3 オプション
3.4 デフォルトのバックアップおよび復元オプション
3.4.1 デフォルトのバックアップ オプション
各 Acronis エージェントには、独自のデフォルトのバックアップ オプションがあります。
エージェントがインストールされると、デフォルトのオプションは、ドキュメントでデフォ ルトの設定と呼ばれる、あらかじめ定義された値になります。バックアップ計画を作成する 場合は、デフォルトのオプションを使用するか、この計画のみで固有なカスタムの値でデフ ォルトのオプションを上書きできます。
あらかじめ定義された値を変更して、デフォルトのオプション自体をカスタマイズすることもできます。新しい値 は、後でこのコンピュータで作成するすべてのバックアップ計画に対してデフォルトで使用されます。
デフォルトのバックアップ オプションを表示して変更するには、コンソールを管理対象のコンピュータに接続し、
上部のメニューから[オプション]→[デフォルトのバックアップと復元のオプション]→[デ フォルトのバックアップ オプション]を選択します。
使用可能なバックアップ オプション
使用可能なバックアップ オプションのセットは次の項目によって異なります。
エージェントが動作する環境(Windows、ブータブル メディア)
バックアップするデータの種類(ディスク、ファイル)
バックアップの保存先(ネットワーク上の場所またはローカル ディスク)
バックアップ スキーム(今すぐバックアップ、またはスケジューラの使用) 次の表は、使用可能なバックアップ オプションを示しています。
98 Copyright © Acronis, Inc.
エージェント for Windows ブータブル メディア
(Linux ベースまたは PE ベース)
ディスク バック アップ
ファイル バック アップ
ディスク バック アップ
ファイル バック アップ アーカイブの保護 『100ペ
ージ 』
(パスワードと暗号化)
○ ○ ○ ○
バックアップから除外する ファイル 『100ページ 』
○ ○ ○ ○
バックアップの前後に実行 するコマンド 『102ペー ジ 』
○ ○ PE のみ PE のみ
データ取り込みの前後に実 行するコマンド 『104ペー ジ 』
○ ○ × ×
マルチボリューム スナッ プショット 『106ページ 』
○ ○ × ×
ファイル レベルのバック アップのスナップショット
『106ページ 』
× ○ × ×
VSS の使用 『107ページ 』 ○ ○ × ×
圧縮レベル 『107ページ 』 ○ ○ ○ ○ バックアップのパフォーマンス:
バックアップの優先度
『108ページ 』
○ ○ × ×
HDD 書き込み速度 『108 ページ 』
保存先: HDD 保存先: HDD 保存先: HDD 保存先: HDD
ネットワークの接続速度
『109ページ 』
保存先: ネット ワーク共有
保存先: ネット ワーク共有
保存先: ネット ワーク共有
保存先: ネット ワーク共有
高速の増分/差分バックア ップ 『112ページ 』
○ × ○ ×
バックアップの分割 『113 ページ 』
○ ○ ○ ○
ファイル レベルのセキュリティ 『113ページ 』: アーカイブにファイルのセ
キュリティ設定を保存する
× ○ × ×
暗号化されたファイルを復 号化された状態でアーカイ ブに格納する
× ○ × ×
Copyright © Acronis, Inc. 99 メディア コンポーネント 保存先: リムー
バブル メディア
保存先: リムー バブル メディア
× ×
エラーの処理 『115ページ 』:
[処理中にメッセージやダ イアログを表示しない(サ イレント モード)]
○ ○ ○ ○
エラーが発生した場合は再 試行する
○ ○ ○ ○
不良セクタを無視する ○ ○ ○ ○
保存先の二重化 『116ペー ジ 』
保存先: ローカ ル
保存先: ローカ ル
× ×
タスクの開始条件 『116ペ ージ 』
○ ○ × ×
タスク失敗時の処理 『117 ページ 』
○ ○ × ×
テープのサポート 『118ペ ージ 』
保存先: テープ ライブラリ上の 管理対象の格納
域
保存先: テープ ライブラリ上の 管理対象の格納
域
保存先: テープ ライブラリ上の 管理対象の格納
域
保存先: テープ ライブラリ上の 管理対象の格納
域 その他の設定 『120ページ 』:
ユーザーの確認を求めるこ となくテープのデータを上 書きする
保存先: テープ 保存先: テープ 保存先: テープ 保存先: テープ
バックアップ終了後にメデ ィアをマウント解除する
保存先: リムー バブル メディア
保存先: リムー バブル メディア
保存先: リムー バブル メディア
保存先: リムー バブル メディア
リムーバブル メディアへ のバックアップ時に最初の メディアを要求する
保存先: リムー バブル メディア
保存先: リムー バブル メディア
保存先: リムー バブル メディア
保存先: リムー バブル メディア
アーカイブ ビットをリセ ットする
× ○ × ○
バックアップ処理の終了後 にコンピュータを自動的に 再起動する
× × ○ ○
バックアップを格納域に転 送した後にのみ、バックア ップを重複除外する
保存先: 重複除 外 格納域
保存先: 重複除 外 格納域
保存先: 重複除 外 格納域
保存先: 重複除 外 格納域
FTP をアクティブ モード で使用する
保存先: FTP サー
バー
保存先: FTP サー
バー
保存先: FTP サー
バー
保存先: FTP サー
バー 通知:
