3 オプション
3.2 管理サーバー オプション
管理サーバー オプションによって、Acronis Backup & Recovery 10 管理サーバーの動作を調 整できます。
管理サーバー オプションにアクセスするには、コンソールを管理サーバーに接続し、トップ メニューから[オプ ション]→[管理サーバー オプション]を選択します。
3.2.1 ログ レベル
このオプションでは、管理サーバーが登録済みのコンピュータから専用データベースに保存 されている集中管理のログにイベントを収集する必要があるかどうかを定義します。このロ グは、[ログ]ビューで使用できます。このオプションでは、すべてのイベントを収集する か、収集するイベントの種類を選択できます。イベントの収集を完全に無効にすると、集中 管理のログには管理サーバー自身のログのみが保存されます。
デフォルトの設定 - [すべてのイベント]の[ログを収集する]。
[ログに記録するイベントの種類]コンボボックスを使用して、収集するイベントの種類を指定します。
[すべてのイベント] - 管理サーバーに登録されているすべてのコンピュータで発生し たすべてのイベント(情報、警告、およびエラー)が集中管理のログに記録されます。
[エラーと警告] - 警告とエラーが集中管理のログに記録されます。
[エラーのみ] - エラーのみが集中管理のログに記録されます。
イベントの収集を無効にするには、[ログを収集する]チェックボックスをオフにします。
3.2.2 ログのクリーンアップ ルール
このオプションでは、管理サーバーのレポート データベースに保存されている、集中管理 のイベント ログをクリーンアップする方法を指定します。
このオプションは、レポート データベースの最大サイズを定義します。
Copyright © Acronis, Inc. 89 デフォルトの設定 - 最大ログ サイズ: 1GB。クリーンアップ時には最大ログ サイズの 95% を 維持します。
このオプションが有効な場合、100 個のエントリが記録されるたびに、ログの実際のサイズと、最大サイズが 比較されます。最大ログ サイズを超えると、最も古いログ エントリが削除されます。保持するログ エントリの 量を選択できます。デフォルトの 95% の設定では、ほとんどのログが保持されます。最小の 1% の設定に すると、ログはほとんど消去されます。
ログ サイズの制限をなくしても、ログ サイズが 4GB に達すると、SQL Server Express データベース へのイベントの記録が停止されます。これは、SQL Express Edition にはデータベースあたり 4GB の制 限があるためです。SQL Express データベースの最大容量を使用する場合は、最大ログ サイズを約
3.8GB に設定します。
このパラメータは、Acronis 管理用テンプレート『365ページ 』を使用しても設定できます。
3.2.3 イベント トレース
管理サーバーでは、管理サーバー自体のログの他に、Windows のアプリケーション イベン ト ログにもイベントを記録するように設定できます。
また、簡易ネットワーク管理プロトコル(SNMP)オブジェクトを、指定した SNMP マネージャに送信するように 設定できます。
Windows イベント ログ
このオプションでは、管理サーバーが、自身のイベントを Windows のアプリケーション イベント ログに記録する必要があるかどうかを定義します。このログを表示するには、
eventvwr.exe を実行するか、または[コントロール パネル]→[管理ツール]→[イベント
ビューア]を選択します。ログに記録するイベントにフィルタを設定することができます。
デフォルトの設定 - オフ
このオプションを有効にするには、[イベントをログに記録する]チェックボックスをオンにします。
[ログに記録するイベントの種類]チェックボックスを使用して、Windows のアプリケ ーション イベント ログに記録するイベントにフィルタを設定します。
[すべてのイベント] - すべてのイベント(情報、警告、およびエラー)
[エラーと警告]
[エラーのみ]
このオプションを無効にするには、[イベントをログに記録する]チェックボックスをオフ にします。
SNMP 通知
このオプションでは、管理サーバーが、指定した簡易ネットワーク管理プロトコル(SNMP)マ ネージャに自身のイベントを送信する必要があるかどうかを定義します。送信するイベント の種類を選択できます。
