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機械

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ポイント減の 28. 5%と若干の減少を余儀なくされよう。

9.  機械

 

 

(*)用語説明は、69頁をご参照下さい。

1. 業界環境

(1)産業機械

2012

年度は内外需とも前年割れとなるが、

2013

年度以降は外需主導で回復に転じる

¾ 2012

年度の産業機械受注額は、内需が夏場以降の景況感の悪化による設備投資の 減退を主因に前年割れとなり、外需も前年の大口受注の反動に加え、中国や欧州 向け需要の減退によって大きく減少。全体では前年比▲13.1%減の

6

8,100

億円 程度に落ち込む見込み(図表

1)

9

内需(民需)は、昨年度にみられた化学・電力プラント向け復興需要の剥落 に加え、欧州債務問題の長期化や新興国の経済成長鈍化を受け、夏場以降に 景況感が悪化していることを背景に、自動車をはじめ輸出産業を主体に設備 投資が減退し、前年比▲6.0%の減少に転じる見通し。

図表

1:産業機械受注額・受注残高の推移 

(単位:億円、%)

(見込) (予想) (予想)

55,643 68,655 78,324 68,095 (▲ 16.9) (23.4) (14.1) (▲ 13.1) 民需 22,342 24,293 27,244 25,622 (▲ 20.9) (8.7) (12.1) (▲ 6.0)

官公需 4,311 4,091 4,653 4,922

(23.5) (▲ 5.1) (13.7) (5.8) 外需 25,599 36,362 42,319 33,046 (▲ 17.3) (42.0) (16.4) (▲ 21.9)

代理店 3,391 3,910 4,109 4,504

(▲ 20.3) (15.3) (5.1) (9.6) 42,977 43,261 48,765 48,903 (▲ 3.1) (0.7) (12.7) (0.3)

(注)( )内は前年比伸び率。

(資料)内閣府「機械受注統計調査報告」をもとに三菱東京UFJ銀行企業調査部作成

(年度) 2009 2010 2012 2013

2007=100とした 水準

2007=100とした 2015年度の水準

受注計 +4%程度 80程度 +5%強 90程度

2014〜2015平均

▲2%程度 115程度 ▲2%程度 110程度

▲2%程度 70程度 ▲2%弱 65程度

横這い 90程度 +3%程度 95強

+10%程度 85程度 +10%程度 105程度

受注残高 +10%程度 95程度 +3%程度 100程度 2011

    

9

外需も、昨年度の豪州向け大口

LNG

プラント受注の反動に加え、金融引き締 め以降、投資が低調な中国で建設機械やプラント設備を中心に機械需要が大 きく減退し、債務問題が長期化する欧州でも機械全般に低調な需要が見込ま れることから、前年比▲21.9%減の約

3

3,000

億円と大幅な減少を余儀なく される見通し。

¾ 2013

年度は、内需は引き続き厳しいが、中国での需要回復を主因に外需が堅調な成 長ペースを取り戻し、受注額は前年比約

4%増の 7

900

億円程度へ。

9

内需(民需)は、長らく続いてきた建設機械の復興需要がいよいよ一巡するこ とに加え、ユーザー企業における生産拠点の海外シフトといった構造的な要因 もあって、国内への設備投資に大きな期待はできないことから、前年比▲2%程 度減と引き続き減少基調を見込む。

9

外需は、年度前半には中国での投資持ち直しに伴って建設機械を中心に需要の 回復が期待され、その他の新興国でも経済成長を背景に需要増が見込まれるこ とから、受注額は前年比

10%程度増と再び以前の堅調な成長ペースを取り戻す

見通し。

¾ 2014〜2015

年度は、内需については引き続き国内の設備投資が盛り上がりを欠くこ

とで減少が見込まれるも、外需は、債務問題の沈静化に伴い欧州向け受注が緩やか ながら回復に向かい、新興国向け受注も建設向け、エネルギー向け、製造業向けな ど幅広い分野で増加基調を維持することが期待される。結果、全体の受注額は外需 主導で年率

5%増程度にて推移し、2015

年度には

7

8,000

億円程度と景気後退前

90%程度まで回復する見込み。

2

)工作機械

◇産業機械と同様、

2013

年度以降は外需の伸長により受注の回復が続く

¾ 2012

年度の工作機械受注額は、中国をはじめとする新興国や欧州での景気減速を受 けて内外需ともに減少し、全体では▲8.1%減の

1

2,000

億円程度にとどまる見込 み(図表

2)

