3 学年
37
授業の展開
指導の流れ 学習活動と指導のポイント
(課題・発問・教材) 予想される児童の反応
(◎:ゴール) 知識 能力
STEP1
【課題】防災バッグとはどんなものだっ たか思い出す。
【発問】防災バッグとはどんなものです か?
【教材】防災バッグの写真・イラスト
・防災に関するバッグです。
◎災害時に生活するために必要なものを入れて おくバッグです。
①
STEP2
【課題】防災バッグにどのようなものを 入れたらよいか付箋に書き出し、グル ープで話し合って決定する。
【発問】防災バッグにどのようなものを 入れたらよいか、自分の考えを付箋に 書き出し、グループごとに話し合おう。
【教材】ワークシート、付箋
◎生きていくためには、食べ物や水が絶対必要 です。
◎明かりが使えなくなった時のために、懐中電 灯や電池が必要です。
・遊ぶためにゲームが必要だと思います。
・ゲームは生活していくために必ず必要なもの ではないと思います。
①
② ○
STEP3
【課題】グループで話し合って自分の考 えが変わったところをワークシートに 書く。
【発問】グループの友達と話し合って思 ったことや考えたことをワークシート に書こう。
【教材】ワークシート
◎食べ物や水が必要だということはみんな同じ だった。
◎ゲームが必要だと思っていたけれど、友達の 話を聞いて、いらないと思った。
①
② ○
STEP4
【課題】話し合ったことを踏まえて自分 の防災バッグの中身を決定し、全体で 交流する。
【発問】友達の考えを聞いて、自分の考え が変わったところを発表しよう。
【教材】ワークシート
◎防災バッグには、水や食べ物などの生きてい くために必要なものや懐中電灯など生活に使 うものを入れる。
・新聞紙や段ボールもあると、布団の代わりに 使えて便利。
・おもちゃなどの生活を楽しくするためのもの は入れなくてよい。
①
② ○
授業の様子
児童の記述
児童の感想
●家族構成が変わると、防災バッグの中身も変わることがわかった。
●赤ちゃんがいると持っていくものがたくさんあって大変だけど、赤ちゃんのことを考えて用意 しないといけないと思った。
●自分では必要ないと思ったのが、友達の説明で考えが変わった。
●自分で考えるのは大変だったけど、みんなで考えたらたくさん意見が出た。
授業の考察
2年生までは、電気が使えないことやトイレの使い方など、避難所の様子について学んでいる。防災バッ クの授業では、3つの家族構成を設定し、防災バックの中身について個人やグループで考えた。個の考えで は、生活に必要な物、遊びに必要な物、貴重品など数多くの意見が出た。その意見を参考にして、「2日間生 きぬくために、家族構成を意識して防災バックをつくる」というめあてをたて、グループで話し合いを行っ た。生活に最低限必要な物として、「電気は止まってしまうから手巻きの発電機が必要だ。」ということや、
赤ちゃん用に粉ミルクやおむつ、老人用につえや薬が必要であるということを話し合った。話し合いをもと にグループで防災バックの中身を決めて発表を行った。
2年前の授業では、家庭にもどると防災バックをつくるという意識が薄れてしまい、バックをつくった 児童が2%と少なかった。そこで、今回の授業では、家族構成を意識しながらつくることで、自分の家だっ たらどのようなバックが必要か、防災バックが身近に感じられるようにした。また、家庭への啓発も行った。
その結果、防災バックをつくった児童が70%となった。