Acronis Backup & Recovery 10 での SNMP の使用の詳細については、「SNMP のサポート『49
ページ 』」を参照してください。
デフォルトの設定 - オフ
90 Copyright © Acronis, Inc.
SNMP
メッセージの送信を設定する手順は、次のとおりです。
[SNMP サーバーにメッセージを送信する] チェックボックスをオンにします。
次のように適切なオプションを指定します。
[送信するイベントの種類] - [すべてのイベント]、[エラーと警告]、または[エ ラーのみ] から、送信するイベントの種類を選択します。
[サーバー名/IP] - メッセージの送信先となる SNMP 管理アプリケーション実行ホストの名前
または IP アドレスを入力します。
[コミュニティ] - SNMP 管理アプリケーション実行ホストと送信元コンピュータの両方が所属 する SNMP コミュニティの名前を入力します。 一般的なコミュニティは "public" です。
[テスト メッセージを送信する] をクリックし、設定が正しいかどうかを確認しま す。
SNMP メッセージの送信を無効にするには、[SNMP サーバーにメッセージを送信する] チ
ェックボックスをオフにします。
メッセージは、UDP 経由で送信されます。
3.2.4 ドメインのアクセス ログイン情報
このオプションでは、管理サーバーがドメインへのアクセスに使用するユーザー名とパスワ ードを設定します。
デフォルトの設定 - ログイン情報なし
組織単位条件 『337ページ 』に基づく動的グループを操作するときには、管理サーバーにド メインへのアクセス ログイン情報が必要です。このオプションでログイン情報が指定され ていないと、動的グループの作成中にログイン情報の入力が求められ、入力した情報はこの オプションに保存されます。
ドメインで Domain Users グループのメンバになっているユーザーのログイン情報を指定すれば十分です。
3.2.5 Acronis WOL プロキシ
このオプションは、[Wake-on-LAN を使用する] 『180ページ 』 のスケジュール詳細設定 との組み合わせで動作します。別のサブネットに置かれているバックアップ コンピュータ を管理サーバーによって起動する必要がある場合は、このオプションを使用します。
スケジュール設定された処理が開始される前に、管理サーバーはマジック パケットを送信して適切なコンピュ ータを起動します(マジック パケットとは、受信側 NIC の MAC アドレスのコピーが、連続して 16 個含ま れているパケットです)。他のサブネットにインストールされた Acronis WOL プロキシは、そのサブネット内にあ るコンピュータにこのパケットを転送します。
デフォルトの設定 - オフ
このオプションを使用可能にする手順は、次のとおりです。
起動しようとしているコンピュータがあるサブネット内のすべてのサーバーに、Acronis WOL プロキシをインストールします。サーバーは継続的にサービスを提供できる必要が あります。複数のサブネットがある場合は、Wake-On-LAN 機能を使用する必要があるす べてのサブネットに Acronis WOL プロキシをインストールする必要があります。
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[管理サーバー オプション]で、次のように[Acronis WOL プロキシ]を有効にします。
a. [次のプロキシを使用する]チェックボックスをオンにします。
b. [追加]をクリックし、Acronis WOL プロキシがインストールされているコンピュータの名前または IP アドレスを入力します。コンピュータのアクセス ログイン情報を指定します。
c. Acronis WOL プロキシが複数存在する場合は、この手順を繰り返します。
バックアップ ポリシーのスケジュールを設定するときには、[Wake-on-LAN を使用する]
の設定を有効にします。
一覧からプロキシを削除することもできます。このオプションに変更を加えると、管理サー バー全体に影響があることに注意してください。一覧からプロキシを削除すると、適用済み のポリシーを含むすべてのポリシーについて、対応するサブネットで Wake-On-LAN 機能が 無効になります。
3.2.6 VM の保護オプション
これらのオプションは、仮想サーバー上にホストされている仮想コンピュータのバックアッ プと復元に対する、管理サーバーの動作を定義します。
VMware vCenter 統合
このオプションでは、VMware vCenter Server によって管理されている仮想コンピュータを管 理サーバーに表示するかどうかと、それらのコンピュータのバックアップ ステータスを
vCenter に表示するかどうかを定義します。
この統合機能はすべての Acronis Backup & Recovery 10 アドバンスト エディション で使用でき、Virtual
Edition のライセンスは必要ありません。vCenter Server にソフトウェアをインストールする必要はありません。
管理サーバー側
統合が有効にされると、管理サーバーの GUI では、[ナビゲーション]→[仮想コンピュー タ]の下に vCenter の VM とテンプレートの一覧の収集ビューが表示されます。
管理サーバーの観点からは、これは仮想コンピュータの動的グループです。グループ名は、統合の設定時に 指定された、vCenter Server の名前または IP アドレスとなります。グループの内容は vCenter Server と 同期され、管理サーバー側で変更することはできません。不整合が発生した場合は、グループを右クリック し、[更新]をクリックします。
vCenter Server で管理されている仮想コンピュータは、[すべての仮想コンピュータ]グループにも表
示されます。仮想コンピュータのプロパティと電源状態の表示、仮想コンピュータ グループの作成、および既 存のグループへの仮想コンピュータの追加が可能です。
仮想コンピュータのホストに Acronis Backup & Recovery 10 エージェント for ESX/ESXi が配 置 『342ページ 』されていないと、仮想コンピュータのバックアップや復元を行うことはで きません。そのようなコンピュータは管理不可として表示されます(灰色表示)。
エージェントが ESX/ESXi ホストに配置されると(それには Acronis Backup & Recovery 10 Advanced
Server Virtual Edition のライセンスが必要です)、このホスト上の仮想コンピュータにバックアップ ポリシーの
適用または個々のバックアップの準備が整います。この状態のコンピュータは管理可能として表示されます。
ゲスト システムにエージェント for Windows またはエージェント for Linux がインストールされてい ても、ホスト上にエージェント for ESX/ESXi が存在しない場合、仮想コンピュータは[仮想コンピュ