9

内需は、欧州や中国の景況感悪化を背景とした設備投資意欲の減退を背景に、

自動車や建設機械向けを中心に受注が減少し、前年比▲13.9%程度となる見通し。

図表

2:工作機械受注額・受注残高の推移 

(単位:億円、%)

(見込) (予想) (予想)

受注計 5,471 11,136 13,111 12,047 (▲43.5) (103.5) (17.7) (▲8.1) 内需 1,890 3,536 4,189 3,606 (▲54.1) (87.1) (18.5) (▲13.9) 外需 3,581 7,600 8,922 8,441 (▲35.8) (112.2) (17.4) (▲5.4) 3,910 5,401 6,037 5,684 (▲3.9) (38.1) (11.8) (▲5.8)

(注)( )内は前年比伸び率。

(資料)日本工作機械工業会資料をもとに三菱東京UFJ銀行企業調査部作成

▲8%程度 50弱

2007=100とした 水準

+2%程度 80程度 2011 2012

2010 2007=100とした

2015年度の水準

+5%強

▲1%程度

+7%程度

(年度)

45程度 85程度

2009 2013 2014〜2015平均

受注残高 +5%弱

120程度 90程度

+6%強 100強

+8%強 85強

9

外需は、米国では自動車向け、航空機向けをはじめ幅広い分野の需要が旺盛 な一方で、アジア地域は、中国では金融引き締め以降受注の伸び悩みが続き、

タイでは洪水からの復興需要が剥落。更に欧州でも債務問題を背景に設備投 資が低迷し、全体では前年比▲5.4%程度の受注減となる見通し。

¾ 2013

年度は、内需の縮小が続くものの、外需は中国需要の回復によって持ち直し、

全体の受注額は前年比約

2%増加の 1

2,300

億円程度を予想。

9

内需は、ボーイング

787

MRJ

(Mitsubishi Regional Jet)などの航空機向けでは 需要増が見込まれるも、主要納入先である自動車や機械メーカーが生産拠点の 海外シフトを進めていることなどから国内投資の持ち直しは期待できず、前年 比▲8%程度の減少を見込む。

9

一方外需は、引き続き米国では緩やかな景気回復を受けて設備投資が無難に 推移することに加え、年度前半には中国でインフラ向けをはじめとする投資 が持ち直すことで、機械需要も回復に向かうとみられることから、前年比

6%

強の増加となる見通し。

¾ 2014〜2015

年度は、内需については引き続きユーザー企業の国内投資に期待が持て

ないことから減少基調を余儀なくされるが、外需は世界最大の中国市場での更なる 需要拡大に加え、債務問題の沈静化に伴い欧州でも緩やかながら需要の回復が期待 できることから、

2013

年度に引き続き増勢を維持。全体の受注額は外需主導で年率

5%強の増加が続き、 2015

年度の受注額は

1

3,600

億円程度とリーマンショック前

85%程度にまで回復、外需比率は約 75%に達する見通し。

(3)造船

◇船腹過剰を背景に低水準の受注を余儀なくされる厳しい情勢が続く

¾

わが国の造船業界は、円高による国際競争力の低落に加え、船舶の世界的な供給 過剰が未だに解消しない厳しい情勢に置かれており、2012年(暦年)のわが国造 船所の新造船受注量は

800

万総トン程度と昨年に続き低迷する見通し。

¾

一方、新造船竣工量は、リーマンショック前に積み上がった受注残を消化するこ とで、前年比▲7.1%の減少ながら

1,800

万総トン程度と引き続き高水準で着地し、

手持工事量は約

2,400

万総トンに落ち込む見通し。

¾ 2013

年も、船舶の供給過剰感の解消は依然期待し難く、新造船受注量は前年比約

▲6%減少の

750

万総トン程度と低迷が続く。これに対し、新造船竣工量は一部で 手持工事の調整を通じた竣工の先送りも予想されるが、

1,500

万総トン程度と依然 として受注量を大きく上回る水準が見込まれ、結果、手持工事量は前年比約▲30%

減の

1,700

万総トン程度となる見通し。

図表

3:新造船受注量・竣工量・手持工事量の推移 

(単位:万総トン、%)

(見込) (予想) (予想)

