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環境全体のバックアップの実行 環境全体のバックアップの実行 環境全体のバックアップの実行 環境全体のバックアップの実行

14.4 バックアップの手順 バックアップの手順 バックアップの手順 バックアップの手順

14.4.5 環境全体のバックアップの実行 環境全体のバックアップの実行 環境全体のバックアップの実行 環境全体のバックアップの実行

この項では、Oracle Application Server環境全体のバックアップ方法について説明します。

Oracle Application Server環境全体のバックアップには、次のものが含まれます。

Identity Managementメタデータ

Oracle Application ServerMetadata Repository

この2つは、同じデータベースに含まれる場合や異なるデータベースに含まれる場合がありま す。

データベースのバックアップには、コールド・バックアップとオンライン・バックアップの2 つのモードがあります。

オープン・データベースでコールド・バックアップを実行する前に、Backup and Recovery Toolは、データベースを正しく停止し、継続中のすべての変更をロールバックします。結 果として、コールド・バックアップは、一貫性のある状態でのデータベースのコピーとな ります。一貫性のあるバックアップは、リカバリすることなくリストアできます。

オンライン・バックアップでは、リポジトリ・データベースを停止する必要がありません。

高いレベルでの継続可用性を提供しているビジネス・アプリケーションを停止する必要が ありません。オンライン・バックアップは、データベースのスナップショットまたは

Point-in-Timeイメージです。オンライン・バックアップのリストアにOracleAS Backup

and Recovery Toolを使用する場合、オンライン・バックアップ時に発生しているデータ

ベースに対する継続中のすべての変更は、REDOログを適用することによってリカバリさ れます。

詳細は、『Oracle Databaseバックアップおよびリカバリ・アドバンスト・ユーザーズ・ガイド』

のRMANのバックアップ・タイプに関する項を参照してください。

この項では、次の手順について説明します。

タスク1: Oracle Application Server Standard Edition One環境の停止

タスク2: 中間層のバックアップ

タスク3: インフラストラクチャのバックアップ

タスク4: Oracleシステム・ファイルのバックアップ

タスク5: 現在のOracle Application Server環境の起動

詳細の参照 タスク

タスク タスク

タスク1: Oracle Application Server Standard Edition One環境の停止環境の停止環境の停止環境の停止

Oracle Application Server Standard Edition Oneのインストール後の最初のバックアップの場

合、次の手順に従ってOracle Application Server Standard Edition One環境を停止し、Identity ManagementメタデータおよびOracle Application Server Metadata Repositoryが格納されてい るデータベースのコールド・バックアップを実行する必要があります。ローリング・ソフト ウェア・アップグレードなど、大きな変更後にOracle Application Server環境全体のバック アップを実行する場合、データベースのバックアップに、コールド・バックアップまたはオン ライン・バックアップのいずれかを実行できます。ビジネス・アプリケーションを起動かつ実 行された状態で保つためにオンライン・バックアップを選択する場合、このタスクをスキップ して、タスク2およびタスク3に進むことができます。

1. 中間層インスタンスを停止します。

手順は、9.3.2項を参照してください。

2. インフラストラクチャを停止します。

手順は、9.2.2項を参照してください。

タスク タスク タスク

タスク2: 中間層のバックアップ中間層のバックアップ中間層のバックアップ中間層のバックアップ

中間層をバックアップするには、次の手順を実行します。

1. 中間層のOracleホームをバックアップします。

バックアップの手順

tarまたはcpioなど、使用しているオペレーティング・システムの適切なコマンドを使 用して、中間層のOracleホームのすべてのファイルを全体バックアップします。

rootとしてこのバックアップを実行してください。これは、Oracleホームの一部のファ イルがrootによって所有されているためです。ファイルの所有者、グループ、権限および タイムスタンプが保持されるようにバックアップを実行することが重要です。

たとえば、次のように指定します。

cd MID_TIER_ORACLE_HOME

tar cvf full_path_of_backup_file

2. 中間層の構成ファイルをバックアップします。

DCMリポジトリ・タイプがデータベースの場合、次のプロセスを起動する必要がありま す。

OPMNプロセスを起動する必要があります。 OPMNプロセスを起動するには、コマン ドopmnctl startを使用します。

OIDプロセスを起動する必要があります。このプロセスを起動するには、コマンド opmnctl startproc ias-component=OIDを使用します。 OIDプロセスは、イン フラストラクチャ(IMおよびMR)またはIMのインストールに存在します。

