(態度) 実践力
気象情報から台風について正しく知り、自分の住むまちでの危険を予想して、台風に備える。(5:防災に 努める)(内容) 知識
①台風による被害には、「暴風」「大雨」「高波」「高潮」など地域によって異なる。(ロ:災害知識)②台風が近づいたときに自分で行える備えがある。(ハ:防災知識)
能力
台風による被害や危険を予測し、身の守り方を考える。(1:情報を収集して問題を発見する)学習活動
台風から来るとどんな被害が予想されるか考え、身を守るためにどのようにすることが最善か考えを交流 する。条件 (既習・経験事項)
●台風について、経験したことやニュースで見たことがある。
目 安 時 間
45 分
【ワークシート】
49
授業の展開
指導の流れ 学習活動と指導のポイント
(課題・発問・教材) 予想される児童の反応
(◎:ゴール) 知識 能力
STEP1
【課題】台風のときの経験やニュースを 見て感じたことについて話し合う。
【発問】今まで台風が来たとき、どんな様 子でしたか。
【教材】台風の様子(動画)
○気が倒れそうなくらい風が吹いていた。
○浅川の水があふれそうになった。
○家の外においてあったものが飛んで行ってし まった。
○傘が壊れてしまった。
○全身びしょ濡れになった。
STEP2
【課題】絵地図のまちに台風が来たらど のような被害が起こるか考え話し合 う。
【発問】このまちに、大きな台風が来たら どんな被害が起きそうですか。
【教材】「防災まちづくり・くにづくり」学 習ワークブック
○台風の被害は地域によって違うと言ってい た。
○平山地域は、川が近いから水害の危険があり そう。
○近くの浅川が氾濫しそう。
○洪水になりそう。
○地下道があるから水没しそう。
○木がたくさんあるから折れて飛んできそう
① ○
STEP3
【課題】台風が近づいたとき、どのような 備えが必要か予想する。
【発問】台風が近づいたとき、どんな備え が必要か考えよう。
【教材】リーフレット『大雨や台風に備え て』(気象庁)
◎窓や雨戸をしっかりしめて、家の中で過ごす。
◎風で飛ばされそうなものは、室内にしまった り、固定したりする。
◎停電に備えて、懐中電灯や携帯ラジオなどを 準備する。
◎出かけているときは、台風の状況によって、
早めに帰宅したり出かけ先の建物の中に留ま ったりする。
◎川や地下道に近づかない。
② ○
STEP4
【課題】台風への備え方について知る。
【発問】自分で行うことのできる台風被 害への備えです。
①家の外の備え
②家の中の備え
③避難場所の確認
④非常持ち出し品の用意
【教材】リーフレット『大雨や台風に備え て』(気象庁)
◎家の外と中の備えが必要
◎気象情報や避難情報をしっかりと確認するこ とが必要
② ○
授業の様子
児童の記述
児童の感想
●土砂崩れや、高潮など、土地よって台風から受ける被害が違うということが分かった。
●自分がいる場所をよく確認して、どんな被害が起きるかを思い出して、対策をしたいと思った。
●強風に注意して、飛びそうなものはしまったりしてできるだけ危険を少なくする。
●ニュースなどをよく見て、事前に対策をとることが大事だと思った。
●雨どいの掃除や、軽いものは片付けるなど、日頃から自分でできることをしたい。
●何よりも、台風が起きたらすぐに安全なところに避難する必要があると学んだ。
授業の考察
8月末に平山地域に非常に強い台風が来て、学校が避難所に指定されたことを受け、台風はどのような被 害をもたらすのか、架空の町や家を基に考えた。そして、実際に自分の住む町・家にはどんな危険があるか を予想し、それぞれどのように備えたらよいのかを考えた。
台風による被害予測や対策を、個人・ペア・グループで考える活動を通じて、地形によって被害の様子が 変わることを読み取る姿が見られた。また、備えについては、個人でできることと、家庭や行政の助けをも らってできることがあることを理解していた。
この学習を通して、台風への備えにも自分でできることがあると分かり、大人任せにするのではなく、自 分でできることや呼び掛けられることをすぐに実行しようとする様子が見られた。また、これまで自身の中 の学びで終えていた児童も、家族に学んだことを伝えるといった変容も見られた。