3 オプション
3.4 デフォルトのバックアップおよび復元オプション
3.4.2 デフォルトの復元オプション
各 Acronis エージェントには、独自のデフォルトの復元オプションがあります。エージェン
トがインストールされると、デフォルトのオプションは、ドキュメントでデフォルトの設定 と呼ばれる、あらかじめ定義された値になります。復元タスクを作成する場合は、デフォル トのオプションを使用するか、このタスクのみで固有なカスタムの値でデフォルトのオプシ ョンを上書きできます。
あらかじめ定義された値を変更して、デフォルトのオプション自体をカスタマイズすることもできます。新しい値 は、後でこのコンピュータで作成するすべての復元タスクに対してデフォルトで使用されます。
デフォルトの復元オプションを表示して変更するには、コンソールを管理対象のコンピュータに接続し、上部の メニューから[オプション]→[デフォルトのバックアップと復元のオプション]→[デフォル トの復元オプション]を選択します。
使用可能な復元オプション
使用可能な復元オプションのセットは次の項目によって異なります。
エージェントが動作する環境(Windows、ブータブル メディア)
復元するデータの種類(ディスク、ファイル)
ディスク バックアップから復元されるオペレーティング システム 次の表は、使用可能な復元オプションを示しています。
エージェント for Windows ブータブル メディア
(Linux ベースまたは PE ベー
ス) ディスクの
復元
ファイルの復元 (ディスクのバッ クアップも含む)
ディスクの 復元
ファイルの復元 (ディスクのバッ クアップも含む) 復元の前後に実行するコマンド『123
ページ 』
+ + PE のみ PE のみ
復元の優先度 『125ページ 』 + + - - ファイル レベルのセキュリティ 『125ページ 』:
セキュリティ設定付きでファイルを 復元する
- + - +
エラー対応 『128ページ 』:
Copyright © Acronis, Inc. 123 処理中にメッセージやダイアログを
表示しない(サイレント モード)
+ + + +
エラーが発生した場合は再試行する + + + + その他の設定 『129ページ 』:
復元されたファイルに現在の日時を 設定する
- + - +
復元前にバックアップ アーカイブを ベリファイする
+ + + +
復元後にファイル システムを確認す る
+ - + -
復元処理で必要な場合、自動的にコ ンピュータを再起動する
+ + - -
復元後に SID を変更する Windows の
復元
- Windows の
復元
-
通知:
電子メール 『125ページ 』 + + - - Win ポップアップ 『126ページ 』 + + - - イベントのトレース:
Windows イベント ログ 『127ペー
ジ 』
+ + - -
SNMP 『128ページ 』 + + - -
処理の前後に実行するコマンド
このオプションは、Windows と Linux オペレーティング システム、および PE ベースのブ ータブル メディアで有効です。
このオプションによって、データ復元の前後に自動的に実行されるコマンドを定義できます。
処理の前後に実行するコマンドを使用する方法の例:
Checkdisk コマンドを起動し、復元の開始前または終了後に論理ファイル システムの
エラー、物理エラー、または不良セクタを見つけて修復します。
「pause」などのユーザーの入力を必要とするような対話型のコマンドはサポートされませ
ん。
再起動を伴う復元の場合、復元後に実行するコマンドは実行されません。
処理の前後に実行するコマンドを指定する手順は、次のとおりです。
次のオプションをオンにして、処理の前後に実行するコマンドの実行を有効にします。
[復元の前に実行する]
[復元の後に実行する]
次のいずれかを実行します。
124 Copyright © Acronis, Inc.
[編集]をクリックして、新しいコマンドまたはバッチ ファイルを指定する
既存のコマンドまたはバッチ ファイルをドロップ ダウン リストから選択する
[OK]をクリックします。
復元前に実行するコマンド
復元処理を開始する前に実行するコマンド
/バッチ ファイルを指定する手順は、次のと おりです。
[コマンド]フィールドにコマンドを入力するか、またはバッチ ファイルを選択しま
す。「pause」などのユーザーの入力を必要とするような対話型のコマンドはサポートさ
れません。
[作業ディレクトリ]フィールドで、コマンド/バッチ ファイルを実行するディレクトリのパスを指定します。
[引数]フィールドで、必要に応じて、コマンドを実行する際の引数を指定します。
処理内容に応じて、次の表で説明するオプションから、適切なオプションを選択します。
[コマンドのテスト]をクリックして、コマンドが正しいかどうかを確認します。
チェックボックス 選択内容
[コマンドの実行 に失敗した場合、
復元タスクを失敗 させる]
オン オフ オ
ン
オフ
[コマンドの実行 が完了するまで復 元を行わない]
オン オン オ
フ
オフ
結果 デフォルト
コマンドが正常に実行された 後にのみ復元を実行します。
コマンドの実行に失敗した場 合、タスクを中止します。
コマンドの実行の失敗ま たは成功にかかわらず、
コマンドの実行後に復元 を実行します。
な
し コマンドの実行結果に かかわらず、コマンド の実行と並行して復元 を実行します。
復元後に実行するコマンド
復元の完了後に実行するコマンド
/実行可能ファイルを指定する手順は、次のとおりで す。
[コマンド]フィールドにコマンドを入力するか、またはバッチ ファイルを選択しま す。
[作業ディレクトリ]フィールドで、コマンド/バッチ ファイルを実行するディレクトリのパスを指定します。
[引数]フィールドで、必要に応じて、コマンドを実行する際の引数を指定します。
コマンドの実行の成功が非常に重要である場合は、[コマンドの実行に失敗した場合、バックアッ プ タスクを失敗させる]チェックボックスをオンにします。コマンドの実行に失敗した場合、タスクの実行 結果は[失敗]として設定されます。