データベースを起動し、実行する必要があります。

リスナー・プロセスを起動する必要があります。

中間層のOracleホームのすべての構成ファイルをバックアップします。この手順は、独自

の手順またはOracleAS Backup and Recovery Toolを使用して実行できます。次に、

OracleAS Backup and Recovery Toolを使用してこの手順を実行する方法の例を示します。

bkp_restore.sh -m backup_config

Oracleホーム全体のバックアップ直後に構成ファイルのバックアップを行う理由は、シス

テムの再構成を開始して、構成ファイルを元の状態にリストアする場合に備えて、初期の 構成ファイルのスナップショットを提供するためです。

構成ファイルは、config.inpファイルのconfig_backup_pathパラメータで指定した ディレクトリにあるjarファイルに格納されます。jarファイルは2つ作成されます。1つ がDCM管理コンポーネント用で、もう1つがその他すべてのコンポーネント用です。jar ファイルは、各jarファイル名に組み込まれたタイムスタンプによって同期された状態で保 持されます。次に例を示します。

config_bkp_2005-05-10_18-33-15.jar dcm_archive_2005-05-10_18-33-15.jar

タスク タスク タスク

タスク3: インフラストラクチャのバックアップインフラストラクチャのバックアップインフラストラクチャのバックアップインフラストラクチャのバックアップ

1. メタデータ・リポジトリのコールド・データベース・バックアップを実行します。

この手順は、独自の手順またはOracleAS Backup and Recovery Toolを使用して実行でき

ます。次に、OracleAS Backup and Recovery Toolを使用してこの手順を実行する方法の例

を示します。

bkp_restore.sh -m backup_cold or

bkp_restore.sh -m backup_online

このツールでは、終了時にデータベースが実行されたままの状態となることに注意してく ださい。残りの手順を続行する前に、データベースを停止してください。

関連項目 関連項目 関連項目

関連項目: 詳細は、『Oracle Application Server管理者ガイド』の第18章

「Oracle Application Server Backup and Recovery Tool」を参照してください。

バックアップの手順

2. インフラストラクチャのOracleホームをバックアップします。

tarまたはcpioなど、使用しているオペレーティング・システムの適切なコマンドを使 用して、インフラストラクチャのOracleホームのすべてのファイルを全体バックアップし ます。

rootとしてこのバックアップを実行してください。これは、Oracleホームの一部のファ イルがrootによって所有されているためです。ファイルの所有者、グループ、権限および タイムスタンプが保持されるようにバックアップを実行することが重要です。

たとえば、次のように指定します。

cd INFRA_ORACLE_HOME

tar cvf full_path_of_backup_file

3. インフラストラクチャの構成ファイルをバックアップします。

DCMリポジトリ・タイプがデータベースの場合、次のプロセスを起動する必要がありま す。

OPMNプロセスを起動する必要があります。 OPMNプロセスを起動するには、コマン ドopmnctl startを使用します。

OIDプロセスを起動する必要があります。このプロセスを起動するには、コマンド opmnctl startproc ias-component=OIDを使用します。 OIDプロセスは、イン フラストラクチャ(IMおよびMR)またはIMのインストールに存在します。

データベースを起動し、実行する必要があります。

リスナー・プロセスを起動する必要があります。

インフラストラクチャのOracleホームのすべての構成ファイルをバックアップします。こ の手順は、独自の手順またはOracleAS Backup and Recovery Toolを使用して実行できま

す。次に、OracleAS Backup and Recovery Toolを使用してこの手順を実行する方法の例を

示します。

bkp_restore.sh -m backup_config 関連項目

関連項目 関連項目

関連項目: 詳細は、『Oracle Application Server管理者ガイド』の第18章

「Oracle Application Server Backup and Recovery Tool」を参照してください。

注意注意

注意注意: インフラストラクチャが分割されていて、Identity Managementと

Metadata Repositoryが別のOracleホームにある場合、両方のOracleホーム

でこの手順を実行してください。 Identity Managementが分割されていて、

Oracle Internet DirectoryとSingle Sign-On、Delegated Administration

Serviceが別々のOracleホームにある場合も、それらの各Oracleホームでこ

の手順を実行する必要があります。

注意 注意 注意

注意: インフラストラクチャが分割されていて、Identity Managementと

Metadata Repositoryが別のOracleホームにある場合、両方のOracleホーム

でこの手順を実行してください。 Identity Managementが分割されていて、

Oracle Internet DirectoryとSingle Sign-On、Delegated Administration

Serviceが別々のOracleホームにある場合も、それらの各Oracleホームでこ

の手順を実行する必要があります。

関連項目 関連項目 関連項目

関連項目: 詳細は、『Oracle Application Server管理者ガイド』の第18章

「Oracle Application Server Backup and Recovery Tool」を参照してください。

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