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2017 包括外部監査の結果報告書

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Academic year: 2021

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目 次 第1章 外部監査の概要 第1節 外部監査の種類 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1 第2節 選定した特定のテーマ ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1 1 外部監査の対象 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1 2 監査対象期間 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1 第3節 テーマ選定の理由 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1 第4節 外部監査の方法 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2 1 監査対象部署 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2 2 監査の視点 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2 3 実施した監査手続 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2 第5節 補助者の選任 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2 第6節 外部監査の実施期間 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2 第7節 利害関係 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2 第2章 監査対象の概要 第1節 姫路市の概要 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3 第2節 消防に関する事業 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3 1 消防の概要 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3 2 姫路市の消防事業 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3 3 姫路市の消防の沿革 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4 4 消防本部・消防署・分署・出張所の配置 ・・・・・・・・・ 6 5 施設の概要 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7 6 消防本部・消防署の組織及び事務分掌 ・・・・・・・・・・ 8 (1)消防本部 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 8 (2)消防署 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 10 (3)消防署の事務分掌 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 11 7 消防職員の設置及び職務 ・・・・・・・・・・・・・・・・ 12 (1)消防職員の設置 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 12 (2)消防職員の定員 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 12 (3)消防職員の任命権者 ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 12 (4)消防職員の身分取扱い等 ・・・・・・・・・・・・・・・ 12 (5)消防吏員の階級並びに訓練、礼式及び制服に関する事項 ・ 12 8 消防団の組織 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 13 9 予算・決算の状況 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 14 第3節 危機管理に関する事業 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 16 1 概要 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 16 2 危機管理室の事務分掌 ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 16 3 予算・決算の状況 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 17

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第3章 監査結果及び意見 第1節 監査結果及び意見(全般) ・・・・・・・・・・・・・・・ 18 1 消防局について ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 18 (1)施設及び財産管理について ・・・・・・・・・・・・・・・ 18 (2)事務手続きの明確化について ・・・・・・・・・・・・・・ 20 (3)その他の事務事業に関すること ・・・・・・・・・・・・・ 25 2 危機管理室について ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 25 (1)備蓄物資のうち消費期限の設定のない物品の更新について 25 3 個別監査結果及び意見について ・・・・・・・・・・・・・ 27 (1)消防局 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 27 (2)危機管理室 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 31 第2節 個別監査結果及び意見(常備消防) ・・・・・・・・・・・ 32 1 はじめに ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 32 (1)消防組織法における市町村消防の原則 ・・・・・・・・・ 32 (2)常備消防機関について ・・・・・・・・・・・・・・・・ 32 (3)姫路市の常備消防機関について ・・・・・・・・・・・・ 33 2 消防職員の人件費について ・・・・・・・・・・・・・・・・ 34 (1)概要 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 34 (2)監査手続 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 35 (3)監査結果及び意見 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 35 3 常備消防に係る公有財産について ・・・・・・・・・・・・・ 40 (1)概要 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 40 (2)監査手続 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 46 (3)監査結果及び意見 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 47 4 常備消防に係る施設の整備・維持管理について ・・・・・・ 49 (1)概要 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 49 (2)監査手続 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 57 (3)監査結果及び意見 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 57 5 消防局が所管する公の施設(ひめじ防災プラザ)について ・ 63 (1)概要 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 63 (2)監査手続 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 67 (3)監査結果及び意見 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 67 6 消防・救急課について ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 70 (1)概要 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 70 (2)監査手続 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 81 (3)監査結果及び意見 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 81 7 火災予防業務について ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 84 (1)概要 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 84 (2)監査手続 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 97

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(3)監査結果及び意見 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 97 8 危険物規制業務について ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 105 (1)概要 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 105 (2)監査手続 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 121 (3)監査結果及び意見 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 122 9 情報指令課について ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 129 (1)概要 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 129 (2)監査手続 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 138 (3)監査結果及び意見 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 138 10 消防署について ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 140 (1)概要 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 140 (2)監査手続 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 142 (3)監査結果及び意見 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 142 11 受託事業について・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 150 (1)概要 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 150 (2)監査手続 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 153 (3)監査結果及び意見 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 153 12 常備消防に係るその他の活動・事業等について ・・・・・・ 154 (1)概要 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 154 (2)監査手続 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 161 (3)監査結果及び意見 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 161 第3節 個別監査結果及び意見(消防団) ・・・・・・・・・・・ 164 1 はじめに ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 164 (1)消防団のあらましと活動 ・・・・・・・・・・・・・・・ 164 (2)消防団に関する法令、条例等の規定 ・・・・・・・・・・ 164 2 消防団員の報酬、費用弁償等について ・・・・・・・・・・ 166 (1)概要 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 166 (2)監査手続 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 170 (3)監査結果及び意見 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 170 3 消防団員の教養訓練について ・・・・・・・・・・・・・・・ 177 (1)概要 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 177 (2)監査手続 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 180 (3)監査結果及び意見 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 181 4 消防団に関連する公有財産について ・・・・・・・・・・・・ 184 (1)概要 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 184 (2)監査手続 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 186 (3)監査結果及び意見 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 186 5 消防団施設の整備・維持管理について ・・・・・・・・・・・ 190 (1)概要 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 190 (2)監査手続 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 191

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(3)監査結果及び意見 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 191 6 消防団の装備・資器材について ・・・・・・・・・・・・・・ 195 (1)概要 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 195 (2)監査手続 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 195 (3)監査結果及び意見 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 195 7 消防団の運営経費等について ・・・・・・・・・・・・・・・ 199 (1)概要 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 199 (2)監査手続 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 201 (3)監査結果及び意見 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 201 第4節 個別監査結果及び意見(危機管理室) ・・・・・・・・・ 203 1 概要 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 203 (1)防災対策 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 203 (2)防災態勢 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 209 (3)危機管理対策 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 213 (4)国民保護対策 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 214 (5)交通安全対策 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 215 (6)防犯対策 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 216 (7)犯罪被害者支援対策 ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 217 2 監査手続 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 217 3 監査結果及び意見 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 217 (注)本報告書における図表等に表示されている合計数値、差引数値等は、端数処理の関 係上、その内訳の単純合計、単純差引等と一致しない場合がある。

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第 1 章 外部監査の概要 第1節 外部監査の種類 地方自治法第 252 条の 37 第1項及び姫路市外部監査条例第2条に基づく包括 外部監査 第2節 選定した特定のテーマ 1 外部監査の対象 消防局及び危機管理室における財務事務等の執行について 2 監査対象期間 平成 29 年度 (必要に応じて平成 28 年度以前及び平成 30 年度の執行分を含む。) 第3節 テーマ選定の理由 平成 23 年3月に発生した東日本大震災やそれに続く大規模地震をはじめ、近 年、集中豪雨等の自然災害や大規模な事故が頻繁に報告されるなど、地方自治体 における防災、消防、救急体制の重要性が高まってきている。 姫路市においては、長期的な展望の下、総合的かつ計画的なまちづくりを進め るための指針として、平成 21 年度から平成 32 年度までの 12 年間を計画期間と する姫路市総合計画「ふるさと・ひめじプラン 2020」が策定されており、4つの 基本目標が掲げられている。このうち、『基本目標4 自然豊かで快適な 環境・ 利便都市』を実現するための政策のひとつである「安全・安心で快適な都市づく り」については、消防局及び危機管理室が中心となって担うこととなる。 消防局においては、大規模災害に備えた災害即応力の充実強化を図るとともに、 市民の命を守る消防行政を進めており、①消防・救急救助体制の充実②防災知識 の普及啓発③火災予防対策の推進を重点施策として各事業を推進している。また、 姫路市の災害対策や安全安心に係る施策に関しては市長公室に設けられた危機管 理室が深くかかわって災害に対する情報の一元化と迅速かつ的確な対応を図る体 制が整備されている。 姫 路 市 の 平 成 29 年 度 当 初 予 算 に お け る 消 防 費 は 7,387 百 万 円 で 一 般 会 計 213,700 百万円の 3.45%を占めているが、限られた財源のなかで、災害から市民 の生命、身体及び財産を守るという消防局及び危機管理室の責務は重要であると 考える。 このような観点から、消防局及び危機管理室の財務事務等について、合規性だ けではなく、経済性、効率性、有効性の観点から包括外部監査において検証する ことが市民にとって有意義であると考え、包括外部監査のテーマとすることが相 当であると判断した。 − 1 −