このチェックボックスがオフになっていると、コマンドの実行結果はタスクの実行の失 敗または成功に影響しません。コマンドの実行結果は、[ダッシュボード]に表示される ログまたはエラーと警告を確認することによって追跡できます。
Copyright © Acronis, Inc. 125
[コマンドのテスト]をクリックして、コマンドが正しいかどうかを確認します。
再起動を伴う復元の場合、復元後に実行するコマンドは実行されません。
復元の優先度
このオプションは、Windows および Linux オペレーティング システムの両方で有効です。
このオプションは、ブータブル メディアから起動した場合には使用できません。
システムで実行されるプロセスの優先度によって、そのプロセスに割り当てられる CPU やシステムのリソース 量が決まります。復元処理の優先度を下げると、他のアプリケーションのためのリソースを増やすことができま す。復元の優先度を上げると、復元を実行するアプリケーションに割り当てるリソースを増やすようにオペレー ティング システムに要求することによって、復元の処理速度が上がる場合があります。ただし、その効果は、
全体的な CPU の使用率およびディスク入出力速度、ネットワーク トラフィックなどのその他の要素に依存
します。
デフォルトの設定 - [通常]
復元処理の優先度を指定する手順は、次のとおりです。
次のいずれかを選択します。
[低] - より多くのリソースをコンピュータ上で動作する他のプロセスのために残し、
復元処理が占有するリソースを最小限にします。
[通常] - 他のプロセスと同等のリソースを割り当て、標準の速度で復元処理を実行します。
[高] - 他のプロセスからリソースを取り上げることによって、復元の処理速度を最大にします。
ファイル レベルのセキュリティ
このオプションは、Windows ファイルのファイル レベルのバックアップからの復元のみで 有効です。
このオプションでは、ファイルに対する NTFS のアクセス許可をファイルと共に復元するかどうかを定義します。
デフォルトの設定 - [セキュリティ設定付きでファイルを復元する]
ファイルに対する NTFS アクセス許可がバックアップ中 『113ページ 』に保持されていた場 合、アクセス許可を復元するか、ファイルを復元するフォルダから NTFS アクセス許可を継 承するかを選択できます。
通知
Acronis Backup & Recovery 10 には、電子メールまたはメッセージング サービスによって復
元の完了をユーザーに通知する機能があります。
電子メール
このオプションは、Windows および Linux オペレーティング システムで有効です。
このオプションは、ブータブル メディアから起動した場合には使用できません。
このオプションによって、タスクの完全なログと共に、復元タスクの正常終了、失敗、またはユーザーによる操 作が必要な場合について通知する電子メールを受け取ることができます。
デフォルトの設定 - オフ
126 Copyright © Acronis, Inc.
電子メールによる通知を設定する手順は、次のとおりです。
[電子メールによる通知を送信する]チェックボックスをオンにして、通知を有効にしま す。
[電子メール アドレス]フィールドに、通知の送信先の電子メール アドレスを入力します。複数のアド レスをセミコロンで区切って入力することもできます。
[送信する通知]で、次の中から適切なチェックボックスをオンにします。
[バックアップが正常に終了した場合] - バックアップ タスクが正常終了した場合 に通知を送信します。
[バックアップが失敗した場合] - バックアップ タスクが失敗した場合に通知を送信します。
[ユーザーによる操作が必要な場合]チェックボックスは常にオンです。
電子メール メッセージにバックアップに関連するログ エントリを含める場合は、[すべて のログを通知する]チェックボックスをオンにします。
[追加の電子メール パラメータ]をクリックし、次のように追加の電子メール パラメータを設定して、
[OK]をクリックします。
[差出人] - メッセージの送信元となるユーザーの電子メール アドレスを入力しま す。このフィールドが空白の場合、差出人アドレスには宛先アドレスが使用されま す。
[暗号化を使用する] - メール サーバーへの暗号化された接続を選択できます。SSL 暗号化
または TLS 暗号化のいずれかの種類を選択できます。
一部のインターネット サービス プロバイダでは、送信が許可される前に受信メール サーバーによる 認証が要求されます。その場合は、[受信メール サーバーにログオンする]チェックボックス をオンにして POP サーバーを有効にし、次の設定を行います。
[受信メール サーバー(POP)] - POP サーバーの名前を入力します。
[ポート] - POP サーバーのポートを設定します。デフォルトでは、ポートは 110 に設定され ます。
[ユーザー名] - ユーザー名を入力します。
[パスワード] - パスワードを入力します。
[指定した送信メール サーバーを使用する]チェックボックスをオンにして SMTP サーバーを有効にし、次の設定を行います。
[送信メール サーバー(SMTP)] - SMTP サーバーの名前を入力します。
[ポート] - SMTP サーバーのポートを設定します。デフォルトでは、ポートは 25 に設定さ れます。
[ユーザー名] - ユーザー名を入力します。
[パスワード] - パスワードを入力します。
[電子メールのテスト メッセージを送信する]をクリックし、設定が正しいかどうかを確認 します。
メッセンジャー サービス(WinPopup)
このオプションは、Windows および Linux オペレーティング システムで有効です。
このオプションは、ブータブル メディアから起動した場合には使用できません。
このオプションによって、復元タスクの正常終了、失敗、またはユーザーによる操作が必要な場合について、
ポップアップウィンドウによる通知を受け取ることができます。