体 野 全
.芸会
.二障
︑幼
.基礎
健 生 然
自
語 言
経 営
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︵87654321
出 生
1〜3期生 全体
(3)調査票の項目 1)記入者自身に関して
教職経験,勤務校,性別,年齢,職種・職位,他職歴,配偶者の有無等 2)大学院の受験から入学までの過程について
受験動機,派遣要項の入手,困難・障害,受験勉強,派遣費,報告等 3)大学院在学中の研究・教育について
共通科目の選択.研究テーマに関して,期待や要求に応えたか等 4)大学院在学中の施設利用、日常生活について
通学方法,食堂・図書館・院生研究室等の利用状況等 5)大学院修了後の勤務状況について
勤務の変化,同僚の反応,研究への取り組み,成果の発揮:等
第1節調査研究について 153
6)2)〜5)から修了生の考え
派遣要項の通知,同意書の与え方.入試科目(教育実践)等 7)その他
新教育大学での現職研修(今後は),研修機会拡大の方策は等
2 先行研究
新教育大学大学院の修了生に焦点をあてた調査研究は、以下の通 りである。P(計画)時に多くの期待、懸念等があったことを考える と、S(評価)の必要性を感じる。本研究との関連を踏まえて、以下 を検討する。(序と重複する部分も多い)
①兵庫教育大学大学院 学校教育研究科委員会1982年3月
・対象 第1期生,第2期生
・内容 「院生対象調査質問表」13ペー一Lジ
・結果
大学院内部におけるカリキュラム等についての調査であるが、調 査結果は公表されず、その後の大学運営に対する基礎的資料になっ たものと思われる。公表されていない点、教員の研修制度に関連し た点が少ない等から、本研究の直接的な先行調査とは言い難い。
第1節調査研究について 154
第3章現職長期研修の実態
②日本教育学会 教師教育に関する研究委員会土屋旧規氏 1982年5月
・対象 第1期生(修了生) 61/144名(回収率42.4%)
・内容 「大学院に於ける現職教員の研修に関する調査研究」
・結果
第41回日本教育学会にて結果報告された。
第1回目の修了生に対して実施されたもので、調査項目は主に大 学院での教育に焦点をあてながら、受験動機、修了後の実態にまで 言及している。第1期生を調査対象に実態を明らかにしたという点 は、国会での論議等からも実態の究明が必要と考えられることから、
高く評価されるべきであろう。しかしながら、修了直後という時期 であったため、修了生の修了後の教育実践を通した調査項目は、設 定できていない。また、その後の調査もなく(昭和60年5月現在で)、
第1期生以後の実態が明らかにされていない。
なお、本研究の実態調査は、土屋氏の調査研究に多くの示唆を得 ている。加えて、本研究は、土屋氏の調査の追試という観点も含め ているのである。
本章及び4章では、この土屋氏の調査研究と本調査と対比させな がら考察する項目、問題点も数多い。土屋氏の問題提起についても、
本研究から言及したいと考える。
第1節調査研究について 155
第3章現職長期研修の実態
③国立教育研究所 教育研究の役割研究委員会山田達雄氏 1983年8月
・対象 第1期生(修了生) 51/112名(回収率45.5%)
・内容 「教育研究の役割に関する調査票」
・結果
国立教育研究所研究報告書「教育研究の役割」にて公表された。
教育研究の役割について、教員に対する調査研究が主なもので、教 員の属性(国立小・中学校,私立小・中学校,公立小・中学校,研究指定 小・中学校,兵庫教育大学大学院修了生血・中学校勤務)の一つとして 修了生が調査対象となった。またこの研究の考察では、修了生の「回 答者数が少ないために安定した傾向を現しているとは言い難いので、
参考資料として取り扱いたい」(報告書の中で)としている。これら の点かち、直接、修了生の実態(大学院における現職長期研修)に 焦点をあてた調査ではないといえる。つまり、山田氏の調査研究は 本研究と直接的にかかわる研究とは言えないのである。