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第4節 外部監査の方法 1 監査対象部署 消防局及び市長公室危機管理室 2 監査の視点 (1)消防局及び危機管理室の管理運営が、関係法令・規則等に準拠して適正に 行われているか。 (2)各事業は、受益と負担が衡平であるか。 (3)各事業は、適正な人材投入で最大の効果をあげているか。 (4)各事業は、目的達成のために経済的かつ効率的であるか。 (5)資産管理は、適正になされ、有効に利用されているか。 (6)人員配置や情報管理は、適切に行われているか。 3 実施した監査手続 責任者及び担当者への質問、関係書類の閲覧、入手データの分析、業務の観察、 事務の執行等の関係法令、規則等に対する準拠性の検討、その他監査人が必要と 判断した手続きを実施した。 第5節 補助者の選任 監査委員との協議を経て、下記の者を補助者として選任した。 公認会計士 竹 川 正 剛 公認会計士 沖 剛 誠 公認会計士 古 西 豊 公認会計士 山 本 賢 志 公認会計士 米 田 浩 一 郎 公認会計士 山 本 康 善 公認会計士 德 永 浩 司 公認会計士 髙 谷 俊 祐 第6節 外部監査の実施期間 自 平成 30 年7月 12 日 至 平成 31 年2月 15 日 第7節 利害関係 外部監査の対象としたテーマにつき、包括外部監査人及び監査補助者は、地方 自治法第 252 条の 29 の規定により記載すべき利害関係はない。 − 2 −

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第2章 監査対象の概要 第1節 姫路市の概要 姫路市は、兵庫県の南西部に位置し、人口は約 53 万人、市域面積 534k㎡で、 北は中国山地の雪彦山、南は瀬戸内海に浮かぶ家島諸島を擁している。年平均気 温は 15℃前後、年間降水量は 1,200mm程度で、温和な気候である瀬戸内気候区 に属している。大化の改新後(7世紀)に播磨国の国府が置かれ、8世紀中ごろ に聖武天皇の勅令で国分寺が建てられ、播磨の中心地となった。そして室町時代 に入ると、播磨の豪族によって姫山にとりでが築かれ、その後に豊臣秀吉が天守 閣を持つ姫路城を築城、次いで姫路に入った池田輝政が現在の姿に築き上げた。 姫路城の白漆喰で天守や櫓を塗り込めた優美な姿は、「白鷺城」と呼ばれ親しまれ ており、昭和6年に国宝の指定を受け、平成5年には日本で初めて世界文化遺産 に登録された。そして、平成 21 年から約5年半の歳月をかけて「平成の保存修 理」を終えた姫路城は、平成 28 年度の外国人入場者が過去最多を記録するなど、 周辺の賑わいが続いている。 また、明治 22 年4月1日の市制施行後は紡績・鉄鋼を中心に、戦後は重工業を 主軸として発展し、平成8年4月には中核市に移行、平成 18 年3月の家島町、夢 前町、香寺町、安富町の4町との合併により新「姫路市」が誕生した。近年は、 姫路駅周辺の再整備工事を進めるなど、都市基盤の整備により、都市の魅力や利 便性を向上させるとともに、観光・産業の振興による交流人口の拡大や地域経済 の活性化を図っている。 第2節 消防に関する事業 1 消防の概要 消防は、火災その他の災害から国民の生命、身体及び財産を守ることを任務と しており、地方公共団体の行う行政の中でも、住民及び地域内滞在者の安全の保 持を目的とする消防行政は、ますます重要なものとなっている。 2 姫路市の消防事業 姫路市消防本部は、昭和 23 年3月7日に自治体消防として1本部、1消防署、 消防職員 90 人、車両 11 台で発足した。半世紀以上経過した平成 19 年4月1日 に神崎郡3町(市川町・福崎町・神河町)の消防事務を受託し、姫路の消防は、 平成 30 年4月1日現在、1本部・5消防署・2分署・13 出張所・消防車両等 119 台・消防艇等2隻・消防職員 563 人、消防団は8団・72 分団、ポンプ車等 111 台・ 消防団員 3,092 人で安全・安心を担っている。 − 3 −

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3 姫路市の消防の沿革(自治体消防発足以降) 昭和 23 年 3 月 ・自治体消防として姫路市消防本部・姫路市消防署を設置、1本部1署 3出張所(飾磨・網干・白浜)で発足。 昭和 24 年 12 月 ・姫路市消防本部に関する規則の制定に伴い、「姫路市消防局」に名称変 更し、総務、予防、消防及び機械の各課を置いた。 昭和 25 年 1 月 ・飾磨、網干出張所を消防署に昇格し、3署(姫路・飾磨・網干)体制 とした。 昭和 25 年 7 月 ・消防音楽隊を発足させた。 昭和 25 年 10 月 ・救急業務を開始した(県下で2番目)。 昭和 30 年 12 月 ・予防課を消防課に、機械課を総務課に統合し、従来の4課を2課に改 めた。 昭和 31 年 4 月 ・市西北部に姫路消防署夢前出張所を新設した。 昭和 34 年 2 月 ・飾磨消防署広畑出張所を新設した。 昭和 34 年 3 月 ・姫路消防署御国野出張所を新設した。 昭和 36 年 4 月 ・姫路消防署豊富出張所を新設した。 昭和 42 年1月 ・飾磨消防署大的出張所を新設した。 昭和 42 年 12 月 ・姫路消防署林田出張所を新設した。 ・姫路消防署夢前出張所を姫路消防署飾西出張所に名称を改めた。 昭和 44 年 4 月 ・予防課を新設し、3課体制とした。(総務課・消防課・予防課) ・消防指令センターを新設した。 昭和 52 年 3 月 ・姫路消防署飾東出張所を新設した。 昭和 54 年 3 月 ・姫路消防署増位出張所を新設した。 昭和 55 年 3 月 ・飾磨消防署白浜出張所を分署に昇格させた。 昭和 55 年 4 月 ・姫路市役所の新築移転に伴い、消防局も市役所新庁舎に移転した。 昭和 56 年 6 月 ・姫路西消防署を新設した。同時に姫路消防署を姫路東消防署と改名し た。 昭和 57 年 3 月 ・網干消防署勝原出張所を新設した。 昭和 61 年 11 月 ・飾磨消防署広畑出張所を分署に昇格させた。 平成 2 年 7 月 ・姫路東消防署、飾磨消防署に特別救助隊を設置した。 平成 3 年 7 月 ・消防課指令係を指令室に昇格させた。 平成 4 年 4 月 ・姫路市における初の女性消防官を2人採用した。 平成 4 年 6 月 ・初の救急救命士が誕生した。 平成 7 年 1 月 ・阪神・淡路大震災による災害援助に応援出動した。 平成 11 年 7 月 ・指令室を情報指令課に名称変更した。 ・防災行政全般が消防局に移管され、防災課を新設し、防災監を置いた。 平成 18 年 3 月 ・隣接する4町(家島・夢前・香寺・安富町)と合併した。合併町の消 防体制を整備する間、夢前・香寺町域の消防事務を中播消防事務組合 に、安富町域の消防事務を宍粟市に委託した。 − 4 −

