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ドキュメント内 東北大学埋蔵文化財調査年報9 (ページ 145-149)

蔭 平清水 団 中国 国 産地不明 50   60   70   80   90  100%

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65 

仙 台城 二の丸跡 出土 陶器 の産 地別比 率 の推移

Fig.  Histograms of glazed ceramics from he second citadel of Sendai Casde by producing

district

15 

仙台城二の丸跡 出土陶器の産地別出土点数

Tab. 15  Count of glazed ceramlcs from the second citadel of Sendai Castle by prOducing district

126

れ、全体 としては陶器の大部分が東北産で占められるようになる。

(2)江

戸時代初期の陶磁器に関する問題

これまで述べてきたように、仙台城二の丸跡第

9地

点下層出土の陶磁器 (図66・

67)は

、そ の廃棄年代を1600年から1638年に限定 しうる良好な一括資料であ り、年代的な指標 となるばか りでな く、当時の焼物の流通 と使用の実態 を知 る上で基準 となる。そこで、① 同定が比較的容 易であ り、かつ多様性がみ られる陶器の産地別組成 と、②陶器 。磁器だけでな く土師質・瓦質 土器 を含めた焼物全体 の材質別組成の

2点

に着 目し、他の消費地遺跡の資料 との比較 をおこな い、東北地方 における近世初期の陶磁器の使用のあ り方 を、全国的な視′点か ら論 じてみたい。

 

陶器 の産地

仙台城二の九跡では、二の九造営以前、即ち寛永15年 (1638年

)以

前 には、唐津の製品が瀬 戸 ・美濃産陶器 を上回る量出土 し、陶器全体の過半数を占めていることが明 らか となった。

これまでに、唐津 の流通 に関 しては、関西か ら東 日本 日本海側 にかけて多 く出土 し、瀬戸・

美濃製品の流通圏内に位置する東 日本太平洋側では極めて少 ない との指摘がなされている (大

橋康二1984、 西 田・大橋1988)。 仙台城 は、大橋氏が唐津 の分布が希薄である とした東 日本太

平洋側 に位置するが、前述の通 り、実際 には唐津の出土量は少 な くない。そこで、仙台城二の 九跡出土の唐津の評価 を正 しく行い、更 にこの時期の陶器の流通の実態 を明 らかにするため、

他の消費地遺跡での陶器の産地別組成 を検討する。唐津の生産に関 しては、寛永14年 (1637年)

の磁器生産の保護育成 を目的 とした佐賀鋼島藩による伊万里 ・有田地方の窯場の整理・統合事 件以後、急激 に生産量が減少す る との指摘がなされている (大橋康二1993)。 また、堺環濠都 市遺跡の ように、時代 を追 って陶器の産地別組成の検討 を行 える消費地遺跡では、初期伊万里 の登場す る前後の時期 に唐津の比率が最 も高まることが確認で きる (土山健史1996な ど)。 し たが って今 回は、唐津の生産 ・流通が最 も活発であったと考えられる17世紀初頭か ら前葉、即 ち、慶長か ら寛永期 に比定 される消費地遺跡の一括資料 を検討の対象 に選んだ。なお、遺跡の 性格 に由来する要素 をで きるだけ排除する必要があるため、城館、城下町等の都市遺跡 に限定 し、一般の集落遺跡の資料 は用いなかった。陶器の産地別組成比率は、全国で

7遺

8資

料 に ついて算定 し、その結果 を図68、 表16に示 した。

江戸 よ り西の地域では、二大窯業生産地である肥前地方 と瀬戸・美濃地方か らの距離 によっ て、唐津 と瀬戸美濃の比率が決 まる。即ち、肥前 に比較的近い富田川河床遺跡 (註

4)や

堺環 濠都市遺跡 (註

5)で

は唐津 の比率が高 く、逆 に肥前か ら遠 く離れた名古屋城三の九跡 (註6)、

駿府城三の九跡 (註7)、 小 田原城三の九跡 (註

8)で

は唐津 の比率が低 く、瀬戸 ・美濃製品 の比率が高い傾向が認め られる。特 に瀬戸 ・東濃地方に近接する名古屋城三の九跡ではその傾

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66 

仙 台城 二 の丸跡第

9地

8層

出土 陶磁器

Fig。 66 Porcelains and glazed cerallnics tom layer 8 atいmЮ

0      1oct

l〜中 国系磁 器 (2と 3は同一 個 体)

5〜10肥前 系 陶 器 (唐)de edd tt d19 16dl cen叫 11、12 産 地不 明 陶器

de beralag Of the 17dl centu,

128

67 

仙 台城 二 の丸跡 第

9地

点16号溝・

7層

出土 陶磁器 Fig.67 Porcelains and glazed∝ ramics frOm Ditch 16 and

layer 7 atヽいア19

中国系穂器

3〜8、19、 21 肥前系陶器(唐) 2、9‑18、2つ 源戸 美濃系陶器

(9〜11 志野 12、 13織 4、15 志野織部)

20 信楽系陶器

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浜通遺跡

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