第 1 章 序論
1.3 本論文の構成
第5章「過大な負圧荷重および繰り返し荷重時における挙動の把握」では、風荷 重を想定した全面負圧載荷を単調載荷した際の挙動、内圧が0となり片側の膜面 張力が消失した際の挙動、および膜応力が第1降伏点を超える範囲で繰り返し載 荷を行い残留歪が発生した際の挙動等の把握を目的として、実験および数値解析 により比較検証を行う。次に数値解析により、初期内圧、アスペクト比、規模および 膜厚の違いが及ぼす影響について検討を行う。
第6章「構造設計フローおよび内圧設定手法の提案」では、第3章~第5章で検 証した内容を踏まえ、ETFEフィルムを用いた密閉型レンズ状二重空気膜構造の実 用化を目的として、密閉型特有の留意点を考慮した多角的な視点での構造設計フ ロー、および様々な規模、実際に使われるフィルム厚、日本の地域性の荷重条件 を考慮した適切な内圧の設定手法の提案を行う。
最後に第7章「総括」において研究の成果をまとめると共に、密閉型レンズ状二 重空気膜構造の今後の課題について述べる。
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2. ETFE フィルムおよびレンズ状二重空気膜構造の概説と 既往の研究
• ETFEフィルムの特性と既往の研究
• 内圧制御法(定圧型、密閉型)の現状
• レンズ状二重空気膜構造の設計、構造解析の現状
構造問題の発生
• 定圧での設計が主流であるが、状況によっては密閉状態に 近い挙動となり、内部空気の体積変化に伴う内圧変化によ り膜応力の急変が予想される
• ETFEフィルムを降伏させ10%程度のひずみまで許容する設
計を通常行っているが、材料非線形性を考慮した二重空気 膜構造の挙動が明確に検証されていない
4. 積雪荷重時における挙動と進行性ポンディングの検討
• 全面載荷、半面載荷時の実験および数値解析の比較
• 荷重の載荷範囲の違いに関する検討
• 初期内圧の違いによる検討
• 進行性ポンディングを考慮した検討
5. 過大な負圧荷重および繰り返し荷重時における挙動の把握
• 全面載荷時の実験および数値解析の比較
• 初期内圧の違いに関する検討
• アスペクト比、規模および膜厚の違いに関する検討
密閉型レンズ状二重空気膜構造の構造特性の把握と 内圧設定手法の提案
1. 序論
• 研究の背景
• 研究の目的
• 本論文の構成および用語の定義
研究テーマの発生
3. 密閉型レンズ状二重空気膜構造の基本構造特性の把握
• 二重空気膜構造の内部空気量(体積)が剛性や挙動に与える影響の把握
• 数値解析による密閉型と定圧型の力学性状の把握
6. 構造設計フローおよび内圧設定手法の提案
• 実用化を目的とした密閉型レンズ状二重空気膜構造の構造設 計フローの提案
• 様々な規模、フィルム厚、荷重条件を考慮した内圧設定手法 の提案
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7. 統括
本研究の目的
(1) 密閉型のレンズ状二重空気膜構造の挙動に対する評価技 術の確立
(2) 密閉型の特性に留意した構造設計フローの確立と内圧設