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平成 19 年 4 月 ・姫路市防災センターを新設し、姫路市防災センター内に消防本部を移 転した。 ・中播消防事務組合の解散に伴い、神崎郡3町(市川・福崎・神河町) の消防事務を受託し、中播消防事務組合の庁舎を姫路市中播消防署と した。 ・中播消防署香寺出張所を新設した。 ・消防課に本部直轄隊(指揮支援車・救助工作車・救急車・ポンプ車・ 災害対応車)を配置し、本部高度救助隊を発足した。 ・組織改正により危機管理監が新設されるとともに、消防局長が危機管 理担当理事を兼任、消防局内の災害への実効機能を高めるために、防 災課を危機管理室に改名し、危機管理室長を置いた。 平成 20 年 10 月 ・姫路市山岳救助隊を発足した。 平成 21 年 4 月 ・組織改正により、防災全般や国民保護など、庁内の連携や調整を担当 する防災審議監が新設され、消防局長は危機管理担当理事を兼任解除 となった。 平成 22 年 4 月 ・組織改正により、消防局危機管理室が市長の直轄となり、防災等に関 する業務を消防局から危機管理室に移管した。 平成 23 年 3 月 ・東日本大震災に緊急消防援助隊(兵庫県隊)を派遣した。 平成 24 年 4 月 ・飾磨消防署家島出張所・坊勢出張所を開設し、救急業務を主体とした 家島町域の常備消防体制を開始した(1本部(4課)、5署、2分署、 13 出張所体制となった。)。 平成 24 年 9 月 ・石油コンビナート火災活動中に隊員1人が殉職した。 平成 26 年 4 月 ・消防課を消防・救急課に名称変更した。 平成 28 年 4 月 ・消防指揮隊が2隊発足した。(本部、姫路東) ・熊本地震に緊急消防援助隊(兵庫県隊)を派遣した。 平成 29 年 4 月 ・消防指揮隊の3隊運用を開始した。(本部、姫路東、姫路西) − 5 −

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4 消防本部・消防署・分署・出張所の配置 神河町 市川町 福崎町 姫 路 市 夢前出張所 林田出張所 北部出張所 飾西出張所 飾東出張所 豊富出張所 香寺出張所 増位出張所 勝原出張所 御国野出張所 大的出張所 広畑分署 白浜分署 家島出張所 網干消防署 飾磨消防署 姫路市消防局 (姫路市防災センター) 姫路東消防署 中播消防署 姫路西消防署 消 防 局 消 防 署 消 防 分 署 消防出張所 (凡 例) 坊勢出張所 − 6 −

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5 施設の概要(消防庁舎の現況) 所 在 地 構   造 敷地面積 (㎡) 延べ床面積 (㎡) 建築年月日 建築金額 (千円) 姫路市三左衛門堀    西の町3番地 鉄筋コンクリート造6階建 1,932.99 6,614.87 平成19年 2月15日 2,175,600 姫路市本町    68番地68 鉄筋コンクリート造3階建 3,985.02 1,580.53 昭和50年 3月31日 143,083 姫路市御国野町    国分寺65番地1 鉄筋コンクリート造2階建 392.00 195.45 昭和57年 3月27日 22,735 姫路市豊富町    御蔭1112番地 鉄筋コンクリート造平屋建 677.06 256.53 昭和55年 3月19日 28,700 姫路市飾東町    山崎608番地4 鉄筋コンクリート造平屋建 456.87 175.56 昭和52年 3月31日 19,909 姫路市増位新町    一丁目18番地 鉄筋コンクリート造平屋建 570.00 182.94 昭和54年 3月29日 19,532 姫路市西今宿    三丁目7番20号 鉄筋コンクリート造2階建 2,644.59 1,292.09 昭和56年 6月12日 (平成29年3月 増築) 98,470 増築 70,172 姫路市飾西341番地 鉄筋コンクリート造平屋建 816.70 394.75 平成30年 3月22日 162,552 姫路市林田町    六九谷136番地2 鉄筋コンクリート造平屋建 815.20 351.47 平成19年 3月15日 113,310 姫路市飾磨区    中島1130番地8 鉄筋コンクリート造2階建 3,346.57 1,551.19 昭和49年 3月 7日 (平成29年7月 増築) 70,235 増築 70,610 姫路市白浜町    甲840番地5 鉄筋コンクリート造平屋建 2,709.21 696.93 平成23年 2月28日 124,090 姫路市広畑区東新町    二丁目30番地 鉄筋コンクリート造2階建 1,015.53 584.25 昭和59年 3月29日 (昭和61年10月増築) 52,164 姫路市的形町    的形1804番地4 鉄筋コンクリート造2階建 561.02 399.43 平成25年 3月15日 128,329 姫路市家島町    真浦2137番地1 鉄筋コンクリート造4階建 1,967.93 190.69 平成24年12月25日 家島事務所に 含む 姫路市家島町    坊勢186番地 鉄筋コンクリート造3階建 1,167.02 247.36 昭和56年6月1日 坊勢事務所に 含む 姫路市網干区大江島    古川町74番地 鉄筋コンクリート造2階建 3,348.77 990.38 昭和53年 6月12日 102,254 姫路市勝原区    宮田494番地1 鉄筋コンクリート造平屋建 588.54 189.45 昭和57年 3月31日 21,900 神崎郡福崎町    福崎新404番地2 鉄筋コンクリート造3階建 775.00 1,092.91 昭和52年 4月 1日 福崎町より無償 貸与 姫路市夢前町   前之庄3719番地6 鉄筋コンクリート造2階建 1,061.24 382.73 昭和53年 2月 1日 42,553 姫路市香寺町    香呂204番地1 鉄筋コンクリート造平屋建 801.21 349.97 平成19年 3月16日 98,017 神崎郡市川町    澤98番地 鉄筋コンクリート造2階建 761.33 379.69 昭和53年 2月 1日 市川町より無償 貸与 姫路市西今宿    三丁目643番地8 鉄骨造2階建 2,677.60 A塔: 83.0㎡ B塔:166.5㎡ C塔:130.2㎡ 平成22年 3月15日 A塔 12,049  B塔 24,099  C塔 18,622 飾 磨 消 防 署 北 部 出 張 所 消  防  局 (防災センター) 勝 原 出 張 所 本 署 夢 前 出 張 所 香 寺 出 張 所 中 播 消 防 署 本 署 豊 富 出 張 所 本 署 飾 東 出 張 所 増 位 出 張 所 本 署 白 浜 分 署 家 島 出 張 所 坊 勢 出 張 所 飾 西 出 張 所 消防局訓練施設 区   分 林 田 出 張 所 本 署 姫 路 東 消 防 署 姫 路 西 消 防 署 広 畑 分 署 大 的 出 張 所 網 干 消 防 署 御 国 野 出 張 所 − 7 −

