅での死亡診断あってのことであり、

1970年代までは、往診が地域医療における 重要な役割を担っていたといえる。

 ところが、国民皆保険制度が施行され、高 度成長期に入ると医療施設が整備され、モー タリゼーションの流れも相まって、どこで暮 らしていても、いつでも、どこの医療機関に

でも自由に受診できる社会的環境となる。さ らに、一県一医大構想により1980年代にな ると医師の養成数がほぼ倍増し、彼らの多く が臓器別、疾病別の専門医を目指した。そし て、より高度化した補助診断装置によって、

専門医の手による大病院での先進医療への信 頼が高まって行く。その上、1970年代に高齢 化社会を迎えると、これから高齢者が一層増 加し高齢社会に向かうという時期に、政治判 断で老人医療費の無料化がはかられるなど、

福祉施策の貧困さを病院医療が肩代わりす る、いわゆる「社会的入院」を容認し、歓迎 する風潮が生まれる。こういった背景のなか で、我が国では、人生の終末期を入院による 濃厚な医療提供のもとで迎えることが当たり 前に受け入れられるようになっていったので ある。

 ところが、高度で先進的な医療が必ずしも 高齢者を幸せにしないのではないかと、病院 死率と在宅死率が逆転した1976年には、日 本尊厳死協会の原型ともいえる日本安楽死協 会が組織され、1980年代にはホスピス運動 が始まった。1990年になるとおびただしい 数の「ねたきり老人」の存在が、我が国特有 の現象であるとジャーナリストによって紹介 され、高齢者の終末期医療に対する国民の意 識も少しずつ変化していった。

 世界に類をみないスピードと規模で高齢社 会は進展し、2000年には社会的な介護力で 在宅療養を支えようという理念で介護保険制 度が施行され、在宅医療推進が法制度から牽 引されている。やがて3人に1人が高齢者とな る将来を見据えた地域包括ケアシステムの構 病院から地域へ 社会的背景

1960年~ 国民皆保険制度 往診応需

1970年~ 病院信仰 社会的入院 ‘老人病院’化 高齢化社会(’70年)

老人医療費無料化 福祉施策の貧困さを医療が肩代わり 一県一医大構想 医師養成数倍増

補助診断機器高度化 CTスキャナー登場(‘76年)

*日本安楽死協会(現日本尊厳死協会)設立(‘76年)

1980年~ ホスピス運動開始 学会認定専門医制度整備 1990年~ 居宅を医療提供の場に(’92年)

高齢社会(’95年) 日本緩和医療学会設立 2000年~ 介護保険制度施行

超高齢社会(’07年)

在宅療養支援診療所 終末期医療(尊厳死 平穏死 満足死)国民的議論 2010年~ 地域包括ケアシステム(地域居住の継続)構築

終活’流行語に

医療介護総合確保推進法 公布(’14年)

図表1

図表1