第 II 章
第 5 節 結果:性別・同居家族の有無別( 4 群)
表II.20 記述統計と単相関行列(女性:1人暮らし)
N=433 平均値 標準偏差 年齢 教育歴 等価収入 生活満足感 幸福感
年齢 0.36 0.479 1
教育歴 2.93 0.669 −0.106∗ 1
等価収入 2.83 1.888 −0.012 0.204∗∗ 1
生活満足感 2.43 0.761 0.052 0.029 0.214∗∗ 1
幸福感 3.04 0.679 0.002 0.021 0.169∗∗ 0.619∗∗ 1
主観的健康感 2.82 0.747 −0.088 0.086 0.058 0.318∗∗ 0.360∗∗
年齢(0:65-74歳,1:75-84歳) ∗P<0.05,∗∗P<0.01
表II.21 記述統計と単相関行列(女性:有配偶・同居家族あり)
N=1,423 平均値 標準偏差 年齢 教育歴 等価収入 生活満足感 幸福感
年齢 0.22 0.418 1
教育歴 3.00 0.660 −0.153∗∗ 1
等価収入 3.30 1.906 −0.098∗∗ 0.231∗∗ 1
生活満足感 2.54 0.672 −0.052 0.141∗∗ 0.163∗∗ 1
幸福感 3.18 0.661 −0.057∗ 0.138∗∗ 0.212∗∗ 0.606∗∗ 1
主観的健康感 2.86 0.703 −0.121∗∗ 0.117∗∗ 0.085∗∗ 0.372∗∗ 0.361∗∗
年齢(0:65-74歳,1:75-84歳) ∗P<0.05,∗∗P<0.01
5-2 同居家族の有無別:対象者の基本属性
同居家族の有無別に,1人暮らし群と有配偶・同居家族あり群の2群に分け,
男女別に4群を分析した(男性:表II.22,女性:表II.23).
男性では,『教育歴』『等価収入』『生活満足感』『幸福感』で1 人暮らし群 と有配偶・同居家族あり群の統計的に有意な差が示された.『教育歴』では,
「大学・大学院」が,1人暮らし群では43.5%,有配偶・同居家族あり群では
55.1% であった.1人暮らし群に比べて有配偶・同居家族あり群の『教育歴』
(P<0.001)が有意に高かった.『等価収入』では,「200〜300万円未満」が,
1 人暮らし群では27.4 %,有配偶・同居家族あり群では 38.3 %,「300〜400 万円未満」が,1 人暮らし群では20.2 %,有配偶・同居家族あり群では15.1
% であった.有配偶・同居家族あり群に比べて 1人暮らし群の『等価収入』
(P<0.001)が統計的に有意に高かった.『生活満足感』では,「満足している」
が,1人暮らし群では46.6%,有配偶・同居家族あり群では64.6%であった.
1人暮らし群に比べて有配偶・同居家族あり群の『生活満足感』(P<0.001)が 有意に高かった.『幸福感』では,「非常に幸せ」が,1人暮らし群では11.6%, 有配偶・同居家族あり群では27.4%であった.1人暮らし群に比べて有配偶・
同居家族あり群の『幸福感』(P<0.001)が統計的に有意に高かった.男性の,
『主観的健康感』(P=0.051)は,1人暮らし群と有配偶・同居家族あり群では 統計的に有意な差が無かった.
女性では,『等価収入』『生活満足感』『幸福感』で1人暮らし群と有配偶・
同居家族あり群の統計的に有意な差が示された.『等価収入』では,「200〜300 万円未満」が,1 人暮らし群では27.9 %,有配偶・同居家族あり群では36.9
%,「300〜400万円未満」が,1人暮らし群では 11.3 %,有配偶・同居家族 あり群では15.8 % であった.1人暮らし群に比べて有配偶・同居家族あり群 の『等価収入』(P<0.001)が統計的に有意に高かった.『生活満足感』では,
「満足している」が,1人暮らし群では59.4%,有配偶・同居家族あり群では
64.1%であった.1人暮らし群に比べて有配偶・同居家族あり群の『生活満足
感』(P=0.019)が有意に高かった.『幸福感』では,「非常に幸せ」が,1人
暮らし群では22.6%,有配偶・同居家族あり群では31.2%であった.1人暮ら し群に比べて有配偶・同居家族あり群の『幸福感』(P<0.001)が統計的に有 意に高かった.