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6 消防本部・消防署の組織及び事務分掌 (1)消防本部(4課・19 担当) ア 消防本部の組織 消防局長 (消防長) 次 長 消防本部(消防局) 消 防 署 総 務 課 消防・救急課 予 防 課 情報指令課 庶務担当 装備担当 予防市民指導担当 情報管理担当 経理担当 警防救助担当 消防設備担当 指令管制第一担当 施設管理・ひめじ防災プラザ担当 救急管理担当 査察担当 指令支援第一担当 ひめじ防災プラザ 救急救助第一担当 危険物担当 指令管制第二担当 人事労務担当 救急救助第二担当 指令支援第二担当 消防団担当 総務課付(派遣) − 8 −

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イ 消防本部の事務分掌 課の名称 事務分掌 総 務 課 以下の事項に関すること 文書事務の総括 儀式、行事等及び市議会 公印 条例、規則その他例規の制定改廃 消防事務事業の企画及び総合調整 公聴及び広報 消防音楽隊 予算及び決算 給与の支給及び諸手当等の認定 消防職員の福利厚生 消防職員委員会 消防職団員(注)の任免、分限、懲戒、服務、賞罰その他身分 消防職団員等の公務災害補償 表彰 消防職団員の教養 消防団員の訓練その他消防団事務 ひめじ防災プラザ 消防庁舎・施設 行政財産 消防の広域化等 他の課の主管に属さない事務 (注)消防職員及び消防団員をいう(この表において同じ)。 消防・救急課 以下の事項に関すること 開発行為に関する消防施設の指導 消防用車両等及び消防機械器具の管理 消防活動の指導及び消防技術の研究 警防計画 消防水利 消防訓練 消防相互応援 地域防災計画における消防班 消防用車両等の事故処理に伴う指導及び助言 火災・救急・救助活動時における補償 救急及び救助業務の企画、運営並びにその技術の研究及び指導 火災の原因及び損害の調査 水火災等の防ぎょ及び防除 教養訓練の実施 災害情報の収集及び記録 災害証明 救急・救助業務の実施及び訓練 災害現場における指揮及び広報 指揮業務の計画 災害現場での活動に係る安全管理 予 防 課 以下の事項に関すること 火災予防 民間防火組織等 自主防災組織の育成及び指導 消防同意 消防用設備等 立入検査 危険物規制 石油コンビナート等災害防止法 情報指令課 以下の事項に関すること 災害の受報及び出動指令並びに関係機関への通報 警防活動に必要な部隊の運用及び通信統制 気象情報の収集及び伝達 災害情報の収集及び災害活動の情報支援 救急医療機関への収容調整 通信機器の整備計画、維持管理及び技術指導 指令管制に伴う情報管理 電子計算組織の高度活用の企画及び調査 電子計算組織の運用に伴う指導及び調整並びに管理 消防情報システムの開発、指導及び調整 その他情報システムの運用 − 9 −

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(2)消防署(5署・2分署・13 出張所) ア 消防署の組織 消防局長 (消防長) 次 長 姫路東消防署 姫路西消防署 飾磨消防署 庶務係 庶務係 庶務係 予防係 予防係 予防係 指揮第一係・第二係 指揮第一係・第二係 指揮第一係・第二係 警防第一係・第二係 警防第一係・第二係 警防第一係・第二係 救急第一係・第二係 救急第一係・第二係 救急第一係・第二係 御国野出張所 飾西出張所 白 浜 分 署 警防第一係・第二係 警防第一係・第二係 警防第一係・第二係 豊富出張所 林田出張所 広 畑 分 署 警防第一係・第二係 警防第一係・第二係 警防第一係・第二係 飾東出張所 大的出張所 警防第一係・第二係 警防第一係・第二係 増位出張所 家島出張所 警防第一係・第二係 警防第一係・第二係 坊勢出張所 警防第一係・第二係 網干消防署 中播消防署 消 防 本 部 庶務係 庶務係 予防係 予防係 警防第一係・第二係 警防第一係・第二係 救急第一係・第二係 救急第一係・第二係 勝原出張所 夢前出張所 警防第一係・第二係 警防第一係・第二係 香寺出張所 警防第一係・第二係 北部出張所 警防第一係・第二係 − 10 −

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(3) 消防署の事務分掌 ア 消防署各係の事務分掌 係の名称 事務分掌 (各係共通) 以下の事項に関すること 火災原因及び損害の調査 教養・訓練の実施 災害情報の収集及び記録 防火査察の実施 屋外における火災予防措置 その他特に署長が必要と認める事務 庶 務 係 以下の事項に関すること 署内の庶務 公印 人事、教養、服務 福利厚生 事務事業の計画及び総合調整 消防情報及び統計 庁舎及び付属施設の管理 消防団事務 消防職員の安全衛生管理 消防職団員等の公務災害補償事務 他の係の主管に属さない事務 分署及び出張所の分掌する事務のうち庶務係が統括する事務 予 防 係 以下の事項に関すること 防火思想の普及啓発 火災予防対策の樹立及び推進 防火対象物、危険物施設の立入検査及び指導 民間防火組織等(自主防災組織含む)の育成指導 消防用設備等の設置検査及び点検の指導 防火対象物定期点検報告制度 自主点検報告制度 防火対象物の使用開始検査 防火対象物、危険物施設の実態調査及び違反処理 風俗営業関係建築物の防火安全確保における関係機関の連携 旅館、ホテル等の営業許可等に係る消防法令適合通知等 直接通報等事務処理 防火管理の指導 特定事業所の災害予防 危険物製造所等の許可及び検査 危険物及び指定可燃物の規制 危険物取扱者免状の返納命令に係る調査事務 消防法、姫路市火災予防条例に基づく各種届出 液化石油ガス設備工事届の受理及び液化石油ガス販売事業者等への立入検査等 火薬類貯蔵者に対する立入検査等 高圧ガス消費者に対する立入検査等 分署及び出張所の分掌する事務のうち予防係が統括する事務 指揮第一係 指揮第二係 以下の事項に関すること 災害現場における指揮及び広報 指揮業務の計画 災害現場での活動に係る安全管理及び評定 警防第一係 警防第二係 以下の事項に関すること 水火災等の災害防ぎょ及び防除 消防警備 消防地水利 消防通信の運用 消防機械器具の管理及び改善 気象情報等の広報 通信等の諸勤務の実施 火災及び救助の統計 救助業務の実施及び訓練 警防査察の実施 屋外における火災予防措置 災害証明 姫路市火災予防条例第 54 条に基づく届出の受理 救急第一係 救急第二係 以下の事項に関すること 救急業務の実施及び訓練 救急技術の研究及び指導 民間患者搬送従事者の再講習 救急統計及び救急報告 応急手当の普及啓発 救急広報 イ 消防署の分署及び出張所の各係の事務分掌 係の名称 事務分掌 警防第一係 警防第二係 以下の事項に関すること 庶務 庁舎管理 教養訓練の実施 勤務管理 消防団員の教養及び訓練 水火災等の災害防ぎょ及び防除 救急及び災害救助 通信等諸勤務の実施 消防地水利 消防機械器具の管理及び改善 消防警備 気象情報等の広報 各種統計事務 姫路市火災予防条例第 54 条に基づく届出の受理 屋外における火災予防措置 消防広報及び消防相談 民間防火組織等(自主防災組織含む)の育成指導 防火対象物等の立入検査 − 11 −

