(態度) 実践力
知識を活用して、生きぬく方法を考える。(2:自分の命を大切にする)(内容) 知識
自分が置かれた状況から、どんな危険があるか予測し、避難の仕方を考える。(ハ:防災知識)能力
①今まで学習したことや自身の経験、過去の災害をもとに、今後の災害を予測し行動の仕方を考える。(3:根拠をもって判断する)
②いつ、どのように行動するかを相談する。(4:多様な他者と協働して創造する)
学習活動
災害被害をシミュレーションし、自分で考えた対応を発表して学級全体で共有する。条件 (既習・経験事項)
●積乱雲が発達すると、大雨が降ったり雷が落ちたりする天気になることを知っている。
●雷は細くて先のとがったもの に落ちやすく、人に落ちること もあり、感電することなど雷の 特徴を知っている。
●雷による災害から身を守る方 法を知っている。
●大雨が引き起こす自然現象と 生活への影響を知っている。大 雨による浸水や川の増水など から身を守る方法を
知っている。
目 安 時 間
45 分
33
授業の展開
指導の流れ 学習活動と指導のポイント
(課題・発問・教材) 予想される児童の反応
(◎:ゴール) 知識 能力
STEP1
【課題】地図を読み取り、地図上の町のイ メージを膨らませる。
【発問】地図上のまちの様子(どこに何が あるか)を見つけよう。
【教材】
地図(丘陵や河川のある架空の町)
・川がある。 ・橋が2本ある。
・公園がある。 ・学校がある。
・コンビニがある。
・川の近くに小屋がある。
・児童館がある。
STEP2
【課題】地図上の町で積乱雲が発生し大 雨が降ったり雷が鳴ったりしたとき に、どのような危険があるかを予測す る。
【発問】危ないことが起こる場所を見つ けて、○でかこみ、どう危ないか書きま しょう。
【教材】
地図(丘陵や河川のある架空の町)
ワークシート
◎木や鉄塔に雷が落ちる。
◎大雨で土砂崩れになるかもしれない。
◎大雨で地下道に水があふれてあぶない。
◎川が増水して、近くにいたら流されるかもし れない。
○
STEP3
【課題】地図をもとに、危険な場所を班で 話し合い、自分の考えが変われば、書き 加える。
【発問】自分の考えた危ない場所につい て班の友達と話し合おう。
【教材】
地図(丘陵や河川のある架空の町)
ワークシート
・公園には木がたくさんあるから、近くのコン ビニに行く。
・雷が落ちるかもしれないし、大人がいるから、
児童館に行く。
・雷は高い所に落ちるから、その場で安全姿勢 をとって姿勢を低くする。
・ジャングルジムに雷が落ちそうだから、小屋 に逃げる
②
STEP4
【課題】自分の身を守るために、今いる場 所から、どう行動するか、避難の道筋 と、どうしてその道筋にしたのかの理 由も書く。
【発問】自分の身を守るために、今いる場 所からどう行動しますか。通る道を線 で書こう。
・木がたくさんあって雷が落ちるかもしれない から、駅ではなく、魚屋に行く。
・がけ崩れが起こるかもしれないから、病院で はなく、肉屋に行く。
・地下道は水があふれて危ないから、家には帰 らないで、スーパーの2階に避難する。
・川が増水して橋が壊れるかもしれないから、
近くのコンビニに避難する。
・家に帰る。
○ ①
STEP5
【課題】発表をし、全体で交流する。
【発問】今いる場所から、身を守るため に、行動しますか。通る道や、その理由 も言おう。
【教材】
地図(丘陵や河川のある架空の町)
気象庁DVD急な大雨・雷・竜巻から身 を守ろう!」
振り返りシート(話し合いの振り返り と感想)
◎木がたくさんあって雷が落ちるかもしれない から、駅は通らない。がけ崩れが起こるかも しれないから、山の方は行かない。地下道が あるから家にも帰らないで、身を守るために 魚屋に行く。
・川が増水して橋が壊れるかもしれないから、
近くのコンビニに避難する。
・家に帰る。
授業の様子
~学区域に似た架空の地図を使って~ 雷・大雨のときの危険な場所を予測する
グループで交流する 学級全体で考えを共有する
児童の記述
児童の感想
●大雨のときに地下道が危険だと気付かなかった。
●大雨のときは、川に近づかない方がいいと思った。
●遊んでいるときに雷が落ちてこない場所を探すのは大変。
●普段から、雷がなったら逃げられる場所を考えておくとよいとわかった。
授業の考察
今まで学習した大雨や雷から身を守る学習のまとめとして「積乱雲が起こった時、どのようにして身を守 るのか」ということを考える学習を行った。まず、積乱雲が発生して、大雨が降った時、雷が鳴った時の危 険箇所について考え、話し合った。「病院の近くは山になっているから土砂崩れが起こるかもしれない。」「川 の水が増水して川が氾濫するかもしれない。」「木は雷が落ちるからあぶない。」など、自分が選んだ危険な場 所を、根拠をもって説明することができた。話し合いの中で、自分では気づかなかった危険な場所に気づき、
自分の考えに加えた児童もいた。次に、安全な避難先や経路を探して、自分のいる場所からどう避難するか を考え、学級全体で共有した。
この学習を通して、これから起こりうる危険を予測し、身を守るための行動を判断しようとする意識を高 めることができた。