女性の,『教育歴』(P=0.135),『主観的健康感』(P=0.456)は,1人暮ら し群と有配偶・同居家族あり群では統計的に有意な差が無かった.
男性の1人暮らし群と有配偶・同居家族あり群,女性の1人暮らし群と有 配偶・同居家族あり群の4群に分けて,記述統計と単相関行列を表示した(男 性:1人暮らし群,表II.18,男性:有配偶・同居家族あり群,表II.19,女性:
1人暮らし群,表II.20,女性:有配偶・同居家族あり群,表II.21).
表II.22 同居の有無別:調査項目とその分布(男性)
項目 カテゴリー 合 計
N=3,064
1 人 暮 し
N=292
同 居 あ り N=2,772
Kendall P値
度数 % 度数 % 度数 % のタウb
年齢 1) 65〜74歳 2,283 74.5 218 74.7 2,065 74.5 0.01 P=0.952
2) 75〜84歳 781 25.5 74 25.3 707 25.5
教育歴 1)小学校 51 1.7 9 3.1 42 1.5
2)中学校 374 12.2 47 16.1 327 11.8 0.07 P<0.001
3)高等学校 986 32.2 109 37.3 877 31.6
4)大学・大学院 1,653 53.9 127 43.5 1,526 55.1
等価収入 1) 100万円未満 220 7.2 23 7.9 197 7.1
2) 100-200万円未満 587 19.2 53 18.2 534 19.3
3) 200-300万円未満 1,141 37.2 80 27.4 1,061 38.3
4) 300-400万円未満 478 15.6 59 20.2 419 15.1
5) 400-500万円未満 334 10.9 33 11.3 301 10.9
6) 500-600万円未満 97 3.2 16 5.5 81 2.9 −0.04 P=0.018
7) 600-700万円未満 38 1.2 7 2.4 31 1.1
8) 700-800万円未満 71 2.3 3 1.0 68 2.5
9) 800-900万円未満 27 0.9 8 2.7 19 0.7
10) 900-1,000万円未満 9 0.3 1 0.3 8 0.3
11) 1,000-1,200万円未満 19 0.6 4 1.4 15 0.5
12) 1,200-1,400万円未満 10 0.3 2 0.7 8 0.3
13) 1,400-1,600万円未満 16 0.5 1 0.3 15 0.5
14) 1,600-1,850万円未満 3 0.1 1 0.3 2 0.1
15) 1,850-2,300万円未満 9 0.3 0 0.0 9 0.3
16) 2,300万円以上 5 0.2 1 0.3 4 0.1
主観的 1)健康でない 177 5.8 25 8.6 152 5.5
健康感 2)あまり健康ではない 403 13.2 45 15.4 358 12.9 0.04 P=0.051
3)まあまあ健康である 2,038 66.5 183 62.7 1,855 66.9
4)とても健康である 446 14.6 39 13.4 407 14.7
生活 1)いいえ 412 13.4 63 21.6 349 12.6
満足感 2)どちらともいえない 726 23.7 93 31.8 633 22.8 0.11 P<0.001
3)はい 1,926 62.9 136 46.6 1,790 64.6
幸福感 1)全く幸せではない 46 1.5 13 4.5 33 1.2
2)あまり幸せではない 356 11.6 70 24.0 286 10.3 0.15 P<0.001
3)やや幸せ 1,869 61.0 175 59.9 1,694 61.1
4)非常に幸せ 793 25.9 34 11.6 759 27.4
同居の有無は,1人暮し= 1,同居あり= 2を与えている.
