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Oracle Application Serverをインストールするオペレーティング・システム・ユーザーは、次

の環境変数を設定(または設定解除)する必要があります。

ORACLE_HOMEおよびおよびおよびおよびORACLE_SID これらの環境変数は設定しないでください。

PATH、、、CLASSPATH、 およびおよびおよびおよびLD_LIBRARY_PATH

環境変数PATH、CLASSPATHおよびLD_LIBRARY_PATHは、Oracleホーム・ディレクトリを 参照しないように編集します。

DISPLAY

環境変数DISPLAYは、インストーラを表示するXサーバーを指すように設定します。環境変数 DISPLAYの書式は次のとおりです。

hostname:display_number.screen_number

例(Cシェル):

% setenv DISPLAY test.mydomain.com:0.0

例(BourneまたはKornシェル):

$ DISPLAY=test.mydomain.com:0.0; export DISPLAY

次のようにxclockプログラムを実行すると、表示をテストできます。

$ /usr/openwin/bin/xclock &

Oracle Application ServerがXサーバーの実行を必要とするのは、インストール中のみです。オ

ペレーティング・システムとともにインストールされるフレーム・バッファのXサーバーでは、

インストールの間、ユーザーがログイン状態を維持し、フレーム・バッファを動作させておく 関連項目

関連項目 関連項目

関連項目: 環境変数の使用方法に関するヒントは、2.6.1項「環境変数に関 するヒント」を参照してください。

環境変数

ことが必要となります。これを行いたくない場合は、X Virtual Frame Buffer(Xvfb)やVirtual

Network Computing(VNC)などの仮想フレーム・バッファを使用する必要があります。

Xvfbなどの仮想フレーム・バッファ・ソリューションの入手およびインストール方法は、次の

URLのOracle Technology Networkで確認してください。OTNで「フレーム・バッファ

(frame buffer)」を検索してください。

http://www.oracle.com/technology

TNS_ADMIN

この項では、次の2つの要件について説明します。

環境変数TNS_ADMINは設定しないでください。設定されている場合、インストール中にエ ラーが発生する可能性があります。このようなエラーについては、G.3.14項「Database Configuration Assistant(DBCA)が失敗した」を参照してください。

/etcディレクトリにtnsnames.oraファイルを格納しないでください。

これらの要件は、複数のOracle製品のNet構成ファイルの間で競合が発生しないようにするた めのものです。

TNS_ADMINを設定する必要がある場合、またはtnsnames.oraファイルが/etcディレクト リに格納されている場合は、Oracle Application Serverをインストールする前に次の手順を実 行します。

1. tnsnames.oraファイルが/etcに格納されている場合は、このファイルを別のディレク トリに移動します。または、このファイルの名前を変更します。

2. 環境変数TNS_ADMINの設定を解除します。

例(Cシェル):

% unsetenv TNS_ADMIN

例(BourneまたはKornシェル):

$ unset TNS_ADMIN

インストール終了後、新たに作成されたtnsnames.oraファイルと既存のtnsnames.ora ファイルの内容をマージします。

TMPおよびおよびおよびおよびTMPDIR

インストーラは、一時ディレクトリをスワップ領域として使用します。インストーラは、一時 ディレクトリの場所を確認するために、環境変数TMPおよびTMPDIRをチェックします。この 環境変数が存在しない場合、インストーラは/tmpディレクトリを使用します。

インストーラで/tmp以外の一時ディレクトリを使用するには、環境変数TMPおよびTMPDIR にかわりのディレクトリのフルパスを設定します。 oracleユーザーは、そのディレクトリに対 する適切な権限を保持している必要があります。また、そのディレクトリは、2.1項「Linuxシ ステムのハードウェア要件」に示した要件を満たしている必要があります。

例(Cシェル):

% setenv TMP /tmp2

% setenv TMPDIR /tmp2

例(BourneまたはKornシェル):