851 1,192 769 800

(▲42.2) (40.1) (▲35.5) (4.0) 1,897 2,022 1,937 1,800 (1.7) (6.6) (▲4.2) (▲7.1) 5,197 4,247 3,427 2,427 (▲18.3) (▲18.3) (▲19.3) (▲29.2)

(注)( )内は前年比伸び率。

(資料)日本造船工業会資料をもとに三菱東京UFJ銀行企業調査部作成

60弱

手持工事量 ▲30〜▲35% 30弱 ▲30%程度 15程度

新造船竣工量 ▲15%程度 90弱 ▲20%程度

2007=100とした 水準

2007=100とした 2015年の水準

新造船受注量 ▲6%程度 40弱 ±0〜3%程度 40程度

2014〜2015平均

2012 2013

2009 2010 2011

(暦年)

 

¾ 2014〜2015

年は、ここ数年の受注低迷を受けて新造船竣工量が徐々に減少するこ とで船腹量の伸びが鈍化し、船舶の供給過剰感が僅かながら解消に向かうことで、

2015

年には新造船受注量が若干の増加に転じる見込み。しかし、依然として年間 竣工量を上回る受注水準を確保するには至らず、手持工事量の減少に歯止めが掛 らない厳しい事業環境が続くと予想される。

2. 企業業績

1

)総合重機

2013

年度以降は、量産品や発電関連機器を牽引役に緩やかながら増収増益が続く

¾

総合重機

6

社の

2012

年度の業績は、発電関連機器などを牽引役に増収となる一方、

損益面では、造船事業の採算悪化を受け減益となる見通し(図表

4)

9

売上高は、昨年度にアジア地域を主体に受注が好調であったガスタービンやボ イラーをはじめとした発電関連機器が寄与することに加え、ボーイング

787

を はじめとした航空機部品の売上も増加し、前年比

2.4%程度の増収となる見込み。

9

一方で、損益面は、造船事業で需要低迷後に受注した船価の低い船舶が竣工を 迎えることで採算悪化を余儀なくされること、中国で需要が大きく落ち込んで いる建設機械向けの油圧機器や、一部のメーカーで製品不具合が生じたターボ チャージャー(※)といった量産品の収益悪化が予想されることなどから、前年度 比▲14.1%程度の減益となる見込み。

   

¾ 2013

年度は、造船事業は引き続き厳しい損益を余儀なくされるも、量産品売上の持 ち直しや電力関連機器、航空機部品の更なる売上増加が期待でき、業績は前年比増 収増益が予想される。

9

売上高は、量産品が中国需要の回復に伴って持ち直すことに加え、依然として新 興国向けを主体に需要が堅調な発電関連機器や、ボーイング

787

向けの航空機部 品の更なる売上増も期待でき、前年度比

5%程度の増収となる見通し。

9

損益については、造船事業が減益要因となるも、増収の効果に加え

2012

年度に 発生した製品不具合の解消などで、前年比

15%程度の営業増益となる見通し。

¾ 2014〜2015

年度も、引き続き外需の拡大を背景に量産品や発電関連機器などの増収

が期待でき、日立製作所との事業統合により三菱重工業の火力発電事業の増収も見 込まれる。損益面では世界市場を巡る受注競争は激しさを増すものの、各社におけ る生産効率化をはじめとする原価低減努力で打ち返すことで業績は増収増益基調を 辿り、

2015

年度には売上高、営業利益とも

2007

年度の水準を上回る公算が大きい。

図表

4:総合重機大手 6

社の業績

 

(単位:億円、%)

(予想) (予想) (予想)

売上高 69,128 67,424 68,455 70,100

(▲10.6) (▲2.5) (1.5) (2.4)

営業利益 1,963 3,033 3,026 2,600

(▲23.2) (54.5) (▲0.2) (▲14.1)

営業利益率 2.8 4.5 4.4 3.7 4%程度 5%程度

(注)1.対象企業は三菱重工業、IHI、川崎重工業、住友重機械工業、 三井造船、日立造船の6社。

   2.2014年度より、三菱重工業及び日立製作所の火力発電関連事業の統合効果を織り込んでいる。

   3.( )内は前年比伸び率。

(資料)各社決算資料をもとに三菱東京UFJ銀行企業調査部作成

+15%程度 95程度 +12%程度 115程度

+8%程度 2014〜2015平均 2013

110程度

2007=100とした 2015年度の水準

2011 2007=100とした

水準

95程度

+5%程度 2010 2012

(年度) 2009

ドキュメント内 untitled (ページ 63-71)