53
授業の展開
指導の流れ 学習活動と指導のポイント
(課題・発問・教材) 予想される児童の反応
(◎:ゴール) 知識 能力
STEP1
【課題】大雨による天候の変化や注意報 について考える。
【発問】現在は、大雨が降っていて時間と 共に注意報や警報が出ています。
【教材】
大雨の映像(気象庁からの情報を流す
・橋が崩れる
・茶色い水が流れてきている。
・家を押し流している
◎この道を通ろう
◎崖が崩れている。
◎山から土砂が落ちてきている。
STEP2
【課題】地形を読み取り、大雨が降ると、
河川の水が増水し、水害が起こること や、山や崖が崩れるなど土砂災害が起 きることを予測し、災害が起こる場所 を予想する。
【発問】どこでどんな災害が起きるのか 予想してみよう。
【教材】
タブレット(地形図)
大雨の映像(気象庁より)
気象庁からの情報を流す
・道路が浸水する。
・橋が崩れる。
・地盤が緩んでいる。
・家が傾く。
◎河川があふれる。
◎山から水が流れ始めたら危ない。
◎地震のような音が聞こえたら、土砂が流れ落 ちてくる。
①
② ○
STEP3
【課題】地形と気象情報をもとに、大雨に よる災害をシミュレーションし、避難 のしかたを班で話し合う。
【発問】避難指示と気象情報を聞いて、ど う避難すればよいのか班で話し合お う。
【教材】
タブレット(地形図)
大雨の映像(気象庁より)
◎河川があふれ、橋が渡れない。
◎大雨・洪水警報が発令しているから山に近づ かない。
◎山の斜面から水が流れてきたら、土砂崩れが 起こるから通らない。
①
②
③
○
STEP4
【課題】班で話し合ったことをもとに、自 分が考えた避難先と避難経路が安全化 どうか、もう一度吟味し、修正する。
【発問】班で話し合ったことをもとにし て自分で書いた避難先や避難経路につ いて修正しよう。
【教材】
タブレット(地形図)
スタディネット
◎河川があふれ、橋が渡れない。
◎大雨・洪水警報が発令しているから山に近づ かない。
◎山の斜面から水が流れてきたら、土砂崩れが 起こるから通らない。
◎ここは危険だからこちらを通ろう。
①
②
③
○
STEP5
【課題】発表をし、全体で交流する。
【発問】大雨による災害が起こったとき、
どのように避難すればよいか発表しよ う。
【教材】
タブレット(地形図)
スタディネット(ストローク再生)
・この建物に避難したら、浸水があるかもしれ ないから2階以上に避難するといい。
・山や河川から離れた安全な場所に避難する。
・病院へ避難をしたら、建物の中で山の斜面か ら遠く、できるだけ高いところに避難する。
(垂直避難)
◎大雨が降った後に災害が起こったことを想定 し、避難経路を地形や気象情報を根拠にし、
判断することができる。
①
②
③
授業の様子
「大雨特別警報」そのときどうする? 大雨のときの危険な場所を予測する
自分の考えが友だちの考えによって修正・改善される
児童の記述
授業の考察
理科「流れる水の働き」や社会科の地形の読み取り学習をもとに、大雨が降った時の危険について考えた。
次々と出される気象情報から、想定される災害を考え、危険箇所と安全な場所を話し合った。「沢が近いから 土砂崩れの可能性がある。」「ここは平地だから」「川が近いから。」等、自分が選んだ危険箇所や避難経路を、
根拠をもって説明することができた。
グループでの話し合いを通して、自分の考えを検証し振り返りを行った。その中で、自分では安全だと思 った場所が「実は危ない場所なのではないか。」と気付き、話し合い後に避難経路を修正した児童もいる。さ らに話し合いを全体に広げ、考えを学級全体で共有した。
今まで災害に対して受け身だった児童が、この学習を通して、気象情報や避難情報等に主体的に耳を傾け、
自分の身を守るためにはどうしたらよいかを判断し、行動しようとする態度につながると考える。