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7 消防職員の設置及び職務 (1)消防職員の設置 消防本部及び消防署は、消防職員(消防吏員及びその他の職員をいう。)が置 かれる(消防組織法(昭和 22 年法律第 226 号)第 11 条第1項)。 「消防吏員」とは、消防本部及び消防署に置かれる市町村の職員で、階級を 有し、制服を着用し、消防事務に従事する者をいう。 「その他職員」とは、消防本部及び消防署に置かれる職員で、消防吏員を除 く全てのものをいう。 消防吏員とその他職員とでは、その職務に関して次のような点に差異がある。 ① 消防吏員は消防活動に従事する。 ② 消防吏員は特別の階級及び制服等を有している。 ③ 消防吏員は消防法(昭和 23 年法律第 186 号)上の特別の権限が与えら れている。 (2)消防職員の定員 消防職員定数については、姫路市職員定数条例(昭和 24 年条例第 31 号)第 2条第9号により、その数が 565 人と定められている。 (3)消防職員の任命権者 消防長の任命権者は市町村長であるが、消防長以外の任命権者は消防長であ る。 (4)消防職員の身分取扱い等 消防職員に関する任用、給与、分限及び懲戒、服務その他身分取扱いに関し ては、消防組織法に規定するものを除き、「地方公務員法」の定めるところによ る(消防組織法第 16 条)。 (5)消防吏員の階級並びに訓練、礼式及び制服に関する事項 消防吏員の階級並びに訓練、礼式及び制服に関する事項は、消防庁の定める 基準に従い、市町村の規則で定める(消防組織法第 16 条第2項)。 階級は消防活動を効率的に行うため、消防吏員の指揮統率上必要不可欠なも のである。 <消防吏員の階級と職名> 階 級 職 名 人数(実員) 消防正監 消防局長 1 人 消防監 消防局次長、消防署長 6 人 消防司令長 消防局の課長、主幹 消防署の副署長、指揮隊長 16 人 消防司令 消防局の課長補佐、係長 消防署の課長補佐、指揮司令、警防司令、 分署長、出張所長、係長 110 人 消防司令補 消防局及び消防署の主任 188 人 消防士長 消防局及び消防署の係員 121 人 消防副士長 消防局及び消防署の係員 63 人 消防士 消防局及び消防署の係員 58 人 合 計 563 人 − 12 −

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訓練、礼式は消防吏員の身体の安全の確保、規律の保持及び秩序ある団体行 動のために必要とされるもので、階級、訓練及び礼式と表裏一体の関係にある。 8 消防団の組織 消防団は、主として火災の警戒及び鎮圧、その他災害の防御及び被害の軽減等 の消防活動に従事する機関であるとともに、平時は、地域防災のリーダーとして、 地域住民への防火・防災意識の啓発や訓練指導、火災予防や警備警戒活動にあた るなど地域の安全活動に努めている。 消防団は消防本部及び消防署から独立した機関であるので、消防団と消防本部 又は消防署との間に上下の関係はないが、消防団は消防長又は消防署長の所轄の 下に行動することとされている。 姫路市の消防団は、明治 17 年3月発足の船場本徳寺の私設寺消防組が、消防団 規則(明治 27 年2月勅令第 15 号)公布により私設寺消防をそのまま移管、公設 消防組として発足した。その後、周辺町村との合併等による市勢の変遷に伴い組 織を改編し、現在8団 72 分団、定員 3,226 人の体制となっている。 平成 24 年3月には、姫路市の消防団制度の中で、初めて女性消防団員を採用し た。また、平成 29 年3月より、市内在勤者の入団制度、休団制度等が設けられて いる。 <姫路市の消防団及び分団> (平成 30 年4月現在) 消防団名 分 団 名 姫 路 東 消 防 団 20 分団(城南、城巽、城東、東、城北、城乾、広峰、野里、水上、増位、砥 堀、花田、四郷、御国野、別所、谷外、谷内、豊富、山田、船津) 姫 路 西 消 防 団 16 分団(船場、城西、安室、安室東、高岡、高岡西、荒川、手柄、城陽、曽 左、峰相、白鳥、青山、太市、林田東、林田西) 飾 磨 消 防 団 14 分団(橋東、橋西、高浜、妻鹿、白浜、津田、英賀保、広畑、広畑西、八 幡、八木、糸引、的形、大塩) 網 干 消 防 団 6分団(勝原、網干、旭陽、余部、大津、大津茂) 家 島 町 消 防 団 4分団(宮、真浦、坊勢、男鹿) 夢 前 町 消 防 団 7分団(置塩、古知、前之庄、山之内、菅生、上菅、莇野) 香 寺 町 消 防 団 3分団(中寺、香呂、香呂南) 安 富 町 消 防 団 2分団(安富南、安富北) <姫路市の消防団の階級別定員> (平成 30 年 4 月現在) 階級 消防分団名 団長 副団長 分団長 副分団長 部長 班長 団員 合計 姫 路 東 消 防 団 1 2 22 20 40 172 463 720 姫 路 西 消 防 団 1 2 18 16 32 139 349 557 飾 磨 消 防 団 1 2 16 14 28 135 364 560 網 干 消 防 団 1 2 8 6 14 64 164 259 家 島 町 消 防 団 1 2 6 4 8 38 111 170 夢 前 町 消 防 団 1 2 9 7 14 74 453 560 香 寺 町 消 防 団 1 2 5 3 6 55 168 240 安 富 町 消 防 団 1 2 4 2 4 20 127 160 合 計 8 16 88 72 146 697 2,199 3,226 (平成 30 年版消防年報を加工) − 13 −

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消防団には、地域の防災活動拠点となる分団車庫と災害時に機動力を発揮する 消防ポンプ自動車を配備している。 <消防団への消防ポンプ自動車等の配備状況> 区分 団 消 防 ポンプ 自動車 普 通 積載車 軽 積載車 小 型 動 力 ポンプ 姫 路 東 消 防 団 20 10 - 姫 路 西 消 防 団 16 3 - 2 飾 磨 消 防 団 14 2 - - 網 干 消 防 団 6 1 - - 家 島 町 消 防 団 3 - 17 - 夢 前 町 消 防 団 7 - 1 - 香 寺 町 消 防 団 3 - 1 - 安 富 町 消 防 団 2 - 3 - 計 71 台 16 台 22 台 2 台 9 予算・決算の状況 <平成 29 年度の消防局の予算・決算額(単位:千円)> 【歳入】 項・事項 最終予算額 決算額 収入率 使用料 1,795 1,762 98.2% 庁舎建物等使用料 1,795 1,762 98.2% 手数料 31,913 25,905 81.2% 危険物検査等手数料 31,913 25,905 81.2% 国庫補助金 - 11,268 - 消防車両購入費補助金 - 11,268 - 財産売払収入 18 5 27.8% 有償刊行物売払収入 18 5 27.8% 受託事業収入 552,734 516,486 93.4% 神崎郡三町消防事務受託収入 552,734 516,486 93.4% 雑入 91,655 66,598 72.7% 兵庫県消防学校派遣職員給与費弁償費 10,177 10,104 99.3% 消防団員等公務災害補償費交付金 6,266 5,127 81.8% 消防団員退職報償金交付金 68,475 45,042 65.8% その他社会保険料収入 758 505 66.6% 消防署共益費等収入 481 438 91.1% 高速道路救急業務支弁金 5,107 4,968 97.3% その他 391 414 105.9% 市債 551,300 387,400 70.3% 合計 1,229,415 1,009,424 82.1% − 14 −