$ TMP=/tmp2; export TMP

$ TMPDIR=/tmp2; export TMPDIR

この環境変数を設定していないと、デフォルトのディレクトリの領域が十分でない場合に、環 境変数が設定されていないことを示すエラー・メッセージが表示されます。異なるディレクト リを指すように環境変数を設定するか、またはデフォルトのディレクトリに十分な領域を確保 する必要があります。いずれの場合でも、インストールをやり直す必要があります。

/etc/hostsファイル

ORA_NLS

Oracle Application Serverのインストールを正常に完了させるため、この環境変数の設定は解

除してください。

例:

$ unset ORA_NLS

LD_BIND_NOW

LinuxシステムへのOracle Application Serverのインストールを正常に完了させるため、この

環境変数の設定は解除してください。

例:

$ unset LD_BIND_NOW

2.6.1 環境変数に関するヒント 環境変数に関するヒント 環境変数に関するヒント 環境変数に関するヒント

ここでは、環境変数の使用に関するヒントを示します。

.profileファイルで環境変数を設定しても、それらが読み込まれない場合があります。

環境変数が正しい値に設定されているかどうかの確認は、インストーラを実行するシェル で行うようにしてください。

環境変数の値を確認するには、envコマンドを使用します。このコマンドを実行すると、

現在定義されているすべての環境変数とその値が表示されます。

% env

suコマンドを使用してユーザーを切り替えたら(rootユーザーからoracleユーザーへの 切替えなど)、新しいユーザーで環境変数を確認してください。これは、環境変数が新しい ユーザーに渡されない場合があるためです。この現象は、-パラメータを付けてsuを実行 した場合(su - user)でも発生することがあります。

# /* root user */

# su - oracle

% env

2.7 /etc/hosts ファイル ファイル ファイル ファイル

/etc/hostsファイルに記述された内容は以降の項で説明する項目に影響しますが、インス トーラには、hostsファイルを編集することなく必要な値を入力するための別の方法も用意さ れています。

2.7.1項「デフォルトのIdentity Managementレルムの場所」

2.7.2項「Oracle Application Server Single Sign-Onのホスト名」

2.7.1 デフォルトの デフォルトの デフォルトの デフォルトの Identity Management レルムの場所 レルムの場所 レルムの場所 レルムの場所

インストーラによってhostsファイルが読み取られ、デフォルトのIdentity Managementレル ムの場所が作成されます。「Internet Directoryのネームスペースの指定」画面にこの場所が表 示されます。

hostsファイルは次のような書式になっている必要があります。

ip_address fully_qualified_hostname short_hostname 例:

123.45.67.89 primaryHost.mydomain.com primaryHost

ネットワーク関連項目

この例では、デフォルトのIdentity Managementレルムの場所は、dc=mydomain,dc=comの ようになります。

このファイルが別の書式を使用している場合は、インストーラは正しくない値を画面に表示し ます。たとえば、hostsファイルに次の行が含まれていると想定します。

123.45.67.89 primaryHost primaryHost.mydomain.com <--- incorrect format この場合、インストーラは、デフォルトのIdentity Managementレルムとして

dc=primaryHost,dc=comを表示します。通常、これは、デフォルトのIdentity Management レルムとして指定する値ではありません。

2.7.2 Oracle Application Server Single Sign-On のホスト名 のホスト名 のホスト名 のホスト名

Oracle Application Server Single Sign-Onをインストールする場合で、hostsファイルにコン

ピュータのホスト名しか記述されておらず、ドメイン名が含まれていない場合は、ホスト名

(ドメイン名なし)を使用したSingle Sign-On Serverへのサインオンのみが可能になります。

Single Sign-On Serverへの接続にドメイン名が必要になるようにするには、hostsファイルを

編集し、ドメイン名を入れます。このファイルを編集したくない場合は、インストーラのコマ ンドライン・パラメータOUI_HOSTNAMEを使用することで、hostsファイルの値を上書きで きます。次に例を示します。

prompt> mount_point/1012disk1/runInstaller OUI_HOSTNAME=myserver.mydomain.com

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