電子メール 『109ページ 』 ○ ○ × × ポップアップウィンドウ
『110ページ 』
○ ○ × ×
100 Copyright © Acronis, Inc.
イベント トレース:
Windows イベント ログ
『111ページ 』
○ ○ × ×
SNMP 『112ページ 』 ○ ○ × ×
アーカイブの保護
このオプションは、Windows と Linux オペレーティング システム、およびブータブル メ ディアで有効です。
このオプションは、ディスクレベルとファイルレベルの両方のバックアップに対して有効です。
デフォルトの設定は [無効] です。
権限のないアクセスからアーカイブを保護する手順は、次のとおりです。
[アーカイブにパスワードを設定する] チェックボックスをオンにします。
[パスワードの入力] フィールドにパスワードを入力します。
[パスワードの確認入力] フィールドにパスワードを再入力します。
次のいずれかを選択します。
[暗号化しない]: アーカイブはパスワードのみで保護されます
[AES 128]: アーカイブは、128 ビット キーの AES(Advanced Encryption Standard)アルゴリズム を使用して暗号化されます
[AES 192]: アーカイブは、192 ビット キーの AES アルゴリズムを使用して暗号化されます
[AES 256]: アーカイブは、256 ビット キーの AES アルゴリズムを使用して暗号化されます
[OK] をクリックします。
AES 暗号化アルゴリズムは、暗号ブロック連鎖(CBC)モードで動作し、ランダムに生成され るキーを使用します。キーの長さは 128、192、または 256 ビットからユーザーが指定でき ます。 キーのサイズが大きいほどアーカイブを暗号化する時間は長くなりますが、データ の安全性は高まります。
次に、暗号化キーは、パスワードの SHA-256 ハッシュをキーとして使用して、AES-256 で暗号化されます。
パスワード自体はディスクまたはバックアップ ファイルに保存されませんが、パスワードのハッシュがベリファイに は使用されます。 この 2 段階のセキュリティにより、バックアップ データは権限のないアクセスから保護され ますが、失われたパスワードを復元することはできません。
バックアップから除外するファイル
このオプションは、Windows と Linux オペレーティング システム、およびブータブル メ ディアで有効です。
このオプションは、ディスク レベルのバックアップでは、NTFS ファイル システムと FAT ファイル システムのみで 有効です。このオプションは、ファイル レベルのバックアップでは、サポートされているすべてのファイル システム に対して有効です。
このオプションでは、バックアップ処理中にスキップして、バックアップする項目の一覧から除外するファイルとフォ ルダを定義します。
デフォルトの設定 - [次の条件に一致するファイルを除外: *.tmp、*.~、*.bak]
Copyright © Acronis, Inc. 101
除外するファイルおよびフォルダを指定する手順は、次のとおりです。
次のいずれかのパラメータを設定します。
すべての隠しファイルおよびフォルダを除外
このオプションは、Windows でサポートされているファイル システムでのみ有効で す。 隠しファイル属性が指定されているファイルとフォルダをスキップする場合は、こ のチェックボックスをオンにします。 フォルダに隠しファイル属性が指定されている場 合、フォルダの内容は隠しファイルになっていないファイルも含めてすべて除外されま す。
すべてのシステム ファイルおよびフォルダを除外
このオプションは、Windows でサポートされているファイル システムでのみ有効で す。 システム属性が指定されているファイルとフォルダをスキップする場合は、このチ ェックボックスをオンにします。 フォルダにシステム属性が指定されている場合、フォ ルダの内容はシステム属性が指定されていないファイルも含めてすべて除外されます。
attrib コマンドを使用してファイルまたはフォルダのファイル/フォルダ プロパティ内の属性を表示
することができます。 詳細については、Windows の [ヘルプとサポート] をご参照ください。
次の条件に一致するファイルを除外
一覧内のいずれかの条件(ファイル マスクと呼ばれます)に一致するファイルとフォルダ をスキップする場合は、このチェックボックスをオンにします。ファイル マスクの一覧 を作成するには、[追加]、[編集]、[削除]、および [すべて削除] ボタンを使用 します。
1 つ以上のワイルドカード文字(* および ?)を ファイル マスク内で使用することができます。
アスタリスク(*)はファイル名内の 0 個以上の文字の代用として使用します。たとえば、ファイル マスク Doc*.txt は Doc.txt、Document.txt などの文字と一致します。
疑問符(?)はファイル名内の厳密に 1 文字の代用として使用します。たとえば、ファイルマスク Doc?.txt は Doc1.txt、Docs.txt などのファイルと一致しますが、Doc.txt、Doc11.txt などのファイルと は一致しません。
ドライブ文字を含むパスで指定したフォルダを除外するには、条件のフォルダ名にバックス ラッシュ(\)を追加します。たとえば、C:\Finance\ のようになります。
除外の例
条件 例 説明
Windows と Linux
名前 F.log
F
「F.log」という名前のファイルをすべて除外します。
「F」という名前のファイルをすべて除外します。
マスク(
*)
*.log F*
.log 拡張子の付いたファイルをすべて除外します。
「F」で始まる名前のファイルとフォルダをすべて除外します(フォルダ F、F1、フ ァイル F.log、F1.log など)。
マスク(
?)
F???.log 「F」で始まる 4 文字の名前の .log ファイルをすべて除外しま
す。
Windows