表II.23 同居の有無別:調査項目とその分布(女性)
項目 カテゴリー 合 計
N=1,856
1 人 暮 し
N=433
同 居 あ り N=1,423
Kendall P値
度数 % 度数 % 度数 % のタウb
年齢 1) 65〜74歳 1,382 74.5 279 64.6 1,103 77.5 −0.13 P<0.001
2) 75〜84歳 474 25.5 154 35.6 302 22.5
教育歴 1)小学校 31 1.7 13 3.0 18 1.3
2)中学校 331 17.8 73 16.9 258 18.1 0.03 P=0.135
3)高等学校 1,135 61.2 277 64.0 858 60.3
4)大学・大学院 359 19.3 70 16.2 289 20.3
等価収入 1) 100万円未満 299 16.1 107 24.7 192 13.5
2) 100-200万円未満 350 18.9 105 24.2 245 17.2
3) 200-300万円未満 646 34.8 121 27.9 525 36.9
4) 300-400万円未満 274 14.8 49 11.3 225 15.8
5) 400-500万円未満 133 7.2 18 4.2 115 8.1
6) 500-600万円未満 59 3.2 11 2.5 48 3.4 0.13 P<0.001
7) 600-700万円未満 23 1.2 6 1.4 17 1.2
8) 700-800万円未満 33 1.8 6 1.4 27 1.9
9) 800-900万円未満 8 0.4 3 0.7 5 0.4
10) 900-1,000万円未満 10 0.5 4 0.9 6 0.4
11) 1,000-1,200万円未満 8 0.4 2 0.5 6 0.4
12) 1,200-1,400万円未満 1 0.1 0 0.0 1 0.1
13) 1,400-1,600万円未満 6 0.3 0 0.0 6 0.4
14) 1,600-1,850万円未満 3 0.2 1 0.2 2 0.1
15) 1,850-2,300万円未満 3 0.2 0 0.0 3 0.2
16) 2,300万円以上 0 0.0 0 0.0 0 0.0
主観的 1)健康でない 127 6.8 39 9.0 88 6.2
健康感 2)あまり健康ではない 251 13.5 51 11.8 200 14.1 0.02 P=0.456
3)まあまあ健康である 1,251 67.4 294 67.9 957 67.3
4)とても健康である 227 12.2 49 11.3 178 12.5
生活 1)いいえ 216 11.6 72 16.6 144 10.1
満足感 2)どちらともいえない 471 25.4 104 24.0 367 25.8 0.05 P=0.019
3)はい 1,169 63.0 257 59.4 912 64.1
幸福感 1)全く幸せではない 28 1.5 10 2.3 18 1.3
2)あまり幸せではない 214 11.5 62 14.3 152 10.7 0.09 P<0.001
3)やや幸せ 1,072 57.8 263 60.7 809 56.9
4)非常に幸せ 542 29.2 98 22.6 444 31.2
同居の有無は,1人暮し= 1,同居あり= 2を与えている.
表II.24 同居の有無別:調査項目とその分布
項目 カテゴリー 合 計
N=4,920
1 人 暮 し
N=725
同 居 あ り N=4,195
Kendall P値
度数 % 度数 % 度数 % のタウb
性別 1)男性 3,064 62.3 292 40.3 2,772 66.1 −0.19 P<0.001
2)女性 1,856 37.7 433 59.7 1,423 33.9
年齢 1) 65〜74歳 3,665 74.5 497 68.6 3,168 75.5 −0.57 P<0.001
2) 75〜84歳 1,255 25.5 228 31.4 1,027 24.5
教育歴 1)小学校 82 1.7 22 3.0 60 1.4
2)中学校 705 14.3 120 16.6 585 13.9 0.10 P<0.001
3)高等学校 2,121 43.1 386 53.2 1,735 41.4
4)大学・大学院 2,012 40.9 197 27.2 1,815 43.3
等価収入 1) 100万円未満 519 10.5 130 17.9 389 9.3
2) 100-200万円未満 937 19.0 158 21.8 779 18.6
3) 200-300万円未満 1,787 36.3 201 27.7 1,586 37.8
4) 300-400万円未満 752 15.3 108 14.9 644 15.4
5) 400-500万円未満 467 9.5 51 7.0 416 9.9
6) 500-600万円未満 156 3.2 27 3.7 129 3.1 0.06 P<0.001
