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戸\ミ

ドキュメント内 東北大学埋蔵文化財調査年報9 (ページ 32-36)

3.そ

の ほ か の 調 査 室 の 活 動

(1)川

内地区測量基準点の設置

これまでの川内地区の調査では、調査の度 に基準杭 を設定 し、調査 区の位置は、恒久建造物 との位置関係 を計波1することによって、縮尺500分 の1の構 内地形測量図に記入 して きた。 し か し、 この ような方法では、調査地点が異 なる遺構 の方位や、遺構 間の位置関係 を厳密 に計測 し、比較す ることは困難である。特 に、二の丸跡の ような、計画的に造成 された と考 えられる 遺跡 を調査するにあたっては、それぞれの調査 において検 出された遺構 の位置 を、国土座標上 に位置づ け、離れた調査 区で発見 された遺構 の、相互の位置関係 を正確 に把握す ることが不可 欠であることは言 うまで もない。 とりわけ、絵 図 との姑比 にあたつては、正確 な位置関係の把 握が欠かせ ない。 この ような観点か ら埋蔵文化財調査室では、以前か ら測量基準点設置の要求 を行 って きた。その結果、1990年度 に川内南地区の

H点

分が、1991年度 に川内北地区の

9点

分 が予算化 され、基準点の設置 と国土座標値 。標高の測量 を測量会社 に委託 した。

基準点設置 にあた っては、道路 に沿 って仙台市が設置 してい る基準 点

(A‑11、 A‑12、

A‑14)を

利用 し、それに結合 させ る形で、北地区・南地区それぞれ別 に トラバ ース を組 んで いる。各基準点のデー タは、表2の通

りであ り、基準点の位置は図3の中に 示 した。国土座標は第

X座

標系である。

この測量基準点の設置 を受け、二の 九跡の第

4地

点 。第

5地

点・第

9地

点 については、調査時の基準点が保存 さ れていたため、基準点測量 を行い、国 土座標値 を算 出 した。 これ らについて は、すでにそれぞれの報告の際に、基 準点の国土座標値 を報告 している (年 報5〜 8)。

川 内地 区測量基 準点 測 量成 果 表 Tab.2  List of datuna pointt for measば ement at

Kal■rauchi camp嗚

基準点 X座標 Y座標 標 高 (m)

All 93 603 580 +1 817 487 61 368 A12 93 508 636 +1 974 100 56 610 A14 93 785 416 +2 073 402 61 262 93 820 846 +1 978 763 61 87]

93 766 070 +2 145 738 58 907 No 3 93 610 064 +2 160 848 56 588 No 4 93 650 729 +2034689 59 249 No 5 93 666 933 987 399 61 495 No 6 93 714 234 836 565 63 554 No 7 93 780 877 867 090 65 929 No 8 93 817 860 833 963 69 759 No 9 93 857 47 + 867 810 70 123 No10 93 879 068 + 994 749 64 450 Noll 93 595 326 + 836 592 60 702 No12 93 639 654 + 707 075 66 892 93 504 543 + 638 941 66 56と No14 93 403 276 677 377 64 932 No 93 418 655 738 247 64 514

16 93 358 079 802 582 60 656

7 93 342 446 + 882 509 57 778 No18 93 309 82 + 966 962 57 152 No19 93 400 152 +2 039 003 56 784 No20 93 435 320 +2 096 652 54 318

13

(2)第 2回

東北大学埋蔵文化財展の開催

2回

東北大学埋蔵文化財展 を、 6月24日か ら7月 6日 までの期 間で、附属図書館 の協力 を 得て、図書館本館 のエ ン トランス・ホールで開催 した (図 9)。 今 回の展示 は、「仙台城二の九 跡の出土遺物」 と題 し、本学構 内の埋蔵文化財 の中で も、川内南地区にあたる仙台城二の九跡 に焦点 を当てて開催 した。昭和60年7月 に開催 した第1回の埋蔵文化財展か らは、