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【歳出】 目・事項 最終予算額 決算額 執行率 常備消防費 6,091,187 5,921,053 97.2% 報酬給与費 5,398,168 5,242,826 97.1% 職員研修費 22,636 20,986 92.7% 管理事務費 39,680 38,751 97.7% 庁舎維持管理経費 146,471 140,468 95.9% 車両等管理経費 67,887 67,406 99.3% 消防活動経費 14,672 13,948 95.1% 情報通信施設管理経費 332,668 332,578 100.0% 救急活動経費 48,594 44,764 92.1% 予防活動経費 4,245 4,201 99.0% 危険物保安経費 2,890 2,419 83.7% 出初式経費 1,995 1,868 93.6% 音楽隊経費 1,659 1,512 91.1% 民間防火組織育成経費 1,558 1,291 82.9% 負担金 8,064 8,035 99.6% 消防施設費 859,367 814,077 94.7% 庁舎整備事業費 259,367 245,408 94.6% 車両等整備事業費 357,016 339,133 95.0% 消防資器材整備事業費 92,133 90,029 97.7% 消防水利整備事業費 142,751 131,462 92.1% 情報通信整備事業費 8,100 8,046 99.3% 災害対策費 15,157 14,942 98.6% 防災プラザ管理運営費 15,157 14,942 98.6% 非常備消防費 374,304 334,506 89.4% 団員報酬 71,688 68,763 95.9% 団員等公務災害補償費 6,275 5,139 81.9% 団員退職報償金 68,475 45,042 65.8% 団本部運営費 19,244 17,720 92.1% 分団運営費 98,997 92,482 93.4% 分団施設等整備事業費 38,217 33,954 88.8% 負担金 71,408 71,406 100.0% 合計 7,340,015 7,084,578 96.5% − 15 −

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第3節 危機管理に関する事業 1 概要 危機管理室は、平成 22 年4月の組織改正により、防災や国民保護に関する業務 が消防局から独立して市長直轄となり、同時に安全安心推進に関する業務が市民 局から移管された。平成 23 年7月にはその所掌が市長公室となり、平成 27 年7 月に危機管理室内に安全安心推進室を設置し、現在に至っている。 2 危機管理室の事務分掌 ① 交通安全対策に関すること(他の機関の所掌に属するものを除く。)。 ② 防犯活動及び住みよい地域づくりの推進に関すること。 ③ 交通安全対策会議に関すること。 ④ 交通災害絶滅対策本部に関すること。 ⑤ 防災対策、国民保護対策及び危機管理対策の計画並びに事業の総合調整に関すること。 ⑥ 防災及び危機管理に係る調査研究に関すること。 ⑦ 地域防災計画、水防計画及び国民保護計画に関すること。 ⑧ 防災関係会議及び国民保護協議会に関すること。 ⑨ 災害警戒本部、災害対策本部及び水防本部に関すること。 ⑩ 国民保護対策本部及び緊急対処事態対策本部に関すること。 ⑪ 防災機関等との業務提携及び調整並びに対応に関すること。 ⑫ 防災訓練等の企画立案に関すること。 ⑬ 広域防災計画に関すること。 ⑭ 防災施設、設備及び資器材の整備計画並びに管理に関すること。 ⑮ 防災思想の普及啓発に関すること。 ⑯ 自主防災組織に関すること。 ⑰ 危機管理に係る初動体制の確立及び総括に関すること。 ⑱ 危機管理意識の啓発に関すること。 ⑲ ⑤から⑱までに掲げるもののほか防災対策、国民保護対策及び危機管理対策に関するこ と。 ⑳ 土砂災害警戒区域等における土砂災害防止対策の推進に関する法律(平成 12 年法律第 57 号)に関すること(他の機関の所掌に属するものを除く。)。 − 16 −

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3 予算・決算の状況 <平成 29 年度の危機管理室の予算・決算額(単位:千円)> 【歳入】 項・事項 最終予算額 決算額 収入率 財産売払収入 - 4 - 有償刊行物売払収入 - 4 - 雑入 124 238 191.9% 雑入 124 238 191.9% 共益費等収入 - - - 合 計 124 243 195.2% 【歳出】 目・事項 最終予算額 決算額 執行率 企画費 5,588 5,400 96.6% 国民保護計画推進費 5,588 5,400 96.6% 安全安心推進費 34,176 32,543 95.2% 啓発事業費 4,449 4,219 94.8% 交通安全運動費 1,390 1,387 99.8% 高齢者交通安全教育拡充事業費 1,128 1,111 98.5% 安全安心活動費 1,849 1,571 85.0% 地域防犯活動助成事業費 10,600 10,600 100.0% こども見守り隊推進事業費 10,950 10,650 97.3% 犯罪被害者等支援事業費 860 55 6.4% 交通安全啓発活動助成事業費 2,950 2,950 100.0% 災害対策費 102,934 87,257 84.8% 災害対策事務費 64,432 60,691 94.2% 自主防災活動経費 10,315 8,169 79.2% 防災訓練経費 15,202 13,532 89.0% 災害対策設備整備事業費 12,980 4,860 37.4% 加入団体会費 5 5 100.0% 合 計 142,698 125,200 87.7% − 17 −

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第3章 監査結果及び意見 第1節 監査結果及び意見(全般) 消防の任務は、①火災に対して予防、警戒、鎮圧、救護等あらゆる方法により国 民の生命、身体及び財産を守ること、②災害一般に対して事前に原因を除去し、災 害が発生した場合において被害の拡大の防止及び縮小を図ること、③災害や疾病に よる傷病者の搬送を適切に実施することである。 姫路市消防局は、上記の任務を果たすべく市内および消防事務を受託している神 崎郡3町の広域において、1本部・5消防署・2分署・13 出張所の施設を設け、消 防車両等 119 台・消防艇等2隻・消防職員 563 名を配置して消防・救急・救助体制 の充実を図っている。また、非常備の体制として、消防団は8団・72 分団・消防団 員 3,092 人を配置して地域の安全安心のため活動している。 そして平成 22 年4月に消防局から分離独立した姫路市市長公室危機管理室は、 防災や国民保護に関する従来の業務に加えて、安全安心推進担当業務にかかる事業 を実施し危機管理体制の構築に努めている。 消防局及び危機管理室の行う事業について、今回の監査結果及び意見を(1)施 設及び財産管理(2)事務手続きの明確化(3)その他の事務事業の3つの観点か ら類別して説明を行うこととする。 1 消防局について (1)施設及び財産管理について 消防施設の維持管理、消防車両や資器材、薬剤、防火服など専門性の高い物 品の適切な管理が必要である。 ア 常備消防にかかる施設及び財産の管理について (ア)行政財産の空きスペースへの自動販売機の設置について 消防局が所有する行政財産内の空きスペースには目的外使用許可による 自動販売機の設置が行われているが、公募が不調に終わった場合には使用 されないままになっているものがある。再公募について、消防局において 考え方の整理をすることが望まれる。(意見1) (イ)分署及び出張所の非常用電源設備等について 非常用電源設備が未設置である分署・出張所についても、可能な限り設 置する方向での検討を続けることが望まれる。(意見4) (ウ)消防・救急課の薬剤の管理について 薬剤については、救急車のみの受払い管理だけでなく、消毒室について の管理もできるように薬剤管理表の記載方法を見直す必要がある。(結果1) (エ)耐震性防火水槽の整備について 消防・救急課が所掌する 177 か所の非耐震性防火水槽を水槽躯体内部の 改造をして耐震化することは実質的に不可能であるため、新規の耐震性防 − 18 −