7) 600-700万円未満 61 1.2 13 1.8 48 1.1
8) 700-800万円未満 104 2.1 9 1.2 95 2.3
9) 800-900万円未満 35 0.7 11 1.5 24 0.6
10) 900-1,000万円未満 19 0.4 5 0.7 14 0.3
11) 1,000-1,200万円未満 27 0.5 6 0.8 21 0.5
12) 1,200-1,400万円未満 11 0.2 2 0.3 9 0.2
13) 1,400-1,600万円未満 22 0.4 1 0.1 21 0.5
14) 1,600-1,850万円未満 6 0.1 2 0.3 4 0.1
15) 1,850-2,300万円未満 12 0.2 0 0.0 12 0.3
16) 2,300万円以上 5 0.1 1 0.1 4 0.1
主観的 1)健康でない 304 6.2 64 8.8 240 5.7
健康感 2)あまり健康ではない 654 13.3 96 13.2 558 13.3 0.03 P<0.001
3)まあまあ健康である 3,289 66.8 477 65.8 2,812 67.0
4)とても健康である 673 13.7 88 12.1 585 13.9
生活 1)いいえ 628 12.8 135 18.6 493 11.8
満足感 2)どちらともいえない 1,197 24.3 197 27.2 1,000 23.8 0.08 P<0.001
3)はい 3,095 62.9 393 54.2 2,702 64.4
幸福感 1)全く幸せではない 74 1.5 23 3.2 51 1.2
2)あまり幸せではない 570 11.6 132 18.2 438 10.4 0.11 P<0.001
3)やや幸せ 2,941 59.8 438 60.4 2,503 59.7
4)非常に幸せ 1,335 27.1 132 18.2 1,203 28.7
同居の有無は,1人暮し= 1,同居あり= 2を与えている.
5-3 重回帰分析による媒介分析の結果
同居家族の有無別と性別の4群に分けて,重回帰分析を用いて媒介効果を検 討した(表II.25 - II.28).
最初に,モデル 1 として独立変数を『年齢』『教育歴』『等価収入』,従属 変数を『主観的健康感』として重回帰分析を行った.男性の 1 人暮らし群 では,『年齢』(β =−0.187,P=0.001)の有意な関連が見られた.しかし,
『教育歴』(β =0.021,P=0.718),『等価収入』(β =0.094,P=0.111)は 有意ではなかった(表 II.25).男性の有配偶・同居家族あり群では,『年齢』
(β =−0.108,P<0.001),『教育歴』(β =0.057,P=0.003),『等価収入』
(β =0.076,P<0.001)の有意な関連が見られた(表II.26).女性の1人暮ら し群では,『年齢』(β =−0.080,P=0.099)の有意な関連が見られた.しか し,『教育歴』(β =0.069,P=0.160),『等価収入』(β =0.043,P=0.381) は有意ではなかった(表II.27).女性の有配偶・同居家族あり群では,『年齢』
(β =−0.102,P<0.001),『教育歴』(β =0.089,P=0.001)の有意な関連 が見られた.しかし,『等価収入』(β =0.055,P=0.043)は有意ではなかっ た(表II.28).
次に,モデル2として独立変数に『生活満足感』を加えて重回帰分析を行っ た.男性の 1 人暮らし群では,『年齢』(β =−0.184,P=0.001),『生活満 足感』(β =0.393,P<0.001)の有意な関連が見られた.しかし,『教育歴』
(β=0.015,P=0.786),『等価収入』(β =−0.005,P=0.931)は有意ではな かった(表II.25).男性の有配偶・同居家族あり群では,『年齢』(β=−0.109, P<0.001),『生活満足感』(β =0.361,P<0.001)の有意な関連が見られた.し かし,『教育歴』(β=0.003,P=0.871),『等価収入』(β=0.016,P=0.386)は 有意ではなかった(表II.26).女性の1人暮らし群では,『年齢』(β =−0.097, P=0.034),『生活満足感』(β =0.327,P<0.001)の有意な関連が見られ た.しかし,『教育歴』(β =0.072,P=0.122),『等価収入』(β =−0.028,
P=0.557)は有意ではなかった(表II.27).女性の有配偶・同居家族あり群で
は,『年齢』(β =−0.094,P<0.001),『生活満足感』(β =0.359,P<0.001)
の有意な関連が見られた.しかし,『教育歴』(β =0.051,P=0.046),『等価 収入』(β =0.006,P=0.824)は有意ではなかった(表II.28).
