( 西 )
第3部 災 害 応 急 対 策 計 画
6 応急避難計画
実 施 責 任 者 種 別 根 拠 法 市 長 勧告・指示 災害対策基本法 第60条1項 警 察 官 指 示 災害対策基本法 第61条1項 警察官職務執行法 第4条1項 海 上 保 安 官 指 示 災害対策基本法 第61条1項 自 衛 官 指 示 自 衛 隊 法 第94条1項 知 事 勧告・指示 災害対策基本法 第60条5項 知事又はその命
を受けた職員
指 示 地すべり等防止法 第25条 水 防 法 第29条 水 防 管 理 者 指 示 水 防 法 第29条 (2) 避難の勧告、指示の内容
避難の勧告、指示を実施する者は、避難対象となる住民に対し、次の事項を明確にして 勧告又は指示を行い住民の円滑な協力を得るように努める。
ア 避難勧告・指示者
イ 避難勧告・指示を必要とする理由 ウ 避難勧告・指示の対象区域 エ 避難先及び所在地
オ 避難経路
カ 注意事項(火災盗難の予防、携行品、服装等)
(3) 勧告・指示の区分
避難勧告は、災害発生のおそれがある場合に行う。
避難指示は、災害の発生が確定的となった場合又は災害による被害が発生し、危険が切 迫している場合に行う。
(4) 勧告・指示の発令
ア 区本部長は市本部長に代わり、その管轄区域において危険が切迫し、必要と認めた場 合には、警察署長、消防署長、水防関係責任者と協議のうえ区民等に対して避難のため の立退きの勧告又は指示をする。この場合、区本部長は直ちに市本部長に報告する。
イ 市域の大部分において危険が切迫し、広域避難場所へ市民が避難する必要が生じた場 合は、市本部長が避難の勧告・指示をする。
ウ 避難の勧告・指示を行った場合、市本部長は府知事に報告する。
(5) 勧告・指示の伝達方法
勧告・指示の伝達は、以下の方法で市本部及び区本部で実施する。
ア 同報無線により実施する。
イ 移動体通信事業者(株式会社 NTT ドコモ、KDDI 株式会社、ソフトバンクモバイル株式 会社)の緊急速報メールにより実施する。
ウ 報道機関との協定に基づき、マスメディアを通じて実施する。
エ ヘリコプターや車、自転車、携帯拡声器等、利用可能な手段をもって実施する。
オ 津波による避難勧告・指示については、津波防災マップ等を用い、あらかじめ十分周 知を図る。
カ インターネットやおおさか防災ネットのメール配信サ―ビスを利用して緊急広報を実 施する。
キ 要援護者に対しては、要援護者施設へのメール配信や、自主防災組織の代表者を通じ て情報伝達体制を整備し、情報伝達を行う。
(6) 勧告・指示の解除
ア 区本部長は、前記(4)アの避難の必要がなくなったと認める時は速やかに関係機関と協 議のうえ、その旨を公示するとともに市本部長に報告する。
イ 市本部長は、前記(4)イの避難の必要がなくなったと認める時はその旨公示する。なお、
解除の伝達は前記(5)の方法による。
6−3 避難の誘導及び移送
1 避難の開始(1) 震災直後は赤十字奉仕団等の自主防災組織等を主体に、組織ごとに避難所に避難するも のとする。その際、自主防災組織は、避難支援プランにより災害ごとにあらかじめ定めた 体制、方法に基づき、要援護者の速やかな安否確認、救出、救護及び避難支援行動に努め る。
(2) 避難に際しては、赤十字奉仕団、自主防災組織、隣近所等で助け合い、安全に行動でき る服装とし、集団行動をとるとともに、携帯品は非常持ち出し品等必要最小限度のものに とどめる。
2 避難の誘導
(1) 避難勧告・指示が出された場合、大津波警報が発表された場合又は火災等が発生し危険 と判断された場合は、区本部職員、赤十字奉仕団等の自主防災組織、消防吏員などが警察 官等と連携し、周囲の状況を勘案し災害に応じた適切な避難場所に誘導する。
(2) 地下施設、病院、学校、社会教育施設、社会福祉施設等の施設管理者は、利用者、児童 等を安全に避難誘導する。
(3) 誘導の順序は要援護者を優先する。
(4) 誘導経路については安全を確認し、危険箇所がある場合には適宜警察官等の協力を得て、
区本部職員、赤十字奉仕団等の自主防災組織、消防吏員などを要所に配置する。
3 避難路の利用
大規模な避難を円滑に行うため、原則として、あらかじめ定められた避難路を利用する。
4 移送