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火水槽を設置していく計画を確実に実行し、整備することが望まれる。 (意見7) (オ)消防車両等の整備について 救急自動車は、消防力の整備指針に基づく必要数量に対して不足してお り、救急出場件数も増加している状況からも計画的に、整備することが望 まれる。(意見9) (カ)備品の有効活用について 消防・救急課が所有する備品について、修理部品の供給が終了し復旧す ることができず本来の使用目的には適さなくなったものは、備品台帳に現 在の使用法を記載し管理方法の見直しを行うことが望まれる。(意見 11) イ 消防署における物品等の管理 (ア)備品管理について (結果5) (a)市有品表示の貼付漏れ(網干署) 備品に貼付される市有品表示シールの記載不備、貼付漏れについて適 切な是正対応が必要である。 (b)使用不可能な備品(東署、網干署) 使用不可能な備品については、適時・適切に廃棄処理を行うべきであ る。 (c)備品台帳に登録されていない備品(網干署) 備品台帳登録が適切でないものが散見された。個別管理ができるよう に、備品登録情報を修正する必要がある。 (イ)消火薬剤、油処理剤及び吸着剤等の管理について (結果6) (a)報告書上の在庫量と実在庫との差異(東署、網干署) 泡原液等について、現物数量を確認したうえで正確な使用実績を報告 する必要がある。 (b)在庫状態の管理(飾磨署、網干署) 保管場所が複数ある場合、在庫管理表は保管場所間の移動等について も明確に記載して数量が把握できるように整備が必要である。 (c)不要な在庫(エタノール)の保管(東署) 薬剤の管理は重要であり在庫管理表を適正に記録し、また定期的な棚 卸を実施し適切な管理が必要である。 (ウ)消防資器材の管理について(全署共通) 消防車に搭載される資器材は、廃車となった車両から取り出した利用可 能な資器材の取付・搭載により、標準の取付数よりも多くの数量が搭載さ れている。また、廃車車両から取り出した資器材のうち倉庫に保存されて いるものも多くあるが、数量の管理はされていない。資器材については、 個々の物品ごとに見ると金額的にも重要なものがあるので、保管場所別に 数量を管理することが必要である。(結果 10) (エ)消防団に貸与している消防車両の維持管理について(西署、飾磨署) 消防団が管理する消防車両は、公用車である。給油等の維持管理、走行 − 19 −

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記録については消防団に直接接触する機会が多い消防署が管理する必要が あることを認識し、適切な維持管理をすることが望まれる。(意見 23) ウ 消防団に関する施設及び財産の管理について (ア)消防団員福祉増進事業で配布された物品について 県消防協会から配布される物品については、一般の備品と同様に内部統 制手続きが必要であり、取扱規程を定めて文書化し、適切な管理をするこ とが必要である。(結果 11) (イ)消防団施設に係る土地の貸借契約書について 土地の貸借契約について書面の存在が確認できないものがある。契約の 相手方の調査及び契約条件の確認が必要である。(結果 12) (ウ)契約年月日が古い土地貸借契約について 契約締結から 20 年以上経過した古い貸借契約が存在するが、契約の相 手方に連絡をとり、現状の確認が必要である。(結果 13) (エ)防火服の備品台帳への登録について 平成 28 年度に購入した大量の防火服について、防火服一式として備品 に計上されている。実態に即した個別登録をして、事後の所在や使用状況 の確認が可能となるようにしておくことが必要である。(結果 14) (オ)消防団施設に係る市有の土地の登記について 合併町から承継された土地について、登記簿上の権利部の所有者の記載 が旧町のままで姫路市となっていないものが散見されるので、管理事務に おいては留意されておくことが望まれる。(意見 31) (カ)消防団の備品に関する規程について 消防団に配備された装備や資器材について、日常の保管、使用、維持管 理の取扱いについて要綱やマニュアルを制定することが望まれる。(意見 34) (キ)消防団の備品についての定期的な報告について 消防団において配備されている備品について、備品台帳との照合を消防 団が定期的に行い、報告をしてもらう制度の検討が望まれる。(意見 35) (ク)夜間活動用投光器セットの備品台帳への登録について 平成 26 年度に購入された夜間活動用投光器セットは、いったん備品台 帳に一式と登録し、さらに個別に登録された二重登録となっていた。備品 登録について、慎重な取扱いが望まれる。(意見 36) (2)事務手続きの明確化について 消防局の行う各種の業務の遂行には、様々な基準の設定及び手続き等につい ての文書化が必要である。 ア 業務委託等契約にかかる事務手続き (ア)委託業務の長期継続契約(4消防署及び2分署)について 長期継続契約について、入札の競争性を確保するために、連続した契約 期間の制限、条件(指名基準)の見直し等、消防局としての考え方の整理 や、業務の質の低下が発生しないようにするためにはどのようなことに留 − 20 −

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意すればよいのかについて検討することが望まれる。(意見2) (イ)消防署の清掃業務について (意見3) (a)契約のロットについて 分割発注に関するメリットとデメリットを考慮して、適切なロットで の発注をするように努めるとともに、局内で発注の単位に関する考え方 を整理することが望まれる。 (b)予定価格について 予定価格を算出するにあたっては、予定価格の説明責任を明らかにす るために、予定価格の算出の経緯を決裁書に記録しておくか、決裁書に 予定価格の算出の経緯を記録した資料を添付しておくことが望まれる。 (ウ)ひめじ防災プラザにおける受付案内等業務の指名競争入札について 入札参加業者が固定化したり、十分な入札参加業者数が確保されないな ど、入札の競争性が失われることがないような条件(指名基準)を検討す ることが望まれる。(意見5) (エ)ひめじ防災プラザにおける予約の確認及び利用の申込みに関する情報技 術(IT)の活用について(意見6) (a)個人が利用する場合の予約状況の確認について 予約状況確認について現行の電話によるだけでなく、インターネット による予約状況の確認もできるように検討することが望まれる。 (b)団体が利用する場合の申込みについて 「ひめじ防災プラザ団体利用申込書」について、現行の郵送またはF AX送信だけでなく電子メールの利用可能性について検討することが望 まれる。 (オ)消防・救急課における防火衣の購入について 防火衣の購入については、消防署ごとに入札を行うのではなく一括で入 札することの検討が望まれる。(意見8) (カ)随意契約について 梯子付消防自動車のオーバーホールについては、随意契約であっても見 積書の検討段階においてその内容や金額の適正性を担保するための資料提 出等を求め慎重な検討を行い、情報集積のための記録を作成することが望 まれる。(意見 10) イ 予防課における事務手続き (ア)市の施設における防火管理者の未選任について 市の施設である姫路市立総合教育センターにおいて防火管理者の未選 任・未届出及び消防計画の未作成・未届出が長期にわたっていた。市の施 設に対する指導方法を見直すべきである。(結果2) (イ)査察執行方針(運用基準)の策定遅れについて 各消防署への査察執行方針(運用基準を含む)の提示が事務処理要綱上の 期限より遅くなされたため、査察実施計画の策定期間が半減していた。計 画策定の事務負荷の増大や、計画自体の質の低下につながる危険性が生じ − 21 −