さらに,モデル3として独立変数に『幸福感』を加えた重回帰分析を行った.
男性の1人暮らし群では,『年齢』(β =−0.189,P<0.001),『生活満足感』
(β=0.264,P<0.001),『幸福感』(β=0.215,P=0.001)の有意な関連が見 られた.しかし,『教育歴』(β =0.022,P=0.686),『等価収入』(β =−0.010,
P=0.850)は有意ではなかった(表II.25).男性の有配偶・同居家族あり群で
は,『年齢』(β=−0.103,P<0.001),『生活満足感』(β =0.209,P<0.001),
『幸福感』(β=0.279,P<0.001)の有意な関連が見られた.しかし,『教育歴』
(β=−0.001,P=0.943),『等価収入』(β=−0.010,P=0.592)は有意ではな かった(表II.26).女性の1人暮らし群では,『年齢』(β=−0.089,P=0.046),
『生活満足感』(β =0.167,P=0.004),『幸福感』(β =0.262,P<0.001)の 有意な関連が見られた.しかし,『教育歴』(β =0.074,P=0.103),『等価 収入』(β =−0.038,P=0.410)は有意ではなかった(表II.27).女性の有配 偶・同居家族あり群では,『年齢』(β =−0.091,P<0.001),『生活満足感』
(β=0.237,P<0.001),『幸福感』(β=0.210,P<0.001)の有意な関連が見 られた.しかし,『教育歴』(β =0.045,P=0.074),『等価収入』(β =−0.017, P=0.499)は有意ではなかった(表II.28).
男性の1人暮らし群,女性の1人暮らし群ともに,モデル1の『等価収入』
と『主観的健康感』の関連は有意ではなかった.
男性の有配偶・同居家族あり群,女性の有配偶・同居家族あり群では,モデ ル1の『等価収入』と『主観的健康感』の関連は有意であった.モデル 2で
『生活満足感』を投入したところ,男性の有配偶・同居家族あり群,女性の有配 偶・同居家族あり群ともに,『等価収入』の標準化係数が低下し,統計的に有意 ではなくなった.モデル3で『幸福感』を投入したところ,男性の有配偶・同 居家族あり群,女性の有配偶・同居家族あり群ともに,統計的に有意な変化で はないものの,『等価収入』『生活満足感』の標準化係数がやや低下する傾向が 示された.
以上のことから,男性の有配偶・同居家族あり群,女性の有配偶・同居家族 あり群ともに,『教育歴』『等価収入』の『主観的健康感』への影響が,『生活満
足感』『幸福感』によって媒介されている可能性が示唆された.
また,男性の1人暮らし群,女性の1人暮らし群,男性の有配偶・同居家族 あり群,女性の有配偶・同居家族あり群の4群とも,『生活満足感』の『主観 的健康感』への影響の一部が,『幸福感』の部分的媒介(partial mediation)に よる可能性が示唆された.
表II.25重回帰分析の結果(男性:1人暮らし) N=292 項目モデル1モデル2モデル3 βtP値βtP値βtP値 年齢(0:65-74歳,1:75-84歳)−0.187−3.211P=0.001−0.184−3.430P=0.001−0.189−3.584P<0.001 教育歴0.0210.361P=0.7180.0150.272P=0.7860.0220.404P=0.686 等価収入0.0941.600P=0.111−0.005-0.086P=0.931−0.010−0.190P=0.850 生活満足感0.3937.156P<0.0010.2643.934P<0.001 幸福感0.2153.262P=0.001 調整済み決定係数R2 =0.037P=0.003R2 =0.180P<0.001R2 =0.207P<0.001 決定係数変化量∆R2 =0.144P<0.001∆R2 =0.029P=0.001 従属変数:主観的健康感,β:標準偏回帰係数 *注:モデル2(男性:1人暮らし)等価収入VIF=1.116,その他の変数VIF=1.023−1.072 *注:モデル3(男性:1人暮らし)等価収入VIF=1.117,その他の変数VIF=1.024−1.647