しかしながら、教員の一属性(範疇)としで修了生を設定している 点については、教育研究の役割について一般教員と修了生の間に何 等かの差異があるのではないか?差異がないことを確認するためか
?などの観点も考えられることから、大変興味深い調査研究である。
つまり、修了生に対する期待の現れと言えるのではないだろうか。
第1節調査研究について 156
④都道府県教育長協議会第三部会 新教育大学への教員派遣にっ いて 1984年5月
・内容
派遣者側の調査であり、各都道府県別の新教育大学への派遣状況 についてまとめたものである。この調査は、修了生の実態について
(特に意識については)言及していない。しかし、受験希望者の増・
減といった差や、派遣要項の整備・不整備という、派遣制度の運営 にかかわる各都道府県の現状が指摘されている。
・今後の対応として (教育委員会の対応)
ア)長期的な研修計画のもとでの派遣検討(校種,教科領域,職務上)
イ)学校現場への情報提:供,制度の趣旨についての周知を図る。
ウ)派遣旅費の適正化・・増嵩を抑制しながらできるだけ多くの教員 に対し研修の機会を与える。
エ)修了生に対して、その研修の成果を生かすことができる配慮が必 要である。
(文部省への要望)
・研修等定数の引き続き確保 (大学への要望)
・教育指導についての不断の工夫改善を求める。教育委員会、その
第1節調査研究について 157
他教育関係者の意見を大学の運営に生かすよう要望する。情報提:供 に努めることも要望する。
以上のような調査・今後の対応についての報告であり、長期研修制 度を考察する場合の、忘れてはならない派遣者側の実態である。こ の研究報告は、新教育大学への教員派遣という 外的 条件整備に ついて、派遣者側の意見を集約したものであって、修了生の実態に せまったものではないといえるが、派遣者側の全体的な意向を知る うえでの貴重な資料を提供している。また、各都道府県での対応の 違いも知ることができる。本研究はそのような観点・関連から、こ
の研究報告より貴重な資料を得ている。
本研究では、直接的・間接的に、①〜④の先行研究から多くの示 唆を得た。その示唆も参考に、これら先行研究が言及できなかった、
修了後の教育実践を経た修了生に焦点をあて考察する。
3 研究仮説
新教育大学大学院における教育公務員の現職長期研修制度を歴史 的経緯、修了生の実態から考察することによって、以下のことがい
えるであろう。
第1節調査研究について 158
第3章現職長期研修の実態
◇ 新教育大学大学院における教育公務員の現職長期研修制度にお いては、それに作用する外的条件とともに、研修希望教員・所属 長(校長)の主体的条件が存在するであろう。
◇ 新教育大学大学院における教育公務員の現職長期研修制度は、
他の研修体系との関連で、その位置づけが求められるであろう。
このように、大きく2っの仮説を立て検証していく。
第1節調査研究について 159
第3章現職長期研修の実態
第2節回答者嘱性内訳
調査集計・分析は、以下のようにしている。
・学校教育とは
学校教育専攻(教育基礎、教育経営、教育方法、生徒指導コース)
・教科領域とは
幼児教育専攻と障害児教育専攻及び教科領域教育専攻(言語系、
社会系、自然系、芸術系、生活健康系コース)
・第1期生〜第3期生は
昭和55年入学同57年修了〜同57年入学同59年修了者であって、調 査時点(昭和60年5月)で、修了後1年以上経ている者である。
・x2検定一独立性(無相関)の検定を表示する。
・ p=危険率 ***一p<0.005、**一p〈0.01、*一p<0.05
1 教職経験年数
回答者の教職経験年数で最も多いのは、6〜10年で62名(27.1%)、
次いで16〜20年で54名(23.6%)、11〜15年で48名(21。0%)であった。
最も少ないのは、26年以上で5名(2.2%)であった。6〜20年(30才 前後〜40才前後)で164名(71.7%)を占めている(図表1−1)。
第2節回答者の属性内訳 160
図表ト1 教職経験年数
(単位:人)