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情報指令課について

ドキュメント内 2017 包括外部監査の結果報告書 (ページ 134-138)

(1)概要

ア 情報指令課の事務事業について

(ア) 事務事業の概要

情報指令課は、24時間体制で市民からの

119

番通報を受信し、内容に 応じて速やかに消防車や救急車を災害現場に出動させ、消火活動や救急 活動の支援を行う部署である。

平成

28

年4月1日に消防情報通信指令システムを更新し、地域の安 心・安全を守っている。

主な実施業務は以下の通りとなっている。

(a)通信指令業務

・ 119 番通報の受信

・ 119 番通報時の応急手当の指導強化

・ 通報伝達訓練の実施、システム研修への参加

(b)消防情報通信指令システムの保守管理及び運用拡充

・ 高機能消防指令システム、消防救急デジタル無線システムの保守 管理

・ 地図、指令支援情報等の各種データの更新作業

(イ)情報指令課に関連する予算・決算の状況について

(a)情報通信施設管理経費(常備消防費)の推移(平成 27~29 年度)

(単位:円)

年 度 当初予算額 予算現額

(最終)①

支出済額

(決算額)②

不用額

①-②

執行率

②/① 平成

27

年度

50,994,000 52,614,000 52,510,613 103,387 99.8%

平成

28

年度

333,030,000 332,030,000 331,805,814 224,186 99.9%

平成

29

年度

332,668,000 332,668,000 332,578,313 89,687 100.0%

(出典:消防局提供資料)

(b)情報通信施設整備事業費(消防施設費)の推移(平成 27~29 年度)

(単位:円)

年 度 当初予算額 予算現額

(最終)①

支出済額

(決算額)②

不用額

①-②

執行率

②/① 平成

27

年度

543,000,000 543,000,000 542,217,500 782,500 99.9%

平成

28

年度

10,000,000 8,013,000 7,659,036 353,964 95.6%

平成

29

年度

8,100,000 8,100,000 8,046,000 54,000 99.3%

(出典:消防局提供資料)

(ウ)賃借契約について

情報指令課での主要な賃借契約は、次のとおりである。

・消防情報通信指令設備賃貸借

契約の方法 :一般競争入札 賃借料(7年間) :2,295,941,760

− 129 −

(エ)備品について

情報指令課では、備品

69

件を保有している。内、重要物品(取得金額 が

100

万円以上のもの)は

18

件である。

(オ)平成 29 年度における委託契約について

(a)平成 29 年度全国町・字ファイル保守業務委託

契約の相手方:地方公共団体情報システム機構 契約の方法 :随意契約(一者随意契約)

随意契約とする理由:契約の性質又は目的が競争入札に適さない。

(地方自治法施行令第

167

条の2第1項第2号該当)

契約年月日 :平成

29

年4月1日

契約期間 :平成

29

年4月1日~平成

30

年3月

31

契約金額 :259,200

委託内容 :全国町・字ファイルの保守及びメンテナンスデータの提供

(b)庁舎改修に伴う消防情報通信指令設備設置等業務委託(姫路西・飾西・

飾磨消防署)

契約の相手方:NECネッツエスアイ株式会社神戸支店 契約の方法 :随意契約(一者随意契約)

随意契約とする理由:契約の性質又は目的が競争入札に適さない。

(地方自治法施行令第

167

条の2第1項第2号該当)