6年

ぶ りの 開催である。 この間に、二の丸跡では第

5地

点、第

9地

点な どの調査 によって、多 くの遺物が 出土 してお り、 これ らの調査で出上 した主要 な遺物 を紹介することを目的 として、展示 を構成 した。

展示 にあたっては、

B4版

。二つ折で片面カラーの解説 リーフレットを作成 した。 リーフレッ トは会場 に置 き、 自由に取 つて もらうように したが、期間中に合計535部 が配布 された。 リー フレッ トを取 らず に観覧 された方 も多かったため、実際の観覧者数は、 この数 を大 きく上回る であろう。新聞な どの報道 を見て、学外 か ら来 られた方々 も多かった。 また、今回初めて英文 解説 を作成 し、50部を準備 したが、早々 と全部 な くな り、関心の高 さが示 された。東北大学 に 海外か ら来 られている方々に、東北大学 をめ ぐる歴史環境 の豊か さを知 って もらい、それを通 じて 日本 の歴史や文化への理解 を深めていただ くためにも、 この ような展示 は有効であると思 われる。

会場でアンケー トをお願い したが、93名か ら回答 を得 た。約

4分

の3の方が、川内南地区が 仙台城二の九 にあたること、構 内で発掘調査が実施 されていることを知 っていた。その一方で、

学生 には、二の九跡 を知 らない方が多い傾向が見 られた。やは り、繰 り返 し公開 してい く必要 性があると思 われる。

アンケー トの最後 には、 自由に意見 を記入 して もらう欄 を設 けた。回答の中で最 も多かった のは、 この ような展示 を今後 も開

催 して欲 しい という希望であった。

常設展示 を希望 された方 も多かっ た。 また、展示や宣伝 の方法 を工 夫すべ きだ との厳 しい指摘 や、他 大学の研究者や学生が東北大学 を 訪 れた ときに案 内で きる ように、

キャンパス内に二の九の建物の位 置 をわか りやす く掲示 して欲 しい とい う、積極的な提言 もあ り、今 後のために大いに参考 となった。

2回

埋 蔵 文 化 財 展 開催 状 況 Fig.9 S∝ond exhibition of archaeological remains

from the campus

14

(3)そ

の ほかの活動

学会 で の発 表 と して は、6月29'30日 に東京 において『発掘 された江戸 時代』 を大会 テーマ に して開催 された、江戸遺跡研 究会 の第

4回

大会 で の発 表依 頼 を受 け、「仙 台城 二 の九 跡 の調 査 」 として、 これ までの調査成果 の概 要 を発表 した。

      

学 内へ の広 報 活動 と して は、上記 の第

2回

埋 蔵文化財展 の案 内 を『東北大学学報』第 1296号 に掲載 し、展示 の報告 を「東北大学構 内の埋蔵 文化財 とその活用」 と して 『東北大学学報』第 1301号 に投稿 した。 また、刊 行 は翌年度 にな ったが 、「仙台城二 の九跡 第 10地 点 の調査 」 と題

して、二 の九跡 第10地 点 の調査成果 の速報 を、『東北大学学報』第 1324号 に投稿 した。

また、東北 大 学教 育学 部 附属 大学教 育 開放 セ ンター主催 の、放 送 に よる東北大 学 開放 講座

『中世 み ちの くの城館 』 の第18回 (最終 回

)の

担 当依 頼 を受 け、「仙 台城二 の九 を掘 る」 として 二 の九跡 の調査 の概 略 を解 説 した。

《引用・参考文献》

東北大学埋蔵文化財調査委員会

 1985 

『東北大学埋蔵文化財調査年報』1 東北大学埋蔵文化財調査委員会

 1986 

『東北大学埋蔵文化財調査年報』2 東北大学埋蔵文化財調査委員会

 1990 F東

北大学埋蔵文化財調査年報」3 東北大学埋蔵文化財調査委員会

 1992 

『東北大学埋蔵文化財調査年報」4・ 5 東北大学埋蔵文化財調査委員会

 1993 

『東北大学埋蔵文化財調査年報』6 東北大学埋蔵文化財調査委員会

 1994 

『東北大学埋蔵文化財調査年報』7 東北大学埋蔵文化財調査研究センター

 1997 

『東北大学埋蔵文化財調査年報』8 山田しよう

 1991a 

「仙台城二の丸を掘る」『中世みちのくの城館』pp 177〜 186

東北大学教育学部附属大学教育開放センター

山田しょう

 1991b 

「仙台城二の九の調査」F発掘された江戸時代』

江戸遺跡研究会第4回 大会発表要旨

 

別紙

15

第 Ⅱ章   仙台城二 の丸跡第 10地 点 (NM10)の 調査

ドキュメント内 東北大学埋蔵文化財調査年報9 (ページ 32-36)