区本部職員等が自力で避難できない避難者を確認した場合は、防災関係機関の協力を得て 車両、船艇、ヘリコプタ−等で移送する。また、被災者が多数で広域な範囲にわたる大規模 な移送が必要な場合は、自衛隊、海上保安監部、府警察等の協力を得て、迅速に他の地域へ 移送するものとする。
6−4 避難施設
1 避難所の区分(1) 広域避難場所
同時多発火災が発生し、延焼拡大した場合から生命の安全を確保するため、火災に対し て安全な空間として広域避難場所を確保するものとし、必要な規模等については、第2部 第1「2 避難路・避難場所の整備」に示す整備方針による。
(2) 収容避難所
地震により住居等を滅失したため、継続して救助を要する市民に対し、宿泊、給食等の 生活機能を提供する場である収容避難所を指定するものとする。なお、必要な規模等につ いては、第2部第1「2 避難路・避難場所の整備」に示す整備方針による。
(3) 一時避難所
避難を円滑に実施するため、コミュニティ単位における安全な空間としての一時避難所 を指定するものとする。なお、必要な規模等については、第2部第1「2 避難路・避難 場所の整備」に示す整備方針による。
(4) 津波避難施設
住民等が津波から一時的または緊急に避難・退避する施設として、堅固な高層建物等の 人工構造物を確保するものとする。なお、必要な規模等については、第2部第1「2 避 難路・避難場所の整備」に示す整備方針による。
2 その他の収容避難所の設置
大規模な災害が発生し、指定した避難所の被害が甚大であるか又は被災者が多数のため収 容能力を超えた場合、区本部長は臨時の収容避難所を設営し被災者を収容する。なお、区本 部長は危機管理部長と連携をとり、想定しうる施設の所有者、管理者、占有者又は関係者に 事前に承諾を得るものとする。
6−5 避難所の管理及び避難者の収容
1 広域避難場所の管理(1) 広域避難場所の管理者は原則として区本部長とする。なお、複数区が指定している広域 避難場所については、あらかじめ代表の管理者を定めておく。
(2) 広域避難場所の管理者は各広域避難場所について連絡所を設置する場所をあらかじめ定 めておく。
(3) 区本部長は、広域避難場所を開設した場合、避難所の管理にあたらせるため区民が避難 する各広域避難場所ごとに職員の中から広域避難場所の主任及び担当係員をあらかじめ指 名しておく。
(4) 市本部、区本部から避難の勧告・指示が出され、広域避難場所に市民を避難させる時に は、あらかじめ区本部長は携帯無線機などを携行した広域避難場所の主任及び係員を直ち に広域避難場所に赴かせ、区本部及び市本部との連絡にあたらせるなど広域避難場所の開 設に必要な措置をとる。
(5) 上記に定める他は、下記を準用する。
2 収容避難所及び一時避難所の管理
「避難者収容業務実施細目」によるものとするが次の事項に留意する。
(1) 避難所ごとにそこに収容されている避難者に関する情報の早期把握及び避難場所で 生活せず食事のみ受け取りに来ている被災者等に係る情報の把握に努め、区本部は市 本部へ報告し、市本部は府への報告を行う。
(2) 混乱防止のための避難者心得の掲示 (3) 応急対策の実施状況・予定等の情報の掲示
(4) 生活環境への配慮を行い、常に良好なものとするため、食事提供の状況、トイレの設 置状況の把握に努める。
(5) 災害時要援護者への配慮
(6) 避難の長期化等必要に応じて、プライバシーの確保状況、入浴施設設置の有無及び利 用頻度、洗濯等の頻度、医師や看護師等による巡回の頻度、暑さ・寒さ対策の必要性、
ごみ処理の状況など避難者の健康状態や避難所の栄養状態の把握に努め、必要な措置 を講じる。
(7) 外国人に対して、言語、生活習慣、文化等の違いに配慮した運営に努める。
(8) 相談窓口の設置
(9) 動物飼養者の周辺への配慮の徹底
また、避難場所の運営における女性の参画を推進するとともに、男女のニーズの違い等 男女双方の視点に配慮するものとする。特に女性専用の物干し場、更衣室、授乳室、入浴 設備の設置、及び生理用品、女性用下着の女性による配布。また、性犯罪や配偶者間暴力 が懸念されることから、男女別トイレの設置など、避難場所における安全性の確保や、お むつ、粉ミルク、哺乳瓶、離乳食の提供など、女性や子育て家庭および妊婦等へのニーズ