契約年月日 :平成

29

年6月

30

契約期間 :平成

29

年6月

30

日~平成

30

年3月

31

契約金額 :8,046,000

委託内容 :庁舎改修に伴う消防情報通信指令設備等の設置等の作業を行う。

イ 新高機能消防指令システム及び消防救急デジタル無線システムについて

(ア)沿革

平成

19

年4月、姫路市防災センター新設と同時に、消防防災総合情報シ ステム(高機能消防指令システム・防災情報システム)の運用が開始され た。

その後、平成

27

年2月に、高機能消防指令システムの老朽化に伴い、新 高機能消防指令システムについて、次のとおり決定がなされた。

① 平成

27

年度中に新高機能消防指令システムを構築する。

② 新高機能消防指令システムは、平成

28

年4月1日から平成

35

年3 月

31

日までの7年間賃貸借により運用する。

③ 賃貸借期間中の新高機能消防指令システムの保守については、消防 救急デジタル無線システムの保守と一体的に行う。

上記の決定に従い、平成

27

年4月に入札が行われた。

(イ)新高機能消防指令システムの機能

新高機能消防指令システムの機能には様々なものがあるが、これらを期 待される効果により分類すると、次の通りとなる。

− 130 −

期待される効果 システムの機能

現場到着時間の短縮

統合型位置情報通知システム

車両運用管理装置

音声合成装置

Eメール災害連絡システム

現場活動支援の強化

消防救急デジタル無線システム

車載端末

災害現場情報伝送装置

消防Web/災害活動支援システム

隊員位置情報管理システム

大規模災害への対応

大規模災害時の柔軟な指令台運用

指令統制台の新設

携帯

119

番回線の増設

高所監視カメラ

VSAT無線中継車

住民サービスの向上

NET119

FAX119

外国語同時通訳機能

災害状況等自動案内装置

(ウ)通報受付から出動までの流れ

通報受付

119

番通報を受信すると、統合型位置情報通知システムとの連 携により、通報者の住所情報や付近地図が瞬時に指令台画面に 表示される。

災害種別の決定 通報内容から火災・救急・救助といった災害種別を決定する。

災害発生地点の決定 通報された住所や付近の目標物といった情報から災害地点を特 定する。

出動隊の編成 出動中の車両を含め、災害種別、規模に応じた最適な出動隊を 自動で編成する。

出動指令

音声合成装置により署所に出動指令を行うとともに、詳細な指 令情報を指令書やメールにて伝達する。また車載端末にも災害 地点の地図や指令内容が表示される。

出動 指令を受けた出動隊は、車載端末により最短時間で現場到着が 可能なルートを確認、いち早く災害現場に急行する。

現場活動 車載端末や無線により現場状況の確認や指示伝達などを行う。

消防指令センターと情報共有を図りながら、現場活動を行う。

(エ)新高機能消防指令システムを支える主要装置

(a)消防指令センターにおける主要装置

指令台

119

番通報の受付を行う。指令管制業務に関わる全ての有無線を取り扱 うとともに、自動出動指定装置、地図等検索装置等を収容し、連携して 運用を行う。

統合型位置情 報通知システ

通報者が動揺していたり、自分の居場所がわからないなど、正確な位置 情報が得られない場合でも、本システムにより通報地点を素早く特定で きる。災害地点の確認がスムーズに行え、より迅速な現場への出動が可 能となる。

多目的表示盤

46

インチの液晶ディスプレイを

18

面設置。災害現場映像や管轄地図、

車両の動態状況といった指令管制業務を支援する情報を拡大・分割して 表示、災害発生時における消防指令センター内の情報共有に活用される。

NET119 聴覚、言語障害など音声による

119

番通報が困難な方を対象とした通報 システム。携帯電話やスマートフォンのGPSによる位置情報から通報

− 131 −

場所を特定できるなど必要最低限の操作だけで通報内容を伝えることが できる。

Eメール災害 連絡システム

災害発生時に、災害規模に応じて消防職員や消防団員が所持している携 帯電話に電子メールで指令情報を自動配信する。指令情報以外に、災害 点付近の地図情報も送信できる。

車両運用管理 装置

GPS(測位衛星)を活用して、リアルタイムに消防・救急車両の位置・

活動状況が把握できる。災害地点から災害現場に最も近い位置の車両か ら選別して出動部隊を自動的に編成、最短時間による現場到着をサポー トする。

高所 監視カメラ

防災センター屋上に設置されたカメラにより昼夜天候を問わず24時間 管内を監視している。遠方の災害状況などを超望遠レンズで捉え、災害 現場の状況を瞬時に把握する。

外国語 同時通訳機能

外国人からの通報を指令員、コールセンターの三者間通話により、円滑 なコミュニケーションをサポートする。

隊員位置情報 管理システム

災害現場の隊員が所持している無線機のGPSにより、位置情報を収集 し、現地指揮本部で状況確認が行える。位置情報を把握しながら、状況 に応じた的確な指示・連携が図れる。

無給電補助 受付装置

万一、停電により消防指令センターの電源供給が途絶し、指令台が機能 しない場合でも、電話回線からの微弱な電気だけで

119

番通報の受付を 継続することができる。

(b)消防署・分署・出張所における主要装置

署所指令端末 装置

消防指令センターからの音声指令の受信や署所への放送、また消防指令 センターとの連絡に使用する。その他、車両状況についての設定も本装 置で行う。

災害活動支援 システム

消防指令センター、署所、現場間で、現場状況や画像、連絡事項といっ た現場活動の最新状況をリアルタイムに共有することができる。

車載端末 指令情報や地図情報、道路障害・水利といった支援情報など各種情報の 閲覧・検索ができる。また出向中に指令を受けた場合でも、端末にて各 種情報を確認し、効率的な消防業務を行うことができる。

災害現場情報 伝送装置

タブレットや車載カメラで撮影した現場のリアルタイムな映像・音声を 消防指令センターに送信する。消防指令センターにおける迅速な災害対 策・指揮などに役立てる。

(オ)消防救急デジタル無線システムについて

(a)消防救急デジタル無線システムの特長

① 常に最適な無線チャネルを選択可能

災害が特定地域で集中発生した場合や、患者搬送にあたり救急車が 広範囲に移動する場合など基地局エリアを複数跨ぐ場合に、自動的に 最適な基地局チャネルに切替わる。隊員は自車両位置を気にすること なく無線通信ができるため、現場活動により専念することができる。

② より効率的な現場活動の実現

大規模災害など大型災害で複数の出動部隊が駆け付ける場合に、異 なるチャネル同士をグルーピングすることで部隊同士が直接通信を行 うことができる。煩雑な操作を自動化することで、消防隊員の負荷低 減を図り、より現場活動に専念できる環境を整える。

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ドキュメント内 2017 包括外部監査の結果報告書 (ページ 134-138)