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森林・泥炭地火災を最小限に抑えるための努力

ドキュメント内 成果報告書 (ページ 58-61)

第 5 章 泥炭地における火災予防の体制/システム構築

5.3. 森林・泥炭地火災に関する基礎知識

5.3.4. 森林・泥炭地火災を最小限に抑えるための努力

 心臓病を抱える人々の活動をさら に減らす。

101-199 不健康

 気道の炎症を引き起こ す場合がある。

 心臓病患者は症状が悪 化する。

 屋外で活動するときには、マスク などを利用して鼻と口を覆う。

 心臓病を抱える人々の活動を減ら す。

51-100 中程度  健康への影響なし

<50 良好  健康への影響なし

(3)社会的・経済的影響

森林火災は社会的・経済的側面にも影響を与える。以下のような例が確認されている。

a. 森林資源や農耕、畜産、狩猟、漁獲に依存している人が、生計手段を失う。

b. 煙霧のせいで視界が悪くなり、輸送活動が混乱する。これにより経済活動も混乱する。

c. 田畑などの農地が燃えると作物も消失し、不作による深刻な経済的圧力をもたらす。

d. 先端技術を使用すれば消火コストが高くなる場合があるため、政府その他の機関の支出 が増え、企業や地域社会にとっての損失も増える。

e. 近隣村落間で誤解が生じ、ひいては水平的紛争の原因になることがある。

f. 煙霧の影響により、他国からの抗議や賠償要求等、近隣諸国との外交問題に発展する。

火が効果的に管理されていない場合、焼き払う予定だった土地以外に燃え広がるケース が多い。基本的に野焼きによる開墾は泥炭地においては勧められない。しかし、財政的制 約、土地管理に適した手段・設備の不足等が原因で、この方法はインドネシアの様々な地 域、現地農家において一般的に見られる。この方法を用いなければならず、政府の許可を 得た場合も、野焼きは鉱質土壌だけに制限し、以下のとおり完全かつ慎重に管理する必要 がある。

野焼き(鉱質 土壌の場合)

 野焼きは、各村落ごとに、農業・農園用に年間1季当たり最大2haに 限る 。

 地主は野焼きの前に、焼き払う土地の左右両端に沿って幅3メートル 以上の防火帯を設けなければならない。

 村長または村職員は、村落の土地利用図を作成するとともに、1月か ら5月、6月から12月までの焼き払い法による開墾に関する定期報告 書を作り、分区長に送付して県知事/市長に転送しなければならない。

 野焼きは、1世帯当たり1日最大0.5~1.0haのみに限り、まず村長の 許可を得る。

 所有者が以下の条件を満たしていれば、村長は前述の土地での焼き払 いを許可する。

- 防火帯を設置している。

- その土地の掘割・水路を清掃している。

- 火災を予測してウォーターポンプなどの消火手段・設備を準備 し、近隣の地主と調整している。

- 村長が確認した念書に署名している。

 村長は現地時間の午前(08:00~11:00)と午後(15:00~17:00)にのみ 焼き払いを許可する。

 地主に任命された少なくとも5人が、RSAメンバーの援助を受けなが ら、焼き払いプロセスを最初から最後まで監督しなければならない。

 村長は、村職員の1人を(村長の任命書によって)任命し、焼き払い のプロセスと場所を監視させる。

 村長は、村落を2つのゾーン(ゾーン1とゾーン2―例えば、川や水 路の北の地域をゾーン 1、南の地域をゾーン 2)に分割し、焼き払い のローテーション計画を立て、焼き畑が同時に実施されないようにす る。

 申請者は、野焼きの文書と日時入りの写真を提出し、村長に野焼きプ ロセス全体を報告する。

 地域社会は、各ゾーンで火災監視所ごとに野焼き関連業務資金を供給 する(予算は村の基金や小企業、その他の関係者が負担)。

(2)泥炭地におけるゼロ焼却土地管理

ゼロ焼却耕作法は、土地開墾の結果として、一定の伐採搬出活動と丸太・廃棄物の撤去 を伴う。この方法は機械を使って行うか、手動手段と機械手段を組み合わせて実施するこ とができる。機械的には、トラクターやブルドーザーなどの重機を使って行うことができ る。手作業による方法は、斧やなた、チェーンソーなどの道具を使う。以下に挙げるのは、

ゼロ焼却土地管理の手順である。

野焼きによらない 開墾

 広大な土地の場合は、トラクターを使って開墾することができ る。その過程で、木の小枝や低木などの廃棄物を押しのけること ができる。

 トラクターで道具を引いて廃棄物をさらに切り刻み、ローラー チョッパーを使ってマルチにする。

耕作  すきやトラクターエンジンなどの道具を使って耕す。

 植物がほぐれた土を必要とするときだけ耕す。

 土をほぐして深さ30cmの穴を掘り、マルチになった植物遺物を 埋める。

排水溝の開発  掘削機と呼ばれる道具を利用して、区画間に十分な深さと幅の堀 を作る。

土壌保全インフラ の開発

 浸食を防止するために畝/土台を造る―これは傾斜地で行う。

(3)地域社会の農場・農園の保護・維持

特に地域社会の農場や農園で森林・泥炭地火災のリスクを最小限に抑えるために、定期 的な維持管理を実施しなければならない。

地域社会の農場と 農園の保護・維持

 植物の間の草や低木を除去する。

 マメ科植物を植えて表土を覆う。

 植物や樹木の周りに廃棄物(葉など)を残し、堆肥にし て土に入れる。

 火災危険が高いときや長い乾季に地域を監視するため にシフトを組む。

 農場主は、炎をもみ消すために、農場周辺で持ち運びや すいほうきや散水器を携帯すべきである。

 できれば、農場周辺に水で満たされたドラム缶を常備し ておく。

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