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るので運用基準の期日内の提示が必要である。(結果3) (ウ)姫路市建築同意事務処理規定の改定遅れについて 平成 26 年度の建築基準法(昭和 25 年法律第 201 号)改正により導入さ れた、仮使用認定制度に対応する事務処理規程の改定がいまだなされてい ない。早急に改定する必要がある。(結果4) (エ)立入検査等実施計画の策定について(火災予防) 消防局から各消防署に提示された査察執行方針に基づく立入検査等実施 計画の策定及び当該計画に基づく立入検査等の実施については、長期間立 入検査が未実施など不十分な状況であり、改善を検討することが必要であ る。(意見 12) (オ)他部署情報の活用について 巡回調査の対象物件について、市役所内の他部署の情報の入手、活用が できていればより早期に違反の把握ができていた可能性があった。市役所 内での連携に向けた検討が望まれる。(意見 13) (カ)姫路ケーブルテレビへの委託について 番組の放送について、仕様書に定例放送日時の記載を行うこと、放送実 績についても報告を受領すること及び視聴率や視聴者数のデータを受領す ることにより、業務の内容の指示及び事後の業務状況の点検をすることが 望まれる。(意見 14) (キ)仮貯蔵・仮取扱承認の事務処理について 危険物仮貯蔵・仮取扱承認事務について、調査書が作成されていない。 現地調査を実施した証跡を書面に残しておくことが望まれる。(意見 15) (ク)立入検査等実施計画の策定について(危険物施設) 危険物施設について消防署における年間立入検査等実施計画の策定のた めの期間を確保するために、毎年3月 10 日までに査察執行方針を示すこ とが望まれる。(意見 16) (ケ)危険物施設管理システムのデータ有効利用について 危険物施設管理システムに入力された査察状況のデータを有効に活用で きるように、費用対効果を考慮したうえで、次回の同システムの更改時に は、同システムに機能改善を加えることを検討することが望まれる。 (意見 17) (コ)危険物施設の立入検査に係る規程類について 危険物施設の立入検査や危険物に係る違反処理について、姫路市火災予 防査察規程及び姫路市火災予防査察事務処理要綱の規定に準じる旨の文書 化を検討することが望まれる。(意見 18) (サ)危険物施設の立入検査における初任者等への支援体制について 各消防署の予防係と消防局予防課が一体となって、危険物施設の立入検 査における初任者等のスキル・アップを図る体制を整えることが望まれる。 (意見 19) (シ)危険物施設に係る違反処理事務の管理について − 22 −

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違反処理基準に該当する事案については、違反施設台帳等に相当する文 書を作成し、各消防署や消防局全体としての違反処理に関する知見の集積 に役立てることが望まれる。(意見 20) ウ 情報指令課の事務手続き (ア)消防情報通信指令設備賃貸借契約の入札について 新高機能消防指令システムは7年間の賃借契約となっているが、契約内 容はファイナンスリースである(実質的に契約時の債務負担行為)。契約時 期を考えると予定価格の算定に際して適用する消費税率は契約期間の全て を通じて8%が適用される。入札経過調書において消費税 10%への引き上 げを考慮した予定価格の記載は誤認を与える可能性があり、注意されるこ とが望まれる。(意見 21) (イ)情報指令課職員の手当について 夜間特殊業務手当について、庶務事務システムへの入力時にダブルチェ ックを徹底し、人的なミスを無くすことが望まれる。(意見 22) エ 消防署における事務手続き (ア)消防手数料事務について (結果7) (a)収納金の確認事務(東署、飾磨署、網干署、中播署) 公金の取り扱いは重要であり、収納担当者以外の収納事務は避けるべ きである。また徴収管理簿の記録は、ダブルチェックを確実に行うなど 「公金取扱マニュアル」に則った運用をする必要がある。 (b)収納金の管理(東署、飾磨署、網干署、中播署) 収納した現金を翌日以降まで金庫内で保管する場合は、現金の存在を 事後的に証明するために金種表を作成し厳重な管理をする必要がある。 (c)領収書の管理(東署、西署) 不適切な領収書使用を防止する観点で、領収書の受払管理を行い不要 な未使用領収書については本局へ返却すると共に、領収書の同時使用の 禁止を徹底するべきである。 (イ)時間外勤務の管理について (結果8) (a)時間外勤務命令書の確認事務(網干署) 時間外勤務の多く発生する消防署において、時間外勤務命令書による 確認は特に重要であり的確な運用管理が必要である。 (b)庶務事務システムへの時間外勤務情報の入力誤り 庶務事務システムへの時間外勤務情報の入力誤りは給与支給額 に直 結するので誤りの無いようにチェックすることが必要である。 (c)庶務事務システムに対応していない時間外勤務(中播署) 消防署勤務の多くの職員は隔日勤務者であるが、勤務形態が特殊であ り、時間外勤務の計算が庶務事務システムでは対応できない。そのため、 署から申請書を送付し本部において時間外勤務の処理を行っているが、 当該申請書に現場管理を行う所属長の承認がないまま本部において処理 を行う場合が発見された。所属長の承認を確実に行い、誤りのない時間 − 23 −

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外勤務処理手続きが必要である。 (ウ)出張命令書の記載不備について 出張命令書の行先記載誤りは、旅費の計算ミスにつながる危険性がある ので正確なチェックが必要である。(結果9) オ 消防団に関する事務手続について (ア) 消防団における費用弁償無支給の分団員について 消防団員の活動に対する費用弁償無支給の分団員が多く存在する分団に ついては、実際の活動状況について調査及び検討するとともに、団員の活 動継続の意思を確認することが望まれる。(意見 27) (イ)団員報酬及び費用弁償の支給について 団員報酬及び費用弁償の支給については、各人別の支払いとし、分団員 に確実に支給されるような管理方法にすることを検討すべきである。 (意見 28) (ウ)消防団長からの預り金について 消防団長からの預り金は、団長の個人の費用に支出するための金員であ り、公的な資金とは言えず、消防局職員にとってはその出納管理は公務の 一環とは言い難い。このような預り金の取扱いは行わない様に、見直しが 必要である。(結果 15) (エ)消防団における訓練の充実強化等について (意見 30) (a)消防署に対するアンケート結果からの課題等 合同訓練について、消防署はその計画、実施の段階で、消防団の意 見や要望を聞き取り課題の把握に努めることが望まれる。 (b)消防団に対するアンケート結果からの課題等 ① 訓練計画について 訓練計画が策定されていない一部の消防分団については、計画策定 の重要性を理解してもらうよう指導することが望まれる。また、計画 策定に当たっては、消防局は情報提供等協力し、必要に応じて指導・ 助言を行うことが望まれる。 ② 訓練内容について (ⅰ)訓練への消防団員の参加人数、参加率の向上について 訓練への参加人数、参加率の向上について、他の分団で工夫さ れている項目の情報を参考にして改善することが望まれる。 (ⅱ)訓練の内容、種類及び回数について 自然災害発生時に必要な技術、知識について消防団員が習得で きるよう訓練内容を充実した訓練計画の策定が望まれる。 (ⅲ) 訓練不参加者に対するフィードバックについて 訓練に参加できなかった消防団員に対して訓練内容のフィード バックが行われていない分団については、可能な限り再訓練を行う など技術、知識等を習得させることが望まれる。 ③ その他の課題等